ワルシャワ

ワルシャワ
・アラカルテ
2
ワ ル シ ャ ワ・ア ラ カ ル テ
独自性 豊かで味わい深いワル
シャワ料 理は、多種 多様な伝
統 料理 が融 合されできたもの
です。マゾフシェ地方をはじめ
とするポーランド各地のものか
ら、ヨーロッパ大陸各地のもの
まで。ワルシャワの味覚は、グ
ローバルと呼べるでしょう!
ワルシャワの食卓の王様と言え
ば豚肉料理でしょうが、牛肉、
鶏肉や 魚を使った料理も数多
くあります。飲みごたえのある
スープも人気です。スパイス類
は、ポーランドのものや世界各
国のものが使われます。地元の
タマネギや西洋ワサビに加え、
地中海産ニンニクやディル、外
来胡椒、パプリカ、
マジョラム、
東洋クローブやシナモンなど。
ワルシャワの味覚として最も親
しまれているものとしては、チ
ーズケーキ、シャルロトカ、マコ
ビエツ(ケシの実ケーキ)、ピ
エルニック(ポーランド風ジン
ジャーブレッド)があり、イース
ターの時期にはコーティング付
のバブカ(イーストケーキ)もあ
ります。祭日の食卓には、必ず
といっていいほど「マズルカ」
と呼ばれる、ポーランド以外で
はまったく知られていないクッ
キーも出されます。アルコール
度の高 いお 酒として最も代 表
的なものは、ポーランド産の純
ウォッカです。冷たく冷やされ
た小さなグラスに注がれ、飲ま
れます。一口で飲み干すのが伝
統的な飲み方です。しかし、近
年ではアルコール度の高 いお
酒のかわりに、ビールやワイン
が好まれるようになりつつあり
ます。
フラキやピズィ、タルタルやヌジキ
なども、ワルシャワの名物料理です。
その調理法はそれぞれ独特なので、
レストランによっては「ワルシャワ
風」と名付けられています
ワルシャワにはもちろん、世界各国
の 料 理 を提 供 するレストランもあ
り、美食 家たちは30カ国以 上の名
物料理を楽しむことができます!
1日のうち最も大切な食事は昼食で
あり、午後2時前 後にとることが多
いです。日曜の昼食は各家庭で調理
され、家族の儀式とも言えるもので
す。その際、親戚や親しい友人たち
を招待するのも、ポーランド特有の
習慣と呼べます。
写真: Restauracja Polska Różana、Chocimska通り7、Warszawa
ワルシャワ風
3
ジュレック
ポ ー ランド で 最 も 人 気 の
あ る スープ。小 麦 粉 酸をベ
ースに、白ソーセージ、野菜、
乾燥きのこ類と混ぜてスープ
状にしたものです。白ソーセ
ージのかわりにスモークベー
コンやスペアリブ、茹でたハ
ムとそのスープを入れること
もできます。茹で卵とソーセ
ージのスライスを加え、ジュ
レックとして食卓に出されま
す。体の芯から温まり、飲み
ごたえのあるスープです。
写真: E. Majdak
ジュレックは、小さなパン
の器に入って提供されるこ
ともあります。
ジュレックによく似たスー
プとして、白ボル シチ と
呼ばれるものもあります。
その違いは、使用される酸
味にあります。ジュレック
ではライ麦酸が、ボルシチ
では小 麦 粉 酸が 使われま
す。どちらのスープもとても
美味しいです!
