サポート・サービス実施要領 S0030 アジレント・出張校正

ON-SITE CALIBRATION SERVICE
Exhibit S0030
サポート・サービス実施要領 S0030
アジレント・出張校正サービス
改訂番号 REV.2005.08.01
(実施要領は改訂されることがありますので、改訂番号をご確認ください。)
1.適用範囲
アジレント・出張校正は、本実施要領とアジレント・テクノロジー株式会社(以下「アジレント」という。)所定の「売買取引基本契
約書」、「アジレント・テクノロジー・サポート・サービス基本契約書」もしくは「サポート・サービス契約書」、又はこれら契約書を
お客様と締結していない場合に使用する「お取引約款」に基づいて実施されます。
2.提供サービス内容
a) 本実施要領に定める校正
校正とはお客様の製品の精度を既知の標準と比較することです。
校正で実施される測定は、アジレントが指定した手順、又は適切な測定方法に基づく代替手順が用いられ、適切な国家標準及び各国
標準機関にトレーサビリティーを確保しています。必要に応じて計測器を仕様に入れる為の調整も実施します。本実施要領第3. a項に
定められた校正周期の変更がお客様から指定されない限り、校正は製造者が推奨する校正周期で実施されます。本契約の対象となる
製品に対して、本契約の期間中にアジレントによる修理が行われた場合、修理後に必要な校正が行われます。
b) 提供書類
アジレントは、校正対象製品の校正証明書及び試験成績書を各1部発行いたします。調整を行った場合には、調整後の試験成績書を
発行いたします(調整前の試験成績書はオプションで提供いたします)。 校正対象製品に不具合が発生し修理を行わない場合、仕様
外であったことを記載した校正証明書及びその時点での試験成績書を発行いたします。また校正実施日及び次回の校正推奨日が記入
したラベルを作成いたします。
c) 校正のためのアジレントへの製品の返却
システム設置場所で校正が困難な製品については、アジレントはその製品をシステムから取外し、アジレントの定めるサポート部署
に送り、そこで校正します。その製品を校正後、アジレントはシステム設置場所にインストールしシステムの校正を実施いたします。
d) 営業時間帯
本サービスの受付時間及び実施時間は、アジレントの休日を除く、月曜日〜金曜日までの午前9時から午後7時までの間です。
e) 許容範囲外状態が発見された場合の対応
お客様の製品を校正する際に使用されたアジレントが所有する計測器に関して、許容範囲外が発見されたために、お客様の製品が不
良と判断される可能性がある場合には、アジレントはお客様に書面でその旨通知し、当該製品を無料で再校正することを申し出ます。
3.その他のオプション校正サービス
アジレントは以下のサービスを追加料金で提供します。
a) 校正周期の変更
アジレントは、通常推奨される以外の校正周期でも校正サービスを実施することができます。このような校正周期は、お客様の品質
システムの要求に基づいてお客様が決定し管理します。
b) 営業時間外サービス
アジレントは、アジレントの休日を除く月曜日から金曜日までの午前9時から午後7時以外の時間帯、及びアジレントの休日にサービ
スを提供することが出来ます。但し、アジレントのエンジニアの確保が可能な場合に限ります。
c) 調整を行う場合の調整前の試験成績書
調整を行う場合には、調整前の試験成績書を1部添付致します。
4.サービスの制限
a) 適用製品
本実施要領に定めるサービスが適用される製品はアジレントが指定する製品に限定されます。
b) サポート期間満了製品
アジレントは、サポート期間が終了した製品に対しても校正を行う場合があります。ただし、いかなる場合であっても不具合時の回
復義務を負いません。
c) 規格外装置
本実施要領に定めるサービスは規格内装置について行われます。アジレントが提供したもの以外の製品ならびにお客様あるいは第三
者により、アジレントの許諾を得ずに技術改善がなされた装置は規格外装置とみなします。お客様はアジレントが認める規格装置を
使用できるように、規格外装置を取り外す責任を有するものとします。規格外装置に起因する不具合の結果、アジレントが追加作業
を行ったとき、又は規格外装置による不具合切り分けのために作業の増加をきたした場合、アジレントは当該追加又は増加分のサー
ビスについて別途料金を請求するものとします。
d) 製品の故障
製品の故障のために性能試験を完了できない場合(製品を仕様範囲内にするために新しい部品が必要な場合)、アジレントは校正を完
了する前に既存の保守契約に基づいて、あるいはアジレントが定める修理料金で修理を行うことを申し出ます。既存の保守契約の対
象とならない修理の場合、お客様に修理の実施についてのご了承を得た後に作業を行います。修理が必要な製品に関しては日程が再
