第20回会誌「講座」

太陽光発電・風力発電
の概要と動向
電力土木第20回会誌「講座」講習会
2015年7月16日
七原 俊也
東京工業大学大学院 電気電子工学専攻
[email protected]
[写真]オトンルイ風力,電中研赤城試験センター
2
自然(再生可能)エネルギー発電
•
•
•
•
•
一般水力(中小水力)
太陽光発電
風力発電
バイオマス発電(各種)
地熱発電
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
• (ヒートポンプ)
3
太陽光発電・風力発電の増加
年度末設備容量(MW)
7,000
6,000
[出典] NEDO,経産省
Home Page
5,000
(柱)2012年の太陽光
発電は2012年末値
4,000
太陽光発電
風力発電
3,000
2,000
1,000
0
1990 1992 1994 1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012
年度
わが国の太陽光発電の見通し?
4
FIT導入後の導入量(H26.11末)
固定価格買取
制度導入前
種類
5
固定価格買取制度
導入後
平成24年6月末
までの
累積導入量
平成24年度
導入量
(7∼3月末)
平成25年度
導入量
平成26年度
導入量
(∼11月末)
認定容量
(H24.7∼
H26/11末)
約470万kW
96.9万kW
130.7万kW
52.2万kW
334万kW
約90万kW
70.4万kW
573.5万kW
532.2万kW
6,688万kW
約260万kW
6.3万kW
4.7万kW
10.7万kW
143万kW
中小水力,
バイオマ 約1240万kW
ス,地熱
2.4万kW
4.9万kW
8.3万kW
183万kW
175.8万kW
713.9万kW
603.4万kW
7,349万kW
太陽光
(住宅)
太陽光
(非住宅)
風力
合計
約2,060万kW
[データ出典]経産省,「再生可能エネルギー各電源の導入の動向について」,平成27年3月
6
固定価格買取制度:買取価格(H27)
1kWhあたり
の価格
[出典]資源エネ庁ホームページ
http://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saiene/kaitori/kakaku.html
7
発表の流れ
1. はじめに
2. 太陽光発電の概要と特徴
A) 概要と得失
B) エネルギー取得
C) 経済性
3. 風力発電の概要と特徴
8
太陽光発電の構成
日射
太陽電池
直流
太陽電池
インバータ
配電線
需要家負荷
電力変換装置
(インバータ)
交流
電力系統
(a)系統連系システム
太陽電池
インバータ
蓄電池
(b)独立電源システム
独立負荷
9
太陽光発電の設備構成
[出典]宇佐美,「太陽光発電技術の動向と課題」,電力土木,2012年11月
10
太陽光発電(例)
[住宅用システム]
[大規模システム]
[Photo] By courtesy of Dr. Nakaoka
[Photo] 沖縄電力プレスリリース(H22/10/15)
11
太陽光発電の得失
[長所]
• 無尽蔵な国産エネルギー
• クリーン(二酸化炭素排出)
• 受け入れやすさ
• 可動部なし,メンテ労力小
• 身の丈のエネルギー 等
[短所]
 エネルギー密度低+発電コスト高
 出力が不安定
 連系した電力系統への影響の恐れ
等
12
発電技術のライフサイクルCO2排出量
風力発電
太陽光
25.4
29.5
38.0
53.4
地熱
13.0
15.0
水力(中規模ダム水路式)
10.3
11.5
原子力
24.0
LNG火力(複合)
375.7
LNG火力(汽力)
476.1
863.8
石炭火力
発電燃料
[直接]
その他 0
[間接]
200
607.6
599.8
695.1
石油火力
26.6
518.8
