対外秘 2014年10月開催 アニメコン・インディア 参加・出展報告書 株式会社 JI Style 2014年11月 1 アニメコン概要 2 アニメコン概要 名称: ANIMECON INDIA 場所: NSIC EXHIBITION COMPLEX OKHLA, NEW DELHI 日時: 2014年10月17-19日(3日間) 入場料: 100ルピー/1日(約170円) 参加者:延べ約1万人 主催者:NS MEDIA FILMS PVT LTD 協賛: 株式会社JI STYLE 3 アニメコン概要(会場外観) New Delhi Ahmedabad Vadodara Kolkata Mumbai Pune Hyderabad Bengaluru Chennai 4 アニメコン概要(会場見取り図) 入口 5 アニメコン概要(招聘ゲスト) JIスタイルがイニシアチ ブを取り、(左から) ・イシイジロウ氏 ゲームクリエイター・シ ナリオライター ・平澤直氏 ウルトラスーパーピクチ ャーズプロデューサー ・小松田大全氏 演出家・アニメーター ・松浦裕暁氏 サンジゲン代表取締役 を招聘した 6 アニメコンプログラム内容 7 プログラム内容(1日目:10月17日) 9:30 開場 10:00 - 11:00 インドネシア在住フランス人デザイナーMEGA氏によるワークショップ 11:00 - 12:00 小松田大全氏によるワークショップ(MANGA STORY BOARD DRAWING) 12:00 - 14:00 日本ポップカルチャークイズ大会 14:00 - 15:00 評論家RYAN HOLMBERG氏講義(GARO AND THE BIRTH OF ALTERNATIVE MANGA ) 15:00 - 16:00 アニメ・マンガお絵描きコンテスト 16:00 - 17:00 JIスタイルプレゼンテーション(安部氏) 8 プログラム内容(2日目:10月18日) 10:30 - 12:00 ゲームデザイナーCHRIS SOLARSKI氏によるキャラクターデザインワークショップ 11:00 - 12:00 サンジゲンプレゼンテーション(松浦氏) 12:00 - 13:00 デザイナー・キミアキ&ナカネ氏によるワークショップ 14:00 - 15:00 パネルディスカッション(THE FUTURE OF ANIME AND MANGA BUSINESS IN INDIA) パネリスト:イシイ氏、松浦氏、三原氏、司会:ANIMECON INDIA(NITESH ROHIT代表) 16:00 - 17:00 小松田大全氏による講演 (THE QUITE & COLORFUL WORLD OF DAIZEN KOMATSUDA) 17:00 - 18:00 イシイジロウ氏による講演 (UNDER THE DOG’S KICKSTARTER SUCCESS HOPE FOR ANIME’S FUTURE) 9 プログラム内容(3日目:10月19日) 11:00 - 12:00 ウルトラスーパーピクチャーズプレゼンテーション (平澤氏) 12:00 - 13:00 三原龍太郎氏による講演(GROWING UP WITH JAPANESE ANIME & MANGA) 12:00 - 13:00 小松田大全氏によるワークショップ(KEY ANIMATION: OUTLOOK AND PERSPECTIVE) 14:30 - 15:30 パネルディスカッション (FROM CONCEPT TO SCREEN: A PRODUCERS GUIDE THROUGH MAKING AN ANIME FILM) パネリスト:イシイ氏、小松田氏、平澤氏 16:30 - 18:00 コスプレコンテスト 10 会場の様子 11 会場の様子 12 会場の様子 13 会場の様子 14 会場の様子 15 会場の様子 16 展示ブース 17 展示ブース 会場内のブース3つを借り切った(入場してすぐの最も人通りの多い場所)。 ブースにおいて、グッドスマイルカンパニー様、コトブキヤ様、セガトイズ様、TOKYO OTAKU MODE様提供の商品を展示し、インド現地ファンの反応を把握した。 アニメコンにブース出展した事業者は約15社。日本のアニメグッズの展示を行ったのは 弊社のみ。他の日系企業ではJALとElecomがブースを出展していた。出展事業者の主 な内訳は、オリジナルTシャツ・ポスターなどのグッズ販売4店、ライセンスグッズ販売2店、 出版社1社、旅行代理店1社、映像1社、日系家電・PC・周辺機器メーカー1社、フード2社 他。 