や さし さ を つ くる 。や さ し さ で さ さ え る 。 ユニ・チャームグループの概要 企業概要 社 英 名 ユニ・チャーム株式会社 社 名 UNICHARM CORPORATION 立 1961年2月10日 本 金 15,992百万円(2014年3月31日現在) 設 資 主な連結子会社および関連会社 日 本 ユニ・チャームプロダクツ(株) ユニ・チャーム国光ノンウーヴン(株) コスモテック (株) ユニ・チャームメンリッケ (株) 海 外 嬌聯股份有限公司(台湾) 発行済株式数 206,944,773株(2014年3月31日現在) 本 社 事 務 所 東京都港区三田3-5-27 尤 住友不動産三田ツインビル西館 LG Unicharm Co.,Ltd.(韓国) 店 愛媛県四国中央市金生町下分182番地 PT Uni-Charm Indonesia(インドネシア) 数 グループ合計12,795名(2014年3月31日現在) 本 社 員 Uni-Charm(Thailand)Co.,Ltd.(タイ) 佳生活用品(中国)有限公司(中国) Uni.Charm Mölnlycke B.V.(オランダ) Unicharm Gulf Hygienic Industries Ltd.(サウジアラビア) 上場証券取引所 東京証券取引所 市場第一部 事 ベビーケア関連製品 Unicharm India Private Ltd.(インド) フェミニンケア関連製品 Unicharm Australasia Pty Ltd.(オーストラリア) ヘルスケア関連製品 The Hartz Mountain Corporation(アメリカ) クリーン&フレッシュ関連製品 Diana Joint Stock Company(ベトナム) 業 内 容 Uni-Charm Corporation Sdn.Bhd.(マレーシア) ペットケア関連製品 U R L その他 http://www.unicharm.co.jp/ 31社(2014年3月31日現在) 生産・販売エリア 世界約80の国・地域で 事業を展開しています。 オランダ 韓国 ロシア ミャンマー インド エジプト 中国 アメリカ 日本 台湾 フィリピン タイ ベトナム サウジアラビア マレーシア ブラジル ■ 販売エリア シンガポール インドネシア オーストラリア 生産・販売拠点 販売拠点 ※2014年4月現在 主な経営指標 ■ 売上高(連結) ■ 営業利益(連結) (単位:億円) 5,994 6,000 4,957 5,000 4,000 3,000 3,568 3,769 394 401 960 1,184 4,283 その他 アジア 2,000 1,000 0 2 2,207 2009 2,191 2010 unicharm CSR report 2014 2,290 2011 2,370 2012 2,558 2013 日本 594 600 500 2,563 1,891 672 700 696 540 1,453 873 ■ グループ社員数 (単位:億円) 450 465 (単位:人) 14,000 12,795 12,000 519 10,287 10,000 400 8,000 7,108 7,317 300 6,000 1,277 1,410 200 4,000 2,778 2,887 100 2,000 3,053 0 0 2009 2009 2010 2011 2012 2013 2,064 10,855 2,027 その他 2,120 7,774 5,196 5,726 3,020 3,027 3,009 2,994 2010 2011 2012 2013 アジア 日本 Contents 編集方針 『CSR報告書2014』編集にあたって 本報告書は、ユニ・チャームグループの社会的責任(CSR)につ いて報告しています。私たちのCSRは、企業理念「NOLA&DOLA※」 を実現することであり、事業を通じてどのように実践しているかを 紹介しています。特に、社会的課題である超高齢社会や、 グローバ ル課題 —アジアの生活者の負担軽減への取り組みについて、今 年度の進捗状況を特集記事で詳細に報告しています。 その 他、グローバ ルで 求 められている報 告 につ いては、国 連グローバルコンパクトをはじめ、国連ミレニアム開発目標や ISO26000、GRIガイドラインなどの精神を参考にしながら全体の 報告に活かしています。 今後もより多くのステークホルダーの皆様の声に応えていきた いと考えています。皆様の忌憚のないご意見をお聞かせいただけ れば幸いです。 ※「Necessity of Life with Activities & Dreams of Life with Activities」の頭文字をとった略 称。赤ちゃんからお年寄りまで、生活者がさまざまな負担から解放されるよう、心と体を やさしくサポートする商品を提供し、一人ひとりの夢を叶えたいという考え。 ユニ・チャームグループの概要 .................. 2 編集方針/報告内容 ............................... 3 トップメッセージ ...................................... 4 ユニ・チャームグループのCSR .................. 6 事業紹介 ................................................ 8 特集1 アジアの生活者の負担軽減 ..... 10 特集2 超高齢社会への貢献 ............... 14 東日本大震災被災地への継続的な支援 ... 18 ユニ・チャームグループの CSR重点テーマ・主要指標(KPI) ......... 20 対象範囲 お客様とともに ..................................... 事業概要、CSRビジョン、活動目標、体制、推進実績、会計データなど。 2013年度の実績を中心に、一部2014年の最新の情報を含め、報告し ています。 22 地球環境とともに .................................. 26 対象組織 社員とともに ........................................ 30 ユニ・チャームグループ連結ベースで記載しています。環境活動報告 については、Webサイトに報告対象事業所を記載しています。 社会とともに ........................................ 34 対象読者 お取引先とともに .................................. 36 株主・投資家とともに ............................. 37 マネジメント ......................................... 38 第三者保証報告書 ................................ 40 報告内容 全てのステークホルダーの皆様 (お客様、社員、お取引先、株主および社会) 対象期間 2013年4月1日~2014年3月31日(一部前後の活動や将来目標を含む) 参考ガイドライン ● GRI『サステナビリティ・リポーティング・ガイドライン 第3.1版』 環境省『環境報告ガイドライン2012年版』 ● ISO26000 ● 本書発行日 2014年6月25日 次号の発行予定 2015年3月 掲載内容一覧/ 2013年度外部表彰・評価一覧 ............... 41 掲載媒体 ● 当社Webサイト 「CSR・環境」 (フルレポート) ● 冊子版『CSR報告書2014』 (ダイジェスト版) 本レポートの位置づけ ステークホルダーの関 心 度 CSRレポート CSR活動についてのお問い合わせ コーポレート・ソシアル・レスポンシビリティ部(CSR部) 冊子版 Web版 ユニ・チャームグループの重要度 本レ ポ ートで は、ステークホ ルダ ー の 皆 様 の 関 心 度 が 高く、ユ ニ・ チャームが今年度特にお伝えしたい情報をまとめて掲載しています。 フルレポートについては、Webサイトをご覧ください。 TEL:03-6722-1041(直通) FAX:03-6722-1018 企業情報全般についてのお問い合わせ 企画本部 共振の経営推進室 広報担当 TEL:03-6722-1019(直通) ● 財務IR情報 URL http://www.unicharm.co.jp/ir/index.html unicharm CSR report 2014 3 トップメッセージ 事業活動を通じて 「共生社会」 の実現に尽くし続けます ユニ・チャームのCSR = 企業理念「NOLA&DOLA」の実現 IT技術の進化やグローバル化によって、世界中でさ まざまな変化が予測の幅を超えて発生し、その変化が 常態化しているニューノーマルな時代が現在本格化 しています。その中で、日本をはじめとした成熟国での 少子高齢化、地球全体規模の環境問題、発展途上国の 貧困・衛生問題など、さまざまな社会的課題が多様化 しており、それらの課題を本業で解決していくこと、そ れが当社の企業理念「NOLA&DOLA」の実現であり、 ユニ・チャームのCSRであるといえます。 この企業理念 「NOLA&DOLA」 とは「Necessity of Life with Activities & Dreams of Life with Activities」の頭文字をとった略 で「赤ちゃんからお年寄りまで、生活者がさまざまな負 担から解放されるよう、心と体をやさしくサポートする 商品を提供し、一人ひとりの夢を叶えたい」 という想い を込めています。祖業の一つである生理用品は、女性か ら生理の不快さを少しでも除こうとしたもの、紙おむつ は、お母さんの子育ての負担を少しでも軽減しようとす るものです。つまり 「いつまでも、その人らしく生きるこ とを支援する」 ことが当社の使命であり、特に高齢化が 進んだ今日の日本においては、お年寄りの方々にいつ までも 「自分らしく生活し続けて」いただくために、何を するべきかという問いは、ユニ・チャームにとって最重 ユニ・チャーム株式会社 点のテーマのひとつとなっています。 代表取締役 社長執行役員 「共生社会」の実現を目指して 日本では、65歳以上の高齢者が3,000万人を超えまし た。そして、必ず次に来るのはアジアの高齢化です。そう なった時、理想的なのは「共生社会」だと思います。 「共 生社会」 とは、あらゆる世代がともに助けあって生きる 4 unicharm CSR report 2014 社会です。お互いに負担を感じながら支えあうのではな く、それぞれの自立を促し 「その人らしさ/自分らしさ」 グローバルな社会的課題への挑戦 を尊重し合い、高齢者も若者も皆が自然に暮らせるコ ミュニティを作ることが大切だと思います。 1984年、台湾で現地法人を設立したことから、当社の 当社は1987年の大人用紙おむつ事業参入以来、常に 海外展開はスタートしました。1990年代はアジアを中 新しい介護習慣を提案し続けてまいりました。1988年 心に進出し、現在では世界約80の国・地域で紙おむつ には「ライフリー 尿とりパッド」を発売し、外側の紙おむ や生理用品などを提供しています。日本で培った商品 つと併用することで、おむつ換えは面倒という常識を変 開発力やマーケティング力をもとに、国ごとに異なる生 えました。1995年には「寝たきりゼロを目指して」 という 活スタイルや商習慣に合わせて展開し、海外事業の拡 メッセージを込めて、 「ライフリー リハビリパンツ」を発 大を急進しています。 こうした中、当社は2006年に国連 売し、お年寄りは無理に身体を動かさず、寝かせておい 「グローバル・コンパクト」への支持を表明、また、国連 た方が良い(寝かせきり) という常識を打ち破りました。 ミレニアム開発目標の考え方に賛同し、その実践に努 今日では、お年寄りの運動機能の状態に合わせて、適 めています。かつて日本において女性の社会進出を支 切な商品をお使いいただけるよう、 さまざまなバリエー 援してきた取り組みを、 さらに進化したかたちで国際社 ションを提供しています。軽い尿もれなどをケアするラ 会において推進しています。2012年10月には、アジア・ イナーやパッドなどのラインアップを拡充し外出する機 中東・北アフリカにおいて女性の雇用創出や手ごろな 会を増やすサポートや、排尿すると自動的に検知し吸 価格で衛生用品を提供する当社の活動が、国連開発計 引する 「尿吸引ロボ ヒューマニー」 を株式会社日立製作 画(UNDP)が推進する 「ビジネス行動要請(BCtA)」に応 所と共同開発して、介護者・被介護者双方の排泄ケアの えるものとして評価され、参画が承認されました。 また、 負担を減らすことなど、少しでもお客様の悩みを解決す サウジアラビアで女性専用工場を設置し、女性の雇用 るように努めております。 創出・社会進出を支援する取り組みに対して、2014年6 また、人間と同様にペット社会においても着実に高 月、第2回「日経ソーシャルイニシアチブ大賞」企業部門 齢化は進んでいます。1986年にペットケア市場に参入 賞を受賞しました。 この受賞の喜びと誇りは全社員のも した当社は、愛するペットと家族がずっと一緒に笑顔 のであり、大きな励みとなりました。 溢れる幸せな生活を送れる社会を実現していくことを 全社員一丸の“共振の経営”で継続的に強い組織づく 目指し、2001年にはペット用紙おむつも発売しました。 りを行い、事業活動を通じて、 これまで以上に女性の社 ペットとの共生は心と体の健康維持・増進に効果をも 会進出、子どもたちの健やかな成長の実現などグロー たらし、生活の中に大きな喜びを与えてくれる存在とし バルな社会的課題への解決に取り組んでまいります。 そ て、今後ますます私たちにとって大切なパートナーと して、世界中の全ての人々のために、快適と感動と喜び なってきます。 を与えるような、第一級の商品とサービスを提供し、人 当社は、乳幼児からお年寄りまで、まさに老若男女、 家族としてのペットを含めて、全ての世代と接点を持つ 商品を扱っています。 これからも「共生社会」の実現に 類の豊かな生活の実現に寄与し続けていきます。 今後とも皆様のご理解と一層のご支援をよろしくお 願い申し上げます。 向け、その一助となるような商品とサービスを創造し続 けていきたいと考えています。 unicharm CSR report 2014 5 ユニ・チャームグループのCSR ユニ・チャームのCSRは、企業理念を実現する 事業とCSRの一体化 ユニ・チャームの企業理念は「NOLA&DOLA」です。 この企業理念「NOLA&DOLA」には、 「赤ちゃんからお年寄りまで、生活者が さまざまな負担から解放されるよう、心と体をやさしくサポートする商品を提供し、一人ひとりの夢を叶えたい」 という想いを込 めています。 この企業理念を事業を通じて実現し、社会課題の解決に貢献することこそが私たちのCSRであると考えています。 ◆ ユニ・チャームの企業理念体系 企業理念 NOLA& DOLA 赤ちゃんからお年寄りまで、生活者がさまざまな負担から解放されるよう、 心と体をやさしくサポートする商品を提供し、一人ひとりの夢を叶えたい。 社 是 1. 我が社は、市場と顧客に対し、常に第一級の商品とサービスを創造し、 日本及び海外市場に広く提供することによって、人類の豊かな生活の実現に寄与する。 1. 我が社は、企業の成長発展、社員の幸福、及び社会的責任の達成を一元化する 正しい企業経営の推進に努める。 1. 我が社は、 自主独立の精神を重んずると共に、五大精神の高揚に努め、誠実と和協を旨として、 全社員協働の実をあげる。 (1974年制定) “信念と誓い”と企業行動原則 “我が五大精神”と社員行動原則 CSR推進体制 ● 全社横断的なCSR体制を構築 ◆ ユニ・チャームのCSRをささえる全社横断的な推進体制 ユニ・チャームでは、ステークホル CSR委員会 委員長:高原社長 ダーの期待に応えるCSR活動を具現 事務局:CSR部 化し、円滑に推進していくための体制 を構築しています。社長を委員長とし ISO26000 中核主題 組織統治、人権、労働慣行、環境、公正な事業慣行、消費者課題、コミュニティ参画及び開発 主な取り組み テーマ コンプライアンス、 リスクマネジメント、人権の尊重、働きやすい職場づくり、労働安全衛生、 人材活用、CSR調達、環境に配慮した商品開発活動、環境マネジメント、製品品質向上、 顧客満足向上、社会貢献活動 た全社横断の推進組織となる「CSR委 員会」を年4回開催し、CSRに関わる活 動の共有を行っています。 ユニ・チャームCSR戦略の参考フレームワーク ユニ・チャームは、 グローバルで事業展開するうえで、さまざまな国際的なガイドラインを参考にし、ステークホルダーの声を意識しな がら事業活動を行っています。また、国連が提唱する「国連グローバル・コンパクト」の10原則を支持し、2006年5月から参加しています。 国連グローバルコンパクト 国連グローバル・コンパクト10原則 6 unicharm CSR report 2014 腐敗防止 労働 原則 3:組合結成と団体交渉権の実効化 原則 4:強制労働の排除 原則 5:児童労働の実効的な排除 原則 6:雇用と職業の差別撤廃 環境 人権 原則 1:人権擁護の支持と尊重 原則 2:人権侵害への非加担 国連ミレニアム開発目標 原則 7:環境問題の予防的アプローチ 原則 8:環境に対する責任のイニシアティブ 原則 9:環境にやさしい技術の開発と普及 原則 10:強要 ・ 賄賂等の腐敗防止の取組 ISO26000 ISO26000 GRIガイドライン GRI ガイドライン ことです ユニ・チャーム株式会社 取締役 専務執行役員 CSR部長 グローバル開発本部長 ユニ・チャームプロダクツ株式会社 代表取締役社長執行役員 ● 超高齢社会への貢献 社会的 課題の解決 ● アジアの生活者の負担を軽減 石川 英二 私たちは、企業理念に「NOLA&DOLA」を掲げており、そ 基盤的 CSR マネジメント の実現のため社是には「市場と顧客に対し、常に第一級の 組織統治、 コンプライアンス、 品質・製品安全、 環境マネジメント、社会活動、 顧客満足、CSR調達、労働安全など ることによって、人類の豊かな生活の実現に寄与する」 とあ 商品とサービスを創造し、日本及び海外市場に広く提供す ります。