ジュレックはポーラン
ドの伝 統 料理です。
古 来 よりイースター
の昼食には欠かせな
いものです。
4
ワ・ア
テ
Sワmルaシ
kャ
i W
a r sラzカ
aル
wy
古典的なフラキには、
ミートボールが入って
います。
かつてポーランド王とし
て君臨した、ヴワディス
ワフ・ヤギエヴォやスタ
ニスワフ・アウグスト・
ポニャトフスキなども、
このスープの愛好家とし
て有名です。
フラキ は、帯状にカットされた牛の胃が
ふんだんに入った、ポーランド風のトライ
プスープです。通常や胡椒やナツメグ、
生姜、唐辛子などで、やや辛めに味付け
されます。決して一般的に食されるもの
ではないにもかかわらず、ポーランド人の
誰もが知っているスープです。結婚披露
宴の際に出されるのが伝統です。ポーラ
ンドの郷土料理レストランではごく一般
的に提供され、ビストロのような大衆食
堂でも提供されたりします。
フラキには伝統的な仕込み方
があり、ゼリー状に固形化され
たものが(瓶詰または袋詰)食
料品店でごく一般的に売られ
ており、調理はそれを加熱する
だけです。
写真: Bar Warszawa
フラキ
5
ピェロギ
写真: E. Majdak
水ギョウザはリトアニア、ベラル
ーシ、ウクライナ、イタリア、中
国、日本などにもありますが、こ
のピェロギと呼ばれるポーランド
風 水ギョウザの特 徴は、その形
状と詰め物にあります。ポーラン
ドのピェロギには、甘いものも辛
いものもあります。ワルシャワに
は、様々な詰め物やトッピングが
なされたピェロギのみを提供し
ている飲食店が、至る所にあり
ます。伝統的なピェロギは通常、
茹でたり軽く炒めたりした後に
食卓に提供されます。
クリスマスイブに
は、キャベツとキ
ノコ入りのピェロ
ギを食べるのが、
ポ ーランドの 伝
統です。
カッテージチーズ、肉、ジ
ャガイモ・クワルクチーズ
とタマネギ(ルスキェと呼
ばれるピェロギ)、ホウレ
ンソウ、
マッシュルーム、キ
ャベツとキノコ、カーシャ、
レンズ豆、そして夏にはブ
ルーベリーやイチゴなどの
果物入りのピェロギを、ぜ
ひお試しください。 選択肢は多数あります!
6
ピズィ
国外ではクネーデルとしても知られ、その
大きさや形状、作り方はポーランドの地
域により様々です。ワルシャワでは、マッ
シュポテトと小麦粉で作った小さな球状
のものを茹でて作ります。詰め物として肉
またはキノコを入れたり、何も入れなかっ
たりします。ミルクバーと呼ばれる食堂で
は後者が、ポーランド料理の専門レストラ
ンでは前者が出されます。
ワ ル シ ャ ワ・ア ラ カ ル テ
オマスタとは、獣脂や
ラードと炒めタマネギ
でできた脂っこいトッ
ピングのことです。こ
れをかけることで、ピ
ズィの美味しさがいっ
そう増します。
ピズィは 、庶 民 的
なポーランド伝統
料 理として生まれ
た、質 素で安 価な
料理です。
地 元 名 物 として、プラガ地区のバザー
ルで販売されているピズィがあります。
ワルシャワっ子 の中にはそれをプラガ
旧 市 街の 遺 物、もしくは 街の象 徴と見
なす人もいます。それを見つけるのは簡
単ではありません。何故なら、数十年前
からそれはバザールの買い物客が買い
求め、昼前には売り切れてしまいますか
ら。ピズィは「ルジツァ」と同様、例えば
ジグムントの柱近くにある食堂などで購
入することもできます。
写真: E. Majdak
7
ポンチキ
他の国ではドーナツとも呼ばれ、
よく似ていますが、その 違いは
揚げ 時間が長いことです。ポー
ランドのポンチキは、色がキツネ
色になるまで油でゆっくりと揚
げられます。ドイツやポルトガル
のそれと比べ、脂肪分が多いで
す。ポーランドの古典的なポンチ
キは、中にバラのジャムが入って
おり、外をオレンジの皮入りのシ
ュガーコーティングやシュガーパ
ウダーで包んだものです。中にカ
スタードやフルーツ、卵リキュー
ルが入っているものもあります。
写真: T. Nowak
ポーランドでは、カーニ
バルの最後の木曜日に
ポンチキが最もたくさん
食べられます。この日、
ケーキ屋の前にはポン
チキを求めて長 蛇の列
ができます。何故なら、
この日にポンチキを一
個も食べなかった者は、
次のその日まで一 年間
うまくいかない、と言わ
れているからです。
伝統的なポンチキは、バ
ターで揚げられます。こ
のことに関連する表現に、
「バターに入ったポンチ
キのように見える」、つま
り高級品に包まれ綺麗
に見える、
というものがあ
ります。
8
ワ ル シ ャ ワ・ア ラ カ ル テ
Wedel チョコレート
E. Wedelという名前は、エミ
ル・ヴェデルの署名から来て
おり、彼は商品が模造される
ことのないよう、すべての商
品に直々に署名をしていまし
た。
ナッツクリームとヴェデル製チョコレートのコ
ーティングがかけられた、手作りのウェハース・
デコレーションケーキは、格別なものです。昔
からの 伝 統 製法に従い 作られるこのケーキ
は、最高品質のシンボルと呼べるものです。
E. Wedelブランドの他
の人気商品としては、
マ
シュマロチョコ、ヴェデ
ル・ミックス、ゴマスイ
ーツやココアなどがあり
ます。
写真: E. Majdak
E. Wedel(ヴェデル)は、ポーラ
ンドで最も古いチョコレートブラ
ンドです。19世紀の半ば、ドイツ
の菓子職人カロル・ヴェデルがワ
ルシャワで最初のチョコレート工
場を設 立し、その 後 その息子エ
ミルが跡を継ぎました。ワルシャ
ワっ子たちは、Sz pita l na 通り沿
いの19世紀の建物にあるスタイ
リッシュなカカオバーに、五世代
にわたり通い続けています。数種
類のカカオドリンクの他にも、E.
