北國銀行CSRレポート2015

北國銀行 CSRレポート 2015
平成27年7月発行
● 編集・発行・お問い合せ
株式会社 北國銀行 総合企画部広報CSR課
〒920-8670 金 沢 市広 岡 2丁目12 番 6 号
TEL.(076)223 -9705
● ホームページでもご覧になれます。
http://w w w.hokkokubank.co.jp
このCSRレポートは、人や環境にやさしい
次のような配慮をしています。
◎ 書体
ユニバーサルデザイン(UD)の考えに基づいた見やすいデザイン
の文字を採用しています。
◎ 資材(用紙・インキ)
適切に管理された森林で生産された木材を原料に含む「FSCⓇ認
証紙」と有害な VOC 排出を削減する「植物油インキ」を使用して
います。
◎ 製造(製版・印刷・製本)
産業廃棄物となるフィルムを使用しない製版「CTP」と、有害廃液
を出さない「水なし印刷」を採用しています。
北國銀行
CSRレポート 2015
中期経営計画「 NEXT QCS’S 」スタート
地 域 と と も に
C O N T E N T S
トッ プ メッ セ ー ジ
01 トップメッセージ
25 やってく ! CSR!
02 中期経営計画
26 金融経済教育活動
03 お客さまに選ばれる銀行
を目指して
30 さまざまな貢献・交流活動
皆さまには、平素より北國銀行をお引き立ていただきまして、誠にありがとうございます。
28 環境への取組み
31 北國銀行について
04 北國銀行の CSR
31 企業情報
32 コーポレート・ガバナンス
06 笑顔のための取組み
ごあ いさつ
33 コンプライアンス
このたび、当行の CSR への取組みを皆さまにご紹介させていただくため、「北國銀行 CSR
レポート2015」を作成いたしました。ご高覧いただければ幸いに存じます。
当行は、創業以来、本業である銀行業はもちろんのこと環境・スポーツ・教育・文化・
ボランティア活動などを通じてさまざまな地域貢献活動に取組んでまいりました。平成 18 年
07 地域密着型金融への取組み
34 業績ハイライト
からは、こうした活動を企業の社会的責任を果たすための “CSR 活動 ” と位置づけ、積極
14 お客さま満足度向上への取組み
36 北國銀行の 1 年
16 信頼向上への取組み
38 企業理念 / 行動規範
的に取組み、すべてのステークホルダーの皆さまとのつながりの強化を図っております。
18 社会貢献への取組み
40 ステークホルダーダイアログ
22 従業員満足度向上への取組み
40 第三者意見
当行では、地域密着型金融の取組みを通じて、ステークホルダーの皆さまに常により良い
サービスの提供を目指しております。 平成 26 年度より、営業店をサポートする本部部署を
拡充し、企業のライフサイクルに応じたソリューションの提案や地域における情報をコーディ
ネートできる体制を強化いたしました。当行の経営ノウハウやネットワークを最大限活用し、
取引先の経営全般に関する課題解決を支援しております。この取組みを地域に広げていく
編
集
方
ことが地域の生産性向上に繋がり、そして地方創生に貢献するものであります。
針
〈 CSR 情報の開示イメージ 〉
北國銀行の CSR の取組みに関する詳細な情報をホームページでお伝えし
ステークホルダーの関心度
かかわりという観点から、当行がステークホルダーの皆さまにお伝えした
い重要な項目を選定し、まとめています。 地域の銀行として、全行員が一
丸となって取組んだ活動の現状と成果をできるだけ多くの方に手にとって
読んでいただけるよう、読みやすく、理解しやすい冊子となるように心が
け、私たち自身の今後の活動の発展と充実を目指し、編集しました。
北國銀行 CSRレポート 2015
平成27年7月発行
CSR レポート2015
● 編集・発行・お問い合せ
株式会社 北國銀行 総合企画部広報CSR課
〒920-8670 金 沢 市広 岡 2丁目12 番 6 号
北國銀行
地 域 と と も に
CSRレポート 2015
中期経営計画「 NEXT QCS’S 」スタート
TEL.(076)223 -9705
● ホームページでもご覧になれます。
http://w w w.hokkokubank.co.jp
表紙デザインについて
地 域に根ざした金 融 機 関 である当 行 は、
このCSRレポートは、人や環境にやさしい
次のような配慮をしています。
地域の皆さまとともに「Happy!」を共有し、
◎ 書体
ユニバーサルデザイン(UD)の考えに基づいた見やすいデザイン
の文字を採用しています。
◎ 資材(用紙・インキ)
適切に管理された森林で生産された木材を原料に含む「FSCⓇ認
証紙」と有害な VOC 排出を削減する「植物油インキ」を使用して
います。
◎ 製造(製版・印刷・製本)
産業廃棄物となるフィルムを使用しない製版「CTP」と、有害廃液
未来に向かってともに歩んでいきたい、そ
を出さない「水なし印刷」を採用しています。
の思いを表現いたしました。
分かり
やすさを
重点に
低
本冊子で紹介しきれない情報
(詳細・関連・最新)などを公開︒
冊子版「CSR レポート」
のために行動するところにあると考えています。ある時は業務を通じて、またある時は一
高
ています。 本レポートでは、ステークホルダー(利害関係者)の皆さまとの
CSR の基本は、一人ひとりの行員が自発的かつ自主的に、お客さまや地域、地域の人々
本冊子の情報
Web の情報
市民として、日々の中で CSR への意識と感性、使命感を持ち
行動していく、そのような企業風土の醸成を今後も目指
してまいります。
北國銀行にとっての重要度 高
ホームページ
お客さまや株 主さま、 地 域の皆さまには、
これからも引き続きご支援、ご愛顧を賜ります
ようお願い申し上げます。
平成 27 年 7 月
充実した
情報開示
取締役頭取
HOKKOKU BANK CSR REPORT 2015
01
中期経営計画
お客さまに選ばれる銀行を目指して
新 中 期 経 営 計 画「 NEXT QCSʼS 」スタート
CS の向上
業務効率化による
スピードアップ
北國 銀行ではロビーパーソンが、お客さ
「見える化」を浸透させ、見たい情報が自
ま満足度を向上し、北國ブランドを確立
然と見えることにより、聞く手 間、探す
していくうえで欠かせない存在と考えて
手間、確認する手間などの
「ムダな手間」
います。単なる案内係ではなく、それぞ
を削減しています。また、営業店が営業
れのお客さまに合った最 適なサービス・
に特化できる体制を構築するため、固有
チャネルを提案し、真のお客さま主義を
事務を徹底的に分析し、抜本的な事務改
テーマに CS の向上に取組んでいます。
善に取組み、お客さまとの面談時間創出
平成 24 年 4 月から取組んでまいりました前中期経営計画「 QCSʼS(Qシーズ)
」では、スピードと質の徹底的なこ
だわりを軸に各種施策を実施してまいりました。
当行を取り巻く環境は、北陸新幹線開業効果もあり、活気ある状況ではありますが、中長期的には、人口減少や
高齢化は確実に進展してきており、同業他社や異業種企業との競争の激化もあいまって、依然として厳しい状況が
続くものと想定されます。
当行では、これまで進めてきた各種施策を深掘りし、浸透させると同時に、「 常に変革を求めて挑戦していくこと」
が、地方銀行の本業に直結する地方創生への貢献につながるものと考え、新中期経営計画を作成しました。
に努めています。
名
称
計画期間
ネクスト Qシーズ
NEXT QCSʼS
平成 27 年 4 月 ~ 平成 30 年 3 月
~ すべてをお客さまのために ~
次の 10 年に向けて新たな挑戦をするために、自らを変革するとともに、真のコン
サルティング機能の発揮を軸に据え、地域の課題解決に積極的に取組みます。
基本方針
Q Quality : 人間力・CS・高いスキルに基づく北國ブランドの確立
の確立に向けて
C C o s t : コスト削減に対する不断の努力
S S p e e d : 圧倒的なスピードを追求
S S m i l e : 笑顔で地域に輝きを!