創業以来、 この社是のもと、社会からの期待を認識 しお客様に尽くし続けてきた結果、世界の国々でお客様より 組織 風土 高いご支持をいただいています。今後も、企業理念の実現 に向け、ステークホルダーの皆様に対して本業を通じた不 共振の経営 ※・誇りの文化 織布・吸収体専門メーカーとしての価値を提供し、多くのお 客様に使っていただくことで、育児の喜びを実現し、女性の ※共振の経営:企業理念「NOLA&DOLA」の実現のために、一人ひとりが汗をかいて革新の 震源となり、個々の振動がより大きく会社全体で共鳴しあい変化しあう、そして社員一人ひ とりのビジョンの実現ができる企業経営の実践と、そのような企業文化を創造すること。 社会進出をサポートし、健康寿命を延伸してまいります。 ステークホルダーとの関係 ユニ・チャームは、“信念と誓い”と企業行動原則で、お客様・株主・お取引先・社会から信頼される誠実な企業活動を行うこと を誓い、さまざまな機会を通じて、ステークホルダーの皆様と双方向のコミュニケーションを行っています。 お客様 信念と 私たちは、常に全力で尽くし続けることによって、 誓い No.1のご支持を頂くことを誓います。 主なコミュニケーション方法 ● ● WEB・メディアを通じた情報発信 お客様相談窓口 ● ● 各種展示会、 イベント グループインタビュー ● モニター調査 株主 社会 信念と 私たちは、全ての企業活動を通じて、 誓い そこに携わるひとびと、及び社会全体 信念と 私たちは、業界一級の利益還元を、 誓い 実現することを誓います。 の、経済的かつ精神的充足に貢献する ことを誓います。 主なコミュニケーション方法 ● ● 株主総会 スモールミーティング ● ● 決算説明会 WEB・IRツールでの情報発信 ユニ・チャーム 主なコミュニケーション方法 災害支援活動 ● 地域での貢献活動(工場見学会、イベントなど) ● 業界団体での活動 NPO・NGOとの協働 ● ステークホルダーダイアログ ● 学生の企業訪問 ● ● お取引先 社員 信念と 私たちは、公平で公正な関係を保つことによって、 誓い お互いの健全な成長の実現を誓います。 主なコミュニケーション方法 品質方針説明会 ● CSR調達 (セルフチェック・実態調査) ● 品質、 環境監査 ● 信念と 私たちは、ひとりひとりに自信と誇りを提供し、 誓い 社員及びその家族の幸福を実現することを誓います。 主なコミュニケーション方法 新製品発表会 ● 各種展示会、 イベント ● ユニ・チャーム共振館 社内イントラネット、社内報での情報発信 ● 社員アンケート 社員意識調査 社員相談窓口 ● 家族工場参観日 ● ● ● ● unicharm CSR report 2014 7 事業紹介 世界中の人々に、快適さと豊かさを やさしさを届ける ユニ・チャームの5つの事業 この世に生を受けたその日から、 健やかな人生を送ってほしい。 その願いを実現するために、ユニ・チャームは、 不織布・吸収体の加工・成形分野で培ってきた 技術を活かして、ベビーケア、フェミニンケア、ヘルスケア、 クリーン&フレッシュ、ペットケアの5つの事業で、 さまざまな世代に向けた商品や サービスをお届けしています。 ベビーケア事業 事業理念 育児生活向上企業 事業開始 1981年~ ぐんぐん成長するお子様に最適の商品ラインナップ 商品紹介 ムーニー ©DISNEY ベビーケア事業では、親と子を深く理解し、新 マミーポコ ©DISNEY しい 価 値を持った 商 品を提 供し続 けることによ り、育児生活向上による社会貢献を果たしていく ことを理 念としています。日本で は、” 成 長 ” に合 わせて最適の機能を工夫していく 「ムーニー」と、 “楽しさ”を演出する「マミーポコ」の2ブランドで 皆様からの支持を獲得しています。また、海外で は、グローバルブランド「MamyPoko」を中心に、 東アジア・東南アジアから中東諸国まで、広く世 界の赤ちゃんへ紙おむつを提供しています。 フェミニンケア事業 事業理念 女性の快適を科学し、 自由を創造する 事業開始 1963年~ MamyPoko 女性のポジティブな活動をサポート 商品紹介 ソフィ チャーム ナップ ”女性の快適を科学し、自由を創造する”を理念 としています。つねに女性の視点に立ちその時代 の先端にあるニーズを捉えて、先進技術とアイデ センターイン アによる価値の高い生理ケアの商品とサービス を提案し続けるフェミニンケア事業。日本では「ソ フィ」 「センターイン」 「チャームナップ」など、女性 の心と身体の仕組みを捉えた各ブランドを展開し ています。海外では「Sofy」をグローバルブランド として積極展開しています。東アジア・東南アジア など各国の女性に高い評価をいただいています。 8 unicharm CSR report 2014 Sofy ヘルスケア事業 事業理念 生命の歓びを追求する 事業開始 1987年~ ヘルスケア事業には、AI(Adult Incontinence= 成人失禁)分野とマスク・メディカル分野がありま 高齢者、そして全ての人が生きる歓びを感じる社会へ 商品紹介 ライフリー 業務用 ライフリー す。AIでは、失禁に悩む人々の自立と尊厳を守り、 また、在宅・病院施設の違いなく、介護に関わる全 ての人々のQOL(Quality of life=生活の質) を向上 させる最高の商品とケアシステム・サービスを「ラ イフリー」のブランドで提供します。マスク・メディ カル分野では、一般家庭から病院施設、産業用途 まで、人々の健康を守り、公衆衛生に貢献する不 織布をコア技術とした商品を提供しています。 クリーン&フレッシュ事業 事業理念 人・物・場の快適環境を 創造する 事業開始 1974年~ 超立体マスク・超快適マスク Lifree 人・物・場が快適だと感じられる環境づくりを 商品紹介 シルコット ウェーブ コア技 術である不 織 布 加 工 技 術を通じて、清 潔・衛生・新鮮を提供し、快適環境を創造するク リーン&フレッシュ事業。 「ウェーブ」は驚くほどき れいに簡単に掃除できるリビング用シートクリー ナー、 「シルコット」ブランドからは高機能ウェット ティッシュや上質なパフ、業務用でのトレイマッ フレッシュマスター 業務用 トに 使 用 する鮮 度 保 持シートのフレッシュマス ターなど、その機能性や品質の高さから多くの方 にご愛用いただいています。 ペットケア事業 事業理念 健康と清潔で ペットの暮らし快適に 事業開始 1986年~ ペットと人の暮らしをより快適に 商品紹介 ペットが健康で元気に長生きでき、清潔な環境 で暮らしていけるために、ユニ・チャームペットケ アでは数あるペット関連産業の中で、 「健康を支 えるペットフード」 「清潔な住環境を整えるトイレ 愛犬元気 デオシート デオトイレ ペット用紙おむつ タリー用品」に集中し、犬と猫の新しい満足を追 求。美味しさと栄養を兼ね備えた「愛犬元気」 「ね Hartz こ元気」などのペットフード、 トイレタリー事業で は、不織布・吸収体技術を活用したペットシート・ ペット用紙おむつなど、ペットとの快適な生活に 銀のスプーン ねこ元気 貢献するさまざまな商品を提供しています。 unicharm CSR report 2014 9 アジアの生活者の負担軽減 特集1 女性たちがいきいきと活躍する社会を ユニ・チャームの商品・サービス、働く場から創造します。 日本型モデルを海外に展開 国連ミレニアム開発目標 創業から50年余り変わらないユニ・チャームの願 国連ミレニアム開発目標とは、2000年にニューヨークで開 催された国連ミレニアム・サミットで採択された国連ミレニ アム宣言を基にまとめられたものであり、2015年までに達成 すべき8つの目標を掲げています。ユニ・チャームでは、主に 4つの目標を掲げて行動しています。 い、それは「赤ちゃんからお年寄りまで、生活者がさま ざまな負担から解放されるよう、心と体をやさしくサ ポートする商品を提供し、一人ひとりの夢を叶えたい」 ということ。 この50年余り、日本社会は大きく変動しました。人々 8つの目標 の生活は豊かになり、女性はいきいきと社会に進出し ています。私たちユニ・チャームは「女性の不快を快 目標1 極度の貧困と飢餓の撲滅 目標2 初等教育の完全普及の達成 目標3 ジェンダー平等推進と女性の地位向上 目標4 乳幼児死亡率の削減 目標5 妊産婦の健康の改善 から成熟しようとする国々が控えています。2012年10 目標6 HIV/エイズ、マラリア、その他の 疾病の蔓延の防止 月、ユニ・チャームのアジア・中東・北アフリカにおける 目標7 環境の持続可能性確保 国連開発計画(UNDP)が推進する 「ビジネス行動要請」 目標8 開発のためのグローバルな パートナーシップの推進 に」を追求し、女性用生理用品を提供することで、日本 女性の社会進出を応援してきました。ベビー用紙おむ つや介護用品など、さまざまなシーンで女性の負担を 軽減する商品を提供。 日本社会の発展とともに歩み、発 展の一助を担う役割を果たしてきたと自負しています。 海外へと目を転じると、アジアや中東を中心に、 これ ベビーケア・フェミニンケアを中心とする事業活動が、 (Business Call to Action)に応えるものとして参加が 承認されました。同地域に暮らす女性3,600万人の生 活向上を実現するものであると期待されており、私た ちユニ・チャームは、日本での活動を通して培ったノウ ハウを礎に、それぞれの国、地域の特性に配慮した商 品やサービス、働く場所の提供を通じて、女性の地位 向上を支援していきます。 Business Call to Action 民間企業のコアビジネスを通じて、国連 ミレニアム開発目標(MDGs)を達成する ことを目的に、2008年に発足したグロー バルなイニシアティブ(取り組み)。国連開 発計画(UNDP)が各国の国際開発機関な どと共同して、途上国が享受する社会的利 益とそこで活動する企業の商業的利益を 両立するビジネスモデルの構築の支援な どを実施。 10 unicharm CSR report 2014 サウジアラビア 2012年より女性だけの工 場が稼働。現在では生産現 場だけでなく事務系の職 種にも女性の雇用を拡大 しています。 インド 2013年より初潮教育を開 始。実施場所は農村部から 都市部まで広がり、女性の 就学機会、社会進出を支援 しています。 インドネシア 工場のパッケージャーから 工場設備のオペレーター担 当まで、女性が携わる職域 も大きく広がっています。 サウジアラビア 女性が働きやすい環境を拡大 イスラム教の戒律では、女性は家族以外の男性に顔 や肌を見せることがタブーであるのはもちろん、同じ ※写真撮影用にアバヤ (黒い衣装)を着用し た女性社員 室内に同席すること、話すことも禁止されています。女 性の労働は許されていますが、厳格な規律を守りなが ら働く場は極端に限られてしまいます。 宗教観など独自の文化を尊重しながらも、女性に活 躍の場を提供するためには、男性と接触せずに女性だ けで働ける職場を提供すればよいのではないか。その 発想から実現したのが、2012年5月、サウジアラビアに 誕生したユニ・チャームの生産拠点です。聖地メッカを 擁し、特に厳格なことで知られるサウジアラビアの首都 リヤドに立ち上げた、初めての女性だけの工場です。 普段働く製造エリアを、男性が立ち入らない女性限 サウジアラビアの女性専用工場 定区域にするのはもちろん、書類、製品などを受け渡 すなど、男性との接触が必要な場合にも対応できるよ 2013年度には、工場の製造ラインだけではなく、事 う、シャッターで区切った受け渡しエリアを設けるな 務職まで職域を拡大し、支援を続けています。また、さ ど、工夫を凝らした異色の工場です。 らに多くの方に就労機会をつくるため、障がいのある 方が在宅で働けるように制度を整備し、作業スタッフと して在宅勤務を行っています。 第2回「日経ソーシャルイニシアチブ大賞」 企業部門賞を受賞 当社は、第2回「日経ソーシャルイニシアチブ大賞」におい て、企業部門賞を受賞しました。当賞は、さまざまな社会的課 題をビジネスの手法で解決するソーシャルビジネスの発展 規制の多い環境の中でも、 女 性 たち の 社 会 進 出 を 応 援 し 、助 け と なりた い 。ユ ニ・ チャームの願いは時間ととも に進化を続けています。 のために、優れた取り組みをしている企業や団体を表彰する ものです。 2回目となる今回は401件の応募がありましたが、7団体が 受賞。当社のサウジアラビアにおいて女性だけが働く工場を 立ち上げ、現在では事務系職種にも対象を拡大し女性の雇用 創出に貢献していること。 さらに、高品質な商品やサービスを 提供することで女性の社会進出に貢献していることが高く評 価されました。 サウジアラビアの女性社員からの メッセージ Unicharm Gulf Hygienic Industries Ltd. スーパーバイザー Ameena AI Shamari ※なお、今回同時に応募した、高齢者や障がい者の自立支援をサポー トする尿吸引ロボ「ヒューマニー」も、ファイナリストに選出されま した。ヒューマニーについては特集2(➡p16-17)、東日本大震災へ の継続的な支援(➡p18)でも詳しく紹介しています。 「日経ソーシャルイニシアチブ大賞」 の表彰式の様子 私たちの工場が、日本で受賞したと聞き、 と ても嬉しく思っています。 これもユニ・チャームがサウジアラビアの 女性の社会進出を支援しているからです。 少し前までは、自分が働くことができるとは、それから働くことがこ んなに素晴らしいことだとは、夢にも思っていませんでした。 この国 ではまだまだ多くの女性たちが働く機会をもらえずにいます。ユニ・ チャームの商品を買いたくても買えない人もたくさんいます。 これか らも世界中の女性たちを応援する企業の一員としてがんばります。 unicharm CSR report 2014 11 特集1 アジアの生活者の負担軽減 女性たちがいきいきと活躍する社会を ユニ・チャームの商品・サービス、働く場から創造します。 インド 農村から都市へ 広がる初潮教育 近年、急速な発展を遂げているインドですが、農村 部では、まだ生理用品を使う習慣が浸透しておらず、 古くなった衣類などを利用し、月経時には外出を控え るといった対応をしています。生理用品の存在や、生 理のメカニズムなどを知らない女性も多い現状です。 また、都市部においては、生理用品を使う習慣は浸透 しつつありますが、自分の状態に合った商品の選択、 正しい使い方が浸透していません。 こうした状況をふまえ、独立行政法人国際協力機構 (JICA)や現地NGOの協力のもと、2013年1月、初潮教育 を開始。2013年度には、農村部だけではなく、ハリヤナ 州の都市部でも初潮教育を実施しました。生理につい て、身体面、衛生面の正しい知識や、生理用品の使用 方法を伝え、知っていただくことで、女性の就学機会の 向上や社会進出を応援しています。 月経期間中であっても、普段と変わらず活動的に、 快適に過ごせることを追求してきたユニ・チャームの 商品で、世界中の女性たちの生活によい影響を与えた い。私たちユニ・チャームの願いが、インドで実を結び はじめています。 Unicharm India Private Ltd. CSR部 アシスタントマネジャー Gummaluri Anuradha 「現在、Unicharm IndiaのCSR担当と して、思春期の少女を対象にした初 潮教育を行っています。地元のNGO の方たちと一緒になってインドの農 村部だけでなく、最近は都市部の学校もまわり、生理の基本知識や、 衛生的に保つことの大切さを広めているところです。Unicharm India のCSR目標は、 この国に衛生意識を創造することです。赤ちゃんと母 親の衛生プログラムを浸透させ、赤ちゃんも母親も、そして高齢者の 方たちも元気に暮らしていけるように、一人でも多くの少女に理解し てもらえるように活動を進めていきます」 12 unicharm CSR report 2014 インドネシア 職域を拡大して、雇用機会がさらに充実 ユニ・チャームの生産拠点がインドネシアにできた のは1997年。 これまで主に、パッケージャーとして多く の女性社員を直接雇用してきましたが、2013年度は職 域を拡大。 これまで男性社員しかいなかったオペレー ター担当に女性を採用し、女性が活躍できる職域を拡 大しています。オペレーターを担当することになった 女性社員5名は、日本やインドネシアで研修を受け、必 要な技能を身につけてから新たな領域に挑戦してい ます。私たちユニ・チャームは、商品だけでなく、雇用 機会のさらなる充実というかたちでインドネシアの女 性たちの社会進出を応援しています。 ユ ニ・チャームにとってインドネシアで の 生 産 活 動は、海外で事業展開をするうえでの大きな気づき を与えてくれ た 重 要 な 拠 点で す。1 9 9 7 年 の 進 出 当 時 生 産・販 売してい た、日本と同じ品 質 の 紙 お む つ 「MamyPoko」は、インドネシアの一般家庭では手の 届かない高級品でした。そのため、気候風土など、そこ で生活する人たちの肌感覚を理解するため、一般家 庭を訪問して話を聞き、時には生活を共にするなど、 徹底した訪問調査を行いました。現地の人たちにとっ て不必要な機能を省き、必要とされている機能を追 求して、低価格化を実現したのが「MamyPoko Pants Standar」です。まとめ買いの習慣がないことから、1枚 ずつ買えるシステムも導入して、今でもインドネシア のお客様から大きな支持を得ています。 オペレーターになった女性社員 Wulan Pertiwi 「新しい経験をしたいと思いオペ レーターに挑戦しました。オペレー ターの仕事は楽しくやりがいを感 じます。将来的にはユニ・チャーム インドネシアで初の女性保全者に なることを目指しています」 オペレーターになった女性社員 Rita Teja Sumiarti 「オペレーターになって約半年。小 さなトラブルにも対応できるよう になってきました。 