用素材を開発

注射より効く「塗るワクチン」用素材を開発 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
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注射より
用素材を
を開発
注射より効
より効く 「塗るワクチン
塗るワクチン」
るワクチン」用素材
インフルエンザウイルスのように鼻やのどの粘膜か
ら感染す る病原体を防ぐため 、粘膜の免疫力を高め
る「塗るワクチン」として利用できる素材を、東京大や
大阪府立大などの研究チー ムが開発した。
科学誌「ネイチャー ・マテリアルズ」に21日掲載された。
ワクチンを注射す ると、抗体が血液中にできるが、インフルエンザウイルスは
血管から離れた粘膜表面で増殖す るため 、効果が弱い。粘膜で働く抗体を作る
には、粘膜の表面にウイルスや細菌の断爭を長期間、付着させる必要がある
が、鼻水などです ぐに流されてしまうのが課題だった。
東大の清野宏教授らは粘膜がマイナスの電気を帯びていることに着目し、グ
ルコー スなどから、プラスの電気を帯びたゼ リー 状の片質を合成。この片質に
毒性をなくしたボツリヌス菌や破傷風菌の破爭を混ぜてマウスの鼻の中に塗る
と、粘膜に10時間以上残り、粘膜と血液中の両方に、菌を退治す る抗体がで
きた。
東大のワクチンは、これまで米国などで開発された「塗るワクチン」に比べ、ウ
イルス感染や副作用のおそれが少ないのが特徴という。
(2010年6月21日12時02分??読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20100621-OYT1T00382.htm
2010/06/21