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札幌恵庭自転車道線 恵庭工区 延伸ルート検討 提 言 書

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札幌恵庭自転車道線
恵庭工区
延伸ルート検討
提
言
書
平成 22年12月
札幌恵庭自転車道線
恵庭工区
延伸ルート検討委員会
札幌恵庭自転車道線
恵庭工区
延伸ルート検討
はじめに
札幌恵庭自転車道線は、札幌市豊平川河川敷を基点とし、東札幌などの住宅地やJR北
広島駅を通過して、JR恵庭駅を終点とする総延長約32Kmの自転車と歩行者が利用す
る道路で、現在、札幌市白石区の札幌コンベンションセンターからJR北広島駅までの約
20km が供用されています。
この自転車道線は、多くの人々に利用され、終点のJR恵庭駅までの早期開通が、待ち
望まれています。
~水・緑・花・人がふれあう生活都市えにわ~のまちづくりを目指す、恵庭市の自転車
道の骨格は、市民生活の中心となる恵庭・恵み野・島松の3拠点を結び、まちづくりの一
環として自転車、歩行者、そして車椅子の人々にとって交通安全が確保され、安心して暮
らせるサイクリング・ロードになるよう検討を重ねてきました。
更には、サイクリングのみならず、1年を通じて利活用できる複合的な休憩施設の整備、
利活用方策、市民自ら行う管理方策など、市民生活の中で一つひとつ歴史を刻みながら「自
転車道えにわ物語」を後世に残す施策も盛り込んでみました。
一方、恵庭市内の自転車道路は、住宅団地内の自転車歩行者専用道路、漁川河川敷サイ
クリングロードなどが整備されているものの、市内を縦貫する自転車道がないので、この
自転車道が縦貫すれば、既存の自転車道や地域のネットワークが図りやすくなり、散策や
自転車利用による健康増進、まちの再発見、周辺地域から来訪する自転車道利用者による
交流人口の増加など、その活動はまちづくりに繋がっていくことが期待でき、その整備効
果は計り知れないものがあります。
本提言は、恵庭市より札幌恵庭自転車道線恵庭工区延伸ルート検討委員に委嘱された1
3名が、平成22年3月から同年12月までの9ヶ月間、自転車による候補ルートの現地
視察検討を行いながら7回の委員会で議論を重ね、利活用や管理のあり方など、
「より望ま
しい自転車道の姿」をまとめ、更に「今後に向けて」を追記し提案するこことします。
なお、この委員会を立ち上げるに、11名もの一般公募委員の応募があり、自転車道に
ついての市民の関心が高く、市民ニーズにどのように応えることができるか……その想い
を念頭に置きながら協議を重ねてきたことを、ここに付け加えさせていただきます。
最後に、北海道大学大学院工学研究院、岸准教授には、その都度、適切なアドバイスを
いただき、立派な提言内容になりましたことに対し、委員一同心から感謝を申し上げます。
そして、委員の皆さん!関係の皆さん、本当に熱い議論を交わし、その熱意に対し厚く
お礼を申し上げますと共に、早期に完成できることをご期待申し上げ挨拶とします。
平成22年師走
札幌恵庭自転車道線恵庭工区延伸ルート検討委員会
委員長
泉谷
清
提言書
札幌恵庭自転車道線
恵庭工区
延伸ルート検討
提言にあたって
この提言書は、札幌恵庭自転車道線恵庭工区延伸ルート検討委員会において、7 回にわた
って議論を重ねてまとめたものです。
委員の皆さんひとりひとりが自分の思いをルートに表した結果、なかなかひとつのルー
トにまとまりませんでした。しかし、泉谷委員長は強引に決めるのではなく、改めてみん
んなで現場を見に行こうと提案されました。
実際に自転車でルート候補地に行くことで、ルートとして適切な場所、あるいはルート
にするには厳しい場所が見えてきました。もちろん、決めるルートはひとつですので、す
べての人の希望を満たすことは不可能です。しかし、委員の皆さんが、一人勝ちではなく、
他のメンバーが支持するルートの長所も尊重することで、多くの市民の皆さんが安全・快
適に利用してもらえるルートがまとまりました。このプロセスこそが、まさに合意形成で
す。そして、ルート選定にとどまらず、今後恵庭市がすすむべきまちづくりの観点から自
転車道の活用方策も提言されました。泉谷委員長をはじめとして、委員の皆さんに心から