これからはもっ と技術関係の勉強をして、能力を 向上させたいと思います」 unicharm CSR report 2014 13 特集2 超高齢社会への貢献 施設のスタッフの皆 様とともに 介護する側、される側の快 適を追 求します ユニ・チャームは1987年に、大人用紙おむつ「ライフリー」の発売を開始。以 来、使用する人の運動機能に合わせて選べるよう、軽い尿もれをケアするパッ ドや吸水下着も含めた多様な排泄ケア商品を提供し、 日本の高齢者排泄ケア をリードしてきました。 これらの商品のもつ力を最大限に引き出し、日々排泄 ケアの課題に取り組まれている施設様の活動についてご紹介します。 多様な排泄ケア商品を開発 的には、 「こんな商品がほしかった」 と多くのお客様に ユニ・チャームは1987年に、大人用紙おむつ「ライフ 支持されるとともに、介護現場でも広く用いられるよう リー」の発売を開始。以来、使用する人の運動機能に合 に。寝たきり状態の高齢者を増やさないためのリハビ わせて選べるよう、軽い尿もれをケアするパッドや吸 リを浸透させる一助ともなれたと考えています。 水下着も含めた多様な排泄ケア商品を提供し、日本の 高齢者排泄ケアをリードしてきました。 中でも画期的といわれたのが、1995年に発売したラ イフリーの「リハビリパンツ」です。 これは、従来のテー プ止めのおむつとは異なる、パンツ型をした排泄ケア 精神科療養病棟で 「失禁ゼロ対策」 に挑戦 例えば、その一例といえるのが、東京・八王子市にあ る医療法人社団明和会西八王子病院です。 用品。自分で上げ下げができるので、 トイレに行って用 同病院では2012年2月から、ユニ・チャームの高齢 を足すことができます。もちろん、吸収力の高さは従来 者排泄ケア商品を導入しました。ユニ・チャームには、 どおりなので、 トイレに行くのが間に合わなかったとき 介護福祉士や看護師、ホームヘルパーなどの資格を も安心。立って移動できる人や、 リハビリ段階の人に最 持つ専任スタッフが、商品を利用いただいている介護 適です。 施設や病院を訪問し、商品の使い方をご説明したり、 業界の一部では「リハビリが進んで、おむつを必要 排泄ケア改善のためのご提案をしたりする「ケアアド とする高齢者が減ってしまったら市場が縮小してしま バイザー制度」があります。 このときも、患者様一人ひ うのでは」 という声も聞かれましたが、ユニ・チャーム とりの状態にあわせた商品の選択、おむつや尿ケア の目指す「明るい超高齢社会」を実現するためには絶 パッドの正しい当て方などについて、施設職員向けの 対に必要な商品だと考え、発売にこぎ着けました。結果 勉強会を病棟ごとに実施させていただきました。 生活復帰への第1歩 (おむつからパンツへ) おむつ使用の定義 自立排泄へ向けてのケア 1日24時間、おむつに 排泄し、ベッド上でおむつ 交換をしている状態 トイレで排泄させて あげたい トイレで排泄することが できないから トイレの代わりにここに 排泄してください。 トイレの代替機能 テープ止め+パッド 14 unicharm CSR report 2014 昼間だけでも 便のときだけでも 1日1回だけでも 1週間に1回でも トイレで排泄させて あげたいから 失敗したっていいんです。 これを使って、 トイレに 行ってみましょう。 トイレでの排泄を補完する機能 リハビリパンツ+パッド ユニ・チャーム株式会社 営業本部 プロケア営業 首都圏第1支店 第1リージョン 東京エリア ライフリー ケアアドバイザー 野中 真紀 現場のスタッフの皆様は多忙な業務にもかかわらず、患者様お一人 おひとりに寄り添った丁寧なケアをされ、排泄ケアに関するさまざま な課題について、 日々改善に取り組まれています。私たちもスタッフ の皆様とともにさらなるケアレベル向上を目指し、商品のご案内や 排泄ケア全般についてサポートさせていただいています。スタッフ の皆様から伝わってくる熱意、専門スキル、現場にあふれる笑顔。す べてが自身の活力となり、毎日の活動につながっています。 毎月1回、介護補助ミーティングを開催 さらに同病院では、 「いくら優れた商品を導入して 排泄ケアを病棟全体で共有する 「お知らせボード」 も、排泄ケアに対する職員の考え方が従来と同じでは、 商品の長所をフルに引き出すことはできない」 と、それ ぞれの病棟で排泄ケア向上のための議論を展開。特に 増えていったのです。 「リハビリパンツに替えると、患 精神科療養病棟の南4病棟では、全ての患者様がトイ 者さんの行動力が増すと感じます。中には、布パンツ レで排泄できるようにリハビリを進め、おむつから解放 に移行できた患者さんもいますよ」 ( 同病院の小林看 することを目標とする「失禁ゼロ対策」をスタートさせ 護部長) そうした変化は、患者様の不快感やおむつかぶれ ました。 の減少、おむつの使用枚数削減による患者様の経済 情報共有とコミュニケーションで リハビリを強化 当時、同病棟では入院患者42名中20名の方が、夜間 的負担軽減にとどまらず、失禁介助や汚物処理など、 職員の負担を減らすことにもつながりました。さらに、 職員と患者様との会話が増え、病棟の雰囲気も明るく なった、 と小林看護部長は語ります。 のみ、もしくは1日中おむつを利用していました。その 今後、ますますの高齢化が予測されている日本社 全員がおむつを外せるようになることを目標に話し合 会。ひとりでも多くの高齢者が、いつまでも自由で自立・ いを重ね、情報の収集と共有、伝達を徹底することを 自律した人生を送れるように。そして、介護する側・され 全体方針として定めました。 る側、双方が、 より快適に過ごせるように。ユニ・チャー ムは今後も、さまざまな商品開発や情報提供を通じて、 さらに、それに基づいて、患 「明るい超高齢社会」の実現に貢献していきます。 者様一人ひとりの水分摂取量、 排泄量、失禁の有無などを記 録するチェックリストを作成。 それぞれの排尿パターンを分 析 するとともに、尿 意 や 便 意 があるかどうかなど、患者様に 積極的に声をかけてコミュニ ケーションを図りながら、 トイ レ誘導を進めていきました。 「失禁ゼロ対策 対象者履歴」 で状況をチェック そうした根気強い積み重ねの結果、徐々にテープ止め のおむつを外し、 リハビリパンツで過ごせる患者様が 医療法人社団 明和会 西八王子病院 看護部長 小林 洋子 様 排泄ケアの意識向上が患者さんの個別ケア充実に ユニ・チャームから指導を受け、患者さんの尿量を測定し たうえでの適切なパッド選定や、正しいおむつの当て方を職 医療法人社団 明和会 西八王子病院 看護主任 員は習得しましたが、それは同時に排泄ケアに対する意識そ のものを根本的に変えるものでした。おむつが本当に必要な 古田 知保美 様 のか、 トイレ誘導が可能な人がいるのではないかとの想いか 排泄ケアに対する考え方に変化 ら、失禁ゼロ対策を始めました。排泄の有無をチェックし、情 「ある1人の患者さんがトイレでの 排泄に成功されたこともあって、一 人の患者さんで可能ならば他の患 者さんでも実現できるのではない かと、排泄ケアに対する考え方が変 わりました」 報を職員で共有。少しずつトイレ誘導が増えて、職員から患者 さんへ、職員同士の声がけが増えました。何より排泄ケアを進 めるために、患者さんとのコミュニケーションが深まった意義 は大きかったです。それは患者さんの意欲や悩みなどを引き 出し、個別ケアの充実へ結びつくものと考えます。 unicharm CSR report 2014 15 特集2 超高齢社会への貢献 介護ロボット 「ヒューマニー」 で、 介護する側、される側の快適を追求します 「ヒューマニー」 は第2回 「日経ソーシャル イニシアチブ大賞」 企業部門 千葉県千葉市にある介護老人保健施設おゆみのでは、在宅復帰に向けて多 ファイナリストに選出されました。 くの方がリハビリに励んでいます。在宅介護において大きなハードルとなる のが排泄ケア。そこで活躍が期待されるヒューマニーの効果について、介護 福祉士の佐々木さんと支援専門員の稲葉さんからお話を伺いました。 使ってみて実感したヒューマニーの効果 「以前、在宅での介護を希望される男性が入所され ていたのですが、夜間に少なくとも3回のおむつ交換 が必要で、奥様の負担が大きいため在宅介護に踏み 介護負担を軽減し、在宅介護が実現 切れないでいました。何か方法はないかと悩んでいた 施設で3週間ヒューマニーを試用し、男性も奥様も使 時に、 タイミングよく紹介されたのがヒューマニーでし い方を習得されて、自宅に戻ることができるようになり た」 と佐々木さんは語ります。人の手でやっていること ました。入所前や退所後のサポートを行う稲葉さんは を機械でできるのかと最初は半信半疑だったそうです 次のように語ります。 が、実際に使ってみることで、その利便性がわかったと 「在宅介護を希望される方は多いのですが、その時に ポイントとなるのが、食事とお風呂とトイレです。食事は 言います。 「おむつ交換は、利用者さんにもスタッフにとっても ヘルパーや配食サービスを利用することができますし、 心と体の負担の大きい作業です。特に夜間はスタッフ お風呂はデイケア施設に任せることもできます。 しかし、 が少ないですし、何よりも、眠っている利用者さんがお トイレだけは24時間対応が必要となりますから、ヘル むつ交換によって目を覚ましてしまい安眠できないと パーがいない場合もあり家族も介護される人も負担が いう問題がありました。ヒューマニーの場合は、尿が自 大きいものです。 この男性の場合は、ヒューマニーが在 動的にタンクに入るので、タンクを交換するだけで済 宅介護への強い後押しとなりました。」 みますから、作業も簡単ですし利用者さんを起こしてし 入所時には尿意を感じることも難しかったというこ まうこともありません。 また、おむつの中が の男性は、ヒューマニーの利用によって自宅で生活す 濡れた状態にならないので一晩中快 ることができ、その後、ご自身でトイレ に行くことができるまでに回復され 適だと思います。」 たそうです。 介護老人保健施設おゆみの 介護福祉士 介護老人保健施設おゆみの 支援専門員 佐々木 勝 様 稲葉 健太郎 様 ヒューマニーはいろいろな場面でご活用いただけます 夜間 頻繁なおむつ交換 16 unicharm CSR report 2014 頻繁なトイレ移動 日中 頻繁なトイレ移乗 通勤に… 通学に… レジャーに… ヒューマニーの普及に向けて このように、利用するメリットの大きいヒューマニー ですが、普及に向けてはさまざまな課題があります。そ 進化を期待しています。ヒューマニーが排便にも対応 のひとつは「介護プランを作成するケアマネージャー できるようになればさらに良いですね」 と佐々木さん。 に、ヒューマニーの利便性が伝わっていないこと」 と稲 稲葉さんからも「介護される方一人ひとりの状況 葉さんは指摘します。ヒューマニーの存在を知っていて にマッチする新しい商品のラインアップを」 と、ユニ・ も、実際に使っていた人が少ないため、 よい商品である チャームへの期待を語っていただきました。 のに介護プランの選択肢に入らないことがあるのです。 また、佐々木さんは「介護の現場にいるスタッフの意 識がハードルになっているかもしれない」 と言います。 介護は人の手でやるべきという考えが根強くあること、 機械は人力より手間がかかるという意識が働いている ことで、便利な機械も遠ざけてしまっているのです。 「ヒューマニーは、作業時間においても衛生面でもメ リットが大きいので、もっと広がってほしい。 これから介 護ロボットなどの技術も進化していくと思うので、便利 なものは積極的に活用するように介護スタッフの意識 尿吸引ロボ ヒューマニー ヒューマニーは、 「自立支援を可能とする自動排泄処理装 置です。専用の尿吸引パッドの内蔵センサーが排尿を瞬時に 検知しタンクに尿を移送します。夜間のおむつ交換や頻尿な どで悩む方も安眠していただくことができます。 しくみ ●ヒューマニーの最大の特徴 排尿をパッドで受けて、体から離れたタンクに移します。 も変えていかなければなりません」 と佐々木さん。 夜間の排泄ケアのさらなる進化を 「夜間のおむつ交換の負担が重く、眠れない介護生 活を送っている人が世の中には多くいると思います。 こ の10年でおむつの性能は大幅に進化してきましたが、 少しでもおむつ替えの回数を減らせるように、さらなる 「よく眠れた」 と喜んでいただけるのが何よりもうれしく思います 私は、福祉用具専門相談員として、在宅介護が必要 く思っています。一方で、 「楽をしすぎているのではな な方に福祉機器や医療機器のアドバイスを行っていま いか」 と感じられて使用を中止されるお客様もあり、単 す。ユニ・チャームさんからヒューマニーを紹介してい に便利になればよいのではなく、一人ひとりの介護へ ただいた時には、 とてもデリケートな分野である排泄ケ の思いに寄り添ったご提案が必要だと感じています。 アに新しい形で切り込んでいくチャレンジングな商品 フランスベッド株式会社 髙木 佑絵 様 福祉用具の適切な利用お よび支援を通じ、おゆみの 様をはじめ福祉施設とも連 携をは かりな がら利 用 者 の方のケアに取り組んでい らっしゃる髙木様にお話を 伺いました。 だと感じました。 ヒューマニーは、おむつ交換のために夜眠れないと 排泄ケアに関しては、介護する人が達成感を感じら れ前向きになれるような新しい概念の商品が今後ユ ニ・チャームから生まれることを期待しています。 いう方や、介護する人とされる人の体格差があってお むつ交換が大変だという方にご提案しています。若い 世代の方は導入に前向きな方が多いのですが、高齢の 方は機械の利用が難しいと感じたり、今までのやり方 を変えたくないという方もいて、反応はさまざまです。 介護老人保健施設おゆみので ヒューマニーを利用された方と ご家族のコメント 本人の強い想いが生活改善および 説明書だけでは分かりづらいという方もいらっしゃる 自立排泄につながり、 トイレで排泄 ため、ご家庭にうかがい実際に専用パッドをあてさせ できるまで回復しました。家に戻って ていただいて使い方をお伝えしています。導入後、 「よ からは食欲も増え、普段の生活も良 く眠ることができた」 と喜んでいただくことが多くうれし くなりました。 unicharm CSR report 2014 17 東日本大震災被災地への継続的な支援 2011年3月11日発生の東日本大震災により、被災された方々に心よりお見舞いを申し上げますとともに、被災地の一日 も早い復興を心よりお祈りいたします。ユニ・チャームは、東日本大震災発生直後より、物資支援、社員参加による震災 義援金「マッチングファンド」を継続的に実施しています。 これらの活動を通じて、地域の皆様との交流を深め地域社 会に貢献してまいります。 被災地支援と節電活動を組み合わせた マッチングファンドを継続 東日本大震災による「被災地への継続的な支援」 と てられています。 2014年度のスーパークールビズでは、オリジナル ポロシャツを福島県白河市にある縫製工場で製造し、 「節電推進」を目的に創設した「マッチングファンド」 ヒューマニーを寄贈した岩手県宮古市の障がい者支 と 「スーパークールビズ/ウォームビズ」活動も4年目 援施設「わかたけ学園」の入所者の方々が製作した鮭 を迎えました。就業中に着用できるオリジナルのポロ 革製のIDカードケースもマッチングファンドの対象とし シャツ・ジャンパーなどを社員が購入した代金相当額に ました。 「マッチングファンド」方式を組み合わせて、これまで に78台の自動採尿器「ヒューマニー」を被災地の施設・ 病院などへ寄贈。介護の現場で使用いただき、ご利用 者様のQOL(Quality of Life=生活の質)の向上に役立 今後も社員とともに被災地支援活動・節電活動を推 進していきます。 寄贈施設数・寄贈台数 累計 47施設 78台 (2014年4月末現在) 社会福祉法人方光会 障がい者支援施設「萩の江」 (岩手県北上市) 社会福祉法人医療介護施設研究所 特別養護老人ホーム「まほろばの里たいわ」 (宮城県黒川郡大和町) 介護福祉士 芳賀 佑貴 様 皮膚のトラブルが減少、 夜間もぐっすり眠れるように 生活支援員 高橋 優紀 様 ストレスが軽減され笑顔がうかがえるように 寄付いただいたヒューマニーは、数年前に 利用者様に使用したところ、皮膚のトラブルが減少し、夜間 のパッドの交換回数も減りました。 脳梗塞を発症され、身体機能や意思の疎通が 使い始めたころは、 「吸引ポンプが作動する音が気になっ 徐々に低下してきた男性入所者様の排泄ケア て眠れないんだ」 と、不安もあったようですが、現在はそのよ に終日使用しています。 うな訴えもなく、夜間ゆっくりぐっすりと休んでいただけるよ 身体の自由が効かなくなってからは、臀部な うになりました。排尿の状態によって、一晩に何回かパッド どに褥創ができたり、排泄面でも支障が生じるようになり、1 を交換することもありますが、 ご家族の方は「本人の身体に 日を通し定期的なおむつ交換が、生活には欠かすことので 良いものならば」 と、現在もヒューマニーを使った夜間の排 きない支援になっていました。そんなときに、ユニ・チャーム 泄ケアを継続しています。 さんよりヒューマニーの寄付の申し入れがありました。 ヒューマニーは、夜間の交換回数を減らし安眠を提供で ヒューマニーを使用するようになってからは、毎日数時間 きるとても良い商品ですので、なるべく多くの方に使用して に一度の紙おむつ交換がなくなり、1日2回程度のパッド いただきたいと思います。そのためにはもう少しお手ごろな 交換だけで済み、褥創の改善も見られるようになりました。 価格で、使用できる対象者の範囲が広がれば、 より多くの方 パッドのセンサーが排尿を速やかに感知し、ヒューマニー に使用していただけるよ のポンプが自動的に尿を吸引するので、 これまでのようなご うになるのではないかと 本人の不快感も解消されました。施設職員の介護の負担は 思 います。今 後 のヒュー もちろんですが、 ご本人のおむつ交換などから生じるストレ マニーの改良・発展にと スの軽減により役立っていると思います。おかげでご本人の ても期待しています。 笑顔を沢山うかがえるようになりました。 