We del 厨房のバー専用として限
定 生 産されたお菓子を味わうこ
とができます。ショッピングモー
ルや工場隣のGrochowskie通り
の角、ヴィラヌフ地区などにも、
ドリンクバーの支店があります。
9
二種類のケーキ、ブゼトカとジ
グムントゥフカは、ワルシャワ
のスイーツのシンボルと呼ばれ
るようになりました。ブゼトカ
の製 造法は1940年代から50
年代にかけて確 立され 、その
名称は(旧市街の近くを通り、
街の東 西を縦 断する)戦 後首
都復興時の最初の大規模投資
であった、W-Z幹線道路に由来
します。
ジグムントゥフカは2009年に
首都のケーキ屋に登場しまし
た。ワルシャワの新しい名物ケ
ーキとして、コンクールで受賞
したケーキです。それは、1924
年から首都で開業しているケ
ーキ屋、Teledzińscy(テレジ
ンスツィ)で生まれ、その名称
は、インターネットコンクール
によりワルシャワっ子によって
名付けられました。首都をクラ
クフからワルシャワに遷都した
王、ジグムント三世に因んだも
のです。
ブゼトカの名前の由来に
は、もう一つ の 説 があり
ます。それによれば、その
名称は単にクリーム焼き
(wypiek z kremem)の
短縮形であるそうです。そ
の真偽はともかく、このケ
ーキは美味しいです!
写真: E. Majdak (2) – 括弧内の数字はこの撮影者の写真数です
ブゼトカ、
ジグムントゥフカ
ジグムントゥフカ
アーモンドのカップケーキをベー
スにし、チョコレートムース、クラ
ンベリージャム、ホイップクリーム
を王冠の形のメレンゲで閉じ込め
たもの。
ブゼトカ
中にラム酒またはポンチを染み込
ませたカカオ生地のケーキで、間
にホイップクリームやジャムを挟
み、上からチョコレートソースをか
けたもの。有名なオーストリアのザ
ッハーケーキを連想させる。
10
ワ ル シ ャ ワ・ア ラ カ ル テ
ワルシャワ風パン
ポーランドのパンは、この国の主食
となっているものです。サンドイッチ
や、スープなどのサイドディッシュと
して一日に数回食されます。サンドイ
ッチはポーランドではとても一般的
です。自宅でそれを用意し、2度目
の朝食として学校や職場、旅先など
に持っていきます。ワルシャワでも、
様々な種類のパンやロールパン、ク
ロワッサン、ファンシーパンを購入
することができます。ワルシャワの
ベーカリーの伝統は500年近くにな
ります - ワルシャワのパン屋組
合は1520年に創立されました。ワ
ルシャワの研究者たちによると、18
世 紀でワルシャワで 焼かれていた
パンは、ポーランド王国の中で最も
美味しいものだったそうです。
観光名所として興味深いものに、私営のワルシャワ・パ
ン博物館(Jadowska通り2番)があり、そこでは今はも
う使われていない神秘的なベーカリー機材や道具や、
昔の卒業証書や書類が展示されています。
写真: E. Majdak
酸味入りのパンは美味し
くて鮮度が長持ちするだ
けでなく、健康にも良い
とされています。
11
ザワークラウトとキュウリの塩漬け
写真: E. Majdak (2) – 括弧内の数字はこの撮影者の写真数です
ザワークラウトとキュウリの塩漬けは、伝統的で今も人気の高い付け合せです。ポーランド人はその味覚が大好
きです!ビタミンCを多く含み、健康にも良いので、なおさらです。果物や野菜が不足しがちな冬に、最も多く食さ
れます。ザワークラウトからは、揚げ魚によく合う美味しいサラダが作られます。また、これらを使ってキャベツス
ープやキュウリスープにすることもあります。塩漬けはグリル料理やブラックソーセージに欠かせない添え物であ
り、ウォッカの「男性的な」お供となることもあります。
ザ ワー クラウト は、特に冬のポーランド料理の代
表格とされる料理、ビゴスの主な材料となります。
浅 漬 、つまりキュウリを軽く漬けたものは、健康にと
ても良い成分を多く含んでいます。その上とても美味
しいので、それだけをそのまま食べる人もいます。
12
ワ ル シ ャ ワ・ア ラ カ ル テ
ポーランドの伝統的なお酒はハチミ
ツ酒やリキュールですが、今日では一
部の愛好家のみがそれを愛飲してい
ます。ポーランドのお酒の王様として
長年君臨しているのは純ウォッカで、
その評判は世界的なものとなってい
ます。ポーランドには幾つもの純 粋
種があります。色付きのウォッカも少
なくありません。ポーランドの醸造所
で作られた、地ビールを 含むビール
も、近年人気を増しつつあります。ワ
ルシャワ古来の醸造法に従い作られ
ているのはKrólewskie(クルレフス
キェ)ビールで、現在はワルシャワ郊
外のヴァルカ市で製造されています。
多くの方々にとっては意 外に思われ
