ぱくぱく食べるとモリモリ元気 が湧いてくる!! ご家庭での食を応援する 「食 育 通 信」です。 H27年度春号 平成28年3月14日 発行:訓子 府町福 祉保健課 健康増進係 電話:47-5555 ♪春号のテーマ♪ 野菜を食べて元気モリモリ♪ ご家庭でのお子さんの食事上の悩みとして“野菜が嫌い・野菜をなかなか食べてくれない”と いったことはありませんか?幼児健診等でも、葉物野菜が苦手と話される方も多くいます。野菜 不足は、子どもだけでなく大人にとっても深刻な問題です。 野菜は体の調子を整える様々な栄養素が含まれており、健康な体を維持するためにとても大切 な物です。この機会に、「野菜の摂取」について考えてみませんか? ★野菜にはどんな役割があるの? 初夏号でもお伝えしましたが、食品は“赤”“黄”“緑”の3つのグループに分かれていて、こ れらをバランスよく食べることが大切です。 赤グループ 赤グループ 体をつくる食べ物…肉・魚・卵・乳製品等(主にたんぱく質) 黄グループ 赤グループ …ご飯・パン・めん類・いも類(主に炭水化物) 緑グループ 体の調子を整える食べ物…野菜・くだもの(主にビタミン、ミネラル、食物繊維) 赤グループ 野菜は“緑”グループに分けられ、主に“体の調子を整える”役割をもちます。野菜に含まれ る栄養素は、ビタミン、カルシウムや食物繊維等です。 野菜を 食べると 病気に負けない 元気な体を作るよ♪ ①体を元気にして、病気を防ぎます ②血をサラサラにします ③腸を掃除していいウンチを出します ★野菜に含まれる栄養素の働きをご紹介します★ ビタミン類は、体内の様々な機能 を調整するために必要不可欠な成 分で、体内で合成することが出来 ません。そのため、食べ物から摂取することが 必要です。 炭水化物やたんぱく質、脂質からエネルギー を作り出す働きを助け、体の調子を整えます。 また、粘膜や皮膚を強くする、骨や歯を丈夫に する、目の健康を維持するなど、ビタミンのそ れぞれの種類で様々な働きがあります。 カルシウム 食物繊維には、 は、歯や骨 水溶性と不溶性 を作る大切な の2種類があり ます。働きは違いますが、二 栄養素です。また、スト つとも腸内にたまった不要な レスの軽減にも役立つと 老廃物を体の外へ排出し、善 言われています。 玉菌を増やすため、腸内環境 を整えます。また、血糖の吸 野菜の摂取量の 収を抑える等、生活習慣病の 目安は裏ページ 予防にも効果的です。 です! ~子どもが1日に必要な野菜の量の目安を知りましょう~ 「1日350g野菜を食べましょう」と町でも野菜の摂取についてお知らせしていま すが、体の小さなこどもの目安の量は難しいと思います。お子さんの年齢に合わせ た、必要な野菜の量の目安を参考にして、食事づくりに野菜を取り入れてみません か? 1~2歳のボクは 大人のママは 3~5歳のボクは 1日240g 1日180g 1日350g 緑黄色野菜80g その他の野菜100g 緑黄色野菜80g その他の野菜100g ★火を通した野菜は 子どもの両手3杯分 ★生で食べる場合は 子どもの両手6杯分 ★火を通した野菜は 子どもの両手3杯分 ★生で食べる場合は 子どもの両手6杯分 給食1食分は平均約52g 給食1食分は平均約62g ※くんねっぷ保育園(未満児)で算出 ※くんねっぷ保育園(3歳児)で算出 緑黄色野菜120g その他の野菜230g ★火を通した場合は 片手に山盛り3杯分 ★生で食べる場合は 両手山盛り3杯分 大人の1日の平均摂取量は 男性300.8g 女性285.0g 参考:日本人の食事摂取基準(2015年度版)、平成26年国民健康・栄養調査 ★目安を知るには手ばかり法を活用しよう♪ 毎日の食事で、いちいち重さを測るのは面倒ですが、自分の手を使って大まかな量を把握する ことができます。また、お皿の大きさでも量を把握することができるので、おすすめです。 お皿の大きさで把握する 手ばかりで把握する 大人の手で 両手一杯 生の野菜100g 大人の手で 片手一杯 火を通した野菜100g 小鉢のおひたし1皿…約70g 大皿に入った野菜炒め 小皿のサラダ1皿…約70g …約140g ★野菜を食べてもらう工夫って?~苦手な野菜を、好きに変えよう~ ①調理法を工夫する 野菜の青臭さや苦み、食 感が野菜嫌いの原因になる ことがあります。調理法や 味付けを工夫することで、 食べられることも! ・苦みには →だしを利かせた濃い目 の味付けに ・ぼそぼそした食感には →とろみをつけたり、素 揚げにして食感を変化 ②声かけを工夫する 保育園では、ニンジンなら「目 が良くなるよ」、ピーマンなら 「お肌がツルツルになるよ」、ホ ウレン草なら「カゼに負けない体 になるよ」等のプラスの声かけを しています。“野菜は健康な体づ くりにとても大切!”と食卓を囲 み親子で話ができると良いですね。 そして、「楽しい食事の時間」 はとても大切。園ではお友達の姿 を励みに、家では食べない野菜も 食べることもあります。まずは食 べられたことを「ほめて」家庭で も自信を持たせてみましょう。 ③一緒に作る 野菜作りなどを通して、 野菜の育っていく過程を楽 しむことや調理を一緒にす ることで、苦手を克服でき るかもしれません。 幼稚園でも、菜園づくり を通して野菜の大切さを伝 えています。 家族そろって、美味しく野菜をたくさん食べて、健康な体を作りましょう
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