474.3
738.8
742.1
975.4
943.5
400
600
800
1,000
LC-CO2排出量(g-CO2/kWh)
2000年
1,200
評価
注)上記は発電技術毎に算出したLC-CO2排出量を,各発電技術に属する
プラントの総設備容量で加重平均した「電源別平均LC-CO2排出量」
13
一世帯の電力需要のための面積
15m
0.5m
9m
1MW機
風車離隔10D×3Dで配置
(D:風車ロータ直径)
設備利用率20%
日射量1kW/m2
効率10%
設備利用率10%
土地利用率50%
火力発電
バイオマス:
さらに数十倍
の用地要
太陽光発電
風力発電
(注)所要面積:発電電力量が一世帯の平均的な需要
電力量と一致するための所要面積
14
太陽電池の種類
古くからの太陽電池。高価だが高性能
単結晶シリコン(c-Si)
結晶系
広く普及している太陽電池。単結晶より効率はやや落
ちるが、省エネで比較的安価に製造可能
多結晶シリコン
微結晶シリコン(mc-Si)
シリコン系
アモルファス
下記複合材料での使用が多い。
下記複合材料での使用が多い。民生用
で電卓等にも使用されている。
アモルファスシリコン(a-Si)
a-Si/c-Siでpnヘテロ接合を形成。一般的な単結晶シ
リコンより高効率
a-Siで吸収できない光をmc-Siが補う多接合。
薄膜シリコン多接合
やや高効率で安価
ヘテロ接合(HIT)
複合材料
*
単結晶
化合物系
CIGS系
多結晶
CdTe
色素増感型
有機系
ナノ結晶
有機分子
非常に高効率。これを活かすために多接合や集
光などが開発されている
材料設計の自由度が高く、低コストかつ結晶シリコン系太陽電
池に匹敵する効率
III-V族(GaAsなど)
CIGS系太陽電池よりは効率は落ちるが、低価格で販売
研究開発段階。効率はやや落ちるが、低コスト化の期待
バルクへテロ接合型
萌芽的な太陽電池。有機半導体を用いる。低コス
ト化の期待
* 多接合:分光特性の違う太陽電池を複数重ねて性能を高めたもの
[出典]宇佐美,「太陽光発電技術の動向と課題」,電力土木,2012年11月
15
太陽電池の効率の推移
[出典]宇佐美,「太陽光発電技術の動向と課題」,電力土木,2012年11月
16
PV増大にあたっての技術課題
1. 潜在量は非常に大も,エネルギーを増す
には設置面積を大きくする要有り。現実
的な制約は何か
2. 高コスト(少なくとも現在は)。どこまでコス
トを下げうるか
3. 間欠電源かつ分散形電源。電力系統へ
の影響が懸念
など
17
エネルギー取得を増やす
① 潜在量:日射量の1%でもわが国全体では
兆kWhに及ぶ
② 実際の設置:住宅用or大規模?
– 日当たりの良い広い敷地の確保
– 設置可能な建物
– 設置のしやすさ(架台等を含む)
– 電力系統との連系 など
③ 設備利用率:12%程度が標準的
– 地域の気象条件
– サイトの日照条件(日陰など)
など
18
日射強度とPV出力の関係の例
1.2
B地点
1秒データ
0.8
0.6
0.4
1.0
0.2
0.0
0
200
400
600
800
日射強度(W/m2)
1000
PV出力(pu)
PV出力(pu)
1.0
0.8
1200
1400
0.6
0.4
8月
A市内3地点
1時間値
0.2
0.0
0.0
0.2
0.4
0.6
0.8
日射強度(kW/m2)
1.0
1.2
19
太陽光発電の年設備利用率の例
16%
14%
1998/7∼1999/6
年設備利用率(平均):11.03%
15%
10%
8%
6%
年発電電力量(kWh)
年設備利用率=
設備定格出力(kW)×8760(h/年)
4%
10%
欠測率
設備利用率
12%
20%
年設備利用率
欠測率
5%
2%
0%
鳴門
佐久
吉備
長岡京
佐土原
迫2
つくば
千葉
広島
寺井
東海
城陽1
河南
迫1
羽生
名古屋2
那覇
八戸
美幌
守山
野田川
保谷
北九州
名古屋1
鳥取