るかもしれませんが、ポーランドには
千年にわたるワイン醸造の伝統があ
ります。近年ポーランドのワイン市場
でも、世界的なワインに勝るとも劣ら
ない品質や味を誇るポーランド産ワ
インを頻繁に見かけるようになりまし
た。一部のワルシャワのレストランで
も、そのようなワインを楽しめます。
純ウォッカはその度数
により、通常(zwykłe)、
厳選(wyborowe)、贅沢
(l u k s u s o w e)に分 けら
れます。
写真: Restauracja-Browar Bierhalle;Polmos Białystok
アルコール
ビール
最 高 の ビールは、醸造したての
ものです。ワルシャワには自前の
ミニ醸 造 所を持 つ 酒 場も幾 つ
かあります。是非訪問してみまし
ょう!
ズブロッカ
かつてはポーランドが好んで飲
むウォッカでした。ボトルの中に
浮かんでいる、ビャウォヴィエジ
ャの森 林 地帯で採れた 草 の 茎
が、独特の味と香りを醸し出し、
色はやや黄ばんでいます。
13
赤 バ ル シチ
4
ゴ
ンド ビ
ポー ラ
ス
、ポー
料 理で
る伝 統 タデウシュ」 熱
す
表
加
代
ン
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詩「 パ
ンドを
ポーラ 国 民 的 叙 事 理としては 珍 一 度に大 量 に
の
ランド しました 。料 ため 、通 常は れ ば するほど
場
い
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にも登 味を失わな
再加 熱
ては、
風
しても す。人によっ もいます。
ま
人
作られ なる、という
く
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味
湯を
美
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8
8人前分
写真: E. Majdak
。
:
、沸騰
調 理 法 ラウトを切り 火でかけます
ク
に弱
ザワー
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:
、蓋をし を用意します キノコを茹
クラウ
ぎ
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燥
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順で材 水に浸した乾 切る。出し
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状に
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後に帯
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で、取り ておく
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、炒め
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汁は残 コロ状に切り
様々な 百数十
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イ
切
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状
肉
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肉やハ
サイコ
、
ハムを を輪切りする 煮込んだ後
グラム コ少数
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間半
ネギ
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キ
トを1時 リンゴを除く 、
乾燥
ウ
ラ
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ザワー 残りの材料( 出し汁を注 煮
乾燥プ
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用意し 加え、キノコ 更に1時 間 半 れ
100g
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調味料 き 混 ぜなが ほどいいと 芯
サワー
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むき・
