戦後から 1950 年代のイタリアにおける歴史的建造物内への美術館設計

戦後から 1950 年代のイタリアにおける歴史的建造物内への美術館設計
における背景と意匠に関する研究
-フランコ・アルビーニの作品を具体例としてThe Study on the Background and Design of Museums in Historical Buildings in Italy from the Post-War to the 1950’s- A Case
Study on Museums by Franco Albini
時空間デザインプログラム
06M43108 小林麻耶 指導教員 真野洋介
Environmental Design Program
Maya KOBAYASHI, Adviser Yosuke MANO
In Italy the most notorious museums placed in historical buildings show strong characteristics of the architect, also in its
design of the exhibition of artwork. Most of these are built in the post war- 1950's period. I approached the reason for the
birth of this kind of museum from the museological and restorative perspective. In Italy the idea that museums serve a
wider range of the public began to be practiced on the occasion of the restoration of buildings damaged by war. The
principle of "critical restoration" diffuse in this period suggested that every restoration work be a creative process. Finally,
the design and thought behind two museum masterpieces Palazzo Bianco and Palazzo Rosso, by architect Franco Albini,
are analyzed. The characteristics and the thought behind the design show that the museological and restorative approach of
this period permitted the characteristic design of museums of this period.
1 章 研究の背景と目的
1-1 研究の背景と目的
イタリアには歴史的建造物を利用した美術館が数多く存在す
る。特に戦後から 1950 年代にかけて、独自の設計・意匠が建築
だけでなく展示設計にも見られる美術館が多く誕生している。
これらの美術館では、歴史的建造物の中で現代的な展示・照明
装置を設計する、歴史的要素を新たなる設計要素で覆うなど、
設計者が歴史的建造物の状況を解読し、独自の脚色を与えてい
る。そこで本研究では、この時期にフランコ・アルビーニによ
って設計された作品分析を通じて、これらの設計の試行過程を
解明することを目的とする。
1-2 研究の構成と方法
本研究ではまず、上記特徴を持つ美術館の実現を可能にした
背景を、当時の美術館の役割と歴史的建造物の修復・活用の観
点から整理する(2・3章)次に、歴史的建造物と展示品への
建築家の意識が顕著に設計に反映されているフランコ・アルビ
ーニの作品に注目し、当時の美術館の役割と修復の潮流を捉え、
設計に反映させた方法を分析する。
(4章)
1-3 既往研究と本研究の位置づけ
転用改修された建築設計の研究は形態を類型化したものが多
く、既存部分と新設部分の関係性に着目した研究、既存部分の
保存手法に着目した研究、形態操作の手法に着目した研究等が
挙げられる。一方、意匠面では設計意図の把握や分析に重点を
