背景 アジア女子大学 Asian University for Women(AUW)は、世界に

20/A M.M. Ali Road Chittagong - 4000, Bangladesh
(P) 880-31-2854980-7
(F) 880-31-2854988
AUW Support Foundation
1100 Massachusetts Ave., Suite 300
Cambridge, MA 02138 USA
(P) 617-914-0500 (F) 617-354-0247
背景
アジア女子大学 Asian University for Women(AUW)は、世界に通用する一流かつ先進的な教
育機関をアジアに設け、南アジア、東南アジアから中東にわたる地域の有望な女性に、高いレ
ベルの高等教育を受ける機会を提供するための国際的な取り組みです。キャンパスはバングラ
デシュ第二の都市チッタゴンに置かれ、世界的に有名な建築家 Moshe Safdie によって設計され
ました。アジア女子大学は、アジア・中東にまたがる質の高い教育機関となること、女性の教
育とリーダーシップの育成に力を注ぐこと、国際的な視野を持ちつつアジアの社会や人々の考
え方に根ざすこと、という点においてこれまでにない教育機関となることを目指しています。
アジア女子大学は国際的な外見を持ちながらアジア地域の背景を配慮した一般教養、科学、修
士プログラムを提供しています。当プロジェクトは、これまでにビル&メリンダ・ゲイツ財団、
ゴールドマン・サックス財団、アンドリュー・メロン財団、シティグループ財団、アメリカ国
際開発庁などから財政支援を受けています。
アジア女子大学の構想は、教育、とりわけ高等教育が、リーダー育成、ひいては、持続可能な
発展、経済成長、社会・政治的安定の実現にきわめて重要であるという強い信念に基づき、ア
ジア女子大学は、南アジア、東南アジアから中東にわたる地域の、特に貧困地帯や農村部、難
民コミュニティを中心とする、あらゆる文化、宗教、民族、社会的背景をもつ有望な女性を育
成します。本学は技術と想像力を持ったプロフェッショナルリーダーを養成し、忍耐力と認識
力を向上させます。200 名の初代学生と共に 2,700 名の全学生数、学生と教職員の割合を 13 対
1 を目指します。
アクセスアカデミー
アジア女子大学の最初のプログラムであるアクセスアカデミーが 2008 年 3 月に開講しました。
キャンパスが建設されるまでの期間、チッタゴンの賃貸施設を仮キャンパスおよび居住施設と
して利用します。129 名の学生がバングラデシュ、カンボジア、インド、ネパール、パキスタ
ン、そしてスリランカより集まり、2009 年 9 月の大学進学に向けて日々懸命に勉強しています。
教 員の 採用 にあ たっ ては 、ハ ーバ ード 大学 国際 開発 セン ター Center for International
Development の関連非営利団体また、ワールド・ティーチ WorldTeach と提携を結んでおり、ア
メリカ、カナダ、オーストラリアから教員が着任しました。
スタンフォード大学
2009年―2010年度にかけて、世界最先端を行くスタンフォード大学より優秀な2名の博士課程終
了後の研究者をアジア女子大学の設立教員として派遣してくださることが決定いたしました。
スタンフォード大学とアジア女子大学の関係は、世界レベルの教育と世界各地からの教員をチ
ッタゴンへ集めるというAUWの専念力で結ばれています。AUWの学生たちは世界中から集合した
生徒や教員と左右に並び、未来の仕事に向けて勉強に励んでいます。
オールボーグ大学
世界的に「PBL オールボーグモデル」で有名なデンマークにあるオールボーグ大学は多くの学
問分野に関連のある問題解決志向アプローチを創造的研究と教育方針に取り組んでいます。オ
ールボーグ大学とアジア女子大学は情報通信技術の修士プログラム設立に向けてコラボレーシ
ョンをしていく提携を結びました。初めのプログラムとしてコンピューターサイエンスの教員
が決定するまでオールボーグ大学の教員派遣に合意して下さいました。さらにオールボーグ大
学にて博士課程を終了してアジア女子大学へ教員として戻るプログラム開発にも協力していま
す。
統治
国連機関と同等の完全なる権利・免責を与えられた国際的な独立組織として大学を設立するこ
とを可能にした、広範におよぶ設立認可は、本学を大きく特徴づけるものです。この設立認可
は 2006 年 9 月にバングラデシュ議会で認可・批准されました。これにより、アジア女子大学が、
教育機関としての自治権を持ち、完全な教育の自由を保証され、そして無差別主義を完全に主
張することができるようになったわけです。大学の自由が十分に確保されていない地域におい
て、これは極めて特別なことです。