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Revision Date 01/08/2005
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Revision Number 2005.08.01
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調整され、新しい作業日がお客様との間で決定されます。校正に伴って修理が行われた場合、製品の再校正と、製品を仕様範囲内に
するために必要な調整が追加料金なしで実施されます。
e) 校正実施時の環境
お客様の校正を実施する場所が校正する条件を満たさない場合には、校正証明書を発行できない場合があります。また、その際の派
遣費、及び掛かった作業費をお支払いただくことがあります。
f) 校正計測器の交換
お客様が、校正された計測システム内の個々の計測器を、校正時に設置されていた以外の計測器と取り替えた場合、そのシステム校
正は無効となります。
g) 契約期間
契約期間は通常1年単位での契約とさせていただきます。但し、製造者の推奨校正周期に従って契約を締結し、製造者の推奨校正周
期が12ヶ月より長い製品に関しては、校正周期の期間を契約期間の単位とします。製造者の推奨校正周期が24ヶ月の場合には、
2年単位での契約となります。 また、最長契約期間は3年間とさせていただきます。但し、サポート期間満了日が設定されている
場合には、どちらか早い方を適用させていただきます。
5.前提事項(*)
a) 最小構成
サービス対象に該当する計測システム又は計測器は、少なくとも適切な製品操作マニュアルに記載の校正手順で指定されている最小
構成が含まれていなければなりません。
b) 同一種類のサービスの適用
お客様は少なくとも最小構成からなるアジレント全ての製品について、同じ種類の計測システム出張校正サービスの契約を締結しな
ければなりません。
c) コネクタとケーブル
お客様は、計測システム出張校正サービスのサービス対象に該当するすべての製品が適切に動作するよう、アジレントの適切な文書
に記載されているケーブルまたはコネクタでこれらの製品を相互接続しなければなりません。
d) ソフトウェア
校正手順を適切に実行するためにソフトウェアに依存するすべてのアジレントの製品は、可能な限り現行リビジョンのソフトウェア
を実行していなければなりません。ソフトウェアが校正手順を適切に実行する場合、この要件は除外されることがあります。
(*) 甲が本実施要領に概説されているサービスの前提条件に十分適合しているかどうかはアジレントが最終的な決定を下します。
6.お客様の責任
a) アクセス
お客様はアジレントに対して以下のものを用意しなければなりません。
1)サービス対象に該当する製品へのアクセス
2)本サービス対象に該当する製品から適切な距離にある十分な作業領域と設備
3)サービス対象に該当する製品を校正するためにアジレントが必要であると決定したすべての情報と設備へのアクセス
b) データの保護
本契約に基づくサービスの対象となる製品とともにお客様から提供される、情報、データ、ソフトウェア、パッケージ、その他の資
材に対するセキュリティ、保護、安全な返却に関して、アジレントが責任を負わないことをお客様は認めるものとします。これらの
資材や情報に関して、削除、バックアップ、予防措置などを行う責任はお客様にあるものとします。
c) 操作手順
お客様は、アジレントの製品操作マニュアルに指定された日常の操作手順を遵守するものとします。
d) 環境の制御
サービス対象に該当する装置が動作する場所での環境(温度、湿度等)の記録を維持管理する責任はお客様に有るものとします。ま
た、アジレントの担当者が、これらの記録を閲覧できるように整理されて管理されているものとします。
7.期限前終了と払い戻し
a) 期限前終了
本実施要領に基づく製品に関する契約をお客様又はアジレントによって契約期間終了前に終了された場合、お客様は本契約の期間中
にすでに行使したサービスに対する料金をすべて支払う責任があります。
b) 払い戻し
下記の場合には、お客様は校正サービス料金の払い戻しを受けられません。
●お客様のご都合により契約期間内に校正が行われなかった場合
●校正時に不具合が発見され、その修理をお客様が辞退した場合
8.本サービスの保証
●アジレントによる校正実施後、お客様が対象製品を受領してから 30 日を保証期間とします。
●期間中に修理サービスが行われた場合、校正データの有効性が無くなる下記のケースにおいて、無料で再校正を行います。
1.装置の測定性能に関わる部品の交換
2.装置の測定性能に関わる部品の調整
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