青野 和彦 - 沖縄キリスト教学院大学・沖縄キリスト教短期大学

青野 和彦
(AONO, Kazuhiko)
沖 縄 キリスト教 短 期 大 学
総合教育系
教授
【プロフィール】
取得学位、
学士(社会学)、関西学院大学社会学部、1984
大学・機関、取得年
年
修士(神学)、関西学院大学大学院神学研究科
博士課程前期、1990 年
専門分野
歴史神学
研究分野
キリスト教思想史(16 世紀スペイン・キリスト教思想史)
研究職歴等
沖縄キリスト教短期大学総合教育系准教授・総合教育系主任 2007~2013 年
沖縄キリスト教学院大学・沖縄キリスト教短期大学宗教部長 2013 年~現在
担当科目
キリスト教学Ⅰ・Ⅱ、キリスト教人間学
【研究活動業績】
研究業績
(学術論文
※査 読 付 4編 )
1. 「バルトロメー・デ・ラ ス・カサスの『布教論』第 6 章における「隣人愛」の神学的
視点」、沖縄キリスト教短期大学『紀要』第 33 号、2005 年、単著
2. 「バルトロメー・デ・ラ ス・カサスの『布教論』における摂理観―第 5 章を中心に
― 」、『キリスト教史学』、キリスト教史学会、第 60 集、2006 年 7 月、単著
※査読あり
3. 「ラス・カサス『布教論』の研究(2)―インディアス先住民の「信仰の認識」を中心
に―」、『神学研究』第 54 号、関西学院大学神学研究会、第 54 号、2007 年 3
月、単著
4. 「ラス・カサス『布教論』の研究(3)―第 5 章第 6-8 節の宣教方法における信仰
理解―」、『キリスト教史学』、キリスト教史学会、第 62 集、2008 年 7 月、単著
※査読あり
5. 「ラス・カサス『布教論』第 5 章第 7 節における洗礼理解」、『神学研究』、関西学
院大学神学研究会、第 56 号、2009 年 3 月、単著
6. 「ラス・カサス“De unico vocationis modo”第 5 章の布教理念―第 7 節と第 19
節の洗礼理解に基づく考察―」、『神学研究』、関西学院大学神学研究会、第 58
号、2011 年 3 月、単著
7. 「ペドロ・デ・コルドバ『キリスト教の教え』(1544 年)における先住民観―「本性的
平等性」の解釈を手がかりに―」、沖縄キリスト教短期大学『紀要』第 39 号、
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青野
和彦
2011 年 3 月、単著
8. 「ラス・カサスのベネズエラ植民計画の理念―2 つの『覚書』における共同体
(comunidad)の目標の検討を通して―」、沖縄キリスト教短期大学『紀要』第 40
号、2012 年 1 月、単著
9. 「ラス・カサスの平和的布教観の形成―ベネズエラ渡航からドミニコ会修練期ま
でを中心に―」『キリスト教史学』第 67 集、2013 年 7 月、単著
※査読あり
10.「ラス・カサスの平和的布教観の発展史的研究―3通の書簡(1531、1534、
1535 年)の検討を中心に―」、『神学研究』、関西学院大学神学研究会紀要、
第 61 号、2014 年 3 月、単著
11.「ラス・カサスの『矯正論』における平和的布教観―「布教と臣従化」の
関係の考察を中心に―」
、
『キリスト教史学』第 67 集、2015 年 7 月、単著
※査読あり
研究業績
(学会大会発題要旨
※学会誌掲載のもの)
1. 「学生への期待とその実現としてのキリスト教共同体の可能性」、『キリスト教教
育論集』第 14 号、2006 年 6 月
2. 「ラス・カサスの『布教論』におけるインディアス先住民の救霊可能性の証明―第
5 章第 2―3 節を中心に―」、『キリスト教史学』第 61 集、「第 57 回大会研究発
表要旨」、2007 年 7 月
3. 「キリスト教と教育:オキナワの事例から」(第 19 回日本キリスト教教育学会大
会・シンポジウム報告要旨)、『キリスト教教育論集』第 16 号、2008 年 3 月
4. 「ラス・カサス『布教論』の研究(4)―第 5 章第 7 節における洗礼理解―」、『キリ
スト教史学』第 63 集、「第 59 回大会研究発表要旨」、2009 年 7 月
5. 「ラス・カサス“De unico vocationis modo”第 5 章の布教理念―第 7 節と第 19
節の洗礼理解に基づく考察―」、『キリスト教史学』第 64 集、「第 60 回大会研究
発表要旨」、2010 年 7 月
6. 「ペドロ・デ・コルドバ『キリスト教の教え』(1544 年)における先住民観―「本性的
平等性」の解釈を手がかりに―」、『キリスト教史学』第 65 集、「第 61 回大会研
究発表要旨」、2011 年 7 月
7. 「ラス・カサスのベネズエラ植民計画の理念 ―2 つの『覚書』における共同体
(comunidad)の目標の検討を通して―」、『キリスト教史学』第 66 集、「第 62 回
大会研究発表要旨」、2012 年 7 月
研究業績
(ブックレット)
研究業績
(寄稿文)
沖縄キリスト教学院大学・短期大学「月曜礼拝」説教集『チャペル・ブックレット
(13)』、2006 年 2 月、他
・「短期大学の現況と展望―本短大の教養教育の使命(ミッション)」 『沖縄キリスト
教学院創立 50 周年記念誌』、2009 年 12 月
・キリスト教学校教育同盟誌『キリスト教教育』「聖書の言葉」、他
研究業績