本学は教育、財務、開発の領域における有識者の国際的なネットワークのサポートを受けてい
ます。アメリカに拠点をおく非営利組織アジア女子大学支援財団 Asian University for Women
Support Foundation(AUWSF)は、教育プランおよびキャンパスプランの作成や資金調達活動を
行う組織として機能しています。2007 年、アジア女子大学支援財団は大学創設の評議委員会の
候補者をあげ、著名な方々の合意を得ました。BRAC 会長 Fazle Hasan Abed 氏、デンマーク前
環境大臣 Lone Dybkjaer 夫人、バイオコン株式会社会長 Kiran Mazumdar-Shaw 氏、アジア女子
大学支援財団の理事長でありコンベキシティ・キャピタルの CEO Jack Meyer 氏、タタ・グルー
プ会長 Ratan Tata 氏が含まれます。
また、アジア女子大学は、汚職・腐敗に対する断固とした姿勢をとる内部規定、地域を代表す
る NGO である BRAC による内部監査、さらには、独立した監視機能として、汚職・腐敗防止のた
めの国際的な監視機関トランスペアレンシー・インターナショナルと契約をするなど、一連の
取り組みをとっています。アジア女子大学は、誠実さ、社会的責任、透明性という点において、
地域の模範となることを期待されています。
アジア女子大学は、地域の社会・経済的発展に貢献する知識とスキルをもつ女性のリーダーを
継続的に輩出し、女性の社会進出を促し、また、女性の地位を向上していくことを目指してい
ます。そして、この動きが、女性の機会の拡大、教育水準の向上、経済的不均衡の是正、アジ
アやその他の地域の人々との理解と協力の促進に取り組む人々にとっての指針となり、アジア
の発展途上国世界にプラスの変化を起こす原動力となれることを心より願っています。
Kamal Ahmad, 設立者及び最高責任者、アジア女子大学支援財団
Kamal Ahmad氏はアジア女子大学支援財団の代表及び最高責任者です。Ahmad氏はthe Phillips
Exeter Academy, Harvard College, そしてthe University of Michigan Law Schoolを卒業し
ました。民間法律業務、国際開発事業のキャリアを持っています。ニューヨークの法律事務所
とロンドン法律事務所the London office of Mayer, Brown, Rowe and Maw (2001-2002)では企
業の合併、買収、米国連邦法律に焦点を合わせ活動をしました。AUWSFに加わる以前は、フィリ
ピン、マニラ拠点のアジア開発銀行にいました。世界銀行、ロックフェラー財団、ユニセフで
も職務経験があります。1998年には世界銀行・ユネスコ高等教育と社会に向けた対策本部
をハーバード大学教授、デービット・ブルーム博士と共に担当しました。Ahmad氏は現在、米国
BRACの理事会メンバー及び、the Jury for Cartier Women’s Initiative Awards-Asia でも活
躍しています。
Jack Meyer, 理事会会長 、アジア女子大学支援財団
JackMeyer氏はアジア女子大学支援財団理事会会長です。Meyer氏はボストンに位置するConvexi
ty Capital Management の最高責任者及びシニアー・マネージングパートナーを兼任していま
す。2005年のConvexity 設立以前より Meyer 氏はハーバード・マネージングカンパニーの代表
及び最高責任者を任務、本大学の資産、年金制度、チャリティー資金、収入資金など合計31
0億ドルの資金をマネージングしました。HMC 以前はロックフェラー財団の経理及びチーフ投
資オフィサーとして20億ドルの資金を管理しました。さらに Meyer 氏はニューヨーク市の
Deputy Controller として20億ドルの資金、ニューヨーク市の年金資金、sinking funds,
そしてtreasury funds を管理しました。Meyer 氏は現在ボストン財団の理事会会長としても新
ムしています。Denison University より科学学士、(後の 2004 年には名誉博士号を受賞)、
ハーバードビジネススクールより経営管理修士号を取得しています。
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アジア女子大学支援財団(AUWSF)理事会
Jack R. Meyer Convexity Capital Management 専務取締役兼 CEO、Harvard Management Company 前社
長 アジア女子大学支援財団理事長
Kamal Ahmad アジア女子大学支援財団代表兼 CEO
Ritu Banga Joint Schools Activities, Inc.理事
