成田空港 なんでもNO.1 拡大版 | GREEN PORT REPORT 2016年6月

日本のゲートウェイの実力!
位置、または高所・低所位置に合わせ
て、火元に的確に消火剤を放水できる
こと。従来型に比べ風の影響も受けに
くい。高所位置は地上から約15mに
達し、A380などの超大型機や尾翼エ
ンジンなどの火災にも対応。低所位置
からは翼の下の燃料漏れや胴体下部な
拡大版
【諸元等】
車体:全長12.36m、全幅3.10m、
全高3.80m
総重量:34,885㎏
水積載容量:10,500ℓ
薬液積載容量:880ℓ
粉末消火剤:220㎏
主タレット最大地上高:15m
主タレット最大作業半径:10.5m
穿孔ノズル最大到達距離:8.5m
どにも、火点に近づくことなく、目標
に正確に放水できる。
さらに、通常型のタレットノズルに
せんこう
全性でも世界最高水準を目指す
加えて、鋭利な先端部をもつ「穿孔ノ
成田空港は、万一の航空機火災
ズル」も装備している。機体外板を貫
にも万全の体制を整えるため、国内の
通して内部に差し込み、外部からの過
空港として初の、高位置対応伸展型放
大な酸素供給を抑えながら機内に放水
水銃「HRET
(エイチレット)
」を装備
できる、画期的な消防車だ。
した空港用化学消防車を2台導入し、6
成田空港ではこの化学消防車を、空
月1日から運用を開始した。車両は、
港内の消防東・西分遣所、または空港
米国Oshkosh
( オシュコシュ)社製の
敷地のほぼ中央にある暫定待機所に分
安
「ストライカー 6×6」がベース。
最大の特長は、車体上部に取り付け
られたアームを伸展して、先端部にあ
散配置して体制を強化する。
※ HRET = High Reach Extendable
Turret
る放水銃(タレットノズル)を、前方
国内初の
HRET型空港用
化学消防車
上/穿孔ノズルの周りには前方監視赤
外線カメラや投光ライトも装備
下/運転席右側のスティックでアーム
とタレットを操作する
アームを伸ばせば放水銃は地上
から約15mの高さにまで達する
※今号では都合により「便利なNRT 活用術」はお休みいたします。
June 2016 GREEN PORT REPORT
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