敬意を表します。
行政が山なりで投げた「ボール」を委員の皆さんが受けて、市民の思いを込めて、行政に
対してど真ん中の直球(提言書)を投げ返しました。今度はそれを受けた行政側が大きな責任
を持つことになります。建設に際して、北海道と恵庭市で協議や調整が必要になってきま
す。既存の制度や枠組みにとらわれず、恵庭市から全国に新たな自転車道整備のあり方を
発信できるよう、連携して進めていただくことを強く要望いたします。
そして自転車道が完成したときには、その自転車道を「育てていく」のは市民の皆さんで
す。単なる自転車や歩行者が通る道路ではなく、恵庭市のまちづくりに貢献するものにな
るかどうかは、市民の皆さんにかかっています。しかし、今回の委員会での熱い議論を通
して、私はそれも心配ないと確信しました。
たくさんの可能性を楽しみにしながら、自転車道の開通を待ちたいと思います。
平成 22 年 12 月
札幌恵庭自転車道線恵庭工区延伸ルート検討委員会
アドバイザー
北海道大学大学院工学研究院
准教授
岸
邦宏
提言書
札幌恵庭自転車道線
目
恵庭工区
延伸ルート検討
次
1.検討委員会の開催状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
2.恵庭工区を取り巻く環境 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
3.延伸ルート ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
4.整備方針 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11
5.整備イメージ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12
6.利活用方策 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16
7.管理方策 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18
8.今後に向けて ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19
提言書
札幌恵庭自転車道線
恵庭工区
延伸ルート検討
1.検討委員会の開催状況
「札幌恵庭自転車道線
恵庭工区
延伸ルート検討委員会」は、委員13名、ア
ドバイザー1名の合計14名で、「ルート」、「整備方針」、「整備イメージ」、「利活
用方策」
、「管理方策」について検討した。
第1回検討委員会が平成 22年3月24日、最終回となった第7回検討委員会が
平成22年12月 20 日に開催され、本提言書をとりまとめた。
平成 16 年 2 月
札幌恵庭自転車道線
事業化決定
平成 22 年 2 月 1 日
公募委員 募集
委員会 実施内容
平成 22 年 3 月 24 日
第1回検討委員会
・札幌恵庭自転車道線整備について
・検討事項の確認について
平成 22 年 5 月 27 日
第2回検討委員会
・バスによる現地視察
・談話(北大大学院 岸准教授)
「道道札幌恵庭自転車道のルート検討について」
・ルート案について
・整備方針について
平成 22 年 7 月 22 日
第3回検討委員会
・ルート案について
・整備方針について
平成 22 年 9 月 21 日
第4回検討委員会
・ルート案について
・整備方針について
・整備イメージについて
平成 22 年 10 月 2 日
自転車による現地視察会
・視察後の意見聴取
平成 22 年 10 月 22 日
第5回検討委員会
・ルート案について
・整備方針について
・整備イメージについて
・利活用方策、管理方策について
平成 22 年 11 月 25 日
第6回検討委員会
・提言書案について
・利活用方策、管理方策について
・今後に向けて
平成 22 年 12 月 20 日
第7回検討委員会
・提言書について
委員会開催日程及び検討内容
1
提言書
札幌恵庭自転車道線
恵庭工区
延伸ルート検討
委員会委員
役 職
氏 名
所属団体等
委 員 長
泉谷
清
NPO えにわ市民プラザ・アイル
副委員長