置いたものが多く、建築家によるスケッチやドローイングに着
目した研究、平面配置の形態に着目した研究等が挙げられる。
しかし、その時代の歴史的建造物の保存に対する考え方や、建
築の役割、建築家の設計意図を関係づけた研究は見られず、本
研究の独自性が認められる。
2 章 拡大した美術館の役割
本章では、当時の美術館に関する雑誌記事や文献整理を踏ま
え、戦後から 1950 年代に、先に述べた特徴を持つ美術館が生ま
れた背景を分析する。
2-1 19 世紀以降の美術館の役割の変遷
イタリアでは 19 世紀に、一般に開かれた多くの美術館が開館
し、展示品の過度な集中が課題となり、1930 年代から美術館の
所蔵品の整理と展示の再構成が行われるようになった。G.C.ア
ルガン, L.マガンニャート により museo attivo (アクティブ
な美術館)が提唱され、美術館を単なる作品所蔵の場だけでな
く、文化・教育の手段とする意義付けが行われた。研究所、講
義室、図書館など新しい機能を併設したトリノのサバウダ美術
館やボルツァーノの美術館がこの試みで成功したが、大半の美
術館はこの考えを取り入れなかった。
1945 1965 年にかけて、イタリアでは約 300 の美術館が再
開し、これを期に再びこの考えの実現に注目が集まった。1948
年には International Council of Museums が創設され、美術館
の社会的な機能についての議論がなされるようになった。1950
年代以降のイタリアの美術館学は、その実現を可能にした文化
的背景が変わるとともに薄れていき、実現された美術館の作風
を応用したものしか生まなくなっていった。
2-2 戦後 1950 年代「美術館の役割拡大期」美術館の特徴
歴史的建造物での美術館の設計にあたり、建築家と展示計画
者は、展示品の独自性を発揮する展示方法、来館を代替性のな
い体験とすること、鑑賞者の感覚を刺激する身体的空間に入れ
る体験とすることなどをその指針とした。美術館館内の行程は
提案されるにとどまり、自主的な鑑賞法を促した。
また、展示物の配置に関して、建物文脈からの切り離しを重
要視した設計者もいた。美術館の空間においては元の状況とは
別の意味を得るため、あらゆる文脈から展示品を切り離さなけ
れば、鑑賞者の間違った解釈につながるという考え方である。
これに同調する設計者は、展示品の周りに空白をつくることを
求め、妨げのない、熟視できる展示設計を絶対条件とした。
50 年代には展示物の自立性とそれに対する美術館の従属性に
ついて頻繁に議論された。この時代に生まれた著名な美術館は
建築と展示計画が一体となり構成されている。フランコ・アル
ビーニ、カルロ・スカルパ、BBPR などは展示空間に展示物が
従うかたちの設計の代表例を残した。
2-3 拡大した美術館の役割が新たな美術館誕生に与えた影響
以上のように、戦後から 1950 年代には、美術館に歴史的にそ
れまでなかった役割が求められる一方、実現すべき建築形態の
固定観念がない段階であったため、建築家が自ら考え、試行錯
誤の末、その役割を具現化したために個性的な美術館が実現し
たと思われる。
3 章 歴史的建造物の修復論と美術館への活用
本章では、特徴のある美術館の実現を可能とした背景につい
て、当時の修復論の観点から考察する。
3-1 戦後の「批判的修復」論
イタリアでは戦前から「伝統と連続性」のテーマが議論とな
っていたが、戦争による破壊が再建という舞台を建築界に与え、
この議論に拍車をかけ、修復に対する考え方を見直す機会とな
った。ナポリ大学教授ロベルト・パーネを代表とする研究者ら
は「批判的修復」の考えを提唱し、建物の修復作業が新しい芸
術作品を創造する行為であるとした。ここでは建造物の歴史的
な価値を尊重しながらも、建造物がもつ芸術的価値を発揮でき
る最適な状況をつくりだし建物の新しいイメージを完成させる
ことが修復家の仕事であるとした。
3-2 歴史的建造物の美術館への活用
イタリアでは戦前から、多くの歴史的建造物が美術館に活用
されて来た。戦後当初は、戦中に損傷した国や自治体の歴史的
建築の修復利用が求められ、新しい建築が美術館として建設さ
れる例は少なかった。戦争直後の 1945−1948 年は、簡潔で費用
も抑えられたが、1950 年代に入り、より複雑で高費用の実施が
可能となった。
3-3 戦後の歴史的建造物内美術館の特徴
