問1 次のⅠ~Ⅳの文中の( )内に、下記の語群の中から最も適当なものを選び、解答欄に 数字で答えなさい。 Ⅰ.消費性向は、下記の式で表すことができる。 消費性向(%) = 消費支出 ( A ) × 100 ( A )= 消費支出 +( B ) Ⅱ.流行の商品を購入する時期によって、消費者は次の3段階に分けられる。流行のシーズンに 先駆けて購入し、周囲の人々に影響を与える( C )、評価の定まったころに購入する ( D ) 、シーズンの終わりに近づいた時期に購入する( E )がある。 Ⅲ.消費者の分類には、年齢、性別、居住地などの( F )要因で消費行動を分類したものと、 趣味、生活習慣、欲求、価値観などの( G )要因で消費行動を分類したものがある。 Ⅳ.消費者の購買行動は欲求と深く結びついている。マズローは欲求が低次から高次へ移行する という( H )理論を提唱した。この理論を衣服に当てはめると、皆が着ている流行の服を 着たいというのは( I )欲求、プレタポルテは( J )欲求を満たすことになる。 [語 群] 1.安全 2.欲求の段階 3.ラガード 4.税金 5.経済的 6.デモグラフィック 7.ライフサイクル 8.欲求の階層 9.差別化 10.総所得 11.クリエーター 12.ライフスタイル 13.貯蓄 14.可処分所得 15.フォロアー 16.イノベーター 17.帰属 18.オピニオンリーダー 問2 次のA~Gの文章に最も関係が深いものを下記の語群の中から選び、解答欄に数字で答えな さい。 A.回収率が高く費用は少なくてすむが、調査時の雰囲気が結果に影響することがある。 B.記入ミスの点検が可能であり、回収率も高いが調査対象者本人が回答したかどうかはとらえ にくい。 C.迅速な調査が可能であるが、複雑な質問はしにくい。 D.最も正確でデータの精度が高いが、調査費用が多くかかる。 E.集団や組織を利用するので回収率が高く費用は少なくてすむが、調査対象者本人が回答した かどうかはとらえにくい。 F.調査者と対象者との双方向の情報伝達が可能であるが、回答者が特定の層に偏りやすい。 G.広範囲の地域の対象者に調査が可能であるが、回収率が低い。 [語 群] 1.量的調査法 2.電話調査法 3.郵送調査法 4.質問紙面接調査法 5.インターネット調査法 6.街頭調査法 7.スノーボール調査法 8.託送調査法 9.集合調査法 10.配票調査法 1 問3 次のⅠ~Ⅷの文中の( )内に、各々の語群の中から最も適当なものを選び、解答欄に 数字で答えなさい。 Ⅰ. ( A )は、データのばらつきを表す統計的指標である。 [1.度数 2.標準偏差 3.一致係数] Ⅱ.質問紙調査の実施後に行う調査票の点検のことを( B )という。 [1.コーディング 2.チェッキング 3.エディティング] Ⅲ.サラリーマンを対象に「スーツの所有数」を尋ねる質問内容は、 ( C )にあたる。 [1.事実調査 2.知識調査 3.意見調査] Ⅳ.スーパーマーケットの売り場にビデオカメラを設置して、一つの商品を買い物カゴに入れる までの時間を調べる調査は、 ( D )にあたる。 [1.投影法 2.観察法 3.摘出法] Ⅴ.全数調査のデメリットとしては、 ( E )があげられる。 [1.標本誤差を伴うこと 2.経費や時間がかかること 3.精密な調査・分析ができ ないこと] Ⅵ.消費者の1か月あたりの衣服の購入金額を調べて、高い人から低い人まで順番に並べたとき に、真ん中にくる人の金額を( F )という。 [1.モード 2.メディアン 3.アベレージ] Ⅶ.無作為抽出の方法として、母集団の構成単位に一連番号をつけ、初めに一つの標本をランダ ムに選び出し、あとは一定の抽出間隔で順次抽出する方法を( G )という。 [1.層別抽出法 2.多段抽出法 3.系統抽出法] Ⅷ.あらかじめ用意された回答選択肢の中から、該当する選択肢を選ぶ回答形式を( H )と いう。 [1.ワーディング 2.プリテスト 3.プリコード] 問4 次のA~Hの文章で、①②の両方が正しい場合には『1』 、①②のいずれかが誤っている場 合には『2』 、①②の両方が誤っている場合には『3』を解答欄に記入しなさい。 A.①消費者安全法は、商品・役務(サービス)に関する消費者事故等を対象とし、重大事故は 関連機関から消費者庁に届け出ることを義務付けている。 ②消費生活用製品安全法は、死亡事故や重傷病事故など重大な製品事故が発生した場合、製 造又は輸入業者は 10 日以内に内閣総理大臣に報告することを義務付けている。 B.①製造物責任法は、製造物の対象として未加工の農林畜水産物を含めている。 ②製造物責任法では、製造物の欠陥によって生命・身体または財産に損害を被った場合に、 被害者は製造業者などに対して損害賠償を求めることができることを定めている。 C.①消費者契約法は、労働契約を含む消費者と事業者との間の契約を対象とする。 ②消費者契約法は、不当な勧誘によって消費者が契約を結んだ場合、契約の取消しに関する ルールを定めている。 D.①家庭用品品質表示法(以下:家表法)の対象商品は、繊維製品と雑貨工業品の2製品である ②家表法の施行令で定めている繊維製品は、 「生地」および「製品(33 品目) 」である。 2 E.①ネクタイは、家表法の施行令で定める対象品目である。 ②ネクタイの家庭洗濯等取扱い絵表示は、表示の義務項目ではない。 F.①セータの「サイズ表示」は、法律として義務化されている。 ②座布団カバーの「寸法表示」は、法律として義務化されている。 G.①日本繊維産業連盟の自主基準には、特定芳香族アミンの試験方法と基準が決められている ②特定芳香族アミンを使用していないことを確認するトレーサビリティ制度は、義務化され ている。 H.①効果の科学的根拠があれば、 「血液サラサラ効果」とタイツに表示しても良い。 ②効果の科学的根拠があれば、 「マイナスイオン加工」とタイツに表示しても良い。 問5 次の文中の( )内に、下記の語群の中から最も適当なものを選び、解答欄に数字で答 えなさい。 不当景品類及び不当表示防止法(以下:景表法)の第4条では、事業者の供給する商品又は役 務の取引について、 一 優良誤認(商品等の( A )についての不当表示) 実際よりも著しく優良であると一般消費者に誤認される表示 二 有利誤認(商品等の( B )についての不当表示) 三 ( C )が指定する( D )に関する表示やおとり広告など6種類の不当表示 を禁止している。 2003 年に景表法が改正され、必要な場合は事業者に表示の裏付けとなる( E )の提出を求 める第2項を追加した。また、2009 年 9 月に消費者庁の設置に伴い、景表法の所管は( F ) から消費者庁に移管され、責任者の名称は( C )へ変更された。 さらに、2013 年にホテルやレストランでバナメイエビや加工牛などの食材の不当表示が多く発 生した。それに伴い 2014 年 12 月に法改正され、事業所管大臣等に( G )権限の委任、また、 ( H )に合理的根拠提出要求権限および( I )権限の委任など、行政の監視指導体制の 強化が行われた。 [語 群] 1.絵表示 2.取引条件 3.役務 4.内容 6.合理的根拠 7.試験データ 8.比較データ 9.経済産業省 10.市町村長 11.都道府県知事 12.内閣総理大臣 13.公正取引委員会 14.措置命令 5.原産国 15.公表 16.調査 問6 次のA~Hに最も関係が深いものを各々の語群の中から選び、解答欄に数字で答えなさい。 A.消費者基本法に基づき作成され、長期的に講ずるべき消費者政策の大綱となるものであり、 2015 年4月から5年間の消費者政策の大綱が閣議決定され実施されている。 [1.経済財政運営基本方針 2.消費者基本計画 3.消費者白書] B.消費者政策の基本理念、国および事業者・事業者団体、消費者団体の責務が明記されている 法律 [1.消費者基本法 2.消費者安全法 3 3.消費生活用製品安全法] C.生命・身体・財産などに関する消費者事故情報等を関連機関から一元的に集約し、それを分 析・原因究明を行い被害発生と未然防止の措置を講じている。 [1.厚生労働省 2.経済産業省 3.消費者庁] D.乳幼児用繊維製品(生後 24 カ月以下)のホルムアルデヒド規制を定めた法律 [1.医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(旧薬事法) 2.有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律 3.化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律] E.訪問販売、電話勧誘販売など不当勧誘が起こりやすい取引に、クーリング・オフを認めてい る法律 [1.特定商取引に関する法律 2.消費者契約法 3.民法] F.国内で販売される繊維製品は、国産品、輸入品すべてに法律に基づく適正な組成表示が義務 付けられているが、これを規定する法律 [1.工業標準化法 2.家庭用品品質表示法 3.製造物責任法] G.地方公共団体の消費生活センターとネットワークで結んだ「全国消費生活情報ネットワーク・ システム:PIO-NET」を通して、全国から消費生活相談情報を収集し、調査・分析を行 い情報提供している機関 [1.