「緑の分権改革調査受託事業」 『森林環境実践セミナー』 を開催しました 平成22年9月30日(木)~10月1日(金)の2日間、日経BP環境経 営フォーラム事務局の企画協力を得て、森林の多面的機能や森林が生み出 す新たな環境価値を学び・体験する「森林環境実践セミナー」 ※1 を開催 しました。 下川の森を見学される参加者 森林環境実践セミナーの様子 1日目は、道内外から参加された森林環境の取組みに関心を持つ企業の CSR ※2 担当者などが、町有林や森林組合の木炭工場を見学し、下川に おける森づくりなどを学習された後、町バスターミナルセンターにおいて、 下川商業高校の生徒、町民の皆様も参加された『森林環境実践セミナー講 演会』を受講されました。 講演会では、国連環境計画・金融イニシアティブ特別顧問 末吉竹二郎 氏から「地球温暖化講義~21世紀をどう生きるか~」をテーマに地球温 暖化の現状や世界の動きについて講演がありました。 また、日本大学大学院法務研究科客員教授 小林紀之氏から「森林の社 会的役割と山村の活性化―地球温暖化対策と森林-」をテーマに国内外に おける温暖化対策の制度等について講演があり、参加者は熱心に聴講され ておりました。 末吉 竹二郎氏 小林 紀之氏 2日目は、爽やかな秋晴れの下、五味温泉周辺の『日経BP環境経営フ ォーラムの森』において、森林の間伐や枝打ちなど林業体験をされた後、 桜ヶ丘公園センターハウス・フレペにおいて、NPO法人森の生活 奈須 憲一郎代表がコーディネートするワールド・カフェ ※3 に参加。 「下川の森から生まれる新しい流れ」「下川から新しい流れを生み出す ために私たちに出来る行動」をテーマに活発な議論をされ、全カリキュラ ムが終了。 閉校式では、受講者全員に安斎保町長から下川産ヤナギで製作された修 了書の授与がありました。 日経BP環境経営 フォーラムの森 林業体験をする参加者 2日間のセミナーを通じ、受講者からは、「下川の豊かな自然や森林の 持つ新たな価値、環境配慮の大切さを再認識することが出来たので、今後 の企業における社会貢献活動に繋げていきたい」との意見などがあり、好 評のうちに終了しました。 ワールドカフェの様子 修了式の様子 ※1 本事業は、総務省「緑の分権改革調査受託事業」として実施しました。 ※2 CSR(Corporate Social Responsibility)~「企業の社会的責任」の略です。 ※3 ワールド・カフェとは、Juanita Brown と David Isaacs によって 1995 年に開発・提唱され、 「人々がオープンに会話を行い、自由にネットワークを築くことのできる『カフェ』のよう な空間でこそ創発される」という考え方に基づいた話し合い(会議)の新手法です。
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