ル2個
め 頻 ます。長けれ 分前に、皮
き
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込み
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月桂樹
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ます。火 4分の1に切っ 注ぎ味を深 は
の葉3枚 パイ
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中に
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す。調理 きますが、必
ス5粒 ウダ
で
パ
ことも ん。
クミン
せ
ありま
ー5 g
まみ
胡椒1つ
み
塩1つま
材 料:
4人前分
ポーランドの伝統的なスー
プの一つです。通常はボウル
に注がれ、クロケットと一緒に
出されます。「耳」と呼ばれる
小さなピェロギ入りでスープ
皿に注がれて出て来ることも
あります。
材 料:
くらいの赤カブ4個
中
中くらいのニンジンとパセリ
小さなタマネギ
ニンニク1切れ
月桂樹の葉2枚
オールスパイスと胡椒3、4個
バター50g
レモン半分の絞り汁
乾燥マジョラム大さじ1杯
塩、胡椒
調 理 法:
まず沸騰した1リットルのお湯に刻んだ
赤カブ、タマネギ、ニンニクと調味料を入
れ、蓋をし弱火で約40分煮込みます。次
にニンジンとパセリを入れ、更に40分煮
込みます。バター、塩、レモン汁を入れ、も
う少し煮込みます。仕上げに煮込み汁を
こし網にかけ、
マジョラムをまぶします。
14
シャルロトカ
10
10人前分
ポーランドでとても人気のあるケーキです。シャルロトカ
を売っていないケーキ屋はないはずです。時にアップル
パイとも呼ばれるシャルロトカの、ポーランドでの作り方
は、各家庭によって様々です。ポーランドのシャルロトカ
の特徴は、生地の厚さとリンゴなどの数にあります。ワル
シャワではアツアツのまま、冷たいアイスクリームと一緒
に出されます。
材 料:
生 地:
粗挽き小麦粉500g
バター150g
マーガリン150g
シュガーパウダー150g
卵黄4、5個分
リンゴの詰め 物:
ンゴ1–1.5 kg
リ
砂糖グラス1杯分以上
オレンジの皮
おろしたレモンの皮
シ
ナモン
アツアツにしてバニラアイ
スとホイップクリームを添
えると美味ですが、そのま
までも美味しいです。
小麦粉、シュガーパウダー、脂肪類をまな板にのせます。
バターを細かく刻み、粉状の材料と混ぜます。卵黄を混
ぜ、こねます。次に、生地をラップで包み、冷蔵庫に入れ
ます。リンゴは皮をむき、芯の部分を抜き取ります。8分割
に切り、鍋(平鍋が好ましい)に入れます。砂糖とシナモ
ンをまぶし、オレンジとレモンの皮を入れ、グラス半分の
水を入れ、蓋をして加熱します。その後蓋を取り、よく蒸
発させ冷まします。
ケーキ型の底にオーブンペーパーを敷きます。生地を冷
蔵庫から取り出し、その約3分の2を薄切り(約0.5cm)に
し、ケーキ型の底に並べます。残りの3分の1は冷蔵庫に
戻します。
ケーキ型を180℃に加熱したオーブンに入れます。5分後
取り出し、生地の表面をプラスチックのヘラで素早くなら
します。オーブンに再び戻し、キツネ色になるまで焼きま
す。出来上がった底の生地に冷たいリンゴ、そして卵白2
個と砂糖で作ったホイップクリームをのせ、冷蔵庫に入れ
てあった生地3分の1を粗挽きして上からまぶし、もう一度
オーブンにかけます。キツネ色になるまで焼きます。
写真: E. Majdak
調 理 法:
15
バル・ムレチュニ(食堂)対ビストロ
写真: Restauracja-Browar Bierhalle;Restauracja Grand Kredens;E. Majdak
ポーランド語でバル・ムレチュニ(Bar mleczny)とよ
ばれるファーストフード食堂の名前は、そのメニューの
大半が乳製品を使った料理やベジタリアン料理である
ことに由来します。共産主義時代、その人気は絶大な
ものでした。内装は決して万人受けするものではあり
ませんが、今日でもその常連客は数多くいます。そこの
タルタル
生の牛肉に生の卵黄、タマネギ、キ
ュウリの塩漬けまたはキノコのマリ
ネを添えた前菜。アンチョビやスプ
ラットを添えるのが、ワルシャワの
古典的な食べ方。
料理は食べ応えがあり、美味しくて安いです。ですが、
近年ワルシャワではバル・ムレチュニの代わりにビス
トロ と呼ばれる食堂が増えており、そこではタルタル、
ヌジキ、ブラックベリーのパテ、ブラックソーセージ、
ニシンや「アヴァントゥルカ」と呼ばれる美味しいサン
