NCSFCT用VineLinux5の初期設定方法例 (env.pdf) 【1.】はじめに Windows VistaとVine Linux 4.2が既にインストールされている富士通のノートパソコン (FMV BIBLO NF/B50N)のsda8にVineLinux5を追加インストールした場合の例について述べる. 下記の操作は、全て、スーパーユーザ状態で実施して下さい. 【2.】 Vine Linux 5の設定等の例 (1) パーティションの状況 (A) 空きパーティションの作成は、市販のPertition Manager 8 Proを用いて行った. (B) Vine Linux 5を、下記の様に、/dev/sda8に追加インストールした. インストール直後にfdisk /dev/sdaで表示したパーティションの使用状況例は、 以下の通りである. デバイス ブート /dev/sda1 始点 * 1 終点 ブロック 131 ID システム ラベル 1,048,576 27 不明 /dev/sda2 131 6,658 52,428,800 7 HPFS/NTFS(Windows Vista) /dev/sda3 6,659 /dev/sda4 17,891 /dev/sda5 6,659 7,933 10,241,406 83 Vine Linux 4 /dev/sda6 7,934 9,208 10,241,406 83 /mnt/sda1 (ワークエリア) /mnt/sda1 /dev/sda7 9,209 9,463 /dev/sda8 9,464 17,890 90,221,040 5 拡張領域 19,458 12,582,912 12 Compaq 診断 /1 2,048,256 82 Linux swp 10,738 10,241,406 83 Vine Linux 5 / (C) 各パーティションのラベルは、インストーラが勝手に設定したものであるが、 (a) 下記を投入することによって、各パーティションに付けられているラベル名を表示できる. e2label△/dev/パーティション名 (b) 下記を投入することによって、各パーティションに付けられているラベル名を変更できる. e2label△/dev/パーティション名△ラベル名 但し、変更した場合は、下記(2)の/etc/fstabや/boot/grub/grub.confの内容も変更が必要と なる. (2) GRUBの設定例(LABELは/etc/fstabと同期していること) (A) fstabの内容は以下の様に設定. LABEL=/ / ext3 defaults 1 1 sda8 LABEL=/mnt/sda1 /mnt/sda1 (ワークエリア) ext3 defaults 0 0 sda6 LABEL=/1 /mnt/vinelinux4 ext3 defaults 0 0 sda5 /sda7 swap swap defaults 0 0 sda7 /dev/sdb1 /media/hdd (doro003用 USB-HDD ext2 defaults 0 0 1 IO-DATA HDCN-U1.5A) (注)USB-HDDについては、下記「5.USB-HDDの初期設定」をあらかじめやっておくこと. (B) /boot/grub/grub.confを以下の様に設定(Windows Vista,VineLinux4,VineLinux5の3マルチ ブート) default=0 timeout=15 title Vine Linux 5 (kernel-2.6.27-43vl5) root (hd0,7) kernel /boot/vmlinuz ro root=LABEL=/ resume=swap:/dev/sda7 vga=0x314 splash=silent initrd /boot/initrd.img title Vine Linux 4 root (hd0,4) kernel /boot/vmlinuz ro root=LABEL=/1 resume=swap:/dev/sda7 vga=0x314 splash=sile nt initrd /boot/initrd.img title Windows Vista rootnoverify (hd0,1) chainloader +1 (注) マルチブートについての詳細を知りたい場合は、下記の文献を参照. 1台のパソコンでWindowsとLinuxを使う本(xp/Vista対応);板谷芳男著、ソーテック社. (C) /etc/apt/apt.confの最後に以下を追加.(プロキシサーバ経由のインターネット接続の場合、 apt-getにプロキシサーバのipアドレスとポート番号を教える.インターネットに直接接続の場 合は、下記は不要である.) Acquire { http { Proxy "http://www.xxx.yyy.zzz:pppp"; } } (注)www.xxx.yyy.zzzは、プロキシサーバのIPアドレス. ppppは、プロキシサーバのポート番号. (D) 立ち上げ直して、マルチブートが正常に動作するか確認. Windows Vista Vine linux 4.2 Vine Linux 5 2 (3) telnet_serverとgdbのインストール デバグで使用する場合のみ、下記を投入.