日本のゲートウェイの実力! 位置、または高所・低所位置に合わせ て、火元に的確に消火剤を放水できる こと。従来型に比べ風の影響も受けに くい。高所位置は地上から約15mに 達し、A380などの超大型機や尾翼エ ンジンなどの火災にも対応。低所位置 からは翼の下の燃料漏れや胴体下部な 拡大版 【諸元等】 車体:全長12.36m、全幅3.10m、 全高3.80m 総重量:34,885㎏ 水積載容量:10,500ℓ 薬液積載容量:880ℓ 粉末消火剤:220㎏ 主タレット最大地上高:15m 主タレット最大作業半径:10.5m 穿孔ノズル最大到達距離:8.5m どにも、火点に近づくことなく、目標 に正確に放水できる。 さらに、通常型のタレットノズルに せんこう 全性でも世界最高水準を目指す 加えて、鋭利な先端部をもつ「穿孔ノ 成田空港は、万一の航空機火災 ズル」も装備している。機体外板を貫 にも万全の体制を整えるため、国内の 通して内部に差し込み、外部からの過 空港として初の、高位置対応伸展型放 大な酸素供給を抑えながら機内に放水 水銃「HRET (エイチレット) 」を装備 できる、画期的な消防車だ。 した空港用化学消防車を2台導入し、6 成田空港ではこの化学消防車を、空 月1日から運用を開始した。車両は、 港内の消防東・西分遣所、または空港 米国Oshkosh ( オシュコシュ)社製の 敷地のほぼ中央にある暫定待機所に分 安 「ストライカー 6×6」がベース。 最大の特長は、車体上部に取り付け られたアームを伸展して、先端部にあ 散配置して体制を強化する。 ※ HRET = High Reach Extendable Turret る放水銃(タレットノズル)を、前方 国内初の HRET型空港用 化学消防車 上/穿孔ノズルの周りには前方監視赤 外線カメラや投光ライトも装備 下/運転席右側のスティックでアーム とタレットを操作する アームを伸ばせば放水銃は地上 から約15mの高さにまで達する ※今号では都合により「便利なNRT 活用術」はお休みいたします。 June 2016 GREEN PORT REPORT 7
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