平成27年度 きずな No.19 北九州市立洞北中学校 校長 笠原 鶴代 洞北中学校だより 平成27 年12月22(火) 栗城 史多(くりき のぶかず)さん 映画上映・講演会 ~単独・無酸素・エベレストへの挑戦「一歩を越える勇気」~ 大切にしたいこと あいさつ・掃除・思いやり 市内の中学校、高校30校が協力して、1校では到底お願いすることができない講 師の先生のお話を聞くという機会を、12月4日(金)にもつことができました。 昨年は、 「てんつくまん」さんから「夢をあきらめない。無理だと思うのは自分の心 だ。 」というお話を伺いましたが、本年度は、単独・無酸素でエベレストに挑戦してい る栗城 史多さんのお話を聞くことができました。 <栗城さんの紹介> 見えない山を登る、全ての人達と冒険を共有する登山家。1982年北海道生まれ。大学山岳部に入部 してから登山を始め、6大陸の最高峰を登り、8000m 峰4座を単独・無酸素登頂。2009年からは「冒険の共有」として のインターネット生中継登山を始める。「冒険の共有」は、一歩踏み出す人を増やすことを目的とし、見えない山を登っている 全ての人達へというメッセージと共に発信。その活動が口コミで広がり、年間70本の講演を全国各地、また海外でも行う。エ ベレストには、気象条件の厳しい秋季に単独・無酸素で 4 度挑戦。2012年秋にエベレスト西稜で両手・両足・鼻が重度の凍 傷になり、手の指9本の大部分を失うも、2014年7月にブロードピーク(標高8,047m)に単独・無酸素で登頂して、見 事復帰を果たす。2015年秋、世界最高峰からの生中継エベレスト登山に挑戦。 栗城史多 (ホームページより) 見えない山を登っている全ての人たちへ 冒険の世界だけが特別な世界ではない。 人は誰もが冒険し、見えない山を登っている。 見えない山を登っている全ての人達と冒険を共有し、夢を否定しないで自分の中にあるエベレ ストに一歩踏み出す人を増やすこと。それが、僕の冒険であり、自分の山です。 <生徒の感想> ○ 栗城さんの講演を聞いて挑戦することの大切さ、苦しみが大きいほど達成感が大きいこと、夢をあきらめてはい けないことを学びました。どんなにつらい状況でも頂上を目標に1日2日で行くことのできない大きな山に挑み続ける姿に感動しまし た。グループで登山するならまだしも一人で登るということは、自然だからこそ、何が起きるかわからなくて危険なはずです。それで も自分で自分を信じ、自分を信じてくれている人に感謝しながら自分の生き方を全うする栗城さんに憧れました。厳しい登山をする中 で一番の心の支えがお父さんで、そのお父さんの言葉のすばらしさに驚きました。大きな心で支えてくれる人がいることでどこまでも 成長できることに気が付きました。栗城さんは、はっきりとした目標、夢をもって大きな木を育てているから、私もこれからがんばっ ていこうと思いました。 ○ 登山家と聞くとやっぱり山が好きで、山に登ろうという夢を昔からもっていたんだろうなと思っていましたが、栗城さんの話を聞 いていると、初めは登山が好きだったわけでも、山が好きだったわけでもないと知って、驚くと同時に、自分の考えは間違いだったん だと気づきました。そして、自分の中で変化がありました。私は、今まで、「夢を叶える」ということには、絶対に大きな夢が必要で、 何ももっていない自分には無縁の世界だと思っていたのですが、栗城さんの話で、きっかけはどんなに些細なことでもいいから、そこ からいかに進んでいけるかが何よりも大切なんだとわかりました。本当に、今日の講演会は有意義な時間でした。 ○ 夢と言うのは自分の努力も大切だし、他の人からの応援の言葉もすごく大切だということがわかりました。そして、夢は自分の中 にとどめておくのではなくて、口に出して色々な人に言っていくことも大切で、そうしていけば、夢 は叶うと知り、私も努力をして、自分の夢を沢山の人に伝えて、がんばりたいと思いました。他の人 の夢を聞くことで、自分ももっとがんばらなくちゃいけないなと思ったし、その人の夢も応援してい きたいなと思った。 今日の話を聞いて、どんなに困難でたいへんだなと思っても、その先には喜び が待っていて、その喜びの一歩前で気を緩めてしまうと、あぶないと知り、気を引き締めて、 今からの高校受験をがんばっていきたいです。 ○ 今日の講演会では、自分の夢をもち、自分で自分の限界を決め付けないでおくとその限界の壁を破れるということが、改めてわか りました。栗城さんの手の指を失ってもあきらめずにがんばっているその姿はとてもかっこよかったです。自分は 自分が将来何をしたいかや、将来何になりたいかなどは、詳しくは決まってないけど、これから見つけだしていこ うと思いました。 ○ 夢をかなえるには、言葉に出していろんな人に伝えることが大切なことだとわかりました。 自分で何かに挑戦して、夢をかなえたいと思いました。 ○ 今日の講演会を聞いてみて、一人だけではなく周りの人の言葉で勇気をもらったりすることも大切なことだとわかりました。なの で、周りの人が何かに困っていたら、一言でもいいので、勇気を与えられる人になりたいです。 新生徒会が決定しました。 先輩の良さを引き継いで、がんばってください。 2学期保護者会が終了しました。 (12月16日~21日) 今年度は、昨年度の保護者アンケートの要望も 生徒会長 有吉 佑月 あり、1学期・2学期ともに個人懇談会を開催し 生徒会副会長 塚田 温大(2年) 河田 音羽(1年) ました。保護者の皆様と、生徒一人一人の2学期 のがんばりと今後の課題についてお話ができたの ではないでしょうか。特に、3年生につきまして 書記 水口 綾花 (2年) 田代 美郁里(1年) 専門委員長 評議 日吉田 華乃 学習 米丸 愛里 生活 官田 聖 体育 中西 虹太 保健 大庭 恵実 整美 熱田 楓佳 文化・図書 岩根 未夢 給食 花桐 蒼唯 副委員長 東 茉奈 多田 妃悠呂 大村 正太 野口 颯大 今村 由菜 橋本 彩乃 須賀 可帆 藤本 祐輝 は、進路選択を迫られることになり、迷ったり、 悩んだりすることも多いと思います。保護者の皆 様や周りの友だち、先輩など、いろいろな人の助 言を聞きながら、最終的には本人が選択すること が今後の人生の中でも、 プラスになると思います。 但し、経済的な面等については、保護者の皆様 のお考えや経験を大切にしながら、決定してほし いと思います。
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