(注) ファイアーウォールは無でインストール (A) apt-get△update (B) apt-get△install△telnet-server (C) apt-get△install△gdb (D) /etc/hosts.allowにデバグ用のパソコンのipアドレスを設定 設定例(192.168.0.252は、telnetとftpを許すパソコンのipアドレス) in.telnetd : 192.168.0.252 : ALLOW in.ftpd : 192.168.0.252 : ALLOW (E) /etc/xinetd.d/telnet内のservice telnet{}内を disable = yes を noに変更. (F) 以下を投入して、マシン起動時にproftpdを自動起動するように設定. chkconfig proftpd on (手動で可能とするには、以下をいれる. /etc/rc.d/init.d/proftpd start) (G) 立ち上げ直し(ディスクトップ->シャットダウン->再起動)て、telnetとftpで接続できること を確認. (注) Vine Linux 5では、端末の文字コードがUTF-8(ユニコード)に変更されているので、Windows 上の仮想端末を使用する場合は、最新のTera-Termを杜の窓よりダウンロードして起動時にUTF-8 を選択して、使用すること. 4. imlib等のVineLinux5へのインストール (1) ホームディレクトリと/root配下の.bashrcに以下を追記 PATH=${PATH}:/usr/local/bin:/sbin:/usr/sbin:. PS1="hhhhhhh[¥w]¥¥$ " (注) hhhhhhhは、ホスト名. (2) apt-get△install△gtk+-devel 続行しますか?[y/n]に対してyを投入. (3) apt-get△install△imlib-devel 続行しますか?[y/n]に対してyを投入. (3) 以下を実行して、環境変数が正しく設定されるようにする. cd△/etc/profile.d touch△imlib.sh chmod△755△imlib.sh vi△imlib.sh i 3 export△XLIB_SKIP_ARGB_VISUALS=1 ESC :wq (4) apt-get△install△gtk1-xfce-engine (5) viエディタ等で、utf8の日本語の入力を可能とする. /root/.exrcとホームディレクトリ/.exrcの中に以下を格納. :set fileencoding=utf8 (6) gtkで日本語を正しく表示するために、以下を行う. (A) apt-get△install△xorg-x11-jpfonts (B) apt-get△install△libICE-devel△libSM-devel (C) ソースファイル内にgtk_init(&argc,&argv)を記述していれば、その直後に以下を追加. gtk_rc_parse("/etc/gtk/gtkrc.ja"); (D) imlibとgtk+を使用するプログラムのコンパイル用のコマンドファイルは以下とする. gcc -g `pkg-config --cflags gtk+ imlibgdk sm` -oロードモジュール名 ソースファイル名 `pkg-config --libs gtk+ imlibgdk sm` (7) システムを立ち上げ直す. 5. USB-HDDの初期設定(日経Linux 2010年1月号p.112からの抜粋) あらかじめ、下記を1回だけ行っておく. (A) USB-HDD(IO-DATA HDCN-U1.5A)をUSB端子に接続して、システムを再立ち上げする. (B) dmesg>workを投入して、立ち上げ時のメッセージをworkに格納. (C) 以下を投入 vi△work /USB△Mass△Storage△driver (D) 表示された行の7行後に以下があることを確認 Direct-Access I-O DATA HDCN-UA (E) 上記の行の9行後に以下があることを確認 sdb: sdb1 (F) fdisk△/dev/sdb (G) t (H) 83 (I) w (J) mke2fs△/dev/sdb1を投入.(ハードディスクの内容は全て消える.) (K) e2label△/dev/sdb1△/media/hdd 6. NTSFCTのファイル等の設定 (1) 論文のp.9の5.(a)doro003.c,(b)ccdor,(c)decode,(d)dorodataのファイルを、上記5.の/me dia/hdd配下にコピーすることにより格納する.(ロードモジュールには、コピー後に、chmod△ 755△ファイル名を投入して、実行権を付与して下さい.) (2) 上記(1)格納したディレクトリに、cdで、カレントディレクトリを移動する. 4 (3) 以下を投入して、ロードモジュールdoro003を作成する. .△ccdoro (gccがインストールされていない場合は、apt-get install gccを投入して、gccをインスト ールして下さい.) (4) dorodata内にある論文のp.9の3.1.9の制御文を、実行環境に合わせて変更する. (5) 論文のp.10の5.(2)(B)(f) rlan.pdf:NTSFCT用無線LAN等の初期設定を行う. 以上が完了したらdoro003を投入すれば、NTSFCT が動作する. 「完」 5
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