6つの
ミッション
❶ 真のプロフェッショナル営業へ
❹ 収益力・生産性の向上
❷ 組織能力の向上 ~変化に強い組織~ ❺ 女性が活躍できる環境整備
❸ 北陸地域でのシェアアップ
❻ 不良債権比率の低下
人間力・組織力向上による
お客さま対応力強化
きめ細やかな営業活動
生産性 2 倍運動を継続し、さらなる生産
個人営業では、本部 FP による専門的か
性 向 上による組 織 活 性化を目 指します。
つ効率的な営業展開を開始しました。ま
IT ツール活用によるワークスタイル変革
た、ライフプランコンサルテ ィング を 実
により
「時 間 外 ありき」の 働き方を改め、
「定時退行の実現 」を行います。積極的
平成 27 年 3 月
目標とする
経営指標
02
HOKKOKU BANK CSR REPORT 2015
● コア業務純益
● 経常利益
● 自己資本比率【国内基準】
● 自己資本比率【国際基準】
● 不良債権比率【部直前】
実績
168 億円
171 億円
11 . 18 %
︲
3 . 68 %
平成 30 年 3 月
目標
175 億円以上
160 億円以上
12 % 台
14 % 台
2% 台
践 するため、マネープラザの 充 実や CA
(コンサルティングアドバイザー)育成に
な自己啓発や地域貢献活動、さらには育
も努めています。
児・家事などの時間確保によりワークラ
法人営業では、
「全 先 戦 略営業 」に取 組
イフバランスを充 実させ、お 客さま応 対
んでおります。お取引先さまの事業性理
の 基 本となる
「人 間 力」、
「組 織 力」の向
解を深め、経営課題の抽出から解決まで
上に努めています。
を支援するコンサルティング営業に努め
ています。
HOKKOKU BANK CSR REPORT 2015
03
北國銀行の CSR
CSR コンセプト
CSR 活動のフレームワーク
北國銀行は、企業理念『豊
ステークホルダー
かな明日へ、信頼の架け橋
テーマ
を ~ふれあいの輪を拡げ、
地域と共に豊かな未来を築
きます~』を実践するため
具体的な取組み
● 第8期エグゼクティブカレッジを開講 ● 地元税理士と連携した体制構築
創業・新事業開拓
お客さま 株主さま 地域社会 従業員
●「いしかわ産業化資源活用推進ファンド」の活用
● かが能登かなざわ中小企業支援プラットフォームの活用
に、CSR を通じてお客さま・
本部・営業店
株主さま・地域社会・従業
員などあらゆるステークホ
● ビジネス商談会
地域密着型金融
CSR委員会
ルダー(利害関係者)の皆
さまとともに、持続的成長
● 医療・介護コンサルティング
成長企業、事業承継
● 海外ネットワークの構築
~地方創生に向けて~
委員長=頭取
を目指して歩んでいきます。
CSR 推進体制
お客さま
● 中小企業再生ファンドの組成
(P.07~15)
経営改善・事業再生
❷ 地域社会への貢献
お客さま
満足度向上
地域への円滑な資金供給や金融サービスの提供といった、本業である銀行
業はもちろんのこと、環境・スポーツ・教育・文化・ボランティア活動など、地
域社会へのさまざまな取組みによって、地域金融機関としての社会的責任を
果たしていきます。
❶
株主さま
(P.16 ~17)
地域社会
信頼向上
❸
地域にやさしい
行動実践
小・中学校、高等学校
行政との連携を図りな
店舗へのエコ設備の導
への企業見学やイベン
がら、子育て支援に取
入を進めるほか、クー
ト開 催、大 学・大 学 院
組むとともに、子ども
ルビズ、森林整備活動、
への講師派遣などを通
向けのコンサートなど
地域の清掃活動など幅
じて、地域の皆さまに
も実施していきます。
広い行動を実践してお
幅広い金融教育を展開
します。
04
❷
HOKKOKU BANK CSR REPORT 2015
社会貢献
(P.18 ~21)
地域の
子育て支援
ります。
● 取組み事例
● 認定支援機関の活用
● 経営改善に取組むお客さまへの人材派遣
● マナー向上への継続取組み ● ロビーパーソンの全店配置
● お客さまの声をかたちに
お客さまとの関係強化のために
従業員
(P.22~24)
従業員
満足度向上
企 業 活 動 の土台
● マネープラザの開設 ● セミナー開催
● 火災保険をタブレットで販売開始
お客さまの安心・安全のために
● 金融犯罪対策への取組み強化
株主還元について
● 配当政策
投資家情報(IR)
● 説明会の実施
営を確保し、地域経済、地域社会の発展に貢献していきます。
地域への
教育支援
● 中小企業再生支援協議会の活用
● 経営改善支援取組みによるランクアップ状況
基本としていること
CSR 基本方針
● 海外広域連携
● 中小企業経営支援に関する態勢整備の状況 ● 行員向け研修・セミナー等の実施、営業店への指導強化
社会の一員として、常に責任ある行動をとるよう努めます。
トなどの適切な内部管理態勢の一層の充実にも努めながら、健全な業務運
● 海外現地法人訪問とニーズの発掘
● 海外ビジネス商談会
● 地域の面的再生への積極的な参画(いしかわ次世代産業創造ファンドへの参画/いしかわ里山創成
地域のリーディングバンクとして社会からの信頼にお応えできるよう、地域
地域金融機関としての公共的使命を再認識し、法令遵守やリスクマネジメン
● 事業承継・M&Aコンサルティング
ファンドへの参画/財団法人北國銀行産業振興財団による助成/地域貢献につながるポイントサービス)
❶ 責任ある行動
❸ 健全な業務運営
● 経営相談所の活用
● ビジネスマッチング業務
重
点
項
目
❶ 地域への教育支援
● 能登地区初のローンセンター
● ノーマライゼーション
● 株主優待
● 情報誌の発行
● 教育機関への講師派遣
● IR サイト
● 企業見学・インターンシップ受け入れ、研修会の開催
● イベントの開催
❷ 地域への子育て支援