喜多
昌幸
一般公募
委
内田
信一
恵庭観光協会
鏡
貢
恵庭市町内会連合会
川向
康文
恵庭市小中学校長会
木内
克昌
恵庭商工会議所
竹内
栄
恵広自転車商業協同組合
員
アドバイザー
丹伊田 哲也
NPO 恵庭市体育協会
藤本
恵庭ライオンズクラブ
治聖
掛水 美枝子
一般公募
永井
晋二
一般公募
久村
隆一
一般公募
平野
哲雄
一般公募
岸
邦宏
北海道大学大学院工学研究院
第 1 回検討委員会(委嘱)
准教授
第 2 回検討委員会
(グループに分かれて意見交換)
第 6 回検討委員会(提言書案確認)
視察会
委員会開催状況
2
提言書
札幌恵庭自転車道線
恵庭工区
延伸ルート検討
2.恵庭工区を取り巻く環境
大規模自転車道は、全国各地で自然公園、名勝、観光施設、レクリエーション施設
等を結ぶ、自転車道路として、昭和48年度から整備が行われている。
現在、道内では10路線が整備され、北海道の雄大な自然を満喫する観光レクリエ
ーション振興、地域の生活環境の向上に大きく寄与することが期待されている。
⑦旭川層雲峡自転車道線
①釧路阿寒自転車道線
⑧真駒内茨戸東雁来自転車道線
③十勝川温泉帯広自転車道線
④深川砂川自転車道線
⑤利尻富士利尻自転車道線
⑥網走常呂自転車道線
札幌恵庭自転車道線は、起点が札幌市豊平川河川敷(上白石橋付近)、終点がJR
恵庭駅として整備が予定されており、現在、札幌市コンベンションセンター付近から
JR北広島駅までが供用されている。
恵庭工区の整備区間の起点は、道道江別恵庭線の島松川橋梁を予定している。
至 江別市
上白石橋
東札幌
白石
至 江別市
豊平川
環状夢の橋
万生公園
大谷地
未供用区間
上野幌
虹の橋
厚別公園球技場
下野幌公園
自転車の駅
野幌原始林
至 千歳市
北広島駅
至 千歳市
恵庭駅
3
提言書
札幌恵庭自転車道線
恵庭工区
延伸ルート検討
恵庭工区における特徴は、島松川、ルルマップ川、柏木川、漁川が流れ、自然豊か
な環境がみられる事のほか、整備区間からは、恵庭岳山系や夕張山系の山並みの眺望、
のどかな田園風景など景観、「花と緑のまち 恵庭」を象徴するガーデニングの街並
みといった市街地景観も楽しめる事である。
【検討対象区間の自然環境】
【地形・地質】
【地形・地質】
・恵庭市の地質は、大部分が火山性堆積物からなっており、地形
・恵庭市の地質は、大部分が火山性堆積物からなっており、地形
は、全面積(294.87平方キロメートル)のうち約3分の2
は、全面積(294.87平方キロメートル)のうち約3分の2
が森林地域となっています。整備区間は、広大な田園が広がる自
が森林地域となっています。整備区間は、広大な田園が広がる自
然環境に恵まれた地域と、住宅団地や工業団地の有する地域と
然環境に恵まれた地域と、住宅団地や工業団地の有する地域と
なっています。
なっています。
【河川】
【河川】
・整備区間には、千歳川水系の漁川、柏木川、ルルマップ川が流れ
・整備区間には、千歳川水系の漁川、柏木川、ルルマップ川が流れ
ています。また、恵庭市と北広島市の行政界は、同じく千歳川水
ています。また、恵庭市と北広島市の行政界は、同じく千歳川水
系の島松川により分断されています。
系の島松川により分断されています。
【動物・植物】
【動物・植物】
・恵庭市の生態系は、盤尻地区の森林地帯に多く生息しています。
・恵庭市の生態系は、盤尻地区の森林地帯に多く生息しています。
平成15年度に恵庭市で実施された「鳥獣生息状況基礎調査(盤
平成15年度に恵庭市で実施された「鳥獣生息状況基礎調査(盤
尻地区対象)」では以下の鳥類・ほ乳類が確認されています。
尻地区対象)」では以下の鳥類・ほ乳類が確認されています。
分 類
確認種数
ほ乳類
5目
9科
鳥 類
14目
35科
主な確認種
13種 エゾシカ、キタキツネ、エゾユキウサギ、エゾヒグマ、エゾリスなど
84種 オジロワシ、オオタカ、チョウヒ、シジュウカラ、ウグイスなど
※盤尻地区以外の平野部、農村部では、ハクチョウなどのガン・カモ類や平地を好む鳥類など生息種類数は100種を
優に超える鳥類が生息していることがわかっています。
・北海道自然環境等保全条例や恵庭市水と緑のまちづくり推進条例
・北海道自然環境等保全条例や恵庭市水と緑のまちづくり推進条例