米国のキャラクターグッズ・フィギュアを販売するブースあり(本店:ムンバイ)。 NARUTO/One Piece等のマンガ(英語)を販売するブースあり 主催者の意向により、正規品しか扱わない 18 展示ブースの様子 19 展示ブースの様子 20 展示ブースの様子(グッドスマイルカンパニー①) 21 展示ブースの様子(グッドスマイルカンパニー②) 22 展示ブースの様子(コトブキヤ①) 23 展示ブースの様子(コトブキヤ②) 24 展示ブースの様子(セガトイズ①) 25 展示ブースの様子(セガトイズ②) 26 展示ブースの様子(Tokyo Otaku Mode①) 27 展示ブースの様子(Tokyo Otaku Mode②) 28 展示ブースの様子(Tokyo Otaku Mode③) 29 ブース出展結果 30 グッズの売れ筋と価格設定に関する仮説 販売に当たっては、現地インド人のキュレーションを重視。 フィギュアやぬいぐるみは箱詰めのまま売るより箱から出して組み立て・ディスプレイ し、実物を触らせることで値段に見合ったクオリティであることを納得させると良い。 インド人は低価格の粗悪品に慣れきっているため、上記のような正規品浸透のため の教育プロセスが必要。 高めの価格設定でもある程度売れるが、やはり低価格帯の小物類の方が買われる。 日本の人気タイトルのフィギュアは、固定ファンがいるため価格が高くても売れる。 フィギュアは5000ルピー(約10,000円)が上限。それを超えると割高感が出る。 クレジットカード決済は30%程度浸透している。 31 アンケート調査結果 32 アンケート調査結果(1) 母数(N): 155 Q1: 性別 男:106人(68%) 女:49人(32%) Q2: 年齢 5-13(5%)、14-17(15.8%)、18-21(57.6%)、22-25(15.1%)、25-30(3.8%)、30-35(1.9%)、35+(0.8%) Q3: 職業(選択式) - フルタイム学生(74.4%) - フルタイム雇用(11%) - パートタイム学生/雇用(10.4%) - その他(4.27%:主婦、ニート) Q4: 好きなグッズをどうやって買いますか?(選択式) - インターネット:Flipkart(42人)、Amazon(32人)、eBay(10人)、Aliexpress(7人)、Snapdeal(5人)、 Garble(3人)、Hangoutstore.in(3人)、Goodsmile(2人)、Hysteria(1人)、Lazy Ninja (1人)、Cart2India(1人)、iinetoys(1人)、Fakku.com(1人)、Tokyo Otaku Mode(1人)、 Think Geek(1人)、V&V(1人)、Koonz(1人)、Kotaku.com(1人) ※内訳は自由解答 - 海外在住の友人から(18人)、海外訪問した友人に買ってきてもらう(19人) - その他:Anime event(2人)、Market(1人)※内訳は自由回答 33 アンケート調査結果(2) Q5: どのようなグッズを買いたいですか?(選択式・複数回答可) - T Shirts ( 108 人) 、Manga(101 人)、Posters(90人) 、Cosplay Costumes (81人 )、 Accessories(79人)、Figures(77人)、Bags(65人)、Stationaries(64人)、Plushy(42 人)、Trading Cards(31人)、 Glassware(22人) - その他:Cosplay Props(2人)、Phone covers(1人)、Eyewear(1人)、Anime DVDs(1 人)、Wigs(1人)、Decoration Items(1人)、Gadgets(1人)※内訳は自由回答 Q6: アニメ・マンガに関する情報をどこで得ていますか?(自由回答) Online(81人)、Family/Friends(18人)、Animax(10人)、TV(10人)、Manga box(7人)、 Facebook(7人)、Crunchy Roll(5人)、Tokyo Visit(3人)、Anime News Network(3人)、 Kiss Anime(3人)、Tokyo Otaku Mode(3人)、Magazines/Comics(2人)、Wikipedia(2人)、 Animeget.com(2人)、Manga Panda(2人)、My Anime List(2人)、Newspaper(1人)、 Anime Merchandise Website(1人)、Twitter(1人)、Google Ads(1人)、Kiss Manga(1人)、 Cartoon Network(1人)、Japan Foundation(1人)、Mangareader.net(1人)、Funimation(1 人)、Narutoget.com(1人)、REDDIT(1人) Q7: 年間いくらアニメグッズに使いますか?