● Happy! コンサートの開催
❸ 地域にやさしい行動実践
● 企業の森づくり推進事業に参画
● 社会福祉への寄付
● ジャンボ絵馬奉納
● 環境保全活動
さまざまな地域貢献への取組み
● 北陸新幹線開業PR活動
目指すべき行員像
● 行動規範 20 の心得
ダイバーシティ・マネジメント
● コミュニケーション ● 人材育成体制
ワーク・ライフ・バランス
● 生産性を向上するための取組み ● メンタルサポート体制
雇用について
● ウエルカムバックプラン ● 高年齢行員の再雇用
◎企業理念・経営指針・倫理憲章 / 行動規範
( P.38 )
● 北國銀行の人間力
● 女性が活躍できる環境整備
● 仕事と子育ての両立支援
● 雇用状況
◎コーポレート・ガバナンス
( P.32 )
◎コンプライアンス
( P.33 )
HOKKOKU BANK CSR REPORT 2015
05
地域密着型金融
への取組み
確立を目指して
~地方創生に向けて~
北國銀行は、 北陸 3 県を主要な地盤とす
る地域金融機関として地域経済活性化に
向けたさまざまな方法で積極的に貢献し
ていきます。
経営課題
客ま
さま
お 客おさ
イノベーション
マネジメント
ワークスタイル変革
事業承継・M&A
経営改善
事務効率化
新規事業・海外進出支援
コンプライアンス
企業年金
人事制度・人材教育
営業支援
医療・介護
連携支援
M&Aチーム
ICTチーム
事業承継チーム
医療・介護チーム
アジアデスク
401Kチーム
連携
外部機関
業 店
連携
本部各部署
営
北國銀行
ビジネスソリューションマップ
ICT
コンサルティング会社
経営相談所専門家
再生ファンド会社
北國銀行関連会社
ビジネスマッチング提携会社
創業・新事業開拓
顧客企業に対するコンサルティング機能の発揮
創業・新事業開拓
成長企業、事業承継への取組み
成
長
企
業
事
業
承
継
経営改善・事業再生
● お客さまとの接点を強化し、お客さまのニーズを吸収します。
● 産学官との連携を強化し、地域経済活性化のためのコーディネーターとしての役割を果たしていきます。
笑顔のための取組み
北 國 銀 行 に か か わ る 全 て の 人 々(ステ ークホ ル ダ ー)との 信 頼と笑 顔 の
コ ミュ ニ ケ ー シ ョン を 通 じ て、さ ま ざ ま な 取 組 み を 行 っ て い き ま す。
●ビジネスマッチング業務を再構築し、機能強化を図っていきます。
創業・新事業開拓
● 事業承継、医療・介護、国際業務などの専門性の高い業務に強い人材を育成していきます。
第 8 期 北國エグゼクティブカレッジを開講
コーディネーターに北陸先端科学
技術大学院大学教授を招き、全
12 講座を実施。
(平成 26 年 3 月~ 27 年 3 月)
地元税理士と連携した体制構築
地元税理士と連携し、コンサルティ
ングやアドバイスを行っています。
業務提携先
地元企業の若手経営者や後継者
など 14 名へ「自社の経営を改革
石川県・富山県
税理士事業所
し、成長発展させる」をテーマに
検索 →「北國銀行のCSR」
www.hokkokubank.co.jp/company/hbc/index.html
06
HOKKOKU BANK CSR REPORT 2015
経営革新手法に関する講義や地
連携事業所
9ヵ所
元企業視察などを行いました。
詳しい情報は Web でご覧いただけます。 ➡
www.hokkokubank.co.jp/corporation
HOKKOKU BANK CSR REPORT 2015
07
創業・新事業開拓
確立を目指して
地域密着型金融への取組み
~ 地方創生に向けて ~
成
長
企
業
事
業
承
継
経営改善・事業再生
創業・新事業開拓
成長企業 / 事業承継
「 いしかわ産業化資源活用推進ファンド」の活用
かが能登かなざわ中小企業支援プラットフォームの活用
経営相談所の活用
平成 20 年 5 月に創設された同ファンド(基金総額:300 億円うち当行 80 億円拠出)では、地域資源を活用した新たなビジネスの創出、
当行が代表機関となり、石川県中小企業団体中央会と県内全 8
北國銀行経営相談所(金沢市片町に設置)では、弁護士・税理
農商工・医商工連携した取組み支援を行ってきました。
商工会議所から構成され、中小企業者等を支援しています。
士によるお取引先の法務・税務相談に対応しています。
中小企業支援ネットワーク強化事業の専門家派遣・産学官連携により、事業計画書策定支援や申請手続きを支援しました。
認定内訳
平成 26 年度総認定
うち当行取引先
うち当行支援案件
75 件
菜菓匠 奈加川
地元野菜を使った「蜜菓子」
企業数
38 社
専門家派遣
認定先(活用事例)
84 件
経営支援
派遣回数
88 回
「うるしマカロン」
県外へのおみやげ品として地元客に人
本ファンドにてロゴや冊子などの販売
気があります。 現在、本ファンドを利用
ツール面でサポートを受けており、販
し、オンラインショップを展開しています。
路拡大に向けて取組んでいます。
当行が仲介役となり、企業間のビジネスマッチングを促す取組
みを行っています。
ビジネスマッチング業務
成約件数
90 件
BtoB マッチング成約
24 件
5件
ビジネス商談会
3回
4回
地元取引先に商談機会を提供し、地域経済活性化の一助とし
加賀野菜など地元の伝統野菜を使っ
暮らしに溶け込む漆器では珍しい「洋
て、砂糖と水で漬け込んだ蜜菓子(無
漆器」を制作・販売しています。 山中
香料・無着色)です。
塗の技術を生かしています。
地域密着型金融への取組みについてコメントいただきました。
商談会
第 10 回三行ビジネス商談会
参加企業
10 社
(当行取引先)
29 社
(当行取引先)
商談採択件数
54 件
19 件
めいてつエムザ商談会
27 社
6件