18 寄付していただいたヒューマニーを、尿量 が多く皮膚のかぶれなどに悩む男性の施設ご unicharm CSR report 2014 震災発生後の主な対応 2011年 3月 11日 東日本大震災発生 ● CMT (危機対応委員会)本部を設置 ● 3月 12日 福島工場・北日本支店をはじめとした社員全員の無事 を確認 ●「被災地支援」 と 「スーパークールビズ」を組み合わせた 8月 31日 ● 被災地支援を目的としたチャリティ落語会をユニ・ チャーム本社で開催(ユニ・チャーム ユニオン主催) 11月 15日 ● 福島県浜通り地区の市町村の保育所・幼稚園・小・中 学校へ通う子どもたちに「超立体マスク」を約136万枚 寄贈 12月 18日 ● 福島県東白川郡棚倉町の全世帯と、被災地から町内 に避難して来られた方々に「超立体マスク」を約150万 枚寄贈 「マッチングファンド」実施(被災地へヒューマニー寄贈) ● 震災対応支援体制整備 ● 行政・業界・自治体と連動した支援対応開始 ● 支援物資配送の車両、 第1便が出発 3月 13日 ● 3月 18日 ● 震災義援金 「マッチングファンド」創設 3月 25日 ● 3月 26日 ● 被災した福島工場の一部の生産を開始 5月 2日 ● 夏の節電対策として 「サマータイム」制度を導入 5月 9日 ● 福島工場の全面復旧 ● 支援物資を積んだトラック5台が東北地方に到着。最初 の支援物資を被災地へ届ける 製品(マミーポコパンツ)の一部仕様変更(原材料メー カー被災に伴う一時的な対応) 大人用紙おむつの一部商品を海外関係会社などから 一時的に輸入 6月 30日 5月 7日 ● 福島県東白川郡棚倉町へ「超立体マスク キッズ」を 2,540人分寄贈 7月 1日 ●「被災地支援」 と 「スーパークールビズ」を組み合わせた 8月 31日 ● 売上の1%を被災地に寄付する 「超立体マスク 2コパッ ク」発売 9月 1日 ● 福島県下市町村の保育所・幼稚園・小・中・高等学校へ 通う子どもたちに「超立体マスク」を268万枚寄贈 2013年 1月 16日 ●(株) ツルハHDと国内クレジット活用東日本大震災復 興支援型キャンペーンを実施 1月 18日 ●「ウォームビズ」 の「マッチングファンド」創設(被災地へ 4月 1日 ●「スーパークールビズ」 の「マッチングファンド」創設(被 ヒューマニー寄贈) 災地へヒューマニー寄贈) 8月 30日 ● 「マッチングファンド」創設(被災地へヒューマニー寄贈) 2012年 1月 16日 ●(株) ツルハHDと国内クレジット活用の東日本大震災 3月 6日 ● 11月 18日 ●「被災地支援」 と 「ウォームビズ」を組み合わせた「マッ チングファンド」創設(被災地へヒューマニー寄贈) 12月 13日 ● 被災地支援を目的としたチャリティ落語会をユニ・ チャーム本社で開催(ユニ・チャームユニオン主催) 12月 19日 ● 福島県東白川郡棚倉町で高齢者 の排泄ケアや大人用紙おむつに 関する介護講座を開催 3月 14日 ● 被災地支援を目的としたチャリティ落語会をユニ・チャー ム名古屋地区で開催(ユニ・チャームユニオン主催) 4月 1日 ●「スーパークールビズ」 を開始 復興支援型キャンペーンを実施(~3月16日まで) 4月 24日 福島県いわき市の保育所・幼稚園・小・中学校へ通う子 どもたちに「超立体マスク」を500万枚寄贈 一般社団法人ペットフード協会を通じて支援物資とし てペットフード「愛犬元気」 ・ 「ねこ元気」、ペットシート 「デオシート」を寄贈 ● 被災地支援を目的としたチャリ ティ落語会をユニ・チャーム四国 テクニカルセンターで開催(ユニ ・チャームユニオン主催) 2014年 「被災地支援」 と 「スーパークール ビズ」を組み合わせた「マッチン グファンド」実施 unicharm CSR report 2014 19 ユニ・チャームグループのCSR重点テーマ・主要指標 (KPI) 関連する項目 地球環境とともに 取り組み項目 あるべき姿 環境負荷低減への取り組み 企業活動のあらゆる場面において、独自の高い基準による環境対策を実践することで、 グループ各社における環境負荷削減活動の継続的推進、資源利用 地球環境保全と経済的成長を両立した持続的発展可能な社会の実現に貢献している。 量の削減・効率化 環境に配慮した商品開発活動 地球環境に配慮したモノづくりを推進し、世界中の全ての人々のために、快適と感動 と喜びを与えるような、世界初・世界No.1の商品とサービスを提供することで、地球 開発段階における環境配慮の実施 環境保全と経済的成長を両立した持続的発展可能な社会の実現に貢献している。 環境マネジメント 環境活動のPDCAが回る仕組みを構築・運用し、確実な環境負荷低減を実践することで、 継続的な環境負荷測定/記録と正しい情報開示、環境負荷低減 地球環境保全と経済的成長を両立した持続的発展可能な社会の実現に貢献している。 生物多様性保全活動 サプライチェーン全体を包括した、全ての事業活動で生物多様性に配慮した事業活動の推進 自社内で課題を抽出し、グループで認証林の活用状況等社内現状把握 社会環境変化・市場のトレンド・顧客ニーズを捉えたマーケティングの推進 QOLの向上 製品品質向上・安全性確保 お客様とともに 2013年度の主な活動計画 世界中の全ての人々のために、快適と感動と喜びを与えるような、安全で質の高い 製品安全性確保への取り組み推進 世界初・世界No.1の商品とサービスを提供し、人類の豊かな生活の実現に貢献して いる。 品質管理の取り組み推進 お客様の声商品反映の取り組み推進 お客様対応満足度調査の結果を踏まえた、お客様満足度向上施 策を実施 顧客満足の向上 お客様に感動を与える対応で、お客様との絆を深め、お客様満足を提供している。 公正なマーケティング、情報開示 お客様に適切な情報を積極的に正しく提供することで、お客様の自立的な判断や選 択を支援している。 コーポレート・ガバナンス 透明性のある企業経営・積極的な情報開示で、企業の成長発展・社員の幸福・社会的 責任を達成している。 ● 健全な企業風土づくり 企業理念、企業倫理に則って全役員、全社員が行動するための具体的な仕組みを体 系化した 「ユニ・チャームウェイ」 が全グループ会社に浸透している。 ● 商品への適正表記の取り組み推進 ホームページインフラ整備による企業・商品情報開示の推進 CSR報告書でのCSR活動情報開示 公正な調達活動 サプライヤーとの公平・ 公正な取引の実践 サプライヤーと公平・公正な取引関係を構築することで、サプライヤーと共生している。 ● ● 取締役会・監査役会の適切な運用継続 国内外を含めた内部監査の実施 改正開示政令に基づく適正な開示の継続 グローバルイントラネット設置 社員への冊子配布・社長メッセージの配信(毎週)による 「ユニ・チャームウェイ」 の浸透 ● 全社調達戦略の推進、 サプライヤー向け品質方針説明会の実施 購買担当者へのコンプライアンス・ガバナンス教育実施 知的財産の保護 重要な会社資産である当社の知的財産権の保護、グループの行動指針にもある自社および他社 の知的財産の保護・尊重を浸透させることで、知的財産を活用する企業づくりを行っている。 自社および他社の知的財産の保護・尊重の浸透 公正な競争・取引 競争・取引に関わる法律を遵守し、公正かつ公平な取引を行うことで、正しい企業経営を推進している。 不正競争防止法、下請法違反等に関する法務教育の実施 マネジメント コンプライアンス ユニ・チャームグループ 「ユニ・チャームウェイ」 および遵守するためのガイドライン (イ ンサイダー取引防止規程、関係会社管理規程など) をグループ及び関係会社に徹 底・教育することで、正しい企業経営を推進している。 各種ガイドラインの整備・徹底 海外現地法人におけるリスク・コンプライアンス教育の実施 コンプライアンス、 リスクマネジメント 「金融商品取引法」 に 基づく内部統制整備 情報セキュリティ ユニ・チャーム グループのCSR ステークホルダー エンゲージメント 人権 20 国内外におけるシステム事業継続体制の整備 株主 株主の信頼に応える成長を維持し、業界一級の利益還元を維持している。 正しい企業経営の推進のために、責任の明確化と経営能力の向上に努めている。 積極的な経営情報の開示を行い、信頼される企業経営の推進に努めている。 重要情報の積極的かつタイムリーな開示を実施するとともに、経営 トップ並びにIR担当者が、資本市場関係者との対話を継続的に実施 職場における人権意識の啓発に努め、社員一人ひとりの個性や能力を尊重する職場 風土づくりを進めることで、差別のない明るい社会の実現に貢献している。 社員相談窓口の活用推進継続 障がい者の雇用推進 退職者の雇用促進 年齢・性別・国籍・雇用形態の違い・障がいの有無を越えて、互いを信頼し、尊重し 合ってともに働いている。 ● ● 社員一人ひとりの自主性を重んじ、公平なる自己実現の場の提供と、 「自信」 と 「誇 り」 が獲得できる、企業文化を醸成している。 いかなる時も、互いの時間や価値観を尊重する、自由で豊かな人間集団を形成し ている。 安全な職場環境の確保 労働安全衛生 ● ステークホルダーエンゲージメントを通じて、ステークホルダーのニーズを把握し、企 さまざまなステークホルダーとのコミュニケーション活動推進 業活動に継続的に反映することで信頼関係を構築している。 働きやすい職場づくり 社員とともに ● グループ会社を含めた情報セキュリティ管理の推進 ・徹底 全般 人権の尊重・差別の禁止 多様性の尊重 お預かりした情報のセキュリティ管理を厳重に行い、火災や災害の発生時でも事業 継続できるシステムインフラを確保することで、お客様やお取引先および社会からの 信頼を得ている。 CSR活動のPDCAが回る仕組みを構築・運用し、その活動を開示することで、ステー CSR委員会の継続的開催とCSR重点テーマの推進 クホルダーから信頼を獲得している。 CSRマネジメント ステークホルダー エンゲージメント 予測されるリスクを適切に分析し、そのリスクの予防・回避策として内部統制システ リスク管理体制と内部統制の強化 ムが機能することで、正しい企業経営を推進している。 社員の健康保持増進・ メンタルヘルスケアの推進 障がい者雇用の継続的推進 退職者雇用の継続的推進 ● ● ● 社員意識調査の継続実施(毎年)・課題抽出と方針立案 多様な人材が活躍できる職場環境の提供 時間外労働削減に向けた取り組み(全社ノー残業デーの実施) 安全衛生委員会の実施 社員の健康・安全を最優先し、快適な職場環境を確保している。 メンタルヘルスケア教育・職場復帰プログラムの実施 人材活用・人材育成 常に現状に満足することなく自己の能力向上に努め、絶えず挑戦し続ける人間集団 を形成している。 労使での対話 労使の相互信頼を基盤として、企業の発展と共に社員の労働条件の維持・向上と生活の安定を実現している。 労働組合との協議実施 社会とともに 社会貢献活動 ユニ・チャームグループ全社施策の推進(国内:ピンクリボン活動、 地域・社会のニーズに応じた活動で、信頼関係を構築し、健全で活力ある社会・人々 「紙のまちの子育て応援 乳児紙おむつ支給事業」 四国中央市への の健康衛生水準の向上に貢献している。 協賛、家族工場見学など) (中国・台湾:ピンクリボン活動など) 東日本大震災の 復興支援 災害支援活動 災害支援活動の実施(マッチングファンドによる震災の被災地支援 生活必需品を提供するメーカーとして可能な限りの支援を行うことで、人々の安全 として、 スーパークールビズ、 ウォームビズを組み合わせた尿吸引ロ や被災地の復旧・復興に貢献している。 ボヒューマニーの寄付活動、介護講座の開催など) unicharm CSR report 2014 グローバル人材育成教育の実施 ユニ・チャームは、CSR活動の重点テーマ・主要指標(KPI)を社内関係部門と策定し運用をしています。 今後も継続してPDCAを回すことで取り組みのレベルを高めていきます。 あるべき姿を具現化するための主要指標 指標実績 目標※ 結果 自己 2013年度活動実績 単位 評価 2014年度の主な活動計画 【国内】 エネルギー使用量 (GJ)/売上高 (百万円) GJ/ 10.7 10.7 百万円 原単位 ○ 生産工場付帯設備の更新及び継続した各種改善活動の成果により目標達成。 付帯設備の更新と合わせた省エネ設備を導入。 【国内】廃棄物総排出量(主要3拠点) ※2000年対比 -13 -9 % × UTMSS改善活動(生産工程での製品廃棄物削減、資材の有効活用)を継続実施。 生産性改善活動を中心とした廃棄物削減とグループ内リサイクルの推進。 【国内】環境配慮型商品比率 65 65 % ○ 新基準での商品開発段階各種ゲートでの課題の洗い出しと、環境関 商品開発段階各種ゲートでの運用定着。 連確認項目の内容見直し。 【国内外】 グローバル運用マニュアル作成項目数 1 1 件 ○ 産業廃棄物に関するマニュアルを作成しグローバルで運用開始。 環境関連リスク項目の洗い出しと、新規ガイドラインの追加。 【国内外】関係部門との情報交換 4 4 回 ○ 購買部門との資材調達の現状について情報交換/課題抽出。 森林管理に関する具体的な方針等の表明。 100 109 % ○ 顧客満足を向上させる商品づくりの視点からお客様のインサイトを開発し商品価 値を高める努力、および製品の安定供給によりお客様からの信頼確立を実施。 社会環境・市場トレンド・顧客ニーズの変化を捉え、顧客価値を最大 化する商品により、社会の公益を追求するマーケティングの実践。 海外関連各国法規制の最新情報収集と製品における適正な 安全性確認試験の実施。 不具合情報に基づく改善と維持管理活動の実施。 【国内外】商品好意指数 ※2012年対比 関連報告 ページ p27 p28 p26 web版 p24 【国内】資材・製品安全性問題発生件数 0 0 件 ○ 発売前の国内製品全品について、法規制・業界基準・自社基準に基く資材・製品の安 全性確認を実施することで、製品使用時の安全性問題が発生することはなかった。 【国内】 クレーム削減率 -1 +9 % × 不具合情報に基づく改善を実施。 100 102 % ○ 事業部月度報告会にてお客様の声から商品反映提案と進捗管理を 事業部月度報告会にてお客様の声をタイムリーに伝え、ス 実施し目標を達成する事ができた。 ピードある商品反映を実施。 90 89 % △ 迅速・公正・誠実な対応を実践し、その結果当社の対応に対しお客様 お客様対応満足度調査の継続実施とお客様対応品質のさら なる向上。 より高い満足度評価を頂いたが、僅かに目標未達。 【国内】商品表記問題発生件数 0 0 件 ○ 発売前の国内製品全品について、法規制・業界基準への適合性確認、誤使用 法規制・業界基準・自社基準への適合確認並びに、エビデン 防止の表記確認、および製品機能の表記エビデンス整備活動を実施すること ス整備活動を継続して実施。 で、広告物等における法規違反や誤認表記問題が発生することはなかった。 並びに、海外関連各国法規制の最新情報収集を実施。 p25 【国内外】 ホームページ展開国数 9 10 国 ○ オーストラリア・韓国でのホームページ新規開設。 ブラジルのホームページ新規開設。 p24 【国内外】CSR報告書発行回数 1 1 回 ○ CSR報告書2013年度版 (冊子・WEB) を発行。 CSR報告書2014年度版 (冊子・WEB) を発行。 【国内】取締役・監査役会実施率 100 100 % ○ 年間計画に沿って、取締役会および監査役会を実施。 年間計画に沿って、取締役会および監査役会を実施。 p38 【国内外】グローバルイントラネット拡大による 100 「ユニ・チャームウェイ」使用環境整備実施率(英語) 100 % ○ ブラジル新規立上げ法人において英語で 「ユニ・チャームウェイ」 を参 照できる環境を構築。 新規立上げ法人において英語で 「ユニ・チャームウェイ」 を参 照できる環境を構築。 【国内外】社員への 「ユニ・チャームウェイ」 冊子配布率 100 100 % ○ 新入社員およびキャリア採用社員に対して 「ユニ・チャームウェイ」冊子を配布。 新入社員およびキャリア採用社員に対して「ユニ・チャームウェイ」冊子を配布。 p38 【海外】 サプライヤー向け品質方針説明会実施回数 1 1 回 ○ 中国での第2回品質方針説明会を実施し、46社126名参加。品質基準に加え、コン 日本にて、第11回品質方針説明会を開催 (1回/3年) プライアンス・ガバナンスについての考え方をお伝えし、公正な取引継続を要望した。 中国での第3回品質方針説明会を実施。 p36 ○ グローバル購買会議における社内購買担当者/購買責任者 (51名) グローバル購買会議における社内購買担当者/購買責任者 へのコンプライアンス・ガバナンス教育開催。 (10月) へのコンプライアンス・ガバナンスの徹底。 p38 ○ 表示審査勉強会を国内および海外現地法人のマーケティング部門、海 知的財産法及び景品表示法について、国内および未実施の現地法人のマーケ 外赴任者、新任マーケティング部員、新入社員を対象に実施。 ティング部門、開発部門、海外赴任者、新入社員、管理職を対象に勉強会を実施。 p39 ○ 取締役・監査役・執行役員・マーケティング部門、開発部門、調査部 従来の取締役・監査役・執行役員・管理職、マーケティング部門、開発部門、調 門、海外赴任者、新入社員を対象に法務教育を継続実施。新たに管 査部門、海外赴任者、新入社員を対象にした法務教育を継続実施。新たに海 外現法の法務担当者と連動した現法社員を対象とする法務教育を開講。 理職向けに、eラーニングを活用した法務教育を開講。 p38 【国内】 お客様の声の商品提案達成率 【国内】 お客様対応満足度調査:満足比率 【国内外】購買担当者への教育実施回数 【国内外】知的財産に関する勉強会実施率 (実施回数/計画回数) 【国内外・グループ会社】法務教育実施率 1 100 100 1 100 100 回 % % p25 p22-23 p3 【国内】 インサイダー取引防止規程の教育実施率 (対象者) 100 100 % ○ ストックオプション行使を契機に、全取締役・監査役・執行役員向けにイ 全取締役・監査役・執行役員、幹部社員へのインサイダー教 ンサイダー取引防止規程の意義、手続きについての勉強会を実施。幹 育を継続実行するとともに、eラーニングを全社員向けに実 部社員390名を対象にeラーニング、全社員向けには手引きを発行し 施。自社株売買申請のI T化とモニタリングを継続実施。 た。また、自社株売買申請のI T化によりモニタリング強化の型が完成。 