0%
[出典]NEDO:太陽光発電システム実用化研究(太陽光発電の供給能力評価)H13.3
20
PVの設備利用率に効く要因
• 方位角,傾斜角
:南向けの設置比率
• 日陰:意外に軽視されること
の多い要因
• 電池面への積雪など
• 電池種別:薄膜型など
• 電圧上昇に伴う出力抑制
など
21
アレイの方位・傾斜角と利用率例
4
日間日射量(年平均値,kWh/m2)
東京
3
2
傾斜角(度)
0
20
40
60
80
1
10
30
50
70
90
傾斜角大
(注)
1.方位角は南が0°,北が180°
2.データはNEDO MONSOLA-11による
0
0
15
30
45
60
75
90
105
120
135
150
165
180
方位角(度)
日陰の影響
22
日陰の影響
陰
・古い電池と新しい電池
・種類の違う電池
の混用をしないで下さい
23
太陽光発電(例)
[Photo] By courtesy of Dr. Nakaoka
太陽光発電の導入ポテンシャル(例)
[出典] 資源エネルギー庁,「エネルギーミックスの選択肢の策定に向けた
再生可能エネルギー関係の基礎資料」,平成22年2月22日
24
25
発電コストの低減
① 導入のための制度:RPS制度から固定価
格買取(FIT)制度へ
② 建設コストの低減:
– 技術進歩による太陽電池モジュール等のコ
スト低減
– 架台費用,工事費などのコスト低減要
– 発電効率向上?
など
③ 設備利用率向上:上述
26
120
100
80
60
40
20
太陽電池
付属機器
設置工事
[出典] NEDO,「再生可能エネルギー白書(第2版)」,平成26年
2012
2011
2010
2009
2008
2007
2006
2005
2004
2003
2002
2001
2000
1999
1998
0
1997
PVシステム価格(万円/kW)
住宅用PVシステムの価格の推移
27
各国の太陽電池生産(2012)
[セル]
[出典]
[モジュール]
IEA PVPS,
TRENDS 2013 IN PHOTOVOLTAIC APPLICATIONS,
2013.
28
発表の流れ
1. はじめに
2. 太陽光発電の概要と特徴
3. 風力発電の概要と特徴
A) 概要
B) 風と風車
C) 風力発電プラント
29
風力発電の構成
風
風力
タービン
機械系
発電機等
電気系
電気
出力
電気系
機械系
固定速機
可変速機
ピッチ角制御
ストール制御
29
風力発電の構造
30
30
風力発電の例
風力発電機
31
ウィンドファーム
風力発電の適地の条件とは?
31
風力発電の特徴
[長所]
• 国産かつ無尽蔵なエネルギー源
• クリーン・エネルギー(CO2排出)
• 再生可能エネルギーの中ではコスト低
など
[短所]
• 風のエネルギー密度は通常低い
• 風を手なずけることは難しい
• 気象条件により出力が変動
系統への影響
• 風況の良い地点≒人口密度低
• 騒音、景観などの環境影響
など
32
33
風力発電のシステム価格
[千円/kW]
[出典]総合資源エネルギー調査会新エネルギー部会資料(2008年11月)
34
風力発電のポテンシャル評価例(地方別)
20,000
平成22年度「新エネルギー等導入促進基礎調査
事業」,伊藤忠テクノソリューションズの「ポテンシャルB」
風力発電ポテンシャル(万kW)
18,000
16,000
陸上(5.5m/s以上)
14,000
洋上(着床式)(6.5m/s以上)
12,000
洋上(浮体式)(6.5m/s以上)
10,000
8,000
6,000
4,000
2,000
0
北海道 東北
東京
中部
北陸
関西
中国
四国
九州
沖縄
35
発表の流れ
1. はじめに
2. 太陽光発電の概要と特徴
3. 風力発電の概要と特徴
A) 概要
B) 風と風車
C) 風力発電プラント
36
風のエネルギーフラックス
Pwind
1秒間に流入
する大気