Vivian Lowery Derryck Academy for Educational Development シニア・バイスプレジデント、米国国際開発
庁(USAID)前アフリカ担当行政官補佐
Ezra S. Field Roark Capital Group 常務取締役、Jenny Craig、Accent Energy、Excel Polymers、
Cornhuskers Energy 取締役
Hanna H. Gray シカゴ大学名誉学長・Harry Pratt Judson 殊勲賞受賞史学部名誉教授
Jeffrey S. Lehman コーネル大学前学長・法学部教授、ミシガン大学法化大学院前学部長、北京大学・北
京外国語大学共同中国米国法政研究センター会長
Kathy M. Matsui ゴールドマン・サックス証券(日本)マネージング・ディレクター兼チーフ日本株ストラテジ
スト、汎アジア投資調査部部長
Judy Moody-Stuart 教育専門家・地域擁護者・慈善活動家、Transparency International(イギリス支部)理
事、ロンドン大学東洋アフリカ研究所(SOAS)国際顧問委員会委員
William H. Newtown-Smith オックスフォード大学ベイリオル・カレッジ哲学科特別研究員兼講師、Open
Society Institute 高等教育委員会会長
Kathleen M. Pike コロンビア大学精神医学部助教授、テンプル大学日本キャンパス(東京)客員教授
Henry Rosovsky ハーバード大学 Lewis P. and Linda L. Geyser 大学名誉教授・教養学部前学長
Jennifer A. Shore シティグループ前バイスプレジデント
Diana L. Taylor Wolfensohn & Company, LLC 取締役、前ニューヨーク州銀行監督官
アジア女子大学国際支援委員会
バングラデシュ人民共和国首相 アジア女子大学国際支援委員会共同会長
Lone Dybkjaer デンマーク国会議員・前環境大臣 アジア女子大学国際支援委員会共同会長
Rasha Al-Sabah クウェート高等教育省次官
Sang Chang 韓国私立大学学長会会長、前韓国首相指名、梨花女子大学(韓国)前学長
Donald Johnston 経済協力開発機構(OECD)前事務総長、カナダ政府前司法長官
Kang Kum-Sil 韓国男女差別是正大使・前法務大臣
Mark Malloch Brown Africa, Asia, and the UN イギリス代表、前国連事務総長代理
Koichiro Matsuura ユネスコ事務局長
Jack R. Meyer Convexity Capital Management 専務取締役兼 CEO、Harvard Management Company 前社
長
Thoraya Ahmed Obaid 国連人口基金(UNFPA)事務局長
Mamphela Ramphele Circle Capital Ventures 代表、世界銀行前取締役、ケープタウン大学前副学長
George Soros Soros Fund Management LLC.代表、Open Society Institute 代表
バングラデシュ顧問委員会
Rokia Afzal Rahman バングラデシュ女性起業家協会会長 バングラデシュ顧問委員会会長
Fazle Hasan Abed BRAC(世界最大の非政府組織)創設者兼会長
Kamal Ahmad アジア女子大学支援財団代表兼 CEO
Fakhruddin Ahmed バングラデシュ暫定政府主席顧問、PKSF(農村地域雇用支援財団)前代表、バング
ラデシュ銀行前総裁
Angela Gomez Banchte Shekha (Learning to Live、女性の地位向上を目指すバングラデシュ ジェッソール
の非政府組織)創設者兼取締役
Monjulika Chakma 著名な起業家、Bain Textile Company(バングラデシュ)経営者
Geetara Safiya Choudhury バングラデシュ暫定政府顧問、Adcomm Ltd(大手広告会社)会長兼取締役、
Dhaka Club 前会長
Jamal Nazrul Islam チッタゴン大学数理科学・物理科学センター教授・センター長
Mamun Rashid シティバンク(バングラデシュ)CEO、シティグループカントリーオフィサー
A.S.M. Shahjahan バングラデシュ警視庁前総監
Farooq Sobhan Bangladesh Enterprise Institute 会長、バングラデシュ前外務大臣、バングラデシュ前国連
大使
Muhammad Yunus グラミン銀行創設者兼取締役、2006 年ノーベル平和賞受賞者