歴史的建造物に美術館を設計する場合の考えの一つとして美
術館自体を美術品とする考え方があった。 当時の歴史的建造物
の修復設計者は建物の過去の使われ方と改修の過程を明らかに
し、既存建築の分析をもって歴史的建造物に新たな設計をした。
マンニャナートは「美術館はそれを受け入れる建築物の建築空
間が破壊され変更されては有効ではない」と忠告し、新たな設
計における歴史的建造物の尊重を呼びかけた。
来館者の主体性をもった鑑賞を促す形で歴史的建造物内にて
新しい美術館学を取り入れる例もあった。スカルパは「建築を
侵害することなく、壊し、開き、バルコニーやひさしを導入し、
美術館空間を開き、たどるべきとされる行程がもたらす義務感
から自身を覆す」と唱え、建築自体に手を加えることで来館者
の行程に自由を与える考えを示した。
3-4 歴史的建造物での美術館設計への当時の修復論の影響
既存建築の保存修復と新築のデザインを結びつけるような多
数の成功例が生まれた理由の一つとして、批判的修復という考
えが介在したことが挙げられる。また、美術館に求められた新
しい役割が歴史的建造物を活用した美術館設計にも大きな影響
を及ぼした。修復を機に美術館に新たな機能を付加し、展示ス
ペースを増やすために、他の用途の建造物を美術館に転用する
傾向があったと考えられる。
4章 フランコ・アルビーニの作品に見る歴史的建造物におけ
る美術館設計の特徴
本章では、戦後 1950 年代にかけて多くの美術館を設計した
フランコ・アルビーニの作品(表 1)のうち、特に名の知られたパ
ラッツォ・ビアンコとパラッツォ・ロッソを対象に、設計要素
とその意図の分析により、前章までで述べた時代の風潮が、設
計者にどのように受けとめられ、美術館に体現されたかを分析
する。本章で使用する資料はアルビーニの言説(表 2) や設計時
になるべく近い時代に発表された雑誌や文献である。
4-1 アルビーニとジェノヴァとの関わり
(1)戦後から 50 年代のジェノヴァの先進性
50 年代のジェノヴァは建築活動が活発であり、多数のモニュ
メントや美術館が作られ、交通インフラの向上がみられた。ま
た、新しい空港、工業地区、港湾の整備に際して、歴史的中心
市街地の復興や、特有の地形・起伏の克服の面で先進的であっ
た。また、当時イタリアで最も優れた知識人と芸術家の一部が
ジェノヴァを拠点とし、建築分野ではイグナツィオ・ガルデッ
ラやジョヴァンニ・ロマーノなど先見の明と自由な視野を持つ
人物が仕事を任されていた。
(2)ジェノヴァとアルビーニの関わり
アルビーニは長期間にわたりジェノヴァの仕事に携わった。
1964 年までの間に、地区計画では 1946 47 年のデッリ・アン
ジェリ地区詳細計画、1950 年のピッカピエトラの地区詳細計画
など6件を策定した。建築設計は 13 件あり、市庁舎事務所(1952
−62)やカテリーナ・マルチェナーロの依頼の市立美術館パラッ
ツォ・ビアンコ(1949−51)
、パラッツォ・ロッソ(1952−62)、
サンロレンツォ宝物館(1952-56)などがある。
アルビーニが設計したパラッツォ・ビアンコとパラッツォ・
ロッソはジェノヴァの最も華麗なガリバルディ通りに、通りを
挟んで斜め向かい合わせに立地し、ロッソの隣にある当時の市
庁舎パラッツォ・トゥルスィの背後には新市庁舎を設計した。
斜面に沿って設計された新市庁舎は、ジェノヴァの特殊な地形
を体感できるような設計要素が多く用いられた。
(3)カテリーナ・マルチェナーロとの関わり
アルビーニの美術館が新しい美術館の機能を全面的に体現し
た理由として、ともに設計に関わった市美術局長カテリーナ・
マルチェナーロの影響がある。彼女は美術館学の考えとして「今
日の公立の美術館の多くは快楽的、装飾的な論理に基づいてい
る。現代生活における創造のスペースを作るために美術館には
保管庫が重要である。また遺物や高価な物の展示は所蔵品の無
計画な増幅を起こし教育的恩恵を減少させる。美術品を創造し
た時代からはっきりと切り離すことで、鑑賞者の反応を鋭敏に
する。よい美術館とは現代の体験を広めるものである。
」と述べ、
当時の美術館の欠点を指摘し、美術館の意義を現代への貢献と
位置づけ、教育的機能を強める策を空間設計、展示品選定を通
じて提示した。パラッツォ・ビアンコについては「既存建築の
モニュメンタリティが必然的に展示とその詳細に影響を与えた。