V×S
1 
D
   V    
2 
2
2
2
 2 1
3  D
V  V   
2
2

エネルギー
mV2/2
風車受風面
面積S:π(D/2)2
出力係数
2
風速V(m/s)
密度
ρ(kg/m3)
36
P
1
D
V 3    CP
2
2
直径D
37
速度の三角形と相似則
速度の三角形は周
速比により定まる
相似則
V0:風流入速度
θ
rΩ
α
揚力L
V0
ロータ回転方向
ロ−タ周速
周速比 =
風速
r
=
V
φ
W
抗力D
r:ロータ中心
からの距離
Ω:ロータ角速度
W:相対流入速度
φ:流入角
θ:ピッチ角
α:迎え角
L:揚力
D:抗力
風
向
37
38
出力係数の最大値:ベッツ限界
• 出力係数の理論的最大値
揚力形風車:16/27(=0.59)
←ベッツ係数
抗力形風車:4/27 • エネルギー保存(ベルヌーイの定理),運動量
保存,質量保存の法則等から導出。
• もし効率が100%なら,風車背後で風が止まり
ブロッキング状態となる ← 矛盾
38
39
風車の種類
[出典]NEDO:風力発電ハンドブック
40
風車の出力係数
出力係数
2
P
[出典]NEDO:風力発電ハンドブック
1
D
V 3    C P
2
2
41
風速の分布と平均風速
• 風力発電については高
風速の地点に設置する
ことが必須
• [条件例]
地上高30mでの年平均
風速が6m/s以上
出現確率
レーレ分布
平均値
[出典]NEDO:風力発電導入ガイドブック,1996
風速
風速の分布例(レーレ分布)
41
42
風車の離隔(後流影響)
10D
10D
10D
3D
10D
10D
3D
D:風車直径
卓越風向
(a) 卓越風向が明瞭な場合
(b) 卓越風向が明瞭でない場合
[出典] NEDO:風力発電導入ガイドブック,1996
42
43
風力発電の種別(基本)
• 単位時間に風車回転面を通過する風の保
有するエネルギー:風速の3乗に比例
強風時にいかにエネルギーを逃がすか:
ピッチ角制御とストール(失速)制御
• 出力は基本的に風任せ
多少でも制御を可能とするか否か:
固定速機と可変速機
(パワーエレクトロニクスの利用)
43
44
発表の流れ
1. はじめに
2. 太陽光発電の概要と特徴
3. 風力発電の概要と特徴
A) 概要
B) 風と風車
C) 風力発電プラント
45
風力発電のパワーカーブ例
[パワーカーブ]
120%
[発電電力量特性]
70%
定格風速
設備利用率(%:理論値)
100%
60%
40%
20%
0%
50%
40%
30%
20%
10%
0%
0
5
カットイン風速
10
15
20
25
30
0
2
4
風速(m/s)
6
8
10
12
14
年平均風速(m/s)
カットアウト風速
46
ロータ周速rΩ
空力トルクの制御方法(基本)
• ピッチ角制御:
風速に応じ迎え角を変
える
• ストール制御
(失速制御) :
翼の失速特性(+速度
の三角形)を利用
迎角
α
揚力L
流入風V0
ロータ回転方向
出力(pu)
80%
60%
抗力D
風向
揚力係数
抗力係数
0
46
5
10
迎え角α
15
20
風力発電の種別(基本)
47
• 単位時間に風車回転面を通過する風の保
有するエネルギー:風速の3乗に比例
強風時にいかにエネルギーを逃がすか:
ピッチ角制御とストール(失速)制御
• 出力は基本的に風任せ
多少でも制御を可能とするか否か:
固定速機と可変速機
(パワーエレクトロニクスの利用)
47
48
風力発電のタイプ
誘導機
同期機
誘導機
二次抵抗
制御
(等価的)
誘導機
自励式
変換器
部分
定速機
可変速機
(風車回転数は、
周波数+誘導機の滑り
に対応)
可変速機
48
固定速機と可変速機の特性比較
出力変動
利用率
突入電流
力率
荷重
騒音
その他
固定速
(二速機)
×
部分
可変速
可変速
(セルビウス)
可変速
(DCリンク)
×∼△
×∼△
×∼△
?
?
?
?
