平成 27 年 7 月 12 日（日）施行 第 179 回 全経簿記能力検定試験 ３級 商業簿記 解説 第１問 １． 「元入れして営業を開始した」→資本金 （借）現金（資産）の増加 （貸） 資本金（純資産）の増加 建物（資産）の増加 ２．小切手・掛仕入 （借）仕入（費用）の増加 （貸） 当座預金（資産）の減少 買掛金（負債）の増加 ３．有価証券の売却 （借）当座預金（資産）の増加 （貸） 有価証券（資産）の減少 有価証券売却益（収益）の増加 ４．約束手形の受取 → 受取手形、現金売上 （借）現金（資産）の増加 （貸） 売上（収益）の増加 受取手形（資産）の増加 ５．小切手の振り出し→当座預金、支払不足分→当座借越 （借）備品（資産）の増加 （貸） 当座預金（資産）の減少 当座借越（負債）の増加 ６．買掛金の支払い （借）買掛金（負債）の減少 （貸） 支払手形（負債）の増加 ７．給料総額から所得税などの源泉徴収分を預り金（負債）として差し引いて支払う。 （借）給料（費用）の増加 （貸） 従業員預り金（負債）の増加 現金（資産）の減少 ８．概算額の支払→仮払金 （借）仮払金（資産）の増加 （貸） 現金（資産）の減少 1 無断複製・転載を禁じます 第２問 １．売上原価と売上総利益 仕 期首商品 550,000 純仕入高 8,150,000 入 損益計算書 売上原価 (ア) 8,220,000 期末商品 480,000 売上原価 (ア) 8,220,000 12,220,000 純売上高 売上総利益 (イ) 4,000,000 （ア）売上原価＝期首商品棚卸高＋当期純仕入高－期末商品棚卸高 売上原価＝550,000＋8,150,000－480,000＝8,220,000 （イ）純売上高－売上原価＝売上総利益 売上総利益＝12,220,000－8,220,000＝4,000,000 １．期首・期末の純資産と当期純利益 期首貸借対照表 資 産 8,500,000 損益計算書 負 債 3,800,000 期末貸借対照表 負 費用 2,900,000 期首純資産 4,700,000 収益 3,500,000 資 債 産 期首純資産 当期純利益 （エ） 当期純利益 (エ) 期末純資産 （ウ） 期首資産＝期首負債＋期首純資産 期首純資産＝8,500,000－3,800,000＝4,700,000 （エ） 当期純利益＝収益－費用 当期純利益＝3,500,000－2,900,000＝600,000 （ウ） 期末純資産＝期首純資産＋当期純利益 期末純資産＝4,700,000＋600,000＝5,300,000 第３問 まず各伝票の取引の仕訳をする。 5 月 11 日 入金伝票 (借) 金 50,000 (貸) 前 出 金 2,000 (貸) 前 受 金 50,000 (貸) 売 掛 金 750,000 現 金 50,000 現 金 2,000 売 上 800,000 受 5 月 15 日 出金伝票 (借) 引 5 月 25 日 振替伝票 (借) 以上の仕訳を転記する 2 無断複製・転載を禁じます 第４問 Ｂ商品 ○年 5 摘 受 要 1 前 月 繰 越 7 仕 12 15 20 入 売 数量 単価 20 500 100 510 上 仕 払 金 額 数量 100 520 出 単価 金 残 額 高 数量 単価 10,000 20 500 10,000 51,000 20 500 10,000 100 510 51,000 40 510 20,400 40 510 20,400 100 520 52,000 30 520 15,600 ア 入 売 入 20 500 10,000 60 510 30,600 52,000 上 40 510 20,400 70 520 36,400 金 額 イ 第５問 決算整理事項 １．売上原価の計算 期首商品棚卸高は残高試算表より 280,000 (借) 仕 繰 越 商 入 280,000 品 320,000 (貸) 品 280,000 入 320,000 貸 倒 引 当 金 5,000 繰 越 商 仕 ２．貸倒引当金の計上 売掛金の期末残高は 750,000 750,000×1.2％＝9,000 差額補充法で処理するので繰入額は 9,000－4,000＝5,000 (借) 貸倒引当金繰入 (貸) 5,000 ３．減価償却費の計算 備品の取得価額は 2,200,000、耐用年数 5 年、残存価額はゼロなので、年間の減価償却費は、 2,200,000÷5＝440,000 直接法なので、備品から直接控除する。 (借) 減 価 償 却 費 440,000 (貸) 備 品 440,000 (貸) 雑 益 2,000 (貸) 引 金 50,000 ４．現金過不足の処理 2,000 を雑益（収益）として処理する。 (借) 現 金 過 不 足 2,000 ５．引出金の処理 引出金の金額 50,000 を資本金から控除する。 (借) 資 本 金 50,000 出 3 無断複製・転載を禁じます
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