【国内・グループ会社】関係会社管理規程の 教育実施率(関係会社) 100 100 % ○ 現法とのTV会議並びに法務監査を活用し、関係会社管理規程に基 現法とのTV会議並びに法務監査を通して、関係会社管理規程に基 づく本社への報告事項の定着の徹底とモニタリングを継続実施。 づく本社への報告事項の定着の徹底とモニタリングを実施。 【海外】法務監査計画実施率 100 100 % ○ 中国、米国、韓国法人への法務監査を実施し、指摘事項の是正および各社固 年間の監査計画に則り、昨年度未実施国を中心に法務監査 有のリスクに対する法的な予防策を提案。また、昨年実施した法人に対して を継続実施。指摘事項の是正および各社固有のリスクに対 は、定期的なTV会議を用いて指摘に対する是正状況のモニタリングを実施。 する法的な予防策の提案を実施。 【国内外】全社的内部統制経営者評価の 開示すべき重要な不備件数 0 0 件 ○ ● ● 【国内外】業務プロセス内部統制経営者評価の 開示すべき重要な不備件数 ● ● 0 0 件 ○ 【国内】情報漏えい発生件数 0 0 件 ○ 【国内外】災害時のシステムダウン発生件数 0 0 件 ○ 100 100 % ○ 年間計画に沿って、CSR委員会を実施。 年間計画に沿って、部会を設定しCSR委員会を実施。 p6 10 12 回 ○ ユニ・チャームグループのCSR活動をタイムリーに発信。 ユニ・チャームグループのCSR活動を継続発信。 p7 【国内】決算説明会の実施率 100 100 % ○ 決算説明会 (国内) で経営トップが決算の状況を投資家へ説明。 決算説明会 (国内) の実施。 【海外】IRツアーの実施率 100 100 % ○ 海外IRツアーを経営トップが実施し、海外主要機関投資家との対話を実施。 海外IRツアーの実施。 【国内外】投資家との個別ミーティング実施率 100 100 % ○ 投資家との個別ミーティングを国内外でIR担当が300件以上実施 投資家との個別ミーティング実施。 し、資本市場関係者へ当社事業の説明を実施。 【国内】社員相談窓口相談対応実施率 100 100 % ○ 社員相談窓口への相談に対し全件対応。 【国内】CSR委員会実施率 【国内】 ホームページCSRニュース配信数 新たなリスクに関するBCP策定、全社リスク項目の設定を実施。 全社的内部統制評価(連結売上95%基準) を実施。 ● 業務プロセス内部統制評価(連結売上2/3基準) を実施。 ● ● 顧客情報などを別サーバー管理として運用徹底。 情報機器盗難/紛失も即時ID停止などの仕組みを運用。 新たなリスクに関するBCP策定、全社リスク項目の設定を実施。 全社的内部統制評価(連結売上95%基準) を実施。 ● 業務プロセス内部統制評価 (連結売上2/3基準) を実施。 ● ● 顧客情報などを別サーバー管理として運用徹底継続。 情報機器盗難/紛失も即時ID停止などの仕組みを運用継続。 ● インターネットアクセス環境二重化完了。 ● ● ● スマホを使った安否・災害状況・システム障害状況の見える化。 ● 国内ネットワークのBCP拠点整備完了。 災害発生時の切り替え訓練を実施。 p38-39 ● 災害発生時の切り替え訓練を継続。 災害発生時のオペレーション手順、マニュアルの改善を継続。 p39 p37 社員相談窓口対応の継続実施。 p38 【国内】障がい者雇用率 2.0 1.8 % × 障がいを持つ社員の能力と適性を活かし専門性が発揮できる職場づくり、職 障がいを持つ社員の能力と適性を活かし専門性が発揮できる職場づくり、職 場のバリアフリー化を推進。障がい者雇用についても積極的に継続実施。 場のバリアフリー化を推進。障がい者雇用についても積極的に継続実施。 【国内】定年再雇用率 60 79 % ○ 退職1年前に今後のキャリアについて上長と面談を行い、本人の意見を尊重し 58歳時点での研修、人事面談による再雇用後への期待・役割を会社と たうえで最適な選択と配置ができるよう仕組み化し、定年後の再雇用を推進。 社員で互いに確認し、継続的なフォローアップで定年再雇用を推進。 【国内】社員意識調査実施回数 2 2 回 ○ 【国内】妊娠・育児による離職率 8 0 % ○ 社内掲示にて出産育児ガイドラインを掲示。復職面談にて、本人と部 現在の取り組みの継続実施と男性の育児休業取得の推進。 門にて復職後の働き方・育児を確認・相談する機会を設定。 p32 「社員意識調査」 を年間2回に増やして実施。社員の現状や仕事に対 「社員意識調査」 を継続実施し、経営施策への反映を推進。 する意識を確認し、 さまざまな経営施策に反映。 【国内】 ノー残業デー実施率 100 100 % ○ 年間計画に沿って、毎月1回実施。事務所内アナウンス、本部長サイ 年間計画に沿って、毎月1回継続実施。 ンによる張り紙やメールなどで徹底。 【国内】安全衛生委員会実施率 100 100 % ○ 年間計画に沿って、毎月1回実施。産業医による健康管理指導や労 年間計画に沿って、毎月1回継続実施。 働時間短縮管理を実施。 【国内】健康診断受診率 100 100 % ○ 健康診断の年度内受診の運営徹底。再検査受診の勧奨、受診後のケ 健康診断の年度内受診の運営徹底。再検査受診の勧奨、受 アも実施。 診後のケアも継続実施。 p31-33 p33 【国内】 メンタルヘルスケア、 生活習慣改善教育実施率(対象者) 100 100 % ○ メンタルヘルスケアについては階層別の研修に加え、傷病ガイドライ メンタルヘルスケア研修の実施と、生活習慣改善の継続実 ンの本人編と部門編を作成し、気づきから復帰後のケアの情報提供 施。健康情報の毎月の情報発信による健康管理の意識醸成。 を実施。生活習慣改善の集合研修と禁煙講座も実施。 【国内】社内テーマ別・階層別各種研修実施率 (対象者) 100 100 % ○ 特長ある新入社員研修や階層別・役割別・年代別の各研修に加え、全 社員が通常業務の遂行の中で自社独自のビジネスモデルの実践力 現在の研修・制度を継続実施。 向上を目指し、年度・月度・週次で思考と行動力を訓練。 p32 12 12 回 ○ 雇用問題・労働時間・福利厚生・健康管理対策・規程検討など、多岐に渡って協議を実施。 毎月1回の協議を継続実施。制度改訂については都度日程を確保し実施。 p33 p34-35 p18-19 【国内】労働組合との協議回数 【国内外】全社で推進する活動の実施率 100 100 % ○ ユニ・チャームグループ全社施策の推進(●日本:ピンクリボン活動、 「紙 のまちの子育て応援 乳児紙おむつ支給事業」四国中央市への協賛、排 全社で推進する活動を継続実施。 泄ケア講義の実施など。●中国:ピンクリボン活動●インド:初潮教育の 実施●台湾:ピンクリボン活動・福島県との災害支援協定締結など) 。 【国内外】被災地への適切な支援実施率 100 100 % ○ 被災地への支援を継続実施(東日本大震災:スーパークールビズによるマッ チングファンド実施で尿吸引ロボヒューマニーを寄付。2013年度はウォーム 東日本大震災被災地への継続支援を実施。 ビズへの展開を継続し年間を通じた全社活動として推進。介護講座開催)。 ※定性的目標は目標値を100%とする。 自己評価基準 ○目標達成 △ほぼ達成 ×目標未達成 unicharm CSR report 2014 21 お客様とともに あるべき姿 ユニ・チャームは、世界中の全ての人々のために、快適と感動と喜びを与えるような、安全で質の 高い世界初・世界No.1の商品とサービスを提供し、人類の豊かな生活の実現に貢献します。 お客様とのコミュニケーション お客様相談センターの取り組み 開を図っています。中国・台湾に引き続き、2013年10月に お客様相談センターでは、お客様からいただいた貴 タイにおいて、2014年3月 重なご意見に対して、迅速・公正・公平で誠意ある対応を にインドネシアにおいて 心がけ、お客様満足の向上を対応の基本としています。 自己適合宣言を行い、ユ 2013年度は4.6万件のご意見をいただきました。ご意見 ニ・チャームグループで は広く社内に伝え、関係部門と連携して商品・サービスに お客様満足の向上に向け 反映し、対応のさらなる向上に努めています。 た取り組みを行っていま 国際規格であるISO10002苦情対応マネジメントシス す。 テム(以下、ISO10002苦情対応MS)の自己適合宣言を 2006年7月に行いました。この仕組みは、中国・タイ・台 湾・インドネシアなどの海外拠点のお客様相談室へ横展 お客様対応満足度 お客様相談センター 89.4% ● お客様相談センターの主な取り組み 主な取り組み 1. 対応者教育 内容 「応対品質」の向上を目的とし、外部講師研修、専門知識勉強会などの専門知識向上研修を実施しています。 2. 商品反映 お客様からのご意見は週報・月度レポートを通じて関係部門に情報発信。商品の改良ならびに新商品 へのヒントとするなど、お客様にとって安心してお使いいただける商品の提供に努めています。 3. 情報発信 お客様の声は、顧客情報管理システム「SMILEシステム」 でリアルタイムに共有しています。 また、事業部 への報告会や商品パッケージ表示確認会議(コミュニケーション保証会議)へ参加し、お客様目線に立 ち商品の改善に活用しています。 4. お客様相談センター研修 お客様志向強化・品質の強化を目的として、開発・製造部門などの関係部門、新入社員研修、全社希望者 に対し実施。2013年度は796名が受講しました。 5. 海外お客様相談室との連携強化 海外現地法人を含めたユニ・チャームグループのお客様満足向上を目指して、各国での取り組みを共有 し、ISO10002苦情対応MSを基本とした対応スキルの向上と連携強化を図っています。 ● ユニ・チャーム株式会社 苦情対応方針 (1)お客様の声はお客様相談センターに集約し、QMS(ISO9001)苦情対応プロセス手続書・ISO10002苦情対応プロセス文書に基づき、 公正・公平に対応します。 また、商品・サービスの不具合に関する情報は、経営トップに報告をし、速やかに改善します。 (2)お客様の声に対し、是正が必要な場合には、QMS(ISO9001)是正及び予防処置手続書により、関連部門が連携し、迅速に是正を行い、 再発を防止します。 (3)お客様の貴重なご意見は、今後の商品やサービスに反映させるよう努めます。お客様の声を真摯に受け止め、お客様に満足して頂ける よう、各部門協力して、改善に努めていきます。 ● お客様の声を商品に反映した事例 「男性用パッド を発売希望」 のお声 22 unicharm CSR report 2014 「男性専用商品を発 売してほしい」との ご意見をいただき、 2014年4月に新発売 しました。 「シルコット ウェット香りつき 定番希望」 のお声 2012年に香りつきを 企画品として発売後、 「 定 番 にしてほしい 」 とのご 意 見 を い た だ き、2013年9月に定番 品として発売しました。 お 客 様 と と もに 海外現地法人お客様相談室の活動 た。ユニ・チャームグル ープとして今後より一層 日本のお客様相談センターとグローバル品質保証部 の協力体制を構築し、お は、オーストラリア現地メンバーと合同でお客様対応勉 客様に喜んでいただけ 強会を実施し、品質・安全・健康に留意した商品づくりと る対応を心がけてまいり 協力体制およびお客様対応についての理解を深めまし ます。 オーストラリアお客様対応勉強会 海外現地法人お客様相談室担当者の声 タイお客様相談室 インドお客様相談室 門の協力を得ながら2013年10月 様相談室を設立し、専任担当者を配置しました。日本では にISO10002苦情対応MSの自己適 当たり前ですが、代替品を宅配便で発送するなどのサービ 合宣言を行いました。今後もより スを率先して導入し、お客様 一層お客様に喜んでいただける 第一主義を全員で徹底し実 微笑ある対応を実施し、No.1のご 践することで、インドのお客 支持をいただくために全力で頑張 様の幸福をサポートさせてい ります。 ただきたいと思っています。 オーストラリアお客様相談室 インドネシアお客様相談室 自己適合宣言をしたISO10002苦情対応MSを基に、お オーストラリアのお客様相談室では、常にお客様の問 客様対応の質を上げ、お客様満足を高めることに貢献し 題の本質を理解し、素早く的確な行動をとることでお客様 ていきたいです。その結果として、お客様にユニ・チャー 満足を維持することを目指しています。私たちは常にユ ニ・チャームの基準に沿ったプロセスに愚直に信念を持 たくさんいただけるように、 って従い、継続的な商品・サ 心を込めて対応してまいり ービス改善のため、お客様 ます。 の声が確実に社内メンバー に届くように努めています。 株主・投資家とともに お客様からのありがとうのお手紙 『つけていることで安 心感があり、快適。 「さ わやかパッド」で第2 の人生を楽しんでい ます。』 unicharm CSR report 2014 マ ネ ジ メン ト 『「ムーニー」のおむ つに感動!素材の柔 らかさに安心感があ り、ゴムもよく伸びて はかせやすいです。』 お 取 引 先 と と もに ムの商品を継続してお使いいただき、ありがとうの声を 社 会 と と もに インドでの商品発売開始から4年後の2013年5月にお客 社 員 と と もに タイのお客様相談室は、関係部 地 球 環 境 と と もに オーストラリアお客様対応勉強会 23 お客様とのメディアを通じた コミュニケーション 国内では、排泄ケア情報、初潮教育、育児情報など専 門メーカーとしての情報提供をしています。初めて育児 をされるママたちのコミュニティの場を提供したいとい インサイトリサーチ・研究開発・マーケティング インサイトリサーチ・研究開発・ マーケティングの三位一体 ユニ・チャームのDNAである 「尽くし続けてこそNo.1」 う想いから、2012年3月 「ムーニーFacebook」を開設。約 に基づき、顧客に密着したモノづくりを実践していま 70万人の会員をもつ「ベビータウン」 とともに育児情報 す。消費者の生活実態や消費実態を徹底的に観察し、 の発信をしています。 また、2013年4月には、初潮教育サ 消費者の潜在意識にある真のニーズを追求。お客様満 イト 「はじめてからだナビ」を改訂し、内容の充実を図り 足のためにお客様主体で考え抜き、お客様の期待以上 ました。海外においては企業ホームページを開設し、国 の商品を提供できるよう努めています。 グローバル展開 内外でWebコミュニケーションを強化しています。 の推進にあたっては、地域特性を踏まえた商品展開を 行っています。ユニ・チャームの商品は生活必需品です が、紙おむつが高級品とされる国や、一日中紙おむつを 使用する習慣のない国もあります。そうした各国の文化 やニーズを考慮し、 どのお客様にも気軽にお使いいた だけるよう、製品の機能と価格を両立し、 これまでにな はじめてからだナビ http://www.unicharm.co.jp/ girls/ プレママタウン http://www.premama.jp/ ベビータウン http://www.babytown.jp/ い新たな価値提供を実現しています。 インサイトリサーチ・ 研究開発・マーケティン グが三位一体となって、 今後も、世界各地の実 情に合わせた商品展開 を推進していきます。 ムーニーFacebook http://www.facebook.com/ moony.japan 尿もれケアナビ http://www.nyoucare.jp/ モニター調査 研究開発と技術の連携 ユニ・チャームでは、R&D&E(Research&Development &Engineering、研究&開発&技術)の組織形態で、5つ の部門を横断した形で研究開発を進めています。日ご ろからさまざまな基礎研究を行い、そこで生まれた新 技術や新素材によって、商品の改良、新商品の提供を続 けています。また、重点 排泄ケアナビ http://www.carenavi.jp/ ユニ・チャーム ヒューマンケア http://www.humany.jp/ エリアにはリサーチセ ンターを配置し、現地の ニーズにあった商品を 開発できる体制を整え ています。 インドサイト http://www.unicharm.co.in/ 24 unicharm CSR report 2014 オーストラリアサイト http://www.unicharm.com.au/ 製品試験 品質保証の考え方と体制 功事例の横展開なども実施しています。 ※UTMSS:ユニ・チャーム トータル マネジメント ストラテジック システム (Unicharm Total Management Strategic System) ユニ・チャームでは「品質マネジメント=品質経営」 と お 客 様 と と もに 品質マネジメント いう考え方から、 「品質方針=中期経営計画」 と位置づ 地 球 環 境 と と もに け、 システム適合性と有効性を確認するために、内部監 査・外部審査を実施。是正・予防処置をとりながら、継続 的な体制の改善を図っています。 また、国内外を含む各 事業所でISO9001を認証取得。それに基づく品質マネ ジメントシステム(QMS)を適用しています。今後も、 グ ローバルで一貫した品質向上に向けた取り組みを積極 インドでのUTMSSの取り組み —伝承自主研究会の様子 社 員 と と もに 的に推進していきます。 製品安全性の取り組み ユニ・チャームでは、製品の特性や使われ方を考 慮し、ヒト連続パッチテスト (Human Repeated Insult Patch Test)や各種代替試験法を用いて適切な安全性 社 会 と と もに 確認試験を実施しています。 また、製品安全性確認の仕 組みとしては、製品の開発段階で、ゲートチェック機能と して安全性評価委員会を開催し、新規物質・新規構造に 対する誤使用や化学物質の毒性を考慮したリスクアセ スメントを実施しています。 商品への適正表記の取り組み 商品のパッケージや広告物についてはお客様に正し い情報を伝えるために、関連法規制・業界自主基準への 適合性を確認するとともに、お客様に誤認を与えない 人が主体となって取り組んでいます。また、各国のサプ か、誤使用を招かないかなどについて確認しています。 