×
(ソフトスタート)
×
×
(ソフトスタート)
×
○
○
○
○
×
×
○
○
×
×?
△
○
49
増速機不要
電気系ロス大
極数切替時
の系統影響
49
単基の風速−出力特性例
10分平均
50
1,800
1,600
1,400
1,200
1,000
800
600
400
200
0
苫前4号機
2005/02
出力(kW)
単機
W
S
E
N
0
5
10
風速(m/s)
15
1,800
1,600
1,400
1,200
1,000
800
600
400
200
0
W
S
E
N
仁賀保11
号機
0
20
5
10
風速(m/s)
15
20
30,000
25,000
WF
WF出力(kW)
出力(kW)
風速−発電出力(10分値)特性の例
51
20,000
15,000
苫前WF
2005/02
10,000
W
S
E
N
5,000
0
0
2
4
6
8
10
12
風速(m/s)
14
16
18
20
[出典]NEDO:風力発電電力系統安定化等技術開発
52
設備利用率:計画値と実績値の例
平成25年度
実効データ数:37発電所
[出典]経済産業省北海道産業保安監督部「平成25年度 北海道における風
力発電の現状と課題」,平成26年9月25日
53
設備利用率が計画値を下回った原因
原 因
発電所数
計画通りの風況が得られなかっ
た
10発電所
風況はほぼ計画通りであったが、
2 パワーカーブどおりの性能が発
揮できなかった
1発電所
1
故障による停止や補修、メンテ
ナンスにかかる時間が多かった
4 その他
3
21発電所
7発電所
[出典]経済産業省北海道産業保安監督部「平成25年度 北海道における風
力発電の現状と課題」,平成26年9月25日
54
風力発電機の様々なトラブル
苛酷な環境+技術の成熟度?
• 雷害:ブレード,発電機等
• 強風:倒壊,ブレード折損等
• 塩害:絶縁不良
• 機械系:翼,増速ギア等
• 電気系:制御不安定等
• 環境:低周波音 など
技術的知見蓄積の必要性
54
55
発表の流れ
1. はじめに
2. 太陽光発電の概要と特徴
3. 風力発電の概要と特徴
A) 概要
B) 風と風車
C) 風力発電プラント
D)時間があれば・・・・・
出力変動大:前線通過
WF出力
56
低気圧+寒冷前線の通過
による出力急増
T2-WF 2006/02
風速
風向
寒冷前線
気圧
温暖前線
気温
56
[出典]NEDO:
風力発電電力系統安定化等技術開発
出力変動大:低気圧通過
57
WF出力
低気圧通過(+季節風の
吹き出し)による出力急増
T1-WF 2006/02
風速
風向
極小
気圧
気温
[出典]NEDO:
風力発電電力系統安定化等技術開発
57
出力変動大:理由?
58
出力急減+急増(理由?)
WF出力
T1-WF 2006/02
風速
風向
気圧
気温
前後で気温較差
[出典]NEDO:
風力発電電力系統安定化等技術開発
58
59
洋上風力
• 得失
– メリット:風況が良い など
– ディメリット:コスト高,メンテナンス
など
• 着床式と浮体式
• 海外では送電距離大の場合,直流送電の採
用も
• 電気設備の技術トラブル:電力ケーブル,変
圧器など
60
洋上風力発電所の構成例(Horns Rev)
5クラスター
2MW
×16
2MW
×16
ウィンド
ファーム
二次励磁制
御機
・
・・・・・・・・
風力発電機
G
洋上
XLPEケーブル
400,150,95mm2
150kV
21km
1000kW/1280kVA
0.4kV
G
34kV
洋上
変電所
150kV
変電所
34km
海底ケーブル
XLPE 630mm2
ディーゼル発電機
陸上
地中
ケーブル
61
むすびにかえて(私見)
特に風力発電については,過去は様々な技
術的トラブルもあったが,かなり成熟とい
う印象
太陽光・風力ともに
• 適地への設置が不可欠
• 長期的な信頼性?
• コストについては,原点に戻ってみる必
要もある?
62
ご清聴ありがとう
ございました