ドイッチペーストなどを注文できます。
ヌジキ
美味しいブイヨンに肉や野菜の小
切れを入れ、冷やしてゼリー状にし
たもの。ワルシャワの方言に、
「ク
ラゲと双眼鏡」という、アイスウォ
ッカ2杯とヌジキ一皿を意味する
表現があります。
バル・ムレチュニの代表的なメニュ
ーは、チーズ入りクレープ、クルス
キ・レニヴェ
(ゆで団子)、
ジャム入り
オムレットです。
ブラックソーセージ
カーシャと内蔵で作った「ソーセー
ジ」。内蔵はポーランドではごく一
般的で、それを使った様々な珍 味
があります。
16
ワ ル シ ャ ワ・ア ラ カ ル テ
独自料理
写真: Restauracja Atelier Amaro
写真: Restauracja A Wencel、Tamka 43
近年、ワルシャワには独自に編み出した料理を提供するシェフが増えています。アマロ、ゲスラー、クレングリツツ
ィ、オシチク、オクラサ、ソヴァ、トシュペクなどの名前は、ワルシャワの美食家の誰もが知っています。
ヴォイチェフ・モデスト・アマロ
ロベルト・トシュペク
ポーランドで最高の料理傑作の発案者。彼のアトリエ・
アマロは、ポーランドで唯一「ミシュランガイド」の星
を獲得しました。
未来料理の専門家と言われています。彼のレストラン
「Tamka 43」は、2009年-2011年度の世界最高レス
トラントップ50(The World’s 50 Best Restaurants
Awards 2009 – 2011)賞や、2012年ポーランド最優
秀レストラン賞を受賞しました。
( W o j c i e c h M o d e s t A ma r o )
Wojciech Modest Amaro, www.atelieramaro.pl
(Robert Trzópek)
Robert Trzópek, www.tamka43.pl
写真: Restauracja Platter InterContinental Warszawa
写真: Restauracja La Rotisserie、www.rotisserie.com.pl
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カロル・オクラサ
パベウ・オシチク
彼は料理芸術を、視覚を魅了し味を刺激する様々な要
素のアレンジだと考えます。美しい食器は料理そのも
のと同様に大切なものだと考えます。料理を作るにあ
たり、幼少期に味わった味をインスピレーションの源と
します。ポーランドでの食文化促進を目的とする団体、
キッチンシェフクラブ基金の創立者の一人です。
Le Reginaホテルにある彼のレストランLa Rotisserie
は、ガイドブック「Michelin Main Cities of Europe
2012」で推奨されています。新たな味覚の創造にあた
り、ヨーロッパ料理の豊かさを利用します。彼の料理は
フランス、イタリアとポーランドの伝統が融合したもの
で、最高のワインもあります。
( Ka r o l O k r a s a )
Karol Okrasa, www.platter.pl
(Paweł Oszcz yk )
Paweł Oszczyk, www.rotisserie.pl
18
写真: Ł. Zandecki、Restauracja Piąta Ćwiartka
写真: Archiwum Roberta Sowy、www.sowaiprzyjaciele.pl
ワ ル シ ャ ワ・ア ラ カ ル テ
クレングリツツィ ( K r ę g l i c c y )
ロベルト・ソヴァ ( R o b e r t S o wa )
ほぼ世界各国の料理を専門としているレストランはワ
ルシャワに十数軒ありますが、私達が特にお勧めする
のはビストロ「Piąta Ćwiartka」です。王宮の裏側に
ある美しいクビツキ・アーケードに位置し、絶妙の味
付けによる素晴らしい料理を提供しています。Piąta
Ćwiartka*では、今では忘れ去られたかつてのポーラ
ンド料理が味わえます。すべてこのレストランのおかげ
です。
忘れ去られたポーランド伝 統 料理を再発見し、地 元
の食材を使って世界各国の珍味と融合させます。ビル
クリントンの朝食を作ったり、ワレサ大統領やクワシ
ネフスキ大統領のパーティーで調理したこともありま
す。サッカーのポーランド代表公認シェフも務めまし
た。LOTポーランド航空の乗客用メニューの考案者で
もあります。彼のレストラン「Sowa & przyjaciele」で
は、
「人生とは食を愛するものだ」という自らのモット
ーを体現しています。
*「Piąta Ćwiartka(4つ切り肉の5番目)」とは、肉屋で昔