公正取引委員会 2.製品評価技術基盤機構(NITE) 3.国民生活センター] H.事業者と消費者との間で取引される商品・役務(サービス)にかかわる紛争が生じた場合、 裁判以外で解決する手段や方法 [1.ADR 問7 次の文中の( 2.CSR 3.VOC] )内に、下記の語群の中から最も適当なものを選び、解答欄に数字で答 えなさい。 合繊化率は、 ( A )ベース需給表により国内需要における合成繊維の割合で示され、テキ スタイルや製品の貿易数量は( B )に換算している。 合繊化率は、1950 年代は5%にも満たなかったが、技術革新や( C )から国内需要が一途 に増大していった。1970 年代後半になると( D )まで達した後、足踏みをするようになった が、これは( E )ブームによることも一因となっている。 その後、1980 年代には、消費者の嗜好が変化し、 ( F )が発表した「国民生活に関する世 論調査」による生活においての豊かさは、 ( G )から( H )を映す商品に移行したことで も裏付けされる。これにより供給体制が( I )から( J )へと移行せざるを得なくなっ た。 [語 群] 1.重量 2.顧客満足 3.金額 4.70% 5.所得 6.プロダクトアウト 7.輸出増大 8.糸 9.製品 10.価格低下 11.マーケットイン 12.総務省 13.50% 14.天然繊維 15.内閣府 16.ココロ 17.モノ 18.フォーマル 4 問8 次の文中の( )内に、下記の語群の中から最も適当なものを選び、解答欄に数字で答 えなさい。 アパレル業界の取引形態において、日本と欧米の間には、 ( A )に大きな違いがある。 日本では、買い手は売り手と交わした取引条件に拘束され、参考上代・掛け率制、 ( B ) 、 ( C )のいわゆる「3 点セットの取引方式」がとられている場合が多い。 ( B )は、ブラ ンドと商品の近隣店同士のぶつかりあいを避けるために設けられたものである。 一方、欧米では、基本的には( D )で、買った商品は代金と交換で、 ( E )は完全に売 り手から買い手に移転する。そのため買い手はその商品を自由に売ることができる。たとえば、 ラグジュアリーブランド品を最初から大幅に値下げをして売る( F )が定着している。また、 取引する小売企業の商圏は( G )を採用している。 しかし、最近では、日本も( H )という業態が普及し、自らのリスクで生産し、 ( I ) をもって上代を決めて販売する小売業も多くなっている。 [語 群] 1.完全買取り制 2.商慣行 3.セレクトショップ 4.GMS 5.商法 6.価格決定権 7.返品・商品交換制 8.所有権 9.オフプライスストア 10.SPA 11.品揃え型専門店 12.口座制 13.オープンマーケット 14.テリトリー制 15.委託販売制 16.主導権 問9 次のA~Fの文章で、①②の両方が正しい場合には『1』 、①②のいずれかが誤っている場 合には『2』 、①②の両方が誤っている場合には『3』を解答欄に記入しなさい。 A.①QR(クイックレスポンス)とは、小売業や製造業での業務改革運動のことをいい、顧客 満足(CS)と収益力の強化を図る。 ②SCM(サプライチェーンマネジメント)は、繊維ファッション企業に限った供給業者か ら消費者までの業務管理手法で、生地、資材を含めてプロダクトパイプラインを短縮化す ることを最終目標としている。 B.①リードタイムとは、繊維原料加工から商品の出荷までに要する時間をいい、アメリカのア パレルの標準的な長さは 66 週間といわれていた。 ②マークダウン商品とは、売れ残った商品のことをいい、出来る限り少量にすることでコス ト削減につながる。 C.①売れ筋商品のフォローは、在庫の増加を招き、総コストを高める要因になる。 ②検査・検品の省略は、プロダクトパイプライン全体のコストを下げることができる。 D.①ICタグは、生産・物流管理の他に商品の履歴管理もできる。 ②ICタグの普及のカギには、技術的課題やプライバシー保護の課題とともに、タグ単価の 低下がある。 E.①無店舗販売業に分類されるインターネット通販企業は、実店舗を持たない。 ②インターネット通販における衣料品の売り上げは、実際に触ったり、試着できないことか ら、伸び悩んでいる。 5 F.①ショールーミングとは、店舗で商品の内容や価格などを確認し、インターネットなどで購 入することである。 ②パソコンやスマートフォンなどによるインターネットでの商品の購入機会が増大すると、 ショールーミングの促進につながる。 