では、住民の休養や都市景観上保全することが必要と認められる
では、住民の休養や都市景観上保全することが必要と認められる
ものを保護地区・保全地区や保全樹木として指定しています。
ものを保護地区・保全地区や保全樹木として指定しています。
名 称 (整備区間周辺地域を抜粋)
所 在 地
指 定 内 容
下島松環境緑地保護地区
島松旭町3丁目
広葉樹壮齢林 0.56ha
島松神社環境緑地保護地区
島松本町4丁目
境内林 0.76ha
中恵庭公園環境緑地保全地区
上山口
樹林地等 1.1ha
開拓記念公園環境緑地保全地区
南島松
樹林地等 1.1ha
中恵庭出張所前保護樹木
恵み野森公園保護樹木
茂漁松園線道路保護樹木
中央
恵み野北6丁目
南島松
資料/恵庭市緑の基本計画
イチイ
リギダマツ 2本
ハルニレ
【景観】
【景観】
・整備区間は、遠くの山並みの眺望やのどかな田園風景など自然豊
・整備区間は、遠くの山並みの眺望やのどかな田園風景など自然豊
かな景観と、ガーデニングに力を入れている住宅が多い恵み野地
かな景観と、ガーデニングに力を入れている住宅が多い恵み野地
区など、花と緑の市街地景観が楽しめます。
区など、花と緑の市街地景観が楽しめます。
花ロードえにわ
雄大な農村景観
恵庭市における自転車利用は恵庭駅周辺、恵み野駅周辺、恵庭北高校を含むゾーン
で比較的高く、その目的では「帰宅」、
「私用」、
「通学」が多いことであった。
※データ:道央都市圏パーソントリップ調査
4
提言書
札幌恵庭自転車道線
恵庭工区
延伸ルート検討
提言書
恵庭駅から北広島方面へ繋ぐ恵庭工区のルートに関する意識調査(調査実施主体:
北海道 空知総合振興局 札幌建設管理部 千歳出張所※)を平成 19 年秋に実施し、調
査結果を分析した結果、「恵み野緑地付近を通るルート」を希望する人が多かった。
評価の要因としては、安全性を重視している点であった。
※AHP:主観的判断とシステム的アプローチを上手く融合し
た問題解決型意思決定手法である階層分析法
5
※調査実施時は、北海道 札幌土木現業所 千歳出張所
札幌恵庭自転車道線
恵庭工区
延伸ルート検討
提言書
3.延伸ルート
本委員会では、整備方針・整備イメージ、利活用方策、管理方策を策定する前にまず、
ルートを固める事とした。
ルートは、川とみどりが感じられる、まちの特徴を活かしつつ、3つの市街地をつなぐ
ルートを決定した。
なお、西島松北交流公園を経由する郊外ルートや盤尻方面を結ぶルートなどの派生的な
ルートは、恵庭市サイクルネットワークとして引き続き、市で検討する事を提案する。
【基本条件】
起 点:道道江別恵庭線島松川橋梁付近
終 点:JR恵庭駅
通過点:道と川の駅「花ロードえにわ」(※恵庭市の重要拠点であるため、位置づける)
延伸ルート(案)
恵庭工区起点
道と川の駅
「花ロードえにわ」
恵庭工区終点
6
札幌恵庭自転車道線
恵庭工区
延伸ルート検討
第1回検討委員会では、延伸ルートの検討に向けて、
「札幌恵庭自転車道線 恵庭工区
の目指す姿」、
「ルートイメージ」の意見が出された。
第2回検討委員会以降、札幌恵庭自転車道線 恵庭工区の主な施設など、延伸ルート
の取り巻く環境を踏まえ、延伸ルートの検討を行った。
延伸ルートの検討の経緯は、9 頁の資料に示す。
第 1 回検討委員会での主な意見
【札幌恵庭自転車道線 恵庭工区の目指す姿】
・森の中を抜けて、水辺を使うイメージがある
・自動車を気にしないで走れる自転車道が良い
・歩行者も安心して利用できる生活道路が良い
・自転車専用道としたほうが安全だ
・花のまち恵庭をアピールできる道が良いと思う
・子供たちが「花と水と緑」の恵庭らしさが再発見できる道になると良い。その事
が自分のまちに誇りを持てる
・これからの高齢化のことも考えたほうが良い
【ルートイメージ】
・漁川を経て道と川の駅を結ぶルートが良い
・JR線の右側・左側で大きく景観も異なる
・島松、恵み野、恵庭を結ぶ生活の利用もある道が良い
・既存施設や歴史的施設を結ぶルートも良い
・メインルートとサブルートがあっても良い
・恵庭岳を眺望できるポイントを入れてもらいたい
7
提言書
札幌恵庭自転車道線
札幌恵庭自転車道線
「道と川の駅 花ロードえにわ」
恵庭工区起点
8
恵庭駅
恵庭工区
延伸ルート検討 提言書
恵庭工区の主な施設