ライヤーや試験機関、行政を訪問し、協同で安全・安心 商品設計段階で、表記の科学的根拠を検証評価する専 な製品をお客様へ届けられるようコミュニケーションを 門のゲート機能としてコミュニケーション保証会議を設 強化しています。 置し、 グループ全体で最適かつ的確な表記を実現する ユニ・チャームプロダクツの取り組み よう取り組んでいます。 ユニ・チャームプロダクツにおける品質保証の取り組 みとして、お客様からいただいた不具合情報に基づく マ ネ ジ メン ト 改善と、UTMSS※による工場全体での改善を行っていま す。UTMSSでは“目で見る管理”“標準化”などを目標に活 動しており、常に高いレベルで同じ品質の製品をお客 様へ提供し続けられるよう、生産性改善、品質改善を継 続的に行っています。 また、 日本の各工場と海外工場で 株主・投資家とともに 各国の安全性確認の仕組みは2007年4月から運用さ れ、現在は中国、韓国、台湾、 タイ、インドネシアの現地法 お 取 引 先 と と もに グローバルな安全性活動 天津工場メンバーの日本研修 コミュニケーション保証会議 「姉妹工場」制を導入し、海外工場への仕組み伝承、成 unicharm CSR report 2014 25 地球環境とともに あるべき姿 地球環境に配慮したモノづくりを推進し、地球環境保全と経済的成長を両立した 持続的発展可能な社会の実現に貢献します。 環境活動推進体制 地球環境に関する考え方 ユニ・チャームでは、企業理念体系(社是・“信念と誓 ユニ・チャーム商品の多くは衛生的な日常生活に欠 い”と企業行動原則)の考え方に則り、環境基本方針、環 かせない消費財であり、資源の利用や廃棄物発生など 境行動指針を制定し、全社員で環境活動に取り組んで 地球環境と密接に関係しています。 また、当社は世界中 います。私たちが携わる事業活動が環境に与える影響 でよりよい商品を提供するためにアジアを中心としてグ を把握し、持続可能な社会の実現に向けて 「環境負荷低 ローバル展開を進めており、環境負荷低減の役割や責 減」 と 「経済性」の“ふたつのエコ”の実現のための取り 任が年々拡大しています。 組みを推進しています。 環境行動指針 環境基本方針 私たちは、未来の世代へ美しい地球を受け継い ● 法規制・ルールを守ろう ! でいくために、使い捨て商品を取り扱うメーカー ● 環境に良いものを選ぼう ! としての責任の大きさを認識し、全ての企業活 ● ムダを省こう ! 動を通じて地球環境に配慮したモノづくりを推 ● 環境問題のことをもっと知ろう ! 進します。世界中の全ての人々のために、快適と ● 生産性を高めよう ! 感動と喜びを与えるような商品・サービスを提供 ● 環境改善の輪を広げよう ! し、地球環境保全と経済的成長を両立した持続 ● 資源使用量を下げよう ! 的発展可能な社会の実現に貢献します。 環境活動推進体制 各事業会社では、ISO14001、ISO9001の統合を進め ユニ・チャームグループの環境活動は、使い捨て商品 る中で、普段の業務プロセスの一部としてゲート管理、 を取り扱う企業として、環境活動も重要な品質保証の KPI管理を行い、PDCAサイクルによる改善を図ってい 一部であると考えています。そこで社長が議長を務める ます。 ※ CSR委員会を中心に、CQO を責任者として、 グローバ ※CQO:最高品質責任者(Chief Quality Officer) ル品質保証部を中心に環境活動を推進しています。 ● 環境マネジメント体制 CSR委員会など グローバル品質保証部 環境・ I SO推進グループ ユニ・チャーム バリューチェーン 26 unicharm CSR report 2014 製品開発 マーケティング 購買 製造 物流 販売 ライフサイクル全体で見る環境影響 し、事業活動を行うメーカーの責任として、資材調達か ユニ・チャームは、消費財メーカーとして事業活動の ら製品製造、輸送、使用後の廃棄に至るサプライチェー さまざまな場面で資源を利用しています。資源を利用 ンの各事業活動を通じて、環境改善を推進しています。 地 球 環 境 と と もに ● ライフサイクルで見る環境影響 INPUT OUTPUT 製品づくりのインプット 原材料・副資材 資源 原材料・ 副資材 249,181 ton 軽油 排水・蒸気 3,734,841 ton 太陽光発電量 製品 製品 排出物 敷地外排出物 5,701千kWh 河川放流 大気放出 23.8 ton 47.5 ton 204,941 ton 焼却物 37,905 ton 委託処分 438 ton リサイクル 34,446 ton 34,884 ton 3,021 ton 486,814 ton サーマルリサイクル CO2 Nox 輸送 15,210 kl 大気放出 1,488千 ton 10.9千 ton 廃棄・焼却 社 会 と と もに 40,571 ton 190 ton 卸・小売店 廃棄物 容器包装 消費 マークを記載しました。 集計に関わる会社の方針および基準 集計期間:2013年4月1日〜2014年3月31日 集計範囲:ユニ・チャームグループのうち、以下を集計範囲としています。ユニ・チャーム(本社事務所、 グローバル開発本部、三重工場、伊丹 工場、埼玉工場、営業本部(電気、CO2のみ))/ユニ・チャームプロダクツ(福島工場、静岡工場、四国工場)/ユニ・チャーム国光ノンウーヴン(第一製造所、第二製造所、第三製造所、国光 製造所)/ユニ・ケアー/コスモテック/ペパーレット/ユニ・チャームタイランド 方針・基準: 「エネルギーの使用の合理化に関する法律」 「地球温暖化対策の推進に関する法律」 「廃棄 物の処理及び清掃に関する法律」等に準拠し、環境情報管理に関する社内規定に基づき集計しています。 注記事項:1. CO 2の排出係数は原則として 「地球温暖化対策の推進に関する 法律」に準拠しています。但し、電気は電気事業連合会公表の排出係数0.571kg-CO2/kWh(2012年度実績値/京都メカニズムクレジット反映前)を使用しています。 タイの電気はIEA.CO2 emissions from fuel combustion HIGHLIGHTSから0.522kg-CO2/kWh(2011年実績値) を使用しています。2. 排出物には、産業廃棄物、事業系一般廃棄物、有価取引物を含みます。但し、 工場間における再生原料として使用する直接取引分は含みません。3. 焼却物については、福島工場での焼却炉の稼働状況から推計した値を採用しています。 と、設備移管、新規立ち上げによる調整の際に出る廃棄 2013年度は売り上げ増加、生産量増加に伴い、廃棄 物が増加したためです。その他のテーマについては目 物削減については目標を達成できませんでした。要因 標を達成することができました。今後も環境に配慮した は消費増税前の駆け込み需要による大幅な生産増加 企業活動を推進していきます。 株主・投資家とともに 環境活動テーマと目標 お 取 引 先 と と もに 第三者保証(P40)該当箇所には 社 員 と と もに 生産 輸送のインプット 資源 輸送 Nox Sox CO2 電気 309,045 千kWh 重油 4,776 kl 水 4,981,403 ton 都市ガス 1,110 千m3 LPG 2,870 ton 資源 資材メーカー お 客 様 と と もに 環境影響と環境目標 ● 2013年度実績と2014年度目標 指標 基準年度 2013年度目標 2013年度実績 廃棄物削減 主要3拠点総排出量 資源循環 主要3拠点リサイクル率 △:達成率70〜100%未満 2014年度目標 2016年度目標 10.7 10.7 ○ 10.6 10.5 2000年 -13% -9% × -13% -14% - 99%以上 99%以上 ○ 99%以上 99%以上 - 65% 65% ○ 67% 75% 商品の環境配慮 環境配慮型商品比率 [評価]○:目標達成 評価 - マ ネ ジ メン ト 活動テーマ CO2排出量削減 エネルギー使用量(GJ)/売上高(百万円)原単位 ×:達成率70%未満 unicharm CSR report 2014 27 商品を通じた環境への取り組み 循環型社会形成に貢献する猫砂 ユニ・チャームでは、環境目標の中に環境配慮型商 資源の少ない日本では資源の循環利用は重要な課題 品比率を設定し、環境を意識した商品開発に取り組ん です。 しかし何度もリサイクルしたものや、 リサイクルしに でいます。2005年度を基準年とし、 ライフサイクルで環 くい形態のものなど、品質が低下し、 リサイクルしにくい 境負荷低減を実現できているか評価しています。2013 年度は目標65%に対し、65%と目標を達成しました。 2014年度は目標を67%とし、さらなる拡大を目指しま す。2013年度からは、製品開発の各種段階で開発中の 商品の環境配慮状況を随時、確認しています。 素材もあります。その中で紙系のリサイクルしにくい素材 を活用しているのが、猫用トイレの紙砂です。 以前は焼却処理していた使用済みの切符や切手、壁紙 の切れ端、紙おむつの製造工程で出てしまう粉砕された 端材などのリサイクルしにくい素材を活用し、猫砂用紙砂 の原料として利用しています。 また、紙系の素材を原材料 2008年から開始した独自のエコラベル「エコチャー にしているため、従来の鉱物系の素材に比べて、軽く持ち ミングマーク」をつけた商品も現在では23品目に上り 運びにも便利で、猫用トイレとしての商品価値も高め、ふ ます。 たつのエコを実現した商品です。 猫砂用紙砂は、通常リサイクルが困難なパルプでも利 用可能なため資材循環性も高く、循環型社会の形成に貢 エコチャーミングマークとは 献する商品として、エコチャーミング商品の基準を満たし 「環境負荷低減」 と 「商品価値向上」の両方の厳しい基 ています。 準をクリアにした商品のみにつけるこ とができるマークです。運用において ● リサイクル素材から生まれた製品 は、 ファクター※の考え方を採用し独自 に作成したエコラベルガイドライン に沿って判断しています。 材料 (回収する) エコチャーミング マーク 粉砕されたパルプ 切符、切手、壁紙 裁断された紙など エコチャーミング商品の一例 キップ 固まり性・色の変化など独自の技術ペパーレット ※ファクター:製品の環境負荷と価値(機能など)を定量化し、新旧製品 の比較を行い、評価する環境指標の一つ。 環境配慮型商品比率 65% 育児生活への影響 ユニ・チャームでは独自技術でパルプを大幅に削減し、おむつの吸収 力の維持に成功。20年前の商品と比べて厚さを約60%削減しました。今 回、実際の使用期間を考慮し、育児生活全般でのおむつ利用における 環境負荷を試算し、育児期間中(約3年間)で約200kgのごみ、約930kg のCO 2を排出していることが判明しました。20年前の当社商品と比較す ると、 ごみ量約75kg、CO2排出量約580kg削減しています。 28 unicharm CSR report 2014 ユニ・チャームの化学物質対策 実態や、廃棄方法などを考慮したリスクアセスメントを 行っています。 ユニ・チャームは、人体や生態系に影響のある化学 物質対策を推進しています。肌に直接触れる商品をお 近年のアジアを中心としたグローバル展開に合わせ て、 日本だけでなく、海外の使用実態なども考慮し、 また 人体に加え、生態系への影響などにも配慮する必要が おいて、品質管理基本規程に基づいたチェックを行っ でてきました。2013年には、有害成分をより広く捉え、か ています。 つ明確にしたグローバルな化学物質リストへの改定に 着手しました。 資材調達段階では、人体や生態系に影響のある化学 今後これらの内容をユニ・チャームグループだけでな 署が有害性や法規制などを調査しています。また、安全 く、世界各国のサプライヤーと共有管理し、着実な運用 性評価委員会によるゲート機能を設け、さまざまな使用 を進める予定です。 ● 安全性審査内容 資材情報 入手 毒性調査 ❶ 使用禁止でないこと ❷ CMR成分、PBT成分、発がん性、 突然変異原性、生殖毒性でないこと ❸ 濃度規制以下であること タイ 法規制 調査 資材・製品 安全性評価 承認 上市 ❶ 細胞毒性試験 国外 ● 表示・効能 ● GMP 国内 ● 安全管理/副作用報告 ❷ 感作性試験 廃棄物対策で表彰 ❸ 経口毒性 ❹ 環境(魚毒性) ❺ 重金属等 ❻ 臭い分析 の環境保全活動が評価され、タイ工業省工業局より 「3 ことが評価されました。 また「廃 つのR(Reduce、Reuse、Recycle)賞」 と 「廃棄物埋め立て 棄物埋め立てZero達成賞」で Zero達成賞」を受賞しました。ISO14001実施の過程で製 は、分別徹底などを行うことに 造工程の廃棄物を減らし、資源を大切に使う活動を10 よって、工場排出の廃棄物全て 年間続けてきたことが評価されました。 埋め立てゼロを達成しました。 の参加や、企業報告の適時提出、政府部門の炭素排出 検査への協力などを行い、活動レベルを高めています。 UCCPは、専門部門と担当者を明確にし、生産性改善 した。中国の現地法人である、ユニ・チャーム生活用品 など日々の生産活動におけるエネルギー使用量の削減 (中国)有限会社(以下、UCCP)は、低炭素社会実現に と合わせて、最新の省エネ技術の導入を図るとともに、 向けて社会の一員として、191社の試験企業とともに、 使用量管理を強化することで、 上海市炭素排出交易市場に参加しました。 課題の発見につなげ、効率的 UCCPは、 この排出権取引制度に参加する試験企業と かつ効果的な省エネ活動を推 して、積極的に政府部門の統一手配に応え、関連業務 進し、低炭素社会実現へ貢献 を展開。具体的には、積極的にCO 2排出削減の研修へ してまいります。 unicharm CSR report 2014 マ ネ ジ メン ト 会実現に向けて、試験的に排出権取引が開始されま 株主・投資家とともに 上海では、中国の環境保全計画に基づき、低炭素社 お 取 引 先 と と もに 改善し製品ロスを減少させた 温暖化対策で 上海ETS( 排出権取引制度)へ参加 ❼ 使用試験結果(HUT) 「3つのR賞」では、生産性を タイの現地法人である、ユニ・チャームタイランドで 中国 ● 安全管理/副作用報告 国内法・ 規制 処分(成分制限) 安定性 安全性 試験項目 処分(成分制限) 安定性 安全性 社 会 と と もに 成分 該当国/地域法・規制 社 員 と と もに 物質を未然に防ぐためのガイドラインを設定し、専門部 地 球 環 境 と と もに 客様に安心して使用していただけるよう、製品開発か ら設備開発、資材購入、製造販売の全てのプロセスに お 客 様 と と もに 事業を通じた環境負荷削減への取り組み 29 社員とともに ユニ・チャームでは、 「企業が成長発展するためには、その構成員である社員一人ひとりの成長発 あるべき姿 展が根本であり、人材育成は経営上のもっとも重要な課題」 と位置づけており、現状に満足するこ となく、絶えず挑戦し続ける人間集団の形成を目指します。 人材に関する考え方と人権の尊重 人事理念 ユニ・チャームグループ人事理念 1. 人間観 ユニ・チャームグループでは、"信念と誓い"と企業行 ◆私たちは、社員が自立した個であることを認め、その 動原則に基づき、社員一人ひとりの自主性を重んじ、公 自由と自己責任のもとでの1人ひとりの自発性を尊 平な自己実現の場の提供と、 「自信」 と 「誇り」が獲得でき 重します。 る企業文化の醸成に努めています。 ◆私たちは、社員が自身の使命と役割を自覚し、自ら思 考・行動する、主体的・能動的な存在であると考えます。 ● ユニ・チャームグループ人事理念体系図 企業価値の源泉は 人 にあり 私たちは、将来にわたり“公益に貢献し続ける企業経営”を支える ために、社員が活性化する鮮度ある人事機能を考え、発信する専 門家として、全世界の社員から信頼される集団であり続けます。 2 . 組 織と個 人 ◆私たちは、志を同じくする者が互いに共振し合い、共に 将来のビジョンを創造し、全体が成長する喜びを共有 します。 ◆私たちは、市場原理を1つの基本原理とし、組織と個 人の成長と3つの豊かさ実現の一元化を追求します。 3 . 成 長と創 造 ◆私たちは、多様な価値観を持った社員同士が切磋琢磨 し、新しい価値を創造し続けることを追求します。 ◆私たちは、社員に成長の場を提供し、成果を発揮する 不変原理 機会を創出し続けます。 人事理念 わたしたちの存在意義 人権に関する考え方 「ユニ・チャームグループ行動指針」では、“社員への誓 い”の実現のために、人種・宗教・性別・年齢・家系・身体障 共通の価値観/判断基準 がいなどによる差別は一切しない、児童労働・強制労働の 排除、セクシャルハラスメント・パワーハラスメントの禁止、 職場の安全・衛生管理の徹底などを明文化しています。 ● 人事関連データ (①グループ、②日本国内グループ、⑪~⑬はユニ・チャームおよびユニ・チャームプロダクツ籍社員、その他はユニ・チャーム籍社員 対象) 指標 雇用パフォーマンス 多様性・機会均等・労働安全衛生の パフォーマンス 年度 単位 ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨ ⑩ ⑪ ⑫ ⑬ ⑭ 社員数(連結) 社員数(日本) 社員平均年齢 社員離職率(定年退職、役員昇格、 グループ内転籍除く) 女性社員比率 女性管理職比率 障がい者雇用率(年間平均) 定年再雇用率 健康診断受診率 妊娠・育児による社員離職率 育児休業制度利用数 男女計 介護休業制度利用数 男女計 育児短時間勤務制度利用数 男女計 ライフサポートフレックス制度利用数 男女計 名 名 歳 % % % % % % % 名 名 名 名 2011 2012 10,287 3,027 40.3 1.9 21.7 2.6 1.8 65 100 0.1 46 4 49 31 10,855 3,009 40.6 1.5 22.1 2.4 1.7 79 100 0 57 0 45 50 2013 12,795 2,994 40.7 1.7 16.7 4.9 1.8 79 100 0 55 3 46 58 ※1.各年度末3/31基準 ※2.⑪~⑬正社員・契約社員、その他は正社員対象 ※3.④社員離職率=退職者数(定年退職、役員昇格、 グループ内転籍除く)/ 各年度末(3/31)人数 ※4.