9 月生活状況報告

9 月生活状況報告
英米語学科 3 年
鯵坂 崇史
カナダ・ブリティッシュコロンビア州のバンクーバーで生活を始めてから三週間ほど経過しました。
LEAP プログラムに属しているだけあって、ランガラカレッジ付近は英語を学ぶアジア系やサウジア
ラビア系の方がたくさんいます。また、土日は唯一みんなで出かけて楽しむことができる絶好のチ
ャンスです。そのため、Queen Elizabeth Park, Metrotown, Stanley Park, Olympic Village など少し大学か
ら離れた場所へ行きました。
Queen Elizabeth Park
ランガラカレッジから近いためバスで大体 20 分ほどの
距離です。緑に囲まれたなかにターザンロープや温室な
どがある上に、標高が高いためとてもきれいな景色が一
望できました。また、写真の通り庭園のようなものまで
あり、色鮮やかな花をみんなで写真に収めていました。
自然が豊かなため、街中でもリスを見かけることも多く
場所によっては野生のアライグマにも遭遇します。
宿泊方法はホームステイです。僕のホスト先は、ランガラカレッジまでバスとスカイトレインを乗
り継いでおよそ 30 分のところです。来た当初から既に別な大学で英語を勉強しているルームメイト
もいました。ホストファミリーやルームメイトが非常にフレンドリーに接してくれたため、今では
すっかり馴染んでいます。英語で何と言えばいいかわからなくても、
「時間をかけていいよ」と優し
い声をかけてくれたり、言いたいことをはっきりと伝えられなくても「つまり、タカが言いたいこ
とはこういうことだね?」と理解してくれます。
ホスト先の Harris くん(写真左)
一緒に TV ゲームをしたり、くすぐり合ったり、
時には僕のベッドを占領したりする活発な子で
す。
ルームメイトだった Thais さん(写真中央)
Thais さんは二週目の週末に別な場所へ
移動してしまいましたが、とても優しく
ゆっくりと話しかけてくれました。
最近は階段を上るときにおんぶをせがんで来たりするほ
どやんちゃです。前に一度、僕の部屋で寝てしまったこと
もありました。
ホストファミリーといるときはもちろん、Harris くんがい
るととても空間が和みます。何より他人ではなく「家族の
一員」として接してくれます。
そのため、今ではすっかり歳の離れた弟のようです。
9 月学習状況報告
英米語学科 3 年
鯵坂 崇史
カナダ時間 8 月 31 日のお昼頃に到着し、次の日の 9 月 1 日には LEAP プログラムのプレイスメント
テストがありました。Reading, Writing, Oral が各々約 30 分ほどでした。Oral は主に、会話形式で互
いに質問したり答えたり、自分の意見を述べたりします。本格的な授業自体は 9 月第二週目の火曜
日から始まりました。
クラス分けの結果は、Level-3(午後のスケジュール)でしたが、クラスが適切かどうかを測ったら、
Level-4 に上がれると伝えられました。自分の英語力に磨きをかけるための交換留学であると思った
反面、友人がいない環境に配属されることに抵抗があり、正直かなりためらいました。
葛藤の中で考えた結果、自分のためになるならと思い Level-4(午前のスケジュール)に移動しました。
クラスメイトは僕を含め 16 人で、うち中国人が 10 人という環境です。人によっては、現地に家族
と住みランガラに通っていたりするそうです。そのため、クラスメイトは会話になれているようで、
みんなディスカッションの際に自分の意見を述べたり相手の意見を聞いたりしています。授業の休
憩時間には、教室中に笑いが起こったりすることも珍しくなく、「中国語ではどう言うの?」「韓国
語ではこう言うんだよ」などと盛り上がっています。
Leap Level-4 の僕のクラスの休憩時間の風景です。
二日遅れてこのクラスに配属されたため、クラスメイト
として馴染めるか不安だったのですが、今では「宿題や
った?」「これって宿題だった?」など気軽に話しかけ
たりしています。
休憩時間は宿題をしたり、話をしたりしています。
LEAP プログラム Level-4 は、
8:30a.m.-12:30p.m.(20 分休憩含む)までの、およそ四時間のスケジ
ュールです。ワークシート形式で授業が進み、先生がその日に使
う分のワークシートを配布します。
また、宿題もワークシートです。そのため、バインダーやクリア
ファイルなどが必須となります。
Level-3 のクラスメイトが予想以上にフレンドリーだったた
め、クラスが変わったいまでも交流は続けています。
たまたま秋田さんと同じクラスでしたが、中国人が多いという
環境は変わりませんでした。
写 真 に 写 っ て い る 人 た ち は み ん な 会 う た び に `Hi! How’s
going?’と気軽に声をかけてくれたり、`How’s your class so far?’
とクラスが変わっても気にかけてくれます。友だちに国境は関
係ない、と実感しました。