問 10 次のA~Gの文章で、①②の両方が正しい場合には『1』 、①②のいずれかが誤っている場 合には『2』 、①②の両方が誤っている場合には『3』を解答欄に記入しなさい。 A.揮発性有機溶剤を用いた洗濯方法 ①ランドリー ②ウエットクリーニング B.繊維を構成する分子中にペプチド結合を含み、日光の紫外線によって黄変しやすい繊維 ①綿 ②ポリエステル C.水中で硬度成分となり多量に存在すると洗浄作用を阻害する金属イオン ①カルシウムイオン ②ナトリウムイオン D.酵素「リパーゼ」によって洗浄力の向上が期待できる汚れ ①たんぱく質汚れ ②皮脂汚れ E.化学的に安定でオゾン層を破壊するといわれている物質 ①クロロフルオロカーボン ②テトラクロロエチレン F.衣類の糊剤として使用されるもの ①ポリビニルアルコール(PVA) ②カルボキシメチルセルロース(CMC) G.衣類の漂白剤として使用されるもの ①炭酸ナトリウム ②ゼオライト 問 11 繊維製品の品質表示およびサイズ表示に関する次のⅠ~Ⅹの文章について、文中の( ) 内に各々の語群の中から最も適当なものを選び、解答欄に数字で答えなさい。 Ⅰ.下記の取扱い絵表示は「 ( A )がよい。 」の意味である。 [1.日陰のつり干し 2.脱水せずに日陰干し 3.日陰の平干し] Ⅱ.下記の取扱い絵表示は、 「 ( B )はできない。 」の意味である。 [1.手洗い 2.水洗い 3.洗濯機による洗濯] Ⅲ.はっ水性とは、JIS L 1092 に規定するはっ水度がすべての試験片について( C )以上で ある性質をいう。 [1.1 級 2.2 級 3.3 級] Ⅳ.繊維製品品質表示規程で、繊維の組成は表示しなければならないが、家庭洗濯等取扱い方法 は表示の対象になっていない品目には( D )がある。 [1.毛布 2.テーブル掛け 6 3.カーテン] Ⅴ.繊維製品の洗濯表示に関する新たなJISが制定され、平成 26 年 10 月 20 日に公布された。 それは「繊維製品の取扱いに関する表示記号及びその表示方法」 ( E )である。 [1.JIS L 0001 2.JIS L 0217 3.JIS L 1930] Ⅵ.繊維の組成表示において、指定用語にない繊維を表示する場合は、 ( F )の用語にその繊 維の名称を示す用語または商標を括弧に入れて付記する。 [1.指定外繊維 2.指定用語外繊維 3.その他繊維] Ⅶ.繊維の組成表示において、綿繊維は指定用語( G )で表示できる。 [1.木綿 2.純綿 3.COTTON] Ⅷ.繊維の組成表示において、 ( H )は指定用語ではない。 [1.らくだ 2.ポリノジック 3.リヨセル] Ⅸ.成人女子用スカート類でフィット性をあまり必要としないものは、 ( I )で表示する。 [1.身長 2.ヒップ 3.ウエスト] Ⅹ.成人女子用の衣料のサイズ表示には、体型区分表示、単数表示、 ( J )の3種類がある。 [1.範囲表示 問 12 次のⅠ~Ⅷの文中の( 2.記号表示 3.寸法表示] )内に、各々の語群の中から最も適当なものを選び、解答欄に 数字で答えなさい。 Ⅰ.地球温暖化の原因となる温室効果ガスの大部分は( A )である。 [1.一酸化炭素 2.二酸化炭素 3.フロンガス] Ⅱ.回転ドラム式の家庭用衣類乾燥機には、空気の排出方法により、排気型と( B )がある [1.排湿型 2.除湿型 3.撹拌型] Ⅲ.大気環境を保全するため、VOCの排出規制が行われている。VOCとは、 ( C )のこと である。 [1.揮発性フロン化合物 2.揮発性ハロゲン化合物 3.揮発性有機化合物] Ⅳ.市販されている家庭用の柔軟仕上げ剤の主成分は、 ( D )界面活性剤である。 [1.アニオン系 2.カチオン系 3.ノニオン系] Ⅴ.衣料品の洗濯後の柔軟仕上げ剤として界面活性剤が用いられる。界面活性剤は親水基に水和 している水分子により、 ( E )効果も併せて得られることが多い。 [1.帯電防止 2.縮み防止 3.変色防止] Ⅵ.デンマークの技術研究機関で開発されたMA試験布は、洗濯時の( F )を測定する布で ある。 [1.機械力 2.汚染状態 3.寸法変化] Ⅶ.衣料用洗剤の表示には( G )が適用される。 [1.不当景品類及び不当表示防止法 2.日本工業規格 3.家庭用品品質表示法] Ⅷ.洗濯物の重量(キログラム)と洗濯液の液量(リットル)との比を( H )という。 [1.浴比 2.容量比 3.水量比] 7
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