イトーヨーカ堂商談会(※ 2)
36 社
12 件
※ 1 ▶『JAL たべまっし! 石川・福井キャンペーン』の個別商談会を開催
※ 2 ▶北陸新幹線開業に合わせた首都圏での販路開拓支援としてイトー
ヨーカ堂個別商談会を開催
北國銀行さまとのお付き合いは昭和 43 年の創業まで遡り、 古くからお世話になっております。また、 弊社
の地元小松では、さまざまな経営者の方との交流の機会を数多くご提供いただくなど、地域ぐるみでご支援た
事業承継 ・ M&Aコンサルティング
後継者不在企業に対する「第三者承継」ニーズの高まりや中小
企業の「新事業参入」
「 他地区への進出」
「 隣接業種への展開」
などへの解決のため、専門知識を持った本部行員の帯同訪問、
外部機関との連携によるコンサルティングを実施しています。
コンサルティング内容
本部行員帯同訪問
融資実績
事業承継
270 件
19 件/ 3,956 百万円
M&A
177 件
8 件/ 861 百万円
て、販路拡大支援の取組みを行っています。
日本航空商談会(※ 1)
ステークホルダーの声
513 件
法務・税務相談など
事務局として活用しました。
ビジネスマッチング業務
事前相談会の開催
個別商談会
相談件数
中小企業・小規模事業者ビジネス創造等の支援事業の相談窓口、
浅田漆器工芸
うち不動産活用ニーズに対する建設業者のご紹介
セミナー(金沢・能登・加賀にて)
相談実績
医療・介護 コンサルティング
医療・介護分野でのニーズに対応するため、専門知識を持った
本部行員の帯同訪問、外部機関との連携によるコンサルティン
グを実施しています。
コンサルティング内容
医療・介護等関連業者への訪問
関与案件の融資
介護事業の顧客向けセミナー開催
実績
170 先
17 件/ 1,764 百万円
1 回/ 164 名参加
まわりありがとうございます。
地域に根ざした幅広い支援に積極的に取り組む北國銀行さまですが、弊社は、昭和末から平成 2 年頃にか
けて、市場調査および輸入元メーカー展示会見学などのために、アメリカへ頻繁に訪問しておりました。 その
際には当時ニューヨーク駐在員事務所の所長をされていた安宅頭取に何度もご案内いただき、 金融サービス
小松ウオール工業株式会社
代表取締役社長
の提供のみならず、さまざまな形でお世話になりました。
加納 裕 様
最近では長男が、経営を革新し成長発展させる経営者を育てる「北國エグゼクティブカレッジ」に参加させ
ていただきました。 実践的な講義や視察だけでなく、得難き人脈やご縁を得ることができたと聞き、地元企業
の将来までを見据える優れた取組みだと感じ、有り難く存じております。
今後とも、北國銀行さまの支援活動が地域の活性化を促し、地域になくてはならない金融機関としてご活躍
いただけることを願っております。
08
HOKKOKU BANK CSR REPORT 2015
詳しい情報は Web でご覧いただけます。 ➡
www.hokkokubank.co.jp/corporation
HOKKOKU BANK CSR REPORT 2015
09
創業・新事業開拓
地域密着型金融への取組み
確立を目指して
~ 地方創生に向けて ~
情報提供や現地企業の紹介などの支援活動に取組んでいます。
海外現地法人訪問とニーズの発掘
海外ビジネス商談会
確に捉えていきます。
グの機会を提供し、販路開拓支援を行っています。
取引先海外現地法人訪問
取引先調査
件数
166 件
上海
シンガポール
52 件
上海
10 件
シンガポール
3件
開催年月・場所
ものづくり商談会
@バンコク2014
平成 26 年 7 月
シンガポール食品商社
招聘商談会
日本
平成 26 年 9 月
上海
平成 26 年 11 月
海外ネットワークの構築
商談会
平成 26 年 6 月
バンコク
上海
FBC 上海 2014
(日中ものづくり商談会)
チャイナビジネスセミナー&
交流会 in 上海 2014 秋
アジア圏では 6 か国の金融機関と業務提携し、幅広くネットワー
事
業
承
継
石川県を代表する日本酒蔵元の一つである取引先 A 社は、本物志向のファンに支持されて売上は堅調に推移しており、
経緯
150 社
(うち当行 4 社)
26 社
販売先からも増産を求める声が年々高まっていました。しかしながら同社としては、こだわりの酒造りを行う上で管理
が行き届かなくなることを懸念して、酒蔵の規模を拡大することには否定的でありました。
参加企業
中小企業経営力強化支援法に基づく認定支援機関である弊行(担当部署:営業統括部営業サポート課)は事業計画策
当行の
取組み
定段階から関与し、平成 25 年度補正中小企業・小規模事業者ものづくり・商業・サービス革新事業(ものづくり補助金)
の活用により、中小酒蔵ではあまり例のない 3 季醸造による酒造りを、金沢工業大学との産学官連携スキームをアレン
ジして支援を行いました。
550 社
(うち当行 8 社)
170 社
(うち当行 24 社)
本申請は採択され、現在 3 季醸造の実現に向けたプロジェクトが進行しています。 開発が順調に進めば来夏にも酒蔵
成果
提携銀行
の規模を拡大することなく、従来気温が高い時期には不可能であった高品質な日本酒醸造が実現できます。また、こ
の技術が確立されれば、他の国内中小酒蔵メーカーでの普及も期待されています。
クを構築しています。
国名
業
事例 1 | 公的支援制度と外部機関連携による新商品開発
日本企業と外国企業を結ぶ商談会を開催し、ビジネスマッチン
駐在員事務所
企
成長企業・事業承継(取組み事例 )
上海、シンガポール駐在員事務所から現地取引先の情報を的
業務内容
長
経営改善・事業再生
海外進出を検討する際に必要な現地の経済情勢、法律・税務についての
成長企業(海外進出支援)
成
事例 2 | バンコク銀行派遣行員による課題解決型営業
❶ 中国
