オバマ演説がきっかけで、 核廃絶へ大きな流れ

山本さんの決意
3月13日に、NPTニューヨーク行動に参加する
自治労連千葉県本部代表団壮行会が行われました。
5月3日から約1カ月、米ニューヨークで行
われる核不拡散条約(NPT)再検討会議。
「核兵器のない世界」を実現する歴史的なチャ
ンスとして、世界中から期待が集まっています。
自治労連千葉県本部から女性部の山本さんを
含め、代表9名がニューヨーク行動に参加しま
す。
オバマ演説がきっかけで、
核廃絶へ大きな流れ
「核兵器を使った唯一の国として米国には行
動する道義的責任がある」。昨年4月、オバマ
大統領がチェコで行った演説は、「核兵器のな
い世界」を求める世論を勇気づけ、核廃絶を国
際政治の課題に急浮上させました。
世界には2万発以上の核兵器が配備・貯蔵さ
れています。しかし、核保有国から、「核兵器
のない世界」実現への提案と行動が生まれてい
るいまこそ、核兵器廃絶の大きなチャンスです。
世界中でいま署名運動などが展開されていま
す。5月2日にニューヨークでおこなわれる国
「県本部女性部にかかわって3年
目に入ります。この間平和の取り組
みについて発言したり、100筆ピー
スチャレンジにも参加し、平和の大
切さを感じるようになりました。原
水禁で長崎を訪れたときは、高校生
が先頭に立ち街頭署名などに取り組
んでいたことも感銘を受けました。
原爆の犠牲者は一般市民です。も
う二度とあの日が来ないよう、大切
な家族、今の生活を守るために、N
PTに参加することを決めました。
向こうでの1週間実りある活動をし
てきたいと思います」(船橋市職労・
山本)
際的な行進には、日本からも2千人近く参加し
ます。
「核兵器のない世界」実現へ、署名とNPT派遣
カンパをお願いします。
■NPT再検討会議って何?
世界189カ国が参加する国際条約。この
内184カ国は「非核兵器国」として核兵
器を持たないことを約束し、米、ロ、英、
仏、中の5カ国は「核兵器国」として核軍
縮・廃絶の交渉義務を負います。再検討会
議は、5年に1度開催されます。
2010年3月6日に第51回国際女
性デー千葉県集会が県教育会館
で開催され、胸にミモザの花を
飾った100名の女性が集まりまし
た。
女性差別撤廃条約を批准して3
0年経ちますが、「女性の地位向
上を」と題して、弁護士の高橋
高子さんの記念講演と、各団体
からの発言がありました。
(船橋市職
Sさんの感想)
私は女性ばかりの職場にいるので、日頃、
女性差別に関しては、あまり考える機会があ
りませんでした。今日、高橋高子さんの講演
を聞いて、国連が女性差別撤廃に取り組んで
いるにもかかわらず、日本の女性差別撤廃が
遅れていることなど、新たに知ることができ
ました。
県職労と県職労女性部では、互助会補助事業と
して3月13日第35回県職女性のつどいを開催
しました。
午前中は、千葉大医学部の木俣有美子先生と小
川恵子先生を講師に、健康講座「漢方について」
をおこない、午後は千葉県出身の俳優の地井武男
さんを招き「地井流 散歩的人生のススメ」と題
しての講演を受けました。
地井さんは、参加者の笑いを誘いながら、俳優
を志したことや映画の思い出、「ちい散歩」を通
しての地域や人々との触れ合いについて、熱心に
はなされました。
そして、今まで生きてきた中で感じてきた、
小さな女性差別をいろいろ思い出して、腹が
立つこともありました。
それでも、日頃私たちが女性差別に悩まず
にいられるのは、私が生まれる前から女性差
別撤廃に取り組んできた人たちがいるおかげ
だと実感しました。
講演をする「ちい散歩」で有名な地井武男さん