『GP-2C ス−パーパッチ』の使い方

『GP-2C ス−パーパッチ』の使い方
溶着剤を使わず、素早くどこでもパンク修理が可能な便利な
スーパーパッチ。
でも、いざパンク修理を行うときになって、使い方を知らず
途方に暮れてしまう・
・
・なんてことにならないようにしっかりと
予習しておきましょう。
1
まずは焦らず、作業前に手を洗いましょう。
水がなければタオル等で汚れや汗を拭き取るだけでも結構です。
注意
2
3
スーパーパッチの糊面やチューブの表面に汚れや
水分が付着していると完全な貼付はできません。
チューブを取り出します。
タイヤレバーを使いタイヤの片側を外し、
チューブを取り出します。
穴の開いている場所を探します。
チューブに空気を入れて、水槽に入れて気泡を探します。
水がない場合は穴から噴出す風や音を肌や耳で感じ取ります。
イント
ポ
穴は1箇所とは限りません!
場合によっては見つけた穴の裏側にもう1箇所ということは
多々あります。
パンク修理ができないもの
こんな場合はチューブ交換を行いましょう。
穴が大きいもの
4
バルブに近い箇所のもの
穴を中心にチューブ表面にヤスリをかけます。
スーパーパッチの大きさより大きめにヤスリをかけチューブ表面を荒らします。
チューブのヒレ状の部分は凹凸がなくなる程度に削り取ります。
ヤスリは#240より細かいものを使用してください。
イント
ポ
ヤスリがけは
“軽く”、
“X字”
に!
強くこすりつけると、チューブを破いてしまったり、ヤスリで荒らした
傷が空気の通る溝になってエア漏れの原因となります。
また一方方向にヤスリをかけると、ヤスリ目が溝になりやすいので、
イラストのとおり斜めに2方向以上でのヤスリがけがエア漏れを防
ぐポイントとなります。
閑話休題
「なぜ、ヤスリをかけるの?」
チューブ表面にはタイヤとの摩擦をなくすために特殊コート加工が施されております。
このコートの表面上では溶着ができんません。この特殊コートを取り除くためにヤスリをかけます。
また糊は接着剤ではなく、溶着剤というもので表面を溶かして密着させますので溶けやすいように表面を荒らす意味もあります。
5
スーパーパッチを貼り付けます。
チューブ表面に残っている削りカスや埃を払い落とし、
スーパーパッチを貼り付けます。
注意
糊付面は極力触らないでください。
手の表面についている皮脂も接着力を低下させる原因となります。
スーパーパッチの台紙をはがすときはできるだけ糊付面を触らないよう注意しましょう。
イント
ポ
貼付方向は斜めに
チューブはタイヤ内で矢印の方向へ伸びます。チューブの伸縮が
激しいとスーパーパッチもはがれてしまう可能性がありますので
スーパーパッチも伸びる方向へできるだけ多くの面を溶着させる
ため斜めに張ることがポイントとなります。
6
7
スーパーパッチを押し付けます。
溶着させますので、
チューブとスーパーパッチの間に空気が入っては
いけません。
タイヤレバーなどを使って、
しっかりと押し付けて中の細かい空気を
押し出すように中心から外へ向けて押し付けていきます。
もう一度エア漏れがないか調べます。
空気を入れてみて、③と同じように穴を探します。
穴が見つかりましたら再度スーパーパッチを貼り付けましょう。
なければ次へ進みます。
注意
8
9
タイヤもチェック。
パンクの原因となる異物がまだ残っているかもしれません。
タイヤの内側に手を当てて異物がないことを確認しましょう。
タイヤの側面に大きな穴がある場合は「TB-2C タイヤブート」
を
内側から貼付、
タイヤを補強することをオススメします。
チューブをタイヤに納めます。
チューブがねじれたり、折曲がらないようにしてタイヤに納めていきます。
注意
10
チューブに空気を入れすぎるとスーパーパッチが剥がれてしまう可能性があります。
タイヤに納まる太さの1.5倍以上は空気を入れないでください。
このときに小石や砂、埃などがチューブに付着していると、パンクの原因となります。
しっかりと取り払ってからタイヤに納めましょう。
タイヤをはめ、最終確認をします。
タイヤをはめ、
チューブがタイヤのビートとリムにはさまれていないことを確認しましょう。
空気を入れ、
タイヤの形状に異常がなければ作業終了です。
おつかれさまでした。