(選択式) RS100-500 ( 7.6% ) 、 RS500-1,000 ( 20.9%) 、 RS1,000-2,000 ( 39.8%) 、 RS3,000-5,000 (16.5%)、RS5,000+(12%)、No Answer(3.2%) 1RS=1.8円 34 アンケート調査結果(3) Q8: アニメグッズのどの点を重視しますか?(3段階) Popularity Product Quality Price Comfort Not At All Important Not At All Important Not At All Important Not At All Important 1 (24人) 1 (1人) 1 (7人) 1 (8人) 2 (50人) 2 (16人) 2 (33人) 2 (38人) 3 (43人) 3 (109人) 3 (90人) 3 (79人) Extremely Important Extremely Important Extremely Important Extremely Important For example, Naruto, Bleach, Fairy Tail, Hunter x Hunter, One Piece, Gintama, Attack on Titan, Sword Art Online, Code Geass, Haruhi Suzumiya, Fate/zero (all Type moon series), Death Note, Dragon Ball Z, Slam Dunk, Full Metal Alchemist, Fairy Tail, Pokemon, 35 アンケート調査結果(4) Q9: どのキャラクター/作品のアニメグッズを買いたいですか?(自由回答) Naruto(39人)、One Piece(28人)、Bleach(28人)、Dragon Ball Z(25人)、Death Note(23人)、Full Metal Alchemist(14人)、Fairy Tale(13人)、Gintama(13人)、Attack on Titan(11人)、Card Captor Sakura(10人)、Blood+(10人)、Finder Series Elfen LIED(8人)、Sword Attack Online(8人)、Pokemon (7人)、XXX Holic(7人)、Tsubasa Reservoire Chronicles(6人)、K project(5人)、Maid sama(5人)、 Hunter x Hunter(4人)、Code Geass(4人)、Kuroko No Basuke(3人)、Inuyasha(3人)、Ano Hana(2人)、 Samurai Champloo(2人)、Cowboy Bebop(2人)、Gundam(2人)、Jigoku Shojyo(2人)、Fate/Zero(2人)、 Kirito(2人)、Rurouni Kenshin(2人)、Angel Beats(2人)、Sket Dance(1人)、Ao ha Ride(1人)、 Chiyayafuru(1人)、Doraemon(1人)、K-On(1人)、Kamisama Hajimemashite(1人)、Devil May Cry(1 人)、Haruhi(1人)、Moon Series(1人)、Slam Dunk(1人)、Furuto no(1人)、Natsu da Corda Deone(1 人)、Hitman Reborn(1人)、Finder series(1人)、CCS(1人)、SNK(1人)、Sakura Kinomoto(1人)、Acchi Kocchi ( 1 人 ) 、 Barakamon ( 1 人 ) 、 Junjyo Romantica ( 1 人 ) 、 Ginban Kaleido Scope ( 1 人 ) 、 dot Hack/Sign(1人)、 Love Pistols(1人)、Nenru(1人)、Home of Recca(1人)、RMA(1人)、Sasuke(1人)、 Itachi Uchiha(1人)、Detective