そしてこの雰囲気の併存は不可避であり、いくらか美術館の目
的の追求を妨げた」と語っている。
表 1 アルビーニの美術館作品一覧
表 2 アルビーニの言説資料一覧
4-2 2つの美術館の作品分析
本節では、建築当時とそれに近い時代の雑誌や文献に掲載さ
れた既存建築・完成図面、写真と設計者の言説をもとに、プロ
ジェクトの概要と設計内容の整理を行った。
(表3)
4-3 美術館の役割の拡大と、歴史的建造物の活用に関するアル
ビーニの目標とその目標に即した設計事項
4-2 で整理した設計内容とアルビーニの言説を照らし合わせ、
美術館の役割の拡大を体現する設計内容と、設計者の歴史的建
造物との向き合い方が現れている設計要素を考察する。
4-3-1 パラッツォ・ビアンコ
(1)アルビーニの美術館の役割の捉え方が現れた設計要素
絵画はガイド・レールから吊られた鉄筋 (j-②)によりその高さ
の中心が目の位置の平均高さとして 150 センチになるように設
置された。このように来館者の展示品の鑑賞を容易にする設計
内容がみられる。木材と皮革で作られた軍隊用の椅子をもとに
アルビーニがこの美術館のために設計した家具は軽量で折りた
たみ・移動可能なものである(j-④)。また、13 世紀彫刻家ジョヴ
ァンニ・ピサーノの作品ブラバンテのマルゲリータ彫刻群は望
遠鏡のような鉄の支えの上に設置され、彫刻の上下と回転移動
を来館者が行うことが出来る(h-③)。これらは来館者の積極性を
促す設計内容であるといえる。
(2) アルビーニの歴史的建造物修復の捉え方が現れた設計要素
アルビーニは日射の制御方法として、アルミニウムの遮光素
材という現代的な装置を取り入れた(h-①)。光の量の制御に、ス
レート石のパネルを一壁面の窓の前に設置した(h-②)。アルビー
ニは既存建築に恒久的な跡を残さない方法で展示品を鑑賞しや
すい環境を作ることを努めたと考えられる。
照明機器では長さの調整が可能な細い金属の溝に蛍光管を設
置し、金属のケーブルで天井と壁から吊るし、壁と絵画に拡散
光を当てた(j-①)。ガラスと金属のケースの中に入れられたビザ
ンチンの外装衣をむき出しの蛍光管証明で照らした(h-④)。ブラ
バンテのマルゲリータ彫刻群の位置調整を可能にした鋼鉄の支
えは電力を動力とした(h-③)。アルビーニは歴史の流れが今に続
くことを現代的な素材と技術で表したと考えられる。
アルビーニはロマネスクやゴシック期の柱を展示品の支えと
して利用した(j-③)。これらは空爆後ビアンコ宮の中庭の残骸か
ら見つかったものであり、この修復建物の一部をなしていたわ
けではなく、アルビーニによる脚色である。大理石破片郡「ブ
ラバンテのマルゲリータ」の本来の構成は学者の間で一致に至
っていなかったが、アルビーニは先に述べた上下移動と回転が
可能な支えの上に独自の判断で破片を並べた(h-③)。ここで注目
すべきは、パラッツォ・ビアンコは空爆で外壁以外は破壊がさ
れ、内部はすべて再建されているという事実である。古代の大
理石彫刻片、中世の建築の一部を用いた展示設計、現代的な機
械である支柱、そして再建された歴史的な建築空間を並列させ
て対比することで、アルビーニは美術館の中にある要素すべて
が由来する時代性について来館者が思惑をめぐらす設計をした
ことが考えられる。
4-3-2 パラッツォ・ロッソ
(1) アルビーニの美術館の役割の捉え方が現れた設計要素
マルチェナーロとの協力により展示品と収納品は適切に分け
られ、各々に来館者が鑑賞しやすいスペースを与えた。各階に
保管室(n-⑤) 、一階には写真のアーカイブ(n-⑥)を設けた。この
ように来館者の展示品の鑑賞を容易にする設計内容がみられる。
アルビーニは保管室内の所蔵品の鑑賞を容易にする仕組みを
設計した。所蔵品は天井のレール上を走る金属のグリップサポ
ートから吊られ引き出して鑑賞できる (r-⑦)。大きな屋根裏に
は図書館が併設された(q-⑥)。このように美術館の教育的役割を
強めるための設計内容がみられる。
(2) アルビーニの歴史的建造物修復の捉え方が現れた設計要素
パラッツォ・ロッソにおいては、3 階壁面にフレスコ画が広い
範囲で残っていたので、それらの室では既存建築自体の鑑賞を
メインとした。絵画は鉄の棒に吊るし、照明機器は同じ棒にか
けた(s-④)。いくつかの棒には二つ目のスポットライトを付け、
それらを天井のフレスコに向けた。自然光が足りない一部の空