中国工商銀行、大連銀行、江蘇銀行
❷ ベトナム
ベトナム投資開発銀行
S 社のタイ現地法人 T 社は卸売業をしていましたが、新たにメンテナンス業への進出を検討していました。しかしなが
❸ インドネシア
CIMB ニアガ銀行
ら、現地規制上で同業種を営むには外資 100 % 出資企業は参入ができず、タイでの出資パートナーを探す必要があり
❹ タイ
バンコク銀行
❺ インド
インドステイト銀行
❻ フィリピン
メトロポリタン銀行
経緯
ました。 一方で、外資企業が受けられる BOI(タイ国投資委員会)の恩典についても出資変更後も継続して受けたい
と考えていましたが、対応に苦慮していました。
海外広域連携
平 成 26 年 9 月に TSUBASA(翼)プロジェクト参 加 行(当 行、
当行の
取組み
東邦銀行、千葉銀行、第四銀行、中国銀行、伊予銀行)による
「市場・国際業務の連携強化に関する協定書」を締結。
北國銀行
アジアデスク
成果
T 社を訪問した際に、上記課題をヒアリングし、出資パートナーマッチングを提案、かつ提携のコンサルティング会社と
協働し、BOI の恩典を温存した出資変更スキームを提案しました。 S 社とともに出資パートナーとの綿密な交渉、並び
に利害関係者間の調整を図り、成約に至りました。
S 社は卸売業の販売先に対して、メンテナンス契約も受注することで、タイ現地法人 T 社の売上増加のみならず、
税制優遇なども受け続けることが出来ました。また、当行としても S 社に対してリレーションの強化に繋がりました。
事例 3 | 後継者不在企業(生活関連サービス業)への M&A 支援
X社は、生活関連サービス業として地元に根差した経営を徹底しており、地域内シェア 99%と地元の方々に大変親しま
経緯
れていましたが、後継者がおらず、将来の事業運営に不安を抱えていました。 そんな中、創業者である社長が大病を
患い事業承継の必要性が急速に迫っていました。
行外研修による専門性のある行員の育成
当行は、
「地域密着で地元に必要不可欠な企業」と「地域雇用」の存続を図るべく、第三者への譲渡による企業存続を
グローバルな人材育成を目的とした若手社員のキャリアアップ
の一環として、海外トレーニー派遣や提携銀行に行員を派遣し、
海外進出支援を行っています。
トレーニー派遣先
10
スセミナー」を開催しました。
出向者
ニューヨーク
みずほ銀行
1名
バンコク
バンコク銀行
1名
HOKKOKU BANK CSR REPORT 2015
参加行による共同イベントとして平成 27 年 3 月に「上海ビジネ
当行の
取組み
開催年月・場所
平成 27 年 3 月
上海
共同イベント
上海ビジネスセミナー
提案し、M&A支援に取組みました。 買い手候補先との交渉を開始し、同業種で新たな市場開拓を検討していた候補
先を紹介。 譲渡スキームや諸条件について案件のコーディネートを行いました。また、買い手企業に対し、買収資金
の調達計画及び買収後の事業計画構築等のファイナンス支援に取組みました。
参加者
107 名
(うち当行 17 名)
成果
本件により、譲渡企業は「地元に必要不可欠な企業の存続」と「地域雇用の継続」を実現し、譲受企業は、
「新市場へ
の参入による事業規模の拡大」が実現しました。
詳しい情報は Web でご覧いただけます。 ➡
www.hokkokubank.co.jp/corporation
HOKKOKU BANK CSR REPORT 2015
11
創業・新事業開拓
確立を目指して
地域密着型金融への取組み
~ 地方創生に向けて ~
成
長
企
業
事
業
承
継
経営改善・事業再生
地域の面的再生への積極的な参画
成 長 企 業
験も積極的に受入れしていきます。
万円を助成しました。 これにより、過去
関と連携し参画しました。
32 回にわたり、累計 387 件 5 億 400 万
300 億円
いしかわ中小企業再生ファンド投資事業有限責任組合
(いしかわ中小企業再生ファンド)
〈 総額 30 億円 〉
円の助成を行いました。
GP:無限責任組合員
37 団体
平成 26 年度 事業助成金採択事業
北國マネジメント
株式会社
33 団体
うち当行取引先
【ファンド概要】
地域金融機関
債権買取
LP:有限責任組合員
中小企業
基盤整備機構
(当行子会社)
県内
信用金庫
債権回収
株式売却
(平成 27 年 3 月)
当
行
石川県
信用保証協会
中小企業(お客さま)
代産業の創出・育成を行うファンドを創設。 当行も地域金融機
投資
経営支援
承
継
基金総額
運用期間
行員の派遣および訪問実績
3名
行員派遣
395 先
本部(専門)行員の直接訪問
中小企業のお客さまの事業についての改善、又は再生のた
めの支援を適切に行うための態勢を整備しております。
営業店においては、中小企業のお客さまとのリレーションを
通じ、財務内容の改善のみならず、経営全般に関して支援、助
言ができる役職員の能力向上に努め、お客さまのニーズに応え
ることができる体制を強化しております。 また、継続的に、中
経営改善計画の見直しを助言・支援する等、コンサルティング
再生・成長
機能の発揮と、企業の技術力・販売力・成長性等、事業そのも
リファイナンス、M&A、IPO 等
のの採算性・将来性または事業分野の将来見通しを重視し、き
300 億円
5 年間
地域貢献につながるポイントサービス
経営改善計画策定先の内訳
北國ポイントサービス「ハッピース」は、お客さまの当行とのお
取引内容に応じて、ローンの金利や手数料の割引などの特典を
ご提供するサービスです。
全 国最大規模の
地域独自ファンド
累積ポイントの交換や地元団体、大学への募金などにご利用い
ただけます。
地元百貨店 2 社
ドラッグストア 1 社
ポイント交換企業
次世代産業の創造に向けた産学官連携の取組み支援
