大阪、闊達なる美への旅(1)

 大阪、闊達なる美への旅(1)
古代の河内湖は、優れた土木技術で開削・灌漑され平地に転換され、渡来人で賑わう難波の都となる。中世、世界に代表する自由都市だった堺。
近世、豊臣家は堺と博多の貿易を押さえ、全国物資を扱う楽市を大阪におく。江戸時代、大阪の町衆は川堀の整備に励み、明日に橋をかける。
(右)「貫名菘翁筆 一行書『一諾黄金信』」 写真提供:堺市博物館 この季節のご紹介は、
特にございません。
大阪、堺。古来より大陸や朝鮮から渡来した土木技
術で平野に姿をかえ、巨大な権力をもつ王が存在し
た。日本最大の前方後円墳「仁徳稜古墳」はそれを
物語る。やがて交通の要所として発展した堺の町は
南蛮船で賑い、商人中心の貿易都市となり、日本近
世の綺羅星のごとく芸術家達が生まれる。本物を知
る堺の歴史を伝える堺市博物館。
この季節催事情報特にございません。
堺市博物館 堺市堺区百舌鳥夕雲町2丁(大仙公園内)
TEL:072-245-6201
(開)9:30ー17:15(入館は16:30まで)
(休)月、祝の翌日 (料)大人200円、高大生100円、
小中生50円
*特別展開催時は別料金
(左)仁徳天皇陵古墳 写真提供:堺市 仁徳陵古墳 大阪府堺市堺区大仙町 (開)自由(柵外) (休)無 (料)無
会員特典
この季節のご案内は特にございません。
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中世の堺は「守護不入」の自由都市。生きるを極める禅宗
が信仰され、茶道でも斬新な造形美が愛でられた。アルフ
ォンス・ミュシャは新芸術アール・ヌーボーの代表的画家。
初期から晩年期の創作活動を紹介するアルフォンス・ミュ
シャ館。特徴はしなやかな曲線と美しい色彩。線と色が優
しく調和する作品にジャポニズムの要素もみられる。
東山道
東海道
北陸道
西海道
山陰道
南海道
瀬戸内道
畿内
畿内七道とは
日本列島は実はひとつの地層ではなく、
2億5000万年前から堆積した
陸や海の地層が北や南、西や東から
集まりかさなりあって出来ている。
1300年前大和政権が律令国家となり、
その日本の成り立ちにそって
各地方を区分したのが畿内七道だった。
この季節催事情報特にございません。
堺市立文化館 アルフォンス・ミュシャ館
堺市堺区田出井町1-2-200 ベルマージュ堺 弐番館2F-4F
TEL: 072-222-7227 (開)9:30-17:15(入館は16:30まで)
(休)月(休日の場合は開館)、休日の翌日(翌日が土・日、休日の場合は開館)
(料)一般500円 高大生300円 小中生100円
《サラ・ベルナール》 アルフォンス・ミュシャ
写真提供:堺市立文化館 アルフォンス・ミュシャ館
会員特典
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和泉市久保惣記念美術館
大阪府和泉市内田町3-6-12
☎0725-54-0001
常設展「物語を描く−源氏と伊勢−」
平成24年2月18日
(土)
∼ 3月31日
(土)
「源氏物語手鑑」や伊勢物語を描いた江戸絵
画を中心に約40点で構成する美術館所蔵品
による物語絵の展示。物語の伊勢、源氏の世
界を色紙や扇面、
小襖や屏風作品で味う。
国宝 青磁鳳凰耳花生 銘 万声 中国・南宋時代 所蔵・写真提供 和泉市久保惣記念美術館蔵
土佐光吉筆
﹁源氏物語手鑑 須磨二﹂
桃山時代
所蔵・写真提供 和泉市久保惣記念美術館
畿内
つながりあう日本三十六景畿内七道の
文化施設をご紹介
兵庫県立美術館
兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1 ☎078-262-0901 特別展「解剖と変容:プルニー&ゼマーンコヴァー
チェコ、
ア−ル・ブリュットの巨匠」
平成24年2月4日
(土)∼ 3月25日
(日)
世界有数のアール・ブリュット・コレクション
<abcd>によって、チェコ出身の画家アンナ・
ゼマーンコヴァーとルボシュ・プルニーを日本
初、本格的に紹介する。
今回ご紹介する文化施設の催事につきましては、
東日本大震災の影響で一部に変更する可能性もございます。
最新の情報は、
右のサイトでご確認を!
アンナ・ゼマーンコヴァー
︽無題︾1960年代 前半
abcdコレクション
畿内
格調高く翼を広げた鳳凰、
その美は日本に舞い降りた
南宋時代、龍泉窯最上の砧青磁。灰白色の素地
に釉薬が厚く掛かり、生じた粉青色が優美。日
本ではより青味あるものが尊ばれた。和泉市久
保惣記念美術館は、敷地内に日本庭園や茶室、
音楽ホールも備え、散策や観賞を堪能できる。
本館では東洋古美術を中心に様々な展覧会を催
し新館には西洋近代絵画や彫刻の名品が揃う。
静かな佇いながら見どころ満載の美術館で豊か
な文化に触れる。
和泉市久保惣記念美術館
大阪府和泉市内田町3-6-12 TEL:0725-54-0001 (開)10:00〜17:00 (休)月(祝日の場合は開館、翌日が休館) (料)大人500円、高大生300円(特別展、特別陳列は別料金)
旅鶴倶楽部 責任編集「旅鶴プラン300」
スタイルカフェ・ドット・ネット 〒541-0053大阪市中央区本町2-5-7 大阪丸紅ビル1F TEL:06-6264-7140