会議結果報告書(PDF:107KB)

平成27年度 会議結果報告書
〔平成28年3月18日(金)
〕
1 会議の名称
平成27年度第2回光市青少年問題協議会
2 開催日時
平成28年3月18日(金) 18時~19時
3 開催場所
光市教育委員会1階ホール
4 出席者
光市青少年問題協議会委員17名(3名欠席)
5 公開・一部非公開の別
公開
6 会議の議事録(要旨)
(1)会長あいさつ
平成28年度は、総合計画後期基本計画の最終年度に当たります。これまで様々な施策を進めて
きましたが、私が7つの未来創造プロジェクトの中でいの一番に軌道に乗せなければいけないと思
っているのは「ふれ合いで絆を紡ぐコミュニティ創造プロジェクト」
(絆を私たちの町でつくって
いくこと)であります。推進方針としては、
「時代が大きな転換期を迎える中、市民からの様々な
期待や信頼に応え、温もりや豊かさを実感できる地域社会を築いていくための原動力は地域力で
す。
」としています。子どもを中心とした学校区で地域力を磨くこと、これが取りも直さず、私た
ちの地域の力を倍増することになると思います。また、未来に向かって子ども自体を紡ぐ地域力、
これが未来の明るい光市をつっていく原動力になることは間違いありません。将来、子どもたちが
光市以外のどこに行っても、光市ですばらしい教育を受けたことに誇りを持って、全世界で活躍し
ていくことは、光市というブランドを世界に広げることにほかならないと思います。ぜひ、青少年
問題協議会においても、地域力という視点で議論を広げていただきたい。
(2)協議
(議長)
本日の協議テーマは、
『
「青少年の豊かな人間性を育む」~今後の取組の方向性を探る~』です。
最初に、事務局から、これまでの本協議会における取組と成果について報告していただく。
(事務局)
◇平成17・18年度(2年間)
テーマ「児童生徒の安全対策、安全確保」のもと、その推進方策等について協議し、関係機関・
団体との連携・協力により継続的に取り組んだ。
・子どもの安全確保への全市的な広がり(
「子どもの安全見守り活動」が各地域に浸透)
・学校における防犯教育・安全教育の充実(不審者情報の共有化・ネットワーク化)
◇平成19~21年度(3年間)
テーマ「情報メディア環境における青少年の健全育成」
(情報メディアの急速な普及に伴う問題
に大人としてどう対応していくか)のもと、携帯電話、有害サイト等の情報メディアにかかわる情
報モデルの問題点に焦点を当てながら、小・中・高等学校の児童生徒に対する情報モラル及び環境
整備の推進を図るとともに、保護者への啓発・情報提供等を行った。
・携帯啓発リーフレットの作成(小・中・高等学校別)
(フィルタリング機能の呼びかけ)
・親子での約束・被害相談機関の提供等
◇平成22~27年度(6年間)
テーマ「青少年の豊かな人間性を育むための方策」のもと、より具体的に実践化していくために
清掃に着目し「心を磨く清掃活動」を推進した。
・掃除の時間を「心磨きの時間」と定めた全校体制での推進
・トイレ掃除を中心とした心を磨く清掃活動の推進
・啓発リーフレットによる児童生徒及び保護者等への意識化
・家庭の基本である「整理、整頓、清掃、清潔、習慣(躾)
」の5S活動の推進
◇市内小・中学校、高等学校における清掃活動の現状(平成27年度現在)
(議長)
次に、光市教育委員会から「子ども・若者の現状」について報告をいただく。
(光市教育委員会)
◇児童生徒の問題行動等の諸問題に関する調査結果の概要
・暴力、いじめ、不登校、ライン(SNS:ソーシャル・ネットワーキング・サービス)等による
誹謗・中傷、声かけ事案等
(議長)
委員の皆様から「今後、本協議会としてどのような取組をしていけばよいのか」について、ご
意見をお聞きしたい。
(委員)
光市においては、心磨きの時間として無言清掃や自主的な清掃への取組が定着してきています。
自主的な活動ということでは、今後の方向が変わったとしても、清掃活動は続けるべきだと思いま
す。もう一つ、関係機関との連携については、大変スピーディに、しかも協力的に進んでいると思
います。
(委員)
各学校においては、地域の清掃などのボランティア活動に積極的に取り組んでいます。これは、
CS(コミュニティ・スクール)の一環として実施しているものです。この活動を通して、子ども