❶ 次世代産業として有望な分野における新製品・新技術開発
スーパー 1 社
ポイント募金先
❷ 企業が有する技術を次世代産業に応用するための研究開発
子育て支援活動財団 1 先
地元国立大学基金 2 先
❸ 産学官連携の裾野拡大に向けた企業と大学研究者とのマッチング
❹ ものづくり企業による製品開発や製造技術強化を幅広く支援
519 件
募金状況
❺ 研究開発成果の事業化
358,390 ポイント
363,693 名
年度末会員数
いしかわ里山創成ファンドへの参画
石川県が里山里海の資源を活用した生業の創出をはじめとする、
【 ポイント募金先 】
53 億円
平成 26 年度 事業助成金採択事業
18 団体
5 団体
※金額は支援決定時の債権残高
経営改善計画策定先
うちメイン行として持ち込んだ先
55 先
10,431 百万円
49 先
10,160 百万円
DDS による事業再生
3件
第二会社方式による事業再生
3件
58 先
6,425 百万円
1,777 先
47 先
北陸先端科学技術
大学院大学基金
ランクアップ率
行員を7 名→ 21 名へ大幅増員、11 月にも 2 名増員し、営業店
へのアドバイスや経営支援層への取組みを強化しております。
の開催等ビジネスマッチングの企画・運営を行う等、お客さま
の事業のサポートも行っております。
● コンサルティング機能を発揮するため外部連携機関(再生支
援協議会・認定支援機関)との具体的な連携方法について研
修を行いました。
● 経営支援層への取組方針をテーマに営業店管理職向けグ
経営改善支援取組み率
金沢大学基金
おります。また、融資部経営支援課は平成 26 年 4 月より専門
行員向け研修・セミナーの実施、営業店への指導強化
経営改善支援取組み先
※先数には、正常先は含んでいません
公益財団法人
いしかわ子育て支援財団
営改善、事業再生に関わる外部機関との必要な連携を行い、認
連携により地域のお客さまの経営課題解決の支援や、商談会
経営改善支援取組みによるランクアップ状況
経営改善支援取組み率
る人材育成を行っております。 中小企業再生支援協議会等、経
会社や中小企業診断士、会計士、税理士等の外部専門家との
経営改善計画策定支援事業の採択実績
うちランクアップ先
的・合理的な評価を行うほか、営業店役職員の事業再生に関す
さらに経営者向けセミナーの開催のほか、コンサルティング
認定支援機関の活用
経営改善計画策定支援事業
善、又は再生のための支援や、企業の成長性等について客観
定支援機関として経営改善計画策定支援事業の周知を図って
連携による事業再生への取組み件数
経営改善支援取組み先
里山を元気にする民間の取組みを支援するファンドを創設。
ファンド規模
本部においては、中小企業のお客さまの事業についての改
中小企業再生支援協議会の活用
運用益
HOKKOKU BANK CSR REPORT 2015
業
め細かな対応をいたしております。
いしかわ次世代産業創造ファンド
(次世代ファンド)
うち当行取引先
事
小企業のお客さまの経営改善計画の進捗状況を確認・検証し、
平成 22 年 7 月創設
石川県
業
中小企業の経営支援に関する態勢整備の状況
銀行取引
中長期的に
株式・債権を保有し、
継続的な経営支援を実施。
平成 26 年 12 月に、15 企業に総額 1 , 450
連携
連携
石川県が、産学官連携強化により、地元経済の一翼を担う次世
相談・再生計画策定支援
中小企業再生支援協議会
財団法人北國銀行産業振興財団による助成
ファンド規模
12
小企業基盤整備機構や地域金融機関と連携し参画しています。
【ファンド概要】
いしかわ次世代産業創造ファンドへの参画
JA バンク
石川信連
企
経営改善に取組むお客さまへの人材派遣
していくため、再生ファンドを創設(平成 22 年 5 月)
。 当行も中
● 幅広い世代に対して金融経済教育のさらなる充実を図るとともに、企業見学や職場体
行
長
経営改善・事業再生
● 経営改善の事例等を公表することにより、再生ノウハウの共有化を図っていきます。
地元企業に対する長期的視点に立った再生支援に積極的に関与
● 公民連携を通じて地域活性化事業への参画・支援を行っていきます。
県内 5 信金
● お客さまとのリレーションを強化し、早い段階からの経営改善支援に取組みます。
中小企業再生ファンドの組成
● 長期的な視点に立って、地域経済の活性化につながる取組みを地道に行っていきます。
110 億円
経営改善、事業再生への取組み
成
● 企業の過剰債務解消や社会の変化に応じた事業再構築のお手伝いをしていきます。
地域経済の活性化につながる取組み
当
創業・新事業開拓
顧客企業に対するコンサルティング機能の発揮
36.3%
2.6%
経営改善支援取組み率の対象となる債務者数(正常先を除く)は、4 , 892 先です
詳しい情報は Web でご覧いただけます。 ➡
ループディスカッション形式にて研修を行いました。
● 本部内においてテーマ別に 20 回の勉強会を実施し、スキル
アップに努めました。
www.hokkokubank.co.jp/corporation
HOKKOKU BANK CSR REPORT 2015
13
お客さま
満足度向上
への取組み
確立を目指して
お客さまとの関係強化のために
(営業サービスの充実)
マネープラザの開設
火災保険をタブレットで販売開始
平成 26 年 10 月に「北國マネープラザ金沢西部」を開設しまし
火災保険窓販においては、従来の紙帳票による申込から金融
た。 完全予約制の休日営業とすることで、平日に来店できない
機関として初めてタブレットを利用し、申込の電子化対応を開
お客さまにじっくりとご相談いただけます。
北國銀行では、
「 北國ブランド」確立
お客さま目線でのサービスを心がけています。
始いたしました。 電子化により、見積りから申込までが簡素化