から使われている表現です。屠殺した動物の肉のうち、4
つ切り肉に含まれないもの、つまり内蔵などがそれにあた
ります。
Kręgliccy, www.kregliccy.pl
Robert Sowa, www.sowarobert.pl
19
ワルシャワの伝統を継ぐ飲食店
P i j a l n i a C z e k o l a d y S t a r o ś w i e c k i S k l e p 1 8 5 1(ドリンクバー)
このドリンクバーおよび店は、1894年から現在の所在地にありますが、すでに1851年にはWedel工場
とその最初の直営店がありました。昔ながらのお店では、素晴らしいパン、チーズ、フレッシュジュー
ス、紅茶、コーヒー、そしてもちろんホットチョコレート一杯がある、ヴェデルの朝食を楽しむこともで
きます。
S taroświecki Sklep (昔ながらのお店)、ul. Szpitalna 通り 8、www.wedelpijalnie.pl
C u k i e r n i a A . B l i k l e 1 8 6 9(ケーキ屋 )
戦後社会主義時代のポーランドでは珍しく、創業以来持ち主が変わることなく、Blikle(ブリクル)家
によって同じ場所で代々営まれてきたケーキ屋です。現在の経営者は創業者の孫です。その隣には喫
茶店と食料品店もあります。
C
ukiernia A. Blikle 1869、ul. Nowy Świat 通り 35、www.blikle.pl
Ca f é B r i s t o l
ワルシャワ最古のホテルにある喫茶店です。1901年の創業以来、Bristolホテルはヨーロッパで最も
豪華なホテルの一つとされてきました。Café
Bristolは、淹れたての香り豊かなコーヒーやクレムフ
キ、フロレンティンキなどの名物ケーキで有名です。
C
afé Bristol、ul. Krakowskie Przedmieście 通り 42/44、www.cafebristol.pl
Honoratk a A.D.1826
フレデリック・ショパンが通った、現存する唯一のケーキ屋で、現在もショパンにちなんだメニューがあ
ります。19世紀の製造法そのままに作られたデザート、
「ラム酒とチョコの旋律のクリームムース」と「り
んごのフリッター」がそれです。甘い物が大好きだったショパンは、その味に精通していたことでしょう。
H
onoratka A.D. 1826、ul. Miodowa 通り 14、www.honoratka.com.pl
Smaki Warszaw y
ワルシャワの現在および過去の名物料理を中心とした、エレガントなポーランド料理レストランです。
S maki Warszawy、ul. Żurawia 通り 47/49、www.smakiwarszawy.pl
Ba r W a r s z awa
この食堂は、
「王の道」に2ヶ所あります:1軒目はMiodowa通りに、2軒目(de Luxe)はKrakowskie
Przedmieście通りのジグムントの柱のすぐ近くにあり、戦前のワルシャワの雰囲気を感じつつ首都独
特の味覚を楽しむことができます。Bar Warszawa de Luxeは24時間営業です。
B
ar Warszawa de Luxe, Krakowskie Przedmieście 通り 79, Bar Warszawa, Miodowa 通り 2,
www.barwarszawa.pl
ワルシャワ観光情報局
電話番号: 22 194 31
Eメール: [email protected]
ワルシャワ観光局に関する最新情報は、
次のURLよりご覧になれます:
www.warsawtour.pl
その他の重要なURL:
www.um.warszawa.pl
www.kulturalna.warszawa.pl
表紙写真:
バブカ、フウォドニク、ブレトン風ビーンズ (写真. E. Majdak)
鹿肉 (写真Archiwum Roberta Sowy、 www.sowaiprzyjaciele.pl)、マコビエツ、ジュレック (写真 E. Majdak)
Adoriaワイン (写真 Winnica Adoria)、白ソーセージ (写真 Restauracja-browar Bierhalle)、イチゴ(写真E. Majdak)、
ベザ(写真 Archiwum Roberta Sowy、 www.sowaiprzyjaciele.pl)
ピェロギ(写真 E. Majdak)、ニシン(写真. Bar Warszawa)、ゴウォンブキ(写真. E. Majdak)
出版社:
Stołeczne Biuro Turystyki
無償版
第1版、2013年