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ABB、日本の主要 LNG 基地の更新プロジェ
クトに最新の Symphony Plus を納入
2016 年 9 月 21 日:ABB 日本ベーレーの提案する更新プロジェクトが、プラントの停止なくお客様の資産を守
り、電力供給の信頼性を強化します
ABB 日本ベーレーは、国内で最大且つ、最も重要な LNG 基地の一つである富津 LNG 基地向け制御コントロ
ーラおよび、入出力システムの大規模更新プロジェクトを、東京電力フュエル&パワー株式会社より受注しま
した。
同 LNG 基地における既存の制御システムも ABB 製であり、200 台の BRC100 コントローラと 2000 台の
Harmony ブロック I / O モジュールを、250 面のシステムキャビネットに備えた大規模なシステム構成となって
います。
ABB 日本ベーレーは、東京電力フュエル&パワー株式会社の関連会社である東京パワーテクノロジー株式
会社との協調関係にもとづき、それら既存システムを Symphony Plus 最新型 BRC コントローラおよび、SD シ
リーズ I/O モジュールへの交換作業と調整作業を実行しています。
ABB は“お客様の投資財産を守る”という自らのコミットメントに則り、既設の Harmony ブロック I/O と完全な
互換性を有する新しい Symphony Plus SD I / O ベースを開発しました。完全互換性のあるベースの開発によ
って、プラント運転に不可欠なプラントデータの収集を途切れなくさせることなく、また、プラント停止を必要とせ
ずにシステムの更新が可能となりました。
ABB の長年の経験や情報をベースにした製品開発等をユーザに提案できることは、トータルオートメーション
システム Symphony Plus の質の高さの証明であり、プラントの稼働率と効率を最大限にし、プラントの運転性
能を向上させます。
この更新プロジェクトは 2015 年に開始され、完成は 2021 年に予定されています。その規模と、いかなる場合
でもプラントを止めることができないという絶対的な必要性を考慮して、今回の更新工事は 6 つのフェーズに
分割されました。コントローラと I /O モジュールは、毎年 2 フェーズずつ慎重に置き換えられていく予定です。
富津 LNG 基地は、10 機の貯蔵タンクの貯蔵容量は 1,200,000 キロリッターにのぼり、LNG タンカーを受け入
れるために 2 つのバース(桟橋)と 60 台の LNG ポンプを備えています。また生産される LNG ガスは、富津火
力発電所(5,040 MW)および隣接する他の火力発電所、さらには、東京ベイエリアに立地する主要産業に対し
て、パイプラインなどを経由して供給しています。 このため、いかなる理由があってもガスの供給を停止でき
ず、プラントを止めることができないのです。
ABB について(www.abb.com): ABB は、世界の約 100 カ国に 135,000 人の従業員を擁する電力技術とオー
トメーション技術のリーディングカンパニーです。環境負荷を最低限に抑えながら、お客さまの業務効率を最
適化する製品、ソリューションの数々を、電力、一般産業、交通/社会基盤の各分野に提供しています。
ABB ジャパンについて (www.abb.co.jp):ABB ジャパンは、ABB のグローバルネットワークの国内拠点で
す。ABB ジャパンは、ABB 株式会社と 3 つの合弁会社でグループを構成し、約 750 名の従業員、15 都市に
わたる販売/サービスネットワークを展開しています。日本国内において電力およびオートメーションに関す
る事業を、製造、販売、サービスの各分野で展開しています。
ABB 日本ベーレー株式会社について:ABB 日本ベーレー株式会社は、装制御システムとその関連機器を総
合的に扱うトータルサプライヤとして、火力発電、LNG 貯蔵基地などの各種エネルギー産業プラントを主とし
た国内基幹産業に製品やサービスを提供しています。システムに関連する全てのハードウェア、ソフトウェア
を一貫した設計思想で統合し、開発から製造までの全工程を自社で行うことで、お客さまの目的に対して理想
的なシステムを実現しています。豊富な実績とノウハウをベースに、市場ニーズを的確に捉えながら、環境保
全などエネルギー以外の様々な産業分野のお客さまも支援しています。
本件に関するお問い合わせ先
ABB 株式会社広報・渉外又吉 / 村山
住所:東京都品川区大崎 2-1-1 ThinkPark Tower 22F
Tel:03-4523-6150Fax: 03-4523-6190
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