間にはシャンデリアや燭台が用いられた(u-③)。これらの照明は
ほぼすべて 18 世紀のもので、それ自体も展示対象となった。ア
ルビーニは既存建築の強い特徴が残っている場合それを尊重し
場合によっては強調する設計を意識したと考えられる。
フレスコ画など装飾のない一部のヴォールト天井、壁、床に
は藤色寄りのグレイ (u-②)、赤いフェルト (u-①)、ウールのイ
ンディゴ・グレイの布などで覆った。既存建築の強い特徴が残
存しない部分には現代的な脚色をしたと考えられる。エントラ
ンスホールとロッジアはフレームなしのシートガラスで屋内空
間として閉ざした(p-③)。外部との視覚的関係を維持しつつも屋
内の快適性をかつて半屋外であった空間にもたらすことで美術
館空間の連続性を確立した。既存建築の空間構成を生かしつつ
快適性を実現することにより、現代でも有効に活用される歴史
資源をアルビーニは目指したと考えられる。
当美術館の設計の目玉と言える要素は、彼の設計した階段で
ある(w-⑧)。アネックスの4層には縦のつながりがなかったため、
8角形の階段を設計した。これらは最上階の天井から吊るされ
た鋼鉄のワイヤーに支えられ、各階の床から離した構造であっ
た。自然の革に覆われた木のハンドレイルをつけ、階段は赤い
カーペットを敷いた。この階段からも、アルビーニが歴史の流
れの継承を現代的な設計により表現したことが理解できる。
5 章 結論
アルビーニは当時提唱されていた美術館の役割の拡大に対す
る意識の高さを素直に吸収し、電動や手動の展示装置など、極
端とも思える度合いで来館者の積極性を促した。また歴史的建
造物への創造的な設計という面では、歴史性との対比による新
旧の強調を既存建築に恒久的な跡を残さないある種の消極性の
中で実現した。さらに歴史的といっても再建であるという認知
を様々な時代の要素を構成した展示装置により促した。同時代
の建築家の中では展示の柔軟性と展示環境の現代性を追求した
ことに彼の特徴があるが、最適な柔軟性を得る設計は建築によ
って異なるという意識にホワイトボックスとの違いがみられる。
イタリア 50 年代に歴史的建造物を活用した建築家の特徴が
強く現れた美術館が多数設計された事実は、美術館の役割の拡
大と創造的な修復という考えに応えるべく建築家が展示空間の
全ての構成要素を意識的に認識し、独特な解釈と方針を具現化
した結果であると考察する。
<主な参考文献>
既往研究
「アメリカにおけるコンバージョン建築事例の調査研究(その1)−近年の傾向お
よび事務所・居住系施設からの転用におけるデザイン手法−」小林 克弘 他 10 名
(2007,日本建築学会大会学術講演梗概集)
「ヴィッラ・オットーレンギー研究−〈粋=既存物件〉を仮定する設計手法−(そ
の1)
」水野 裕太 他 2 名(2006,日本建築学会大会学術講演梗概集)
2章
Edit., Un Museo, in <Casabella>, 1935, 95, pp26-27
E. Moses, I musei viventi, in <Casabella>,1934,74, p28-33
3章
Antonella Huber, Il museo italiano Edizione Lybra, Milano 1997
戦後イタリアにおける歴史的建造物の保存修復論」ウゴ・ミズコ(2006,日本建築
学会大会学術講演梗概集)
B. Albertini, S. Bagnoli. Scarpa Musei e le Esposizioni Jaca Book, Milano 1992
4章
Francesco Tentori, opere recenti dello studio Albini-Helg <Zodiac> 14 Edizioni
di Comunita’ Milano 1965, p94-p127
Federico Tranfa, Intervista su Piero Boccardo, direttore del Palazzo Rosso, in
<<Domus >>,2007 n.900
Marcenaro C. The Museum Concept and the Restoration of the Palazzo Bianco,
Genoa <<Museum>> 1954 n.4 p250-267
表3 2館の概要とアルビーニの設計内容・意図