Conan(1人)、Clannad(1人)、Tokyo Ghoul(1人)、Akune Gokill(1人)、 Grantz(1人)、Smith(1人)、Saiyuki(1人)、Skip Beat(1人)、Black Bullet(1人)、Chihoufuru(1人)、 Urusei Yatsura(1人)、Sora no otoshimono(1人)、Tora Dora(1人)、Zero no Tsukaima(1人)、Vocaloid (1人)、Neon Genesis Evangelion(1人)、Fate Stay night(1人)、Vampire Night(1人)、Mikoto Suon from K anime(1人) Q10: どのテレビチャンネルが一番好きですか?(選択式) Animax(118人)、Nickelodeon(31人)、Pogo(27人)、Disney XD(23人)、Hungama(23人)、Disney Channel(21人)、Sonic(13人) 36 アンケート調査結果(5) Q11: 今後のインドでのアニメイベントやショッピングサイトについて要望をお聞かせください(自由回答) - もっとアニメグッズ製品の種類を増やしてほしい(マンガ、DVD, フィギュア、キーチェイン、ペンダント、Tシ ャツ、ジュエリー、携帯のストラップ、デコレーションが欲しい)(+50人) - EC通販サイトを早く作ってほしい(+30人) - インド市場に見合った価格に設定してほしい(+20人) - 会場で、アニメ上映をしてほしい(+20人) - リアル店舗での販売をしてほしい(+20人) - アニメイベントの頻度を高めてほしい(最低1年に同都市で2回)(+10人) - マンガカフェを作ってほしい(+10人) - 大きなお金を持ってきていなかったので、会場でクレジットカードの決済をしてほしい(+10人) - アニメファン活動をしてほしい(8人) - ゲストスピーカーをもっと呼んでほしい(5人) - コナミ・カプコンのゲームが欲しい(5人) - 日本食が欲しい(5人) - ドラゴンボールZの商品を置いてほしい(5人) - グッズは、1,000ルピー(2000円)以下にしてほしい(3人) - ゲームキャラクターが欲しかった出展数を増やしてほしい(3人) - もっとNARUTOの製品を増やしてほしい(3人) - ファッションブランドを出展してほしい(3人) - 出展に対応できるスタッフの数を増やしてほしい(3人) - もっとアクセスしやすい場所にしてほしい(2人) - マイナーなマンガや商品も置いてほしい(TRC、CLAMP)(2人) - コスプレやポスターの販売をしてほしい(ウィッグ、服)(2人) - ゲストに声優を呼んでほしい(2人) - プロのコスプレやコンサートを招致してほしい(2人) 37 アンケート結果の分析 来場者の特徴 男子学生の参加が目立った。 年間500‐2,000ルピー(800円 - 3,600円)をアニメグッズに使える購買層がメイン。 ただし、来場者はインド社会全体の中ではアッパーミドル層以上と考えられることに留意。 購入機会 購 買 層の 大半 は 、 現地 EC サ イ ト の Flipkart ( 日本 にお け る 楽天 のよ う な存 在) か 、 Amazonで購入。 グッズに対する渇望感は大きい。欲しいグッズの種類も多岐に渡っている。 日本アニメ関連グッズを専門に扱うECプラットフォームに対するニーズが大きい。 リアル店舗での販売ニーズも一定程度存在。 プロモーション機会 オンラインによる認知が圧倒的に大きいが、テレビ(主にAnimax)も良く見られている。 ナルト、ワンピース、Bleach、ドラゴンボール、デスノート等の「鉄板」アニメ関連グッズの ニーズは非常に高い。 その他 購入に当たっては品質と価格が最も重視されるため、両者の適正なバランスについては 引き続き教育プロセスと見極めが必要。 38 株式会社 JI Style 代表取締役 安部 啓史 email: [email protected] website: http://www.jistyle.net/ 本報告書の写真中に、日本アニメ・マンガ等の海賊版と思われるものが一定数映り込んでいますが、これらの写真はあくまでイベン トの資料として撮影したものであり、権利者の許諾無くアニメ画像等を使用する行為を株式会社JIスタイルが肯定する意図を示すも のではありません。 39
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