され、お客さまへの説明態勢の充実とスピーディーな手続きが
のために、お客さまの満足度向上
可能となりました。 北國銀行では、今後も多様化するお客さま
のニーズにお応えするため、サービス向上に努めてまいります。
に向けた取組みを行っています。
能登地区初のローンセンター併設店舗
平 成 26 年 10 月に中 能 登 支 店を新 築 移 転するとともに、能
登地区で初めてとなるローンセンターを併設しました。 また、
マナー向上への継続取組み
年2回
一層、便利で来店しやすい店舗となっています。
お客さまの声をかたちに
お客さまの声を真摯に受け止め、商品・サービスの
CS 強化運動
強化運動では、職場単位で計画を策定し、主体的に取組むこと
で、CS向上に重要な現場の自発的な活動を促進しています。
毎週
ATM 1 台増加や全自動貸金庫の設置により、お客さまがより
サービス業の原点に立ち返り取組んでいます。
基本としていること
CS ブランディングチェック
あいさつ・身だしなみ等について、行員がお互いに項目シート
質を継続的に改善するため、お客さまのご意見・ご
要望を把握し、かたちにする仕組みづくりを進めて
います。
参加者を募りました。 配信日より多くの申込をいただき満員と
なり、セミナーも盛況でした。
に基づき、チェックします。
毎日
対応・改善
共有し、翌日すぐに反映をさせます。
対応・改善
対応・改善
報告
営業店
報告
対応依頼
登録
「お客さまの声」
登録システム
報告
本部担当部署
内容確認
報告
から待ち時間短縮・最適なチャネルへの案内な
アンケート
ホームページ
お客さま相談所
報告
ロビーパーソンは明るいあいさつや整理整頓
報告
報告
登録
ロビーパーソンの全店配置
北國銀行では、お客さまの資産運用のためのセミナーを開催し
ています。3 月 7 日に開催された「女性のためのマネー&ビュー
ティーセミナー」の募集は、LINE と Happy! ラインより配信し
お 客 さま の 声
店頭体制チェックシート
1 日の店頭での行動を振り返り、気づいたこと、改善方法等を
セミナー開催
ど、ご来店されるお客さまの満足を考えるうえ
改善指示
改善指示
で大きな役割を担っています。 北國銀行では
全店にロビーパーソンを配置し、すべてのお客
経
さまに満足いただける銀行を目指しています。
営
あらゆるお客さまに安心してご利用いただける銀行を目指しています。
金融犯罪対策への取組み強化
ノーマライゼーション
地域警察と連携した事例の共有やマニュアル、
操作手順を音声で確認できる「音声案内用ハ
めています。
14
■ お客さまに優しいバリアフリー設計
■ 視覚障がい者に配慮した対応
チェックシートの活用を行い、未然防止に努
振り込め詐欺
未然防止実績
お客さまの安心・安全のために
ンドセット」や各所に「点字」を配置した「視
57件
覚障がい者対応 ATM」を導入しています。
(平成26年度)
合計
HOKKOKU BANK CSR REPORT 2015
59,461千円
詐欺被害防止優良店(鳴和支店)
視覚障がい者対応
ATM 設置率
100
%
音声案内用ハンドセット
各所に点字
車いすの方がご利用しやすい
幅広の ATM コーナー
詳しい情報は Web でご覧いただけます。 ➡
車でも安心してご来店いただける
幅広い駐車場
www.hokkokubank.co.jp/other/voice
高齢の方やお子さま連れの方も
安心の多目的トイレ
HOKKOKU BANK CSR REPORT 2015
15
信頼向上
への取組み
確立を目指して
投資家情報(IR)
公平かつ適切な情報開示に努めています。
説明会の実施
IRカレンダー
地方銀行屈指の健全経営を維持し、
当行の認知度向上・
公平かつ適切な情報開示に積極的
5月
経営戦略・経営理念
決算説明会
の伝達・営業内容の
に取組み、持続的な成長を目指し
6月
報告等を目的とした
ていきます。
算説明会」と「地元
での個 人 投 資 家 向
け 会 社 説 明 会 」を
安定配当(年間 6 円)継続を
基本に、当期純利益の水準に
応じた業績連動配当の考え方
を取入れ、配当基本方針とし
ています。
■ 商品贈呈型優待制度を実施
安定配当(年間6円)
+
業績連動配当
Annual Report 発行
個人投資家向け会社説明会
法人向け会社説明会
法人向け会社説明会
11 月
第 2 四半期決算発表
平
成
27
年
個人投資家向け
会社説明会
第 1 四半期決算発表
ディスクロージャー誌発行
10 月
12 月
株主優待
■ 配当基本方針
8月
9月
株主・投資家の皆さまへの継続的かつ安定的な配当を行うことを基本方針としています。
配当政策
7月
平
成
26
年
実施しています。
株主還元について
定時株主総会
ミニディスクロージャー誌発行
期末配当金支払
「機関投資家や証
券アナリスト向け決
決算発表
1月
2月
ミニディスクロージャー誌発行
個人投資家向け会社説明会
中間ディスクロージャー誌発行
第 3 四半期決算発表
個人投資家向け会社説明会
カタログから商品が選べる 「商品贈呈型の優待制
度」 を実施しています。 贈呈する商品は、食の宝庫
といわれる地元北陸の良さを十分に感じていただ
けるものをご用意しています。
情報誌の発行
IRサイト
事業報告・財務報告をはじめ、
CSR 活 動 実 績 や 最 新トピッ
安定配当 + 業績連動配当を
北國銀行 CSRレポート 2015
クスなどを掲載しています。
平成27年7月発行
● 編集・発行・お問い合せ
あわせた配当性向の目処を
株式会社 北國銀行 総合企画部広報CSR課
〒920-8670 金 沢 市広 岡 2丁目12 番 6 号
決算短信などの財務情報や
地 域 と と も に
北國銀行
CSRレポート 2015
中期経営計画「 NEXT QCS’S 」スタート