たちに「自分のためでなく、地域のため、人のために働く」という心が育ってきています。これま
での各学校のCSとしての取組や5S活動等は、改めて目標に掲げなくても継続していくと思いま
す。
SNSについては、生徒会においてルールを決めていますが、子ども自身の自己評価を見ますと
守れていないところは正直に答えています。学校として、子どもたちに啓発いくのですが、もっと
保護者の方にも関心を持っていただけるとよいと考えています。
(議長)
青少年健全育成では保護者の力添えが必要です。保護者の立場からご意見をお聞きしたい。
(委員)
携帯・いじめの問題等について、取り組まないといけないと思います。PTA連合会で相談する
のですが、どうしたらよいのかはっきり結論が出ない状況です。PTAから学校を通して保護者へ
ということが必要で、協力関係を持つことも重要です。5S活動等の清掃については、今後、PT
A連合会で話し合っていきたい。
(委員)
「ピカピカデー」ということで地域へ出向いて清掃活動をしています。最近ではCS活動で地域
の方と共に通学路を清掃しました。このような取組については良くなってきていますが、その活動
に保護者が絡んできていないということが今後の課題です。また、スマートホン等の使い方につい
ては、親が手本になることが大切であると感じています。子どもに対してよい影響を与えるような
取組ができればと感じています。
(委員)
子どもたちのことに関心を持って活動しています。そのような中、素直に謝れる子どもさんに出
会ったことがあり、大変うれしく思いました。このような子どもがたくさん育つと良いと思います。
(委員)
朝、交通立哨をしています。子どもたちが、最近よく挨拶をしてくれるということを聞きます。
しかし、一人のときは挨拶をするのですが、団体になるとできない子どもがいるのが気になります。
いつも元気に挨拶ができるようになることを願っています。
(委員)
今、心を磨く掃除活動が定着してきているので、ここでやめるのはもったいない気がします。光
市の小・中・高等学校では、現在行っている掃除の形で続くと良いのではないでしょうか。学校を
訪問する機会がありますが、ずいぶんきれいになっているなという感じを持ちました。今後、保護
者の方への啓発が必要であると思います。
(委員)
教育キャンプ等では、親と子どもが一緒に活動する場があります。そのような場では、親も一生
懸命に活動しています。父親も母親も一生懸命活動すれば、子どもは何かを感じるだろうと思いま
す。親と一緒にやる活動が、子どもたちを成長させていると思います。
(委員)
子どもたちにとって大切な環境は、家庭・学校、そして地域です。子どもたちは、地域の皆様方
に受け入れていただき、認め励ましていただくことによって成長していきます。光市の子どもたち
の特徴は、CS活動を通して地域から大きな支援をいただく中で、自己肯定感(自分には良いとこ
ろがある)が高いということです。それぞれの学校が、子どもたちを中心に地域と協力してCS活
動に取り組んでいます。そこを更にバックアップしていくと、もっと大きな動きが出てくると考え
ますし、子どもたちの成長に繋がってくると思います。地域の活動の中に子どもたちの姿があると
いうことが大事ではないかと感じています。
(議長)
今後も、これまでの活動を続けていき、保護者や地域の皆様方が連携し、しっかりと支援してい
くことが、将来の健全育成に繋がると思います。光市の子どもたちは宝です。その子どもたちが光
り輝いて大きくなり、そして、光市を輝かせる。この視点から、これからの取組を考えたい。
(7)会長あいさつ
ご意見の中で、具体的な取組として、清掃・SNS(情報メディア)
・あいさつの3点が取り上
げられました。3点の中でキーワードを探しますと、それは自主性ではないかと思います。自主的
に取組を進めることは、伝統に繋がります。そして、これが私たちの「まち」をつくる基礎となる
のではないでしょうか。
もう一つは、CSの活動の中でPTA、おやじの会、地域の方等が一緒に活動することで、保護
者の力も伸びていき、それぞれが力を結集していけば、課題も徐々に解決していくと思います。子
どもたちを中心にしたCSの活動の有り様が、光市の子どもたちのためになると確信します。
7 問い合わせ先
光市教育委員会青少年センター(0833-72-2245)