⑥女性管理職比率=女性管理職数/全管理職数 ※5.⑧定年再雇用率=再雇用者数/定年退職者数 30 unicharm CSR report 2014 社員意識調査の実施 社員の満足度や達成感、やりがい、仕事に対する意識 的は、優先順位(付加価値)の高い課題に時間と行動を を確認するため、毎年2回、国内外グループ全社で「社員 集中することによって、貴重な時間を有効に活用し、人 意識調査」を実施。継続的に調査することで、社員活性 生を幸せに過ごすことです。そのために、全社をあげ 化・組織運営はもちろん、さまざまな人事・経営施策に活 て、6つの要諦を重要なポイントとしてSAPS経営モデ かしています。 ルに取り組み、実践することで、多様な価値観をもった 自立した個人を尊重しお互いの力を引き出しあい、全 体が成長する喜びを分かちあうことを目指しています。 SAPS経営モデルにより、社員の"志"、"経済"、"心と体"の 3つの豊かさを実現していきたいと考えています。 社員意識調査:2013年度下期 ※5段階評価の平均点 (単位:点) 5.0 4.0 3.99 4.06 4.11 4.09 4.12 4.11 4.10 4.19 4.24 4.22 4.24 4.25 仕事のやりがい ユニ・チャームで働く満足度 社 員 と と もに ● SAPS経営モデル6つの要諦 ● 全社員 (正社員) の満足度に関する指標 「仕事のやりがい」 ・ 「ユニ・チャームで働く満足度」が高い水準で推移 3.0 1. 人間尊重 2.0 2. 達成感重視 1.0 3. 時間競争力重視(タイムベースマネジメント) 0 4. ナレッジマネジメント ■ 2010 ■ 2011 ■ 2012上 ■ 2012下 ■ 2013上 ■ 2013下 6. 意識革新 グローバルに広がる共振の経営 — 社長賞 され、1,500名を超える社員が同時に視聴しています。 う哲学に基づくSAPS経営モデルを推進し、顕著な成果 社長賞は表彰制度に留まらず、成功事例を疑似体験し、 をあげた団体・個人を讃える機会として、社長賞を設け 発表者・視聴者双方が学びあう場として、 リーダー育成 ています。社長賞受賞者は1年間の成果を発表し、さら を点から面へと拡大させる仕組みとなっています。 にその内容はTV会議システムで世界約60拠点に配信 中国 ゴールド賞受賞は関係者全員の協力のおかげで す。これからも商品を通して多くの人に幸せを届け たいと思います。 呂 晟岭(ロ シェンリン)さん(写真:右から2番目) インドネシア マ ネ ジ メン ト Unicharm生活用品(中国)有限公司 Feminine Care用品事業総部 口袋魔法チーム 株主・投資家とともに 獲得!!「団体ゴールド賞」 お 取 引 先 と と もに 海外を含むグループ全社を対象に、共振の経営とい 社 会 と と もに 5. 好奇心、起業家精神重視 社長賞2013 地 球 環 境 と と もに 2004年から全社展開しているSAPS経営モデルの目 お 客 様 と と もに 人間尊重、達成感重視のSAPS経営モデル PT Uni-Charm Indonesia 営業本部 ジャポデタベクチーム インドネシアのメンバーとゴールド賞受賞を約束し てきたので非常にうれしいです。 「 今」に満足せず、 来年も受賞を目指します。 Sri Haryani(スリ ハリヤニ)さん(写真:前列右) unicharm CSR report 2014 31 人材活用・人材育成 教育研修制度の拡充 SAPS経営モデルの理解と実践力向上を基本とした、思考力と行動力を高めるための能力向上プログラムを実施しています。 ● ユニ・チャームの特色ある研修制度 (抜粋) 名称 対象者 概要 新入社員研修 ④「SAPS経営モデル」 を理解する。 ①学生から社会人への変革(配線換え) 。 ⑤組織で働くことの重要性(チームセリング)、目標志向と目標 ②UCの「3つのDNA」の理解を深める。 該当者 ③「3つの現場(モノづくりの現場・購買の現場・使用の現場)」 達成へのこだわりを体感する。 ⑥自己の10年キャリアビジョン・キャリアプランをつくりあげる。 を体感・理解し、 「お客様志向」へのこだわりを体得する。 各階層別研修/各年代別研修/ 役割別研修 該当者 階層・年代・役割に応じた各種研修を実施。いずれも 「SAPS経営モデル」の理解と実践力向上を基本に、思考力・行動力を高め る気づきの機会・場として実施。 SAPS Trainer's CAMP 該当者 独自のビジネスモデルである 「SAPS経営モデル」の実践と浸透を目的に、 「教える」側の知識・技術向上プログラム。 Unicharm Spirits Masters 該当者 50代前半のベテラン社員が、これまでの知見・技術を活かしながら、さらなる実践力発揮と後進育成を推進するための実行計画策定プログラム。 Unicharm Spirits Masters Advance 該当者 シニアエキスパート社員への移行を目前にした社員が、ユニ・チャーム スピリットの継承者としての今後の活動目標を具体化するプログラム。 かばん持ち 選抜 役員の海外出張に同行して、経営トップの思考と行動を身近で学ぶプログラム。 10年キャリアビジョン・ キャリアプラン 全社員 社員一人ひとりが10年期間でキャリアを自己設計し実行計画にまで落とし込むツールと制度。上司とのコミュニケーションにも このツールを活用し、社員自らが目指す目標に向かう支援をしている。 異業種交流選択型研修 希望者 抽選 社員が自ら認識する課題・弱みの改善や、専門スキル向上を目的に、他流試合で複数企業との共同運営のトレーニング・プログ ラムを設定。受講者間の交流から社内だけでは得られない刺激を受けることも期待できる。 海外赴任前研修 該当者 海外赴任予定者が赴任後スピードをもって業務遂行、成果につなげるための意識改革、ならびに事前準備を促進する研修。 多様性の尊重 さまざまなバックアップ制度 社員一人ひとりが、能力を最大限に発揮し、いきいきと働ける職場環境の整備および改善に努めています。 ● 多様性尊重のためのさまざまなバックアップ制度 制度 バースサポート休業制度 対象者 概要 治療を要する社員 高度不妊治療のための休業。 (最長1年間まで) 育児短時間勤務制度 小学校3年生以下の子を持つ社員 1日の労働時間を5時間まで短縮することができる。 介護休暇 負傷、疾病または身体上もしくは精神上の障害 対象家族1人につき、要介護状態にある対象家族の介護のために、対象家族が1人であれば により2週間以上の期間にわたり、常時介護を 年間5日間、2人以上であれば年間10日を限度として、 申請により取得できる休暇。 必要とする対象家族を有する社員 キャリアリカバー制度 3年以上の勤務年数 結婚、妊娠、出産、育児、介護、配偶者転勤等を 退職時より5年以内に本人・会社双方が合意すれば再雇用する。 理由に退職した者 裁判員、検察審査員休暇制度 裁判員、検察審査員に選任された社員 裁判員、検察審査員として裁判所に行くために必要な日数は、 申請により取得できる休暇。 骨髄ドナー休暇制度 骨髄提供を希望する社員 国内で行われる患者への骨髄提供に関わる行為(ドナー登録は除く) に対して、1回の骨髄 提供につき、稼働日数7日間を限度に必要日数を申請により取得できる休暇。 障がいのある方の雇用について 障がいを持った社員も能力を発揮できる職場を目指し 仕事と育児の両立支援のための取り組み 仕事と子育てを両立しやすい環境の実現を目指し、 ています。車いすの社員が駐車場から社内へ円滑に移動 育児休業制度は子が2歳まで取得可能としています。育 できるようにするなど、バリアフリー化を推進しています。 児休業の開始日に積立残日数がある場合には、最大で なによりも、障がいを持った社員にも、適切な成果を期待 15日間、有給休暇と同様に通常の給与が支給され、女 し、垣根のない組織風土づくりを推進しています。 性は出産者のほぼ全員が取得しやすい環境となってい ます。今後は子どもが生まれた男性社員への情報提供 32 unicharm CSR report 2014 管理、福利厚生制度、健康管理対策など協議を実施し、社 指していきます。 員の働きやすい職場づくりに継続して取り組んでいます。 妊娠・出産予定のある女性採用の取り組み 当社は、女性採用の新しい取り組み「Fresh-Mom す。当社で働きたいと希望しているにもかかわらず、妊 全社安全大会 娠・出産予定があるために志望を躊躇したり、不安を感 社員の安全に向けた取り組みとして全社安全大会を じている女性に、最長で30歳になるまで入社資格(内 実施しています。2013年度は、ユニ・チャームプロダクツ 定) を保有できる取り組みです。 四国工場中央製造所で11 回目の大会を開催。同社の 石川社長による「さざれ石 社員の家族に職場を見学してもらう 「家族工場参観 モニュメント」に込めた安 日」を国内外で実施しています。参加者からは「いろい 全への想いが、全工場に向 ろな商品があっという間に仕上がっていく様子にびっく けて発信されました。 りした」、社員からは「家族に自分の働く現場を見てもら えて良かった」などの声が寄せられました。 ユニ・チャームプロダクツ 第11回全社安全大会 安全衛生委員会 選出の委員、産業医で構成される「安全衛生委員会」を 設置しています。委員会では月1回、職場環境の改善・整 備や労働災害の防止活動を行っています。 また、 メリハ リのある働き方の実現のため、 ノー残業デーと労働時 社員の健康への取り組み 社員が心身ともに健やかで生産性の高い活動が行 静岡工場 Charming Voice(提案制度) とは、いつでも誰でも社 年度も受診率100%を達成。婦人科検診の乳がん・子 宮頸がん検診も会社負担で実施しています。 メタボリッ ク症候群予備群の社員を対象に、生活習慣改善の講習 員が自身の声を経営に活かせる仕組みです。現場の知 会も開催。参加者は、各自の半年間の行動計画を立て、 恵や情熱や想いを活かし“共振の経営”を実践するため 目標達成に挑戦しました。さらに、タバコとの付き合い の手段のひとつとして、2011年度より導入しています。 方を考える機会として、タバコの講習会を実施しまし 品質やサービスの向上、効率アップ、 コストダウンなど提 た。現在では全社終日禁煙の日も設定しています。 労使での対話 労使間の相互信頼を重視し、会社と労働組合の協議を 毎月1回定期的に行っています。2013年度は、営業の労務 また、不安なく健康で充 マ ネ ジ メン ト 案は経営トップとのコミュニケーションを図る機会にな り、 自立した社員の育成にもつながっています。 株主・投資家とともに Charming Voice(提案制度) えるように、健康診断受診促進を積極的に行い、2013 お 取 引 先 と と もに 間の削減の取り組みを推進しています。 四国工場 社 会 と と もに 安全で快適な職場づくりのため、会社・労働組合から 福島工場 社 員 と と もに 家族工場参観日 インドネシア工場 地 球 環 境 と と もに Recruitment」を、2015年度の新卒採用者から導入しま 労働安全衛生 お 客 様 と と もに や風土啓発など、育児休業の取得促進の施策強化を目 実した毎日とするため、社 員・家族が不安や悩みを 社外のカウンセラーに相 談できる社員支援プログ ラムを導入しています。 生活習慣改善の講習会 unicharm CSR report 2014 33 社会とともに 地域・社会のニーズに応じた活動で、信頼関係を構築し、 あるべき姿 健全で活力ある社会・人々の健康衛生水準の向上に貢献します。 社会貢献の考え方 ● 各国でのピンクリボン活動 日本 ユニ・チャームは、事業活動そのものを社会貢献性の 高いものと考えています。 日本のみならず、 アジア、そし て世界中の人びとに快適と感動と喜びを提供すること に大きな誇りと喜びを感じています。事業に関連するさ まざまな社会貢献活動にも取り組み、その国の社会に 貢献し、人びとに愛され歓迎される企業へと発展してい ピンクリボンスマイルウォーク東京大会 ソフィ ピンクリボンつぶやき募金 台湾 きたいと考えています。 ● ユニ・チャームにおける社会貢献の考え方 本業 社会貢献活動 ● ベビーケア事業 ● さまざまな寄付活動 ● フェミニンケア事業 ● 社員参加型貢献活動 ● ヘルスケア事業 ● 教育分野での貢献活動 ● クリーン&フレッシュ事業 ● 操業地域における ● ペットケア事業 貢献活動 ピンクリボンウォーク 地域に密着した社会貢献 (日本) 静岡県に続き、福島県と災害協定締結 福島県で大規模災害が発生した時、生活に必要な物資 本業を通じた社会貢献 国内外でピンクリボン活動に継続して参加 を円滑に供給するため、2014年3月、ユニ・チャームプロ ダクツは福島県と 「災害時物資調達協定書」を締結しまし た。福島県が物資の供給が必要と判断した際に、ベビー用 紙おむつ、大人用紙おむつ、ナプキン、 ウェットティッシュ、 ピンクリボン活動は、乳がんの早期発見・早期診断・ マスクなどの商品の供給が 早期治療に向け世界的に広がっている啓発活動で、ユ 要請されるものです。東日本 ニ・チャームでも日本や中国、台湾で本活動に協力して 大震災の教訓から締結され います。 たこの協定により県と体制を 台湾 嬌聯股份有限公司(UCC)は、台湾・台北市にて 整備することが、大規模災害 実施された「ピンクリボンウォーク」に毎年継続して参 発生時の物資の素早い提供 加。参加者からは、 「このような活動により、自分も運動 につながると考えています。 する習慣を身に付けたら、がんの予防にもつながると 思います」 との感想が聞かれました。 東日本大震災発生時の物資 輸送の活動の様子(2011年) 福島県棚倉町で介護講座を開催 日本におけるピンクリボン活動支援も6年目となりま 2013年12月、棚倉町健康福祉課主催の介護研修に参 す。2013年10月に実施された「ピンクリボンスマイル 加した24名の方々に、当社の排泄ケア研究所研究員が ウォーク東京大会」に参加した社員からは「街を歩いて 講師となり、高齢者の排泄ケアを紹介しました。大人用 いる人が『何をしているの』 と声をかけてくれ、ピンクリ 紙おむつの正しい選び方とあて方や、紙おむつの装着 ボンについて話せたのは良かった」 との感想があがりま を体験してもらいました。 「将来介護 した。また、2013年には「ソフィ ピンクリボンつぶやき するときのために参加しました」、 「以 募金」を実施。ソフィのホームページ上でのクリック数 前、介護していたときには大変でし に応じて関係団体に募金しました。 たが、今日の内容は役に立つと思い ます」などの声が寄せられました。 34 unicharm CSR report 2014 中国 四川地震に対する復興支援活動 2013年10月、四国中央市で「子育てフェスタ2013」が 2013年4月20日に発生した四川地震に対して、ユ 開催され、ユニ・チャームプロダクツとユニ・チャーム国 ニ・チャームは被災地域の救援と復興に積極的に参加 光ノンウーヴンが参加しました。本フェスタは、四国中央 しています。震災発生後、迅速に「Sofy」 「MamyPoko」 「Lifree」などの商品を寄付し、全社員による募金活動 子の交流や育児の環境づくりを目的とし開催されるイベ を行いました。 この様子は上海の新聞『青浦区報』に大 ントです。両社は、 ミニSLの運行やピンクリボンの募金 きく掲載されました。 活動と乳がん対策のパンフレット配布を行いました。 また、社員より集めた募 金は2013年6月3日に「上海 市慈善基金会青浦分会」を 地 球 環 境 と と もに 市が掲げる「子育て環境四国一」のスローガンの下、親 お 客 様 と と もに 四国中央市 「子育てフェスタ2013」 への協賛 訪問し、寄付させていただ 中国 地域に密着した社会貢献 (海外) 中国の学生に 「排泄ケア」の講義を 継続して実施 昨年に続き、2013年5月と2014年3月に、中国の陝西 省工運学院において介護を学ぶ生徒に、当社排泄ケ ア研究所船津主席研究員による排泄ケアの講義およ 2004年より、毎年創立記念日(7月1日)にもっとも近 び演習を行いました。演習では、おむつの選び方・使い い土曜日に、孤児院、障がい者施設などの福祉施設へ 方を学んだ上で、 「トイレ移動・移乗・動作の援助技術」、 「おむつの機能、ベッド上でのおむつ交換」を実施。関 募った寄付金とユニ・チャームの商品、および施設で使 係者からは、 「パッドを使いこなすことで、利用者・介護 用される食料品・衣料品・日用雑貨品を寄付していま 者双方の負担軽減、 コスト削減が実現できることを実感 す。私たちの慰問に対し、 した。中国ではパッドはまだまだ普及していないので、 施設の子どもたちも歓迎 パッドの選び方・使い方を、教育を通して啓発し、パッド をしてくれ、地域社会との の普及を推進していきたい」 との声が聞かれました。 交流を深めています。 株主・投資家とともに 台湾 お 取 引 先 と と もに の慰問を行っています。毎年2施設を慰問し、社員から 社 会 と と もに 児童養護施設訪問 インドネシア 社 員 と と もに きました。 台湾における児童養護施設への 寄付とボランティア活動 2013年12月に、台湾の児童養護施設「弘化懷幼院」 が、 クリスマスの前に子どもとの触れ合いを図り、施設 案内を兼ねた目的で「大手牽小手(お手手繋ごう)」 とい マ ネ ジ メン ト う活動を開催。食事会のほか、お古の洋服、おもちゃ、絵 本、文房具の寄付を募りま した。ユニ・チャーム台湾 もその要望に応えて、全 社動員でNT$109,000の寄 付金と物資を集めました。 unicharm CSR report 2014 35 お取引先とともに あるべき姿 よりよい商品づくりのために、サプライヤーと協働でCSR活動に取り組み、 サプライチェーン全体でのCSRを推進していきます。 資材調達の考え方 CSR 調達ガイドライン サプライヤー各社との緊密な連携により、安全や環 境に対する理念を共有しています。 1. 法令・社会規範の遵守 (1)購買活動において、関連する法令や社会規範を遵守します。 事業を拡大している海外において、国内での成功事 例を活かし、成長市場における価格帯の異なった商品 ラインの品質、機能、安全、環境、サービスにかなった取 (2)購買活動において、国・規模・実績の有無を問わず公正で 公平な競争機会を提供します。 (3)購買活動において、知り得た情報の適切な管理を求めます。 2. 安全で安心な製品・資材の調達 引関係を目指しています。 また、危機管理にも重点を置いた調達活動の推進と 同時に、今後は海外での新規取引開始にあたって、法 令・社会規範の遵守・人権労働の配慮などユニ・チャー ムの姿勢や考え方の理解・浸透を図り、環境、倫理面で の協力要請を行っていきたいと考えています。 (1)購買活動において、安全性の確認が取れた製品・資材を選択 します。 (2)購買活動において、経済的で質の高い資材・製品を選択し ます。 (3)購買活動において、要求を満たす製造・供給能力を重視し ます。 3. 人権・労働への配慮 (1)購買活動において、人権尊重重視の企業と取り組みます。 CSR調達の推進 (2)購買活動において、非人道的な労働に対し十分な配慮を 実践する企業と取り組みます。 ユニ・チャームでは、CSR調達ガイドラインを定め、 2009年より運用を開始しています。 (3)購買活動において、従業員に適正な雇用を推進する企業 との取り組みを尊重します。 4. 環境への責任 CSR調達ガイドラインは、国連グローバル・コンパクト に則り、 「児童労働の禁止」 「差別の禁止」 「温暖化対策の 推進」など、法・人権・労働・環境と、製品安全の観点から 取り組むべき項目をまとめました。 2009年には中国を皮切りに、 タイ・インドネシア・台湾・ 韓国において、サプライヤーに向けての取り組み説明会 を実施し、CSR調達ガイドラインを共有しました。また、セ ルフチェックシートを用いて各社の取り組み状況を確認 (1)購買活動において、環境保全の重要性を理解し、推進する 企業を評価します。 (2)購買活動において、循環型社会を目指し、環境影響を配慮 した原料を重視します。 5. 相互信頼関係の発展 (1)社会常識の範囲から逸脱しない、お取引先との関係を構 築し、信頼関係を構築します。 (2)お取引先と必要な情報を交換しあい、相互の業績向上に努 めます。 し、サプライチェーン全体でCSRを推進しています。 品質方針説明会 2013年8月に中国で2回目となる品質方針説明会を開 品質目標達成に対するサプライヤーの皆様の多大な貢 催し、計46社126名のサプライヤーの皆様にご出席いた 献に感謝するとともに、今後も継続した品質改善の取り だきました。第2回となる今回は、当社の経営方針の一 組みへのご協力をお願いしました。 つであるコンプライアンス、ガバナンス強化の必要性と その方針に基づく当社の資材品質、製品品質の考え方 について説明させていただくとともに、2012年下期から 2013年上期の過去1年間、中国市場において製造物責 任に関わる品質クレームを発生させないという当社の 36 unicharm CSR report 2014 中国での品質方針説明会 株主・投資家とともに あるべき姿 株主の信頼に応える成長を維持し、業界一級の利益還元を維持します。 積極的な経営情報の開示を行い、信頼される企業経営の推進に努めます。 お 客 様 と と もに 株主の皆様への利益還元の基本方針 ユニ・チャームグループ行動指針では、“信念と誓い” と企業行動原則で株主への誓いを制定し、 グループ全 社員と共有しています。そこでは、 「私たちは、株主の信 地 球 環 境 と と もに 頼に応える成長を維持し、業界一級の利益が還元でき るような、企業経営に努めます。」 と明記しています。 こ ホームページ「投資家情報」 の行動指針に基づき、業績向上を伴った安定的かつ継 続的な株主還元を行っています。 株主還元の基本指針は、中長期的な事業拡大を支え るための投資を実施すると同時に、配当については安 社 員 と と もに 定かつ継続的に実施することを重視しています。 これに より、2014年3月期は、一株当り38円の配当となり、12期 連続の増配を継続しています。 今後も株主への利益還元を重要な経営課題と位置 決算説明会 づけ、業績向上を継続し、業界一級の利益還元が実現 できるよう努めてまいります。 社 会 と と もに 投資家の皆様への情報開示 当社ホームページに投資家の皆様向けIRサイトを開 海外IRツアー 示情報を掲載するとともに、英語版サイトへも重要情 報の英訳を掲載し、海外・外国人投資家様への情報開 示にも努めています。 SRIインデックスへの組み入れ また、決算説明会や海外IRツアーを経営トップと投 ユニ・チャームは、世界の代表的なSRI(社会的責任投 り深く理解していただけるよう開示情報の充実に努め 資)の指標である「FTSE4GOOD Index Series」や「モー ています。毎年恒例の海外IRツアーでは、当社の社長 ニングスター社会的責任投資株価指数(MS-SRI)」に組 高原が欧州、米国の機関投資家を訪問し、 グローバル み入れられています。 における中長期的な成長ポテンシャルと国内事業の安 定した収益確保について直接説明しました。機関投資 家・証券アナリストの皆様向けには、個別ミーティング 50周年を記念して設立した「ユニ・チャーム共振館」や FTSE4GOOD Index Series モーニングスター社会的責任投資 株価指数(MS-SRI) 四国テクニカルセンターへの見学会を開催し、より活 発な意見交換を行うなどコミュニケーションの充実を マ ネ ジ メン ト を継続的に実施することに加えて、2011年2月に創立 株主・投資家とともに 資家様との重要な対話の場と位置づけ、当社事業をよ お 取 引 先 と と もに 設し、決算短信、有価証券報告書をはじめとした適時開 図っています。 unicharm CSR report 2014 37 マネジメント あるべき姿 透明性のある企業経営・積極的な情報開示で、 企業の成長発展・社員の幸福・社会的責任の達成を実現します。 コーポレート・ガバナンス コンプライアンス コンプライアンスの考え方 ユニ・チャームは社是に基づく 「正しい企業経営」を 推進しています。経営と執行部門の一体化による事業 ユニ・チャームグループでは、遵法および企業倫理・ 活動を通じた持続的な企業価値の向上と企業の社会的 企業理念の浸透をコンプライアンスと捉えています。全 責任を両立させるべく、監査役設置会社という経営形 グループ社員に高い倫理感と心構えを示した行動原則 態の中で執行役員制度を一層強化しながらコーポレー 「ユニ・チャームグループ行動指針」を徹底し、適法か ト・ガバナンスの充実を図っています。 つ公正な企業経営の推進に努めています。 内部統制システムの整備 コンプライアンス意識向上への取り組み ユニ・チャームグループは、会社法に準拠した「内部統 ユニ・チャームでは、役員および社員に対し、コンプ 制システム整備の基本方針」を策定するとともに、金融 ライアンスへの意識向上を目的とした定期的な研修・e 商品取引法に準拠した「内部統制報告制度(J-SOX)」に ラーニング、個別の業務に必要な法律知識や契約知識 対応するための「内部統制委員会」を設置しています。 の教育を実施しています。そのなかで、役員や社員に対 内部統制委員会では、毎年、ユニ・チャームグループ して、公務員への贈賄の禁止、 ファシリテイティング ペ 各社のリスクを再評価し、J-SOXの評価対象国および イメントの原則禁止や独占禁止法の遵守などの重要性 評価すべき業務プロセス範囲を見直しながら、ユニ・ について周知徹底を図っています。今後も段階的に対 チャームグループの内部統制の整備・運用と効率的な 象法人や対象法域を拡大し、活動を継続していきます。 国内グループ社員がコンプライアンス関連の問題 評価を推進し、財務報告の信頼性に努めています。 を相談できる窓口として、 「りんりんダイヤル」を運用し 今後も継続して内部統制の改善を図っていきます。 2013年度は13件の相談に対応しました。海外では中国 ・タイで同窓口を設置し運用しています。また、2014年 4月には「りんりんダイヤル」に加え、内部通報窓口として 「コンプライアンス ホットライン」を併設し、 グループで のコンプライアンス経営を推進しています。 ● コーポレート・ガバナンス体制 株主総会 監視 会計監査人 監査役会 常勤監査役2名 社外監査役2名 出席 報告 監査 報告 監査 取締役会 取締役11名 監督 事業計画 諮問会議 社長執行役員 出席 指揮監督 業務執行会 報告 執行役員・執行役員待遇 報告 監査 ● 事業部門 ● 機能部門 ● 開発部門 監査 調査 法令遵守・倫理強化 子会社・関係会社 監査役(会) 報告 行動指針(“我が五大精神”と社員行動原則、“信念と誓い”と企業行動原則) 38 unicharm CSR report 2014 報告 CSR部 経営監査部 出席 CSR委員会 企業倫理委員会 報告 情報セキュリティの徹底 ユニ・チャームグループでは、情報セキュリティの徹 底を図るため、 「情報セキュリティポリシー」、 「情報管理 地をはじめとして必要とされている皆様に可能な限り 迅速にお届けできるよう、本社機能の確保を中心に重 要業務復旧のための手順を策定しました。 重管理と漏洩防止に努めています。 これらの規程が厳 ができるよう全員が災害対策ポケットマニュアルを携 格に運用されるために、セキュリティ委員会を設置しグ 帯するなどし、拠点別の防災訓練の実施、普通救命講習 ループ横断の情報管理セキュリティ対策企画と社員教 会、機能部門別訓練の実施など、継続的に教育・訓練を 育ならびにモニタリングの継続実行や月1回の情報管 実施しました。 また、災害時の社員の安全確認と業務機 理の日設定によって、情報漏洩を防止しています。 能を継続できるように全社員がスマートフォンを常時 ユニ・チャームグループの知的財産は、知財法務本 携帯するインフラを構築しました。2014年3月には、国 内で発生が危惧されている首都直下型地震や東海、東 南海、南海三連動型地震など緊急時を想定した事業継 発災後の初動対応として、社員の安全確保と災害対策 づき、事業・開発成果に対して知的財産として保護・活 本部機能の確認を重点に国内全社員を対象とした安否 用を図るとともに、事業のグローバル展開に応じ、海外 確認を実施するなど、対策の一層の充実に努めました。 特許出願を強化し、その結果、国際特許出願件数が世 さらに、非常事態の発生によって危機的状況に直面 界第94位と3年連続で世界Top100にランキングされま した場合に、その被害を最小限に抑えるため行う情報 した(世界知的所有権機関調べ)。 また、海外での事業を 開示を基本としたクライシス・コミュニケーション活動 支えるため、特許、実用新案、意匠、商標などの知的財 として、想定されるクライシステーマを「品質」 とし社内 産ポートフォリオ構築活動の強化に取り組んでいます。 各関係部門が連動した訓練を実施することで、マニュ グループのブランドを守る商標は、世界160カ国以上 アルの有効性の確認を開始しました。 今後も海外における暴動やテロ対策などグローバル ジ保護も含めたブランド保護を実践しています。国内外 でのリスク対策強化を推進し、想定外のない対応へと での模倣品に対しては、事業部門・開発部門・海外現地 整えていきます。 法人と緊密に協働し、各国政府とも連携を図りながら毅 ※BCP:有事発生時に基幹業務を早期に復旧し、継続して遂行するため の計画 然とした姿勢で商品と権利の保護を実現しています。 社内知的財産教育は、国内および海外現地法人の社 員に対して、OFF-JTやOJT、またeラーニングを組み合 わせることで、グループの行動指針にもある自社およ び他社の知的財産の保護・尊重を浸透させ、知的財産 を活用する企業づくりを行っています。 マ ネ ジ メン ト 3.11全社総合訓練 事業継続計画(BCP ※) ユニ・チャームでは2005年度よりリスク対策の強化を 図っています。BCPマニュアルでは、社員、家族の安全 確保を第一とし、生活必需品である当社の商品が被災 株主・投資家とともに の国で出願・権利化とその活用を行っており、パッケー お 取 引 先 と と もに 続計画(BCP)の訓練として 「3.11全社総合訓練」を実施。 財産戦略を策定・遂行しています。特許出願戦略に基 社 会 と と もに 部が一元管理し、事業戦略・開発戦略と連動した知的 社 員 と と もに 2013年度は、社員の自覚向上や主体的な行動がとれ るように、eラーニングを実施。緊急時にも素早く確認 地 球 環 境 と と もに セキュリティ規程」ならびにお客様からお預かりしてい る個人情報については「個人情報保護規程」を定め、厳 知的財産を守るために お 客 様 と と もに リスクマネジメント 災害対策 ポケットマニュアル 静岡工場訓練 unicharm CSR report 2014 39 第三者保証報告書 ※上記はWEBにも掲載しています。 40 unicharm CSR report 2014 Web http://www.unicharm.co.jp/csr-eco/assurance/index.html 掲載内容一覧 章タイトル ユニ・チャーム グループの概要 編集方針 トップメッセージ ユニ・チャーム グループのCSR 事業紹介 特集 項目 Web版 冊子版 企業概要/ 主な連結子会社および関連会社 ● ● 生産・販売エリア ● ● 主な経営指標 ● ● 編集方針 ● ● 章タイトル P2 P3 地球環境と ともに 項目 Web版 冊子版 ● ● P26 環境影響と環境目標 ● ● P27 商品を通じた環境への取り組み ● ● P28 事業を通じた環境負荷削減への 取り組み ● ● P29 生物多様性への取り組み ● 環境会計 ● ● 報告内容 ● ● ● ● 事業とCSRの一体化 ● ● 2013年度の活動実績 CSR推進体制 ● ● サイトデータ ● 人材に関する考え方と人権の尊重 ● ● 人材活用・人材育成 ● ● 多様性の尊重 ● ● 労働安全衛生 ● ● 人事関連データ ● ● 社会貢献の考え方 ● ● 本業を通じた社会貢献 ● ● 地域に密着した社会貢献 (日本) ● ● 地域に密着した社会貢献 (海外) ● ● 資材調達の考え方 ● ● CSR調達の推進 ● ● 品質方針説明会 ● ● 株主の皆様への利益還元の基本方針 ● ● 投資家の皆様への情報開示 ● ● ユニ・チャームCSR戦略の 参考フレームワーク ● ● ステークホルダーとの関係 ● ● P4-5 P6-7 社員とともに やさしさを届けるユニ・チャーム の5つの事業 ● ● P8-9 アジアの生活者の負担軽減 ● ● P10-13 超高齢社会への貢献 ● ● P14-17 ● ● P18-19 ● ● P20-21 お客様相談センターの取り組み ● ● P22 海外現地法人お客様相談室の活動 ● ● P23 お客様とのメディアを通じた コミュニケーション ● ● P24 ユニ・チャームグループのCSR重点テーマ・主要指標 (KPI) インサイトリサーチ・研究開発・ マーケティングの三位一体 ● ● P24 研究開発と技術の連携 ● ● P24 品質保証の考え方と体制 ● ● P25 製品安全性の取り組み ● ● P25 グローバルな安全性活動 ● ● P25 ユニ・チャームプロダクツの 取り組み ● ● P25 商品への適正表記の取り組み ● ● P25 社会とともに お取引先と ともに 株主・投資家と ともに ページ 環境活動推進体制 トップメッセージ 東日本大震災被災地への継続的な支援 お客様とともに ページ P30-33 P34-35 P36 P37 SRIインデックスへの組み入れ ● ● コーポレート・ガバナンス ● ● コンプライアンス ● ● リスクマネジメント ● ● 第三者保証報告書 ● ● P40 掲載内容一覧/2013年度外部表彰・評価一覧 ● ● P41 CSR報告書2014アンケート ● CSR報告書2013アンケート集計結果 ● マネジメント P38-39 2013年度外部表彰・評価一覧 年月 表彰名/内容 対象 2013年 6月 第2回 日本HRチャレンジ大賞 「人材育成部門 優秀賞」 受賞 ユニ・チャーム(株) 2013年 7月 日経BP社 ユニ・チャーム(株) 2013年 10月 2013年度グッドデザイン賞 グッドデザイン・ベスト100 受賞 ベビー用紙おむつ 『ムーニー エアフィット』 『ムーニーマン エアフィット』 2013年 10月 タイ工業省工業局 「3つのR (Reduce、Reuse、Recycle) 賞」 「廃棄物埋め立てZero達成賞」 受賞 2013年 11月 福島県棚倉町 「町政善行者」 表彰 ユニ・チャームプロダクツ(株) 福島工場 2013年 11月 日本経済新聞社 ユニ・チャーム(株) 2013年 12月 CM総合研究所/CM DATABANK社 BRAND OF THE YEAR2013 「売り上げに貢献したCM展開銘柄賞」 ソフィTV広告 2013年 12月 第14回 「環境ブランド調査2013」 150位 総合企業ランキング 「NICES (ナイセス)2013年度版」 13位 NPO法人日本マザーズ協会 『ムーニーおしりふき トイレに流せるタイプ』 「第5回マザーズセレクション大賞 ベストベビーケア部門」 受賞 ユニ・チャーム(株) Uni-Charm(Thailand)Co.,Ltd. (タイ) ユニ・チャーム(株) ユニ・チャーム(株) 2014年 1月 日本経済新聞社 第17回 「環境経営度調査」 124位 ユニ・チャーム(株) 2014年 2月 インターブランド社 “Japan’ s Best Global Brands 2014 (日本のグローバル・ブランド) ” 22位 ユニ・チャーム(株) 2014年 3月 東洋経済 「CSR企業ランキング2014」 69位 ユニ・チャーム(株) 2014年 3月 楽天 「15年度新卒 就職人気企業ランキング」 総合ランキング 2014年 3月 12位 第14回JAPANドラッグストアショー 『超立体マスク 花粉用スーパー』 「新商品コレクション2014 日本チェーンドラッグストア協会 会長賞」 受賞 ユニ・チャーム(株) ユニ・チャーム(株) unicharm CSR report 2014 41 PS14-0011
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