最新ニュースなどさまざまな
情報を公開しています。
TEL.(076)223 -9705
25~30 % として実施
● ホームページでもご覧になれます。
http://w w w.hokkokubank.co.jp
当行は優秀サイトとして
選定されました。
■ 配当実績
■ 自己株式の取得状況
❶
❷
このCSRレポートは、人や環境にやさしい
次のような配慮をしています。
◎ 書体
年間配当
取得年月
取得した株式総数
ユニバーサルデザイン(UD)の考えに基づいた見やすいデザイン
取得総額
の文字を採用しています。
◎ 資材(用紙・インキ)
適切に管理された森林で生産された木材を原料に含む「FSCⓇ認
証紙」と有害な VOC 排出を削減する「植物油インキ」を使用して
います。
◎ 製造(製版・印刷・製本)
平成 26 年度
平成 25 年度
7円
(記念配当1円含む)
平成 24 年度
6円
平成 23 年度
6円
平成 22 年度
6円
平成 21年度
6円
平成 20 年度
6円
平成19 年度
6円
平成18 年度
6円
平成 27 年 1月
0
1
5
日興アイ・アール 株 式 会 社
北國銀行 ミニディスクロージャー誌 2015.3
企業ホームページ
優 秀 サ イ ト 2014
第107 期 営業のご報告
平成 25 年 5 月
2,800 千株 1,218 百万円
平成 25 年 1月~ 2 月
4,785 千株 1,699 百万円
平成 24 年 5 月~ 7 月
5,000 千株 1,487 百万円
平成 24 年 1月~ 2 月
5,000 千株 1,492 百万円
平成 23 年 5 月~ 7 月
5,000 千株 1,392 百万円
平成 23 年 2 月~ 3 月
5,000 千株 1,548 百万円
平成19 年 11月
4,185 千株 2,268 百万円
平成18 年 11月
3,412 千株 1,689 百万円
平成16 年度
6円
平成18 年 1月
1,130 千株
6 円 50 銭
平成17 年 4 月
6,101 千株 2,788 百万円
HOKKOKU BANK CSR REPORT 2015
2
平成26年4月1日から平成27年3月31日まで
6円
(記念配当 50 銭含む)
を出さない「水なし印刷」を採用しています。
10,000 千株 3,780 百万円
平成17 年度
平成15 年度
16
7円
2 0 1 5
産業廃棄物となるフィルムを使用しない製版
「CTP」と、有害廃液
618 百万円
❸
❹
ミニディスクロージャー誌
CSR レポート
※写真はイメージです。
保有株式
商
品
内
容
優待商品
商品例
3,000 株以上 3,000 円 ① 石川県産 あきづき梨
10,000 株未満 相当の商品 ② 富山珍味詰合せ
ステークホルダーの声
株主・投資家の皆さまへの取組みについてコメントいただきました。
今年の 4 月に東京の本社より金沢支店に赴任しました。 異動の内示の際は、北陸新幹線金沢開業もあり、今が
10,000 株以上
8,000 円 ③ 能登牛しゃぶしゃぶ肉
相当の商品 ④ のど黒一夜干し
旬の金沢への赴任とあって、 上司・同僚より大変羨ましがられました。また、 実際に金沢に着任して、その大変
な賑わいに驚くとともに、この地域の力強さを日々感じています。
北國銀行さまは、北陸・金沢を代表する金融機関であり、株主還元や IR 活動に対し積極的に取り組まれている
企業です。 地方創生が叫ばれる中、北國銀行さまの果たす役割は非常に大きいと思われます。 大和証券としても
対
象
者
毎年 3 月 31 日現在で、3 , 000 株以上の当行株式を
2 年以上保有している株主さま。
大 和 証 券 株 式会 社
金沢支店長
前田 高英 様
微力ながらサポートさせていただきます。
さらなる発展が期待される北陸地域の活性化に向け、ますますのご活躍と株主・投資家に向けた積極的な取組
みを期待しております。
詳しい情報は Web でご覧いただけます。 ➡
www.hokkokubank.co.jp/ir
HOKKOKU BANK CSR REPORT 2015
17
社会貢献
への取組み
確立を目指して
各営業店による、それぞれの地域での
社会参加活動も盛んに行われています。
企業市民として「 ① 地域への教育支
援 ② 地域の子育て支援 ③ 地域に
Web
www.hokkokubank.co.jp/company/csr/news/index.html
やさしい行動実践 」
の3つの重点項目
本冊子
P.25~30
をはじめ、公共機関と連携し、災害
対策・防犯活動を行うなど、さまざま
な地域貢献活動に取組んでいきます。
CSR 基本方針 ・ 重点項目
❶ 地域への教育支援
健全な金銭感覚の育成や正しい金融知識習得のお手伝いをさせていただいています。
教育機関への講師派遣
企業見学・インターンシップの受入れ、研修会の開催
「産学連携協力」による 「教育・研究の推進」「地域社会や地域経済の活性化」を目指しています。
■ 企業見学 ・インターンシップ受入れ
石川県内の大学生、高校生を対象として受
■ 金沢学院大学での講義
■ 金沢大学大学院での講義
■ 金沢工業大学での講義
金沢学院大学との「寄付講座に関する覚書」に基づき、9 月
金 沢 大 学 大 学 院 博 士 前 期 課 程 科 目で ある
金沢工業大学との「包括的連携協力協定に
から講座を設け、講義を実施しました。 10 月には頭取から
MOT コースに
「包括的連携協力協定に関する
関する覚書」
に基づき
「銀行経営の現状と課
「地域金融機関の役割と学生の皆さんに期待すること」と題
覚書」に基づく産学連携強化の一環として役員
題」
と題し、講演を行いました。
し、特別講義を開催し、約 100 名の学生が参加しました。
入れを行いました。
■大学職員対象の研修会開催
「包括