札幌恵庭自転車道線
札幌恵庭自転車道線
第 2 回検討委員会の主な意見
【議論の前提確認】
・今回の議論では、整備可否までは考慮せず、地元の希望する「理
想ルート」を提案することとする。
【Aグループ】
まちの中を通るルート
○ルートの方向性
札幌恵庭
島松地区
・平らな地形特性を活かし、住宅地で生活交通を担うルートを。 自転車道線
島松川橋梁付近
・市民が自転車に乗る機会・きっかけとなる道づくりを。
恵み野地区
・郊外のルートはレクリエーションで走るには楽しくて良いが、街
と離れる。
・利便性を考えると、“まちのなかでのルート”が望ましい。
レクリエーションのルート
・市街地ルートなら夜間も利用があるのではないか。
柏木地区
・自転車道で人の流れを呼び込むことで、沿道の店舗立地や更新も
期待される。
第 3 回検討委員会の主な意見
【ルート】
・「北広島と恵庭は違う」とは言うものの、やがては札幌~千歳の一連のルートに
なるとすれば、恵庭市内で多数の交差点・信号での停止があるのは好ましくない。
・札幌~北広島は一直線なので、かえって恵庭はまちなかを通ることが恵庭らしさ
となり得る。田舎らしさを感じられるルートもよい。
・市の総合計画でも花のまち恵庭を観光のメインにしようとしている。
・自転車の使い方は、各々違う。アンダーパスは予算的に無理だろう。
・年をとってくると快適(快速)さは求めない。信号で止まりつつキョロキョロ周
りを見ながらゆっくり走ったり歩いたりできるのがよい。車に邪魔されないこと
が大事。サイクリストとしては、側道を整備してほしい。
・折衷案はできないだろうか。農村風景と街の両方。西島松北交流公園周辺~眺め
る景色は、きれいで捨てがたい。
第 4 回検討委員会の主な意見
【Aルート(まちなかルート)】
・千歳まで結ぶのであれば、恵庭のまちづくりが期待できる、まちなかルートが良
いと思う。
・生活に密着するAルートが良い。まずは底辺(利用者)を拡大し、そのあとに郊
外へ繋がると良いと思う。
・(花がみられる)街中を通過する方が恵庭らしさを出せると思う。
・自転車は車道を走る事になっているが、後からきたトラックにあおられて危険な
思いをした。安全面を考えると、新たに自転車道を整備するAルートが良い。
・過去のアンケート結果から考えると、Aルートだと思う。北海道の方で背骨とな
る道路を整備して、枝線は市で整備していく気運を高めていければと思う。
恵庭工区
恵庭工区
延伸ルート検討 提言書
延伸ルート
検討経緯
札幌恵庭自転車道線
道と川の駅
恵庭地区
JR恵庭駅
【Bグループ】
島松川橋梁付近
島松地区
○ルートの方向性
・サイクリングは、快適性ある道が良い。
・車を気にしないで走れる道路が良い。安心できる道
・安全対策が必要である。
・共存する事を考えるのも大事である。
・景観が良い道。跨線橋の上が良い。
・将来の事を考えて、ルートを設定して方が良い。
恵み野地区
道と川の駅
恵庭地区
JR恵庭駅
柏木地区
盤尻地区
レクリエーションのルート
まちなかルート
札幌恵庭
自転車道線
島松川橋梁
付近
ルートの方向性
島松地区
派生的なルート
恵み野地区
【まとめ(ルートの方向性)】
サイクリングロードをまちづくりの契機にする意見は一致。
盤尻方面も良いが、ルートの経由地や終点を考えると、派生
的なルートとして位置づけても良いのではないか。
道と川の駅
恵庭地区
郊外ルート
柏木地区
派生的なルート
JR恵庭駅
「Aルート(まちなか)
」か「Bルート(郊外)
」
か、継続的な意見交換を実施
恵庭工区起点
Aルート
【Bルート(郊外ルート)】
・札幌、北広島、恵庭と繋がることを考えると、札幌、北広島の走行環
島松地区
境を無視する事はできない。Bルートはそれを満たしていると思う。
・爽快な道がサイクリングロードだと思うので、Bルートが良いと思う。
恵み野地区
・盤尻地区へのつながりを考えると、Bルートの方がアクセスしやすい。
・公園利用の観点から考えると、西島松北交流公園へアクセスしやすい
Bルートが良いと思う。
Cルート
・委員会資料案を改良すれば、恵み野地区を通過するC案が考えられる。
Bルート
【まとめ(ルート)】
西島松北
A、Bどちらもコンセプトがあって良いが、優先すべき点は何に
交流公園
柏木地区
なるだろうか?
