2005年第1四半期 (1~3月期) 世界パソコン出荷

- News Release
【米国発プレスリリース】本資料は、米国ガートナーが発信したプレスリリースを和訳編集したものです。
平成17年4月19日
ガートナー ジャパン株式会社
広報室
ガートナー、世界パソコン市場出荷速報 (速報値)
2005年第1四半期 (1~3月期) 世界パソコン出荷台数は10.3%増
米国市場は低迷。欧州・中東・アフリカ (EMEA) 地域が世界市場に貢献
米国コネチカット州スタンフォード発 - 2005年4月15日 - ガートナーは本日、2005年
第1四半期 (1~3月期) の世界パソコン市場に関する速報値を発表しました。
2005年第1四半期、米国パソコン市場は期待に反し低迷しましたが、他の地域が
当初予想を上回った結果、世界市場全体では10.3%増 (前年同期比、以下同様) と
なりました。2005年第1四半期の世界パソコン市場は、2004年同期の4,570万台から
5,040万台に増加しました。
ガートナーのコンピューティング・プラットフォーム・ワールドワイド・グループ、バイ
ス・プレジデントのチャールズ・スマルダーズ (Charles Smulders) は、次のように述
べています。「米国市場は低迷しましたが、これを欧州・中東・アフリカ (EMEA) 地域
が補いました。なお企業需要については、世界市場全体において期待を下回ったと
見ています」。
2005年第1四半期、デルの世界市場における成長率は、低調な米国市場によって
引き下げられ、10四半期ぶりに20%増を達成できず、13.7%増となりました。それで
もデルの成長率は市場平均より高く、この結果同社は、今期を含め5四半期連続で世
界パソコン市場シェアにおいてトップとなっています。
ヒューレット・パッカード (以下HP) は、世界市場の伸びに合わせる形で、10.6%増
となりました。デルとHPの両社は、米国よりもむしろ他の地域において高い成長率を
示しています。
表1 2005年第1四半期世界パソコン市場ベンダー別出荷台数 (速報値)
ベンダー
デル
HP
IBM
富士通/富士通シーメンス
エイサー
その他
世界市場合計
1Q05
出荷台数
(千台)
8,522
6,998
2,311
2,053
1,851
28,641
50,376
1Q05
1Q04
シェア 出荷台数
(%)
(千台)
16.9
7,494
13.9
6,325
4.6
2,270
4.1
1,859
3.7
1,362
56.9
26,382
100.0
45,692
注:デスクベースPC、モバイルPC、x86サーバ出荷を含む。
出典:ガートナー データクエスト (2005年4月)
1Q04
シェア
(%)
16.4
13.8
5.0
4.1
3.0
57.7
100.0
1Q05
対前年成長率
(%)
13.7
10.6
1.8
10.4
35.9
8.6
10.3
米国市場では、より安価な値付けによってノートPCの販売が拡大していますが、デ
スクトップPCの落ち込みを補うには至りませんでした。米国市場全体の出荷台数は
予測を下回り、2.3%増となっています。また、ほぼすべてのベンダーが期待外れの結
果となった一方、アップルコンピュータの出荷台数は45.1%増加し、東芝を抜いて第5
位にランクインしました。主にiMac (Mac mini含む) とPowerBookの成長が、同社の
出荷を牽引しました。
表2 2005年第1四半期米国パソコン市場ベンダー別出荷台数 (速報値)
ベンダー
デル
HP
ゲートウェイ
IBM
アップルコンピュータ
その他
米国市場合計
1Q05
出荷台数
(千台)
4,870
2,620
826
623
571
5,728
15,238
1Q04
1Q05
出荷台数
シェア
(千台)
(%)
32.0
4,489
17.2
2,536
5.4
1,078
4.1
612
3.7
393
37.6
5,792
100.0
14,901
1Q04
シェア
(%)
30.1
17.0
7.2
4.1
2.6
38.9
100.0
1Q05
対前年成長率
(%)
8.5
3.3
-23.4
1.7
45.1
-1.1
2.3
注:デスクベースPC、モバイルPC、x86サーバ出荷を含む。
出典:ガートナー データクエスト (2005年4月)
本プレスリリースで挙げた数字はすべて暫定調査結果です。最終的な統計結果は、
ガートナー「PC Quarterly Statistics Worldwide by Region」プログラムにて提供いた
します。このプログラムは、世界のパソコン市場に関する包括的でタイムリーな全体
像を提供することで、製品の計画、流通、マーケティング、セールスなどの各部門・組
織が最新の情報を手にし、グローバル規模で市場の将来に対する洞察を深めること
を目的にしています。
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