EP5/RE 型 放射ノイズ自動測定ソフトウェア

EP5/RE 型 放射ノイズ自動測定ソフトウェア
EP5/RE 型 放射ノイズ自動測定ソフトウェア画面例
■基本測定機能
■簡単に測定開始
● レンジ測定(スペクトラムデータの取得)
最終認定試験のプリテストと及び供試装置の対策測定を行い
ます。アンテナマストの上下及び、ターンテーブルを回転制御
させながらスペクトラムデータの最大値を取得します。この時、
各周波数において最大位置のアンテナ高さ、テーブル角度を同
時に取得することも可能で、対策時間の短縮ができ、確実な対
策を行うことができます。
測定を開始するには、[測定]メニューをクリックするか、測定
バーを表示させておき、指定された測定ボタンをクリックします。
● 候補リスト作成(QP 測定すべき妨害波の選択)
スペクトラムデータよりピーク値を自動又は手動でピックアッ
プします。自動の場合、限度値からマージンの少ない順に条件
で設定された数の妨害波をピックアップしリストを作成します。
● 妨害レベル測定(最大放射位置での QP 測定)
ピックアップした各周波数についてハイト、アジマスパターン
を測定し、放射レベルが最大になる詳細な位置を測定します。
この位置で QP 測定を行います。測定時間を短縮するためスペ
クトラムデータを取得した際の最大放射位置データを使用する
ことも可能です。
● 測定結果の表示
測定されたデータはモニタ画面上に同時に表示され、各データ
を対比させることが可能です。各データ画面の配置大きさは自
由に設定でき、測定内容に応じて必要なデータだけを表示可能
です。(例えば対策時にはスペクトラム表示画面のみを表示)グ
ラフのスケール、色、線種等パラメータの変更は自由に行えます。
● 測定結果の出力・保存
画面上に表示されたデータはすべてプリント出力及びハード
ディスク、フロッピーディスク等記憶媒体に保存することが可
能です。プリント出力はレポートウィザード機能により非常に
簡単に行え、必要なフォーマットでデータを出力することがで
きます。また、出力する前にプレビュー画面でデータフォーマッ
トの確認が行えます。
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連 続 測 定:連続測定設定て指定された測定を順番に実行します。
プリント出力も含みます。
レ ン ジ 測 定 :レンジ測定を実行します。
候補リスト作成:レンジ測定結果より、候補リストを自動で作成します。
妨害レベル測定:候補リストより妨害レベルを測定します。
レ ポ ー ト:測定された結果を印刷します。
■テンプレートと測定条件の読み込み・保存
測定に必要な基本的な設定(環境設定やオプション設定)と各
ハードウェアや測定手順等に関する測定条件設定ファイルをテ
ンプレートとして保存することができます。自動測定はこの設
定に基づいて行われます。
● テンプレートファイル
● 環境設定(限度値、受信経路ファクタ、アンテナ、コメント )
● オプション設定(一般、測定、保存先パス名、印刷)
● 測定条件ファイル
● 測定条件ファイル
● 測定手順(測定レンジ、測定順序、自動/手動)
● ハード設定(スペアナ、レシーバ、テーブル/マスト)
EP5/RE 型 放射ノイズ自動測定ソフトウェア
■マニュアル測定や対策に有効
● 簡単な指定周波数範囲のスペクトラム測定
グラフ上で周波数範囲をドラッグすることで簡単にグラフの拡
大を行い、右クリックメニューの周波数設定で拡大した周波数
範囲をスペアナに転送することができます。ここでツールバー
のスペクトラム 収 集を
行うことで 指 定した範
囲を簡単に測定するこ
とができます。
ま た、 直 接 ス ペ クトラ
ムアナライザを操 作し
周波数範囲を指定す
る ことも 可 能 で、こ れ
までに無いユーザイン
ターフェイスを 実 現し
ています。
スペクトラム重ね書き機能
一般的に対策を行う際、対策 → 測定を何度も繰り返します。こ
の時測定したデータはグラフ画面上に無制限に重ね書きされま
す。またスペクトラムデータの色や線種は自由に変更でき、さ
らにデータバーと対比しており、どのような対策を施したデー
タなのか一目で解ります。過去のデータも参照測定データとし
て重ね書きできます。
●
制限事項
テンプレート/条件の保存、機器設定/機器診断設定変更、限度
値ファイル/アンテナナファクタ/補正ファクタの作成、編集
●
■機器設定
多種類の測定器に対応しており、使用する測定器のモデルを簡
単に変えることができます。機器設定画面で対応したドライバ
ファイルを選択するだけです。
■レポートの作成
ウィザードの指示にしたがって設定を行うことにより、様々な
フォーマットのレポートを効率よく簡単に作成できます。
〈プレビュー〉ボタンをクリックすると、印刷イメージの確認が行えます。
■レポート種類
スペクトラムグラフ
妨害波候補リスト [リストのみ│グラフ&リスト]
{偏波別│両偏波}
最大位置グラフ [ハイトパターン│アジマスパターン│ハイト&ア
ジマスパターン]
妨害レベルリスト [リストのみ│グラフ&リスト]
{偏波別│両偏波│
最大レベル位置}
●
■機器診断機能
機器診断機能を使用することでシステムの状態をチェックする
ことができます。接続されている測定器はもちろん測定系の確
認や新規にファクタを取得することも可能です。
機器診断はウィザード形式で簡単に行うことができ、結果はロ
グファイルに記録されます。
■ファイルの編集
限度値、アンテナファクタ、測定系の補正ファクタは自由に編
集することができます。
● 限度値
周波数とそれに対応する限度値を周波数の小さい順に設定します。
設定できる最大のデータ数は 100 です。
■パスワードの設定
アプリケーションにパスワードを設定し、他の人にあらかじめ
作成されているファイルを変更されないようにしたり、機能を
制限したりすることができます。
● アンテナファクタ
アンテナファクタ編集では、ファクタの値を各周波数に対して、
水平と垂直の値を入力します。データ数は最低でも 3 以上が必
要となり各周波数間のファクタの値は、スプライン補間されます。
設定した値は、グラフで確認することができます。グラフ表示
により入力ミスを防ぐことができます。