1. 「学生への期待とその実現としてのキリスト教共同体の可能性」、日本キリスト
(学会大会発表 ※全
教教育学会主催第 12 回キリスト教教育研究会、日本基督教団福岡中部教会、
て単独)
2005 年 6 月
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青野
和彦
2. 「バルトロメー・デ・ラス・カサスの『布教論』における摂理観―第 5 章を中心に
―」、キリスト教史学会第 56 回大会、関東学院大学メディア・センター、2005 年
9月
3. 「『布教論』におけるラス・カサスの宣教理解」、キリスト教史学会第 57 回大会、
神戸海星女子学院大学、2006 年 9 月
4. 「ラス・カサス『布教論』の研究(3)―第 5 章第 6-8 節の宣教方法における信仰
理解―」、キリスト教史学会第 58 回大会、恵泉女学園大学、2007 年 9 月
5. 「ラス・カサス『布教論』の研究(4)―第 5 章第 7 節における洗礼理解―」、キリス
ト教史学会第 59 回大会、九州ルーテル学院大学、2008 年 9 月
6. 「ラス・カサス“De unico vocationis modo"第 5 章の布教理念―第 7 節と第 19
節の洗礼理解に基づく考察―」、キリスト教史学会第 60 回大会、国際基督教大
学、2009 年 9 月
7. 「ペドロ・デ・コルドバ『キリスト教の教え』(1544 年)における先住民観―「本性的
平等性」の解釈を手がかりに―」、キリスト教史学会第 61 回大会、宮城学院女
子大学、2010 年 9 月
8. 「ラス・カサスのベネズエラ植民計画の理念―2 つの『覚書』における「共同体」
(comunidad)の目標の検討を通して―」、キリスト教史学会第 62 回大会、聖学
院大学、2011 年 9 月
9. 「ラス・カサスの平和的布教観の形成―ベネズエラ植民計画の挫折からドミニコ
会修練期を中心に―」、キリスト教史学会第 63 回大会、福岡女学院大学、2012
年9月
10. 「ラス・カサスの平和的布教観の発展史的研究―3通の書簡(1531、1534、
1535 年)の検討を中心に―」、キリスト教史学会第 64 回大会、明治学院大学、
2013 年 9 月
11.「グアテマラにおけるラス・カサスの平和的布教観(1536-1538 年)
―布教方針と『布教論』原則との関連性の考察を中心に―」
キリスト教史学会第 65 回大会、同志社大学、2014 年 9 月
12.「ラス・カサスの『矯正論』における平和的布教観―「布教化と臣従化」の関係の
考察を中心に」キリスト教史学会第 66 回大会、東京女子大学、2015 年 9 月
[講演] ※他大学
1. 「16 世紀ラテン・アメリカのキリスト教宣教に対する植民地法の影響」、沖縄国際
大学法学部法思想史講演、2008 年 1 月
2. 「16 世紀スペインのインディアス領有化の諸理論―ブルゴス法制定時を中心に
―」、沖縄国際大学法学部法思想史講演、2009 年 1 月
3. 「聖書の契約(covenant)思想」 、沖縄国際大学法学部基礎演習、2012 年 1 月
社会活動等
1.日本基督教団沖縄教区教務教師兼総会議員、2004 年~現在
2.日本基督教団沖縄教区諸教会礼拝担当(定期及び不定期)、2004 年~現在
3.沖縄 YMCA 常議員 2006 年~現在
4.関西学院同窓会沖縄支部幹事、2005 年~現在
5.カトリック広島教区主催フィリピン・インファンタ司教区ジェネラル・ナカール
(General Nakar)地区訪問(研修メンバー)、2009 年 8 月。
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青野
和彦
6.沖縄 Y.M.C.A.評議員、2013 年 4 月~現在
所属学会
1.日本キリスト教教育学会(1999 年~現在)
2.キリスト教史学会(2004 年~現在)
3.日本カトリック神学会(2006 年~現在)
4.スペイン史学会(2008 年~現在)
5.関西学院大学「キリスト教教育研究会」(1999 年~現在、役員)。
6.関西学院大学神学部「神学研究会」(2007 年~現在)
[モットー]
“único es todo el género humano.”(人間の自然本性はひとつ) por Bartolomé de Las Casas
[一言]
YMCA 総合職、教会伝道師(日本基督教団九州教区)、プロテスタント(メソジスト)系高校専任教
一言
諭を経て、2004 年 4 月に着任しました。どうぞ宜しくお願いします。
ところで、歴史を学ぶことは骨董品をいじるように単に過去の出来事を眺めて楽しむものではありま
せん。それは過去の思想や事件との真摯な対話の上に成立可能なものです。特にキリスト教史の研
究には、過去の出来事や思想が私達の「今」と「未来」にどのようなメッセージを発信しているのか、そ
れを史実や思想家の聖書理解を基に客観性と情熱をもって探求することが要求されます。キリスト教
史は決して美化されるものではありませんし、現代まで多くの歴史上の反省課題をもっています。その
課題を客観的に検証・分析しつつ、過去から私達の現在と未来の「平和と共生」のために提言を行う
のがキリスト教史研究者の使命であると私なりに考えています。
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和彦