道と川の駅
「花ロードえにわ」
共通ルート
恵庭地区
恵庭工区終点
現地視察会(平成 22 年 10 月2日)
を開催し、委員へ意見聴取を実施
第5回検討委員会の主な意見
・現地視察会の結果から、まちなかルートで良い。
決定ルート
ルート案
「川とみどりのまち 恵
庭」が感じられ、3つの市
街地をつなぐルート
恵庭工区起点
【まとめ(ルート)】
まちなかルート(A案)は、市街地へのアクセス、郊外ルート(B案)は、
快適な走行環境が長所である。しかし、郊外ルートは急勾配の区間があり、こ
こを整備する事は難しいとの判断に至った。
今回決定したルートは、まちなかルートをベースとして、各案の長所を反映
して設定したものである。基本ルートに位置づけ、今後は実現に向けた詳細な
検討を進め、整備に繋げてほしい。
決定ルート案
島松地区
恵み野地区
道と川の駅
「花ロードえにわ」
恵庭地区
柏木地区
恵庭工区終点
9
札幌恵庭自転車道線
札幌恵庭自転車道線
JR線の横断が円滑にできる箇
島松郊外部の畑の景色は、季
景観面も良く、「川とみどりの
郷土資料館へのアクセが良
景観面も良く、「川とみどり
所となるルート。
節感があるルート
まち 恵庭」らしさが感じられ
く、自転車道の幅員も取り易
のまち 恵庭」らしさが一番
るルート
いルート
感じられるルート
恵庭工区
恵庭工区
延伸ルート
延伸ルート検討 提言書
個別ルート方針図
「道と川の駅 花ロードえにわ」
とJR恵庭駅を結ぶルート
延伸ルート(案)
10
札幌恵庭自転車道線
恵庭工区
延伸ルート検討
4.整備方針
検討委員会で出された意見を元に議論を重ね、以下に示す整備方針を策定した。
なお、札幌恵庭自転車道線 恵庭工区の名称は、市民から公募して決定する事とした。
~水・緑・花 人がふれあう
生活都市えにわ~
のまちづくりに相応しい、
安心・快適なみちづくり
だれもが、
安全・安心できる
『みち』
・車と歩行者・自転車が分離され
た自転車道路
・歩行者の保護など、交通安全を
確保する自転車道路
・段差を抑えた自転車道路
・安全な利用を啓発する地域活動
自転車道によるネット
ワークと健康増進に寄与
する
『みち』
・通勤・通学、散歩など、まちの
幹線となる自転車道路
・周辺拠点との接続を見据え、
ネットワークの骨格となる自転
車道路
・利用者にとって健康づくりの場
となる自転車道路
まちづくりに繋がる
『みち』
・花と緑が感じられる自転車道線
・交流が図られる自転車道路
・並木みちやビューポイントな
ど、新たな名所となる自転車道
路
・恵庭のまちが再発見できる施設
づくり
『名称は公募』
11
提言書
札幌恵庭自転車道線
恵庭工区
延伸ルート検討
5.整備イメージ
整備イメージはルートの周辺土地利用などの特性を踏まえ、島松地区、柏木川沿い、
恵み野地区、恵庭地区の計4箇所を作成した。
整備する施設は、樹木、創作的なベンチ等の簡易休憩施設やトイレ付きの多機能な
休憩施設、駐輪スペース、注意喚起など交通安全に寄与するサインやビューポイント
などのサイン、照明灯を提案する。
・ また、縁石による段差解消に配慮した自転車道路を整備する。
■整備事例(エルフィンロード、白石サイクリングロード)
○樹木
○ベンチ(簡易休憩施設)、駐輪スペース
○トイレ付き休憩施設
○サイン
○照明灯
12
提言書
札幌恵庭自転車道線
恵庭工区
【島松地区整備イメージ①】
整備前
車と自転車・歩行者を分離
した自転車道線
整備イメージ
【島松地区整備イメージ②】
整備前
整備イメージ
【柏木川沿い整備イメージ】
整備前
整備イメージ
13
延伸ルート検討
提言書
札幌恵庭自転車道線
恵庭工区
【恵み野地区整備イメージ】
整備前
整備イメージ
【恵庭地区整備イメージ】
整備前
整備イメージ
14
延伸ルート検討
提言書
【島松地区整備イメージ②】
【恵み野地区整備イメージ】
札幌恵庭自転車道線
恵庭工区
札幌恵庭自転車道線
【恵庭地区整備イメージ】
【島松地区整備イメージ①】
【柏木川沿い整備イメージ】
15
延伸ルート検討 提言書
恵庭工区
整備イメージ
札幌恵庭自転車道線
恵庭工区
延伸ルート検討
6.利活用方策
イベント利用、植樹、利用ルールの周知や利用マナーの啓発、レンタサイクルの設置
といった、地域に適した利活用を図る。
①利用の向上に向けた方策
●利用ルールの周知と利用マナーの啓発
・恵庭版安全利用規則の作成や利用ルールの周知、利用マナーの啓発を図る。
・不法駐車・駐輪の取締・排除を図る。
●レンタサイクルの設置
②自転車道利用者にとって快適さが感じられる走行景観の向上
●自転車道線の緑地部への植樹
・植樹場所の特徴、植栽材料、実施主体を踏まえ、植樹を行う。
16
提言書
札幌恵庭自転車道線
恵庭工区
延伸ルート検討
③イベント利用
●マラソンやウォーキング大会の実施
・ライオンズクラブ、恵庭市体育協会など、市内団体が主催するイベントの持ち
込みやエルフィンロードにおけるイベントと連携し、利活用を図る。
出典:恵庭市体育協会ホームページ
●冬期利用(ウォーキングや歩くスキーなど)
・利用実態や管理手法などを踏まえ、利活用を図る。
④既存施設との連携に向けた方策
新たな整備は管理コストが増大するため、既存施設を利活用する。
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提言書
札幌恵庭自転車道線
恵庭工区
延伸ルート検討
7.管理方策
関係機関・団体等と管理協定を結ぶなど、協働による管理を行う。
①植栽管理
●自転車道緑地部の管理
・植樹場所の特徴及び管理方法を踏まえ、協働による植栽管理を行う。
・市民がまちづくりの一環として維持・管理できるようなシステムを作るため、
全自転車道を 1 つの庭としたガーデンルートになるような仕組みづくりを行
う。
②施設管理
●照明灯の管理
・照明灯の設置や管理方法を踏まえ、協働による施設管理を行う。
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提言書
札幌恵庭自転車道線
恵庭工区
延伸ルート検討
8.今後に向けて
今後、整備を進めていくにあたり、以下の点にも配慮しつつ、自転車道整備の推進を
提案する。
①市民・地域との合意形成
・設計が進んだ段階など、説明会等を必要に応じて実施し、市民及び地域住民との
合意形成を図り、自転車道整備の推進を図る。
・市民との協働が大切であるため、工事の段階でも市民が参画する仕掛けを考えて
いく。
・市民向けのイベントや講演会を開催し、市民の情報・意見交換の場を設けながら、
進めていく。
②まちづくりに寄与する自転車利用の向上
・西島松北交流公園を経由する郊外ルートや盤尻方面を結ぶルートなどの派生的な
ルートは、恵庭市サイクルネットワークとして引き続き、市で検討する事。
・札幌恵庭自転車道線を骨格とした、恵庭市内のサイクルネットワークについて検
討し、まちづくりに寄与する自転車のあり方の検討を行なう。
③後世に残す自転車道づくりの実現
・自転車道整備にあたっては、ストーリーを作り、歴史を作っていく。
『自転車えにわ物語』を後世に残す。
④関係機関、団体との調整
・関係機関や団体と協議・調整を行い、提言書の実現を目指す。
⑤必要に応じた検討委員の関わり
・本検討委員は維持管理やルートの評価など、必要に応じて今後も関わっていく。
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提言書
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