「障害予防クリニック」および事前勉強会 報告書

公益事業推進部活動報告書
平成 25 年度山形県高校野球連盟『障害予防クリニック』及び、事前勉強会についての活動内容を以
下に報告致します。
名
称:障害予防クリニック事前学習会
日
時:平成 25 年 11 月 16 日(土) 8:30~12:00
会
場:山形県スポーツ会館
目
的:障害予防クリニック時の診察項目やコンディショニングについて学習する。
活動内容:評価項目についての講義
講師 原田医師
コンディショニング・現場についての講義
講師 矢萩氏・草刈氏
評価項目の実技練習
12 月 1 日の障害予防クリニックの事前の勉強会ということだったので、殆どが当日の参加予定者で
あった。昨年は各評価を PT2 名程度で分担して行ったが、事前勉強会ではすべての評価を全員で確認し
た。また、泉整形外科病院で整形外科医をされている原田幹生先生から各評価の注意点や目的について
講義して頂いた。職場の違いで普段ほとんど行っていない評価項目もあり、直前に練習が出来たことは
良かった。終了後の反省会では評価項目がこれで妥当なのか、追加した方がいい評価はあるのかなど議
論が交わされたが直前であったために、来年度への課題とした。
名
称:山形県高校野球連盟 『障害予防クリニック』
日
時:平成 25 年 12 月 1 日(日)
7:30
集合
10:00~13:00
クリニック
13:30~14:30
反省会
会
場:山形県スポーツ会館
目
的:試合が無く、投球数が減るオフシーズンに、障害を発見し来年度に向けてパフォーマンスを
向上させる為
活動内容:高校野球選手 95 名に対するフィジカルチェック及び、コンディショニング指導
参 加 者:Dr.10 名
AT4 名
PT19 名
各 役 割:PT が評価、フィジカルチェック⇒Dr.が診察⇒AT がコンディショニング
評価項目:CAT・HFT・Sleeper Test・股関節内旋可動域・インピンジメント徴候・棘上筋テスト・肘
関節可動域(伸展 屈曲)・milking test・前腕可動域(内旋 外旋)・fovea sign・Hook of hamate
pull test・ピンチ力・握力・体幹柔軟性
反 省 会:集合時間⇒来年もこれくらいの時間
日程⇒来年は 11 月 30 日に予定する(今回は期末テストと重なっており生徒は大変だったと
思われる)
流れ⇒事前に勉強会を行っていたので評価に関しての正確性は高まったと思われる。しかし、
各評価の説明を念入りに行なった人もおり、流れが悪くなったのは反省点。
評価項目⇒身体機能の評価はコンディショニングにつながるので来年以降は PT も評価項目
の作成を手伝ってほしい。もしくは作成して欲しい(原田 Dr.)
来年度に向けて⇒コンディショニングの時間が物足りないか。予防的なストレッチ程度で済
む生徒と継続的な治療が必要と思われる生徒が混在していた(ここでの解決は難しいか…)
総
括:山形県高校野球連盟が主催する『障害予防クリニック』は今回で 5 回目の開催であったが、
山形県理学療法士会からは今年で 2 回目の参加になった。事前に評価の勉強会を行った方が
よいのでは?といった前年の反省をいかして、今年は 11 月 16 日に事前勉強会を行ってから
当日をむかえた。
当日は本来、理学療法士の役割は評価のみであったが、AT の参加者で当日のキャンセルが数
名出てしまったとのことで、急遽コンディショニングに入って欲しいと要請を受けた。しか
し、スポーツ分野で実際に従事している方や興味のある方がほとんどであったので、急な要
請にも対応出来たのではと感じている。実際 AT の代表者からも「とても助かりました。評
価した理学療法士から診てもらって選手としても良かったと思います」と御礼の言葉を頂い
た。
来年に向けては「身体機能の評価の見直しを理学療法士からも助言を頂きたい」と、原田 Dr.
から発言があったので要請があれば答えていけるようにしたい。
本活動について、今後の方向性も含めて部内で検討し、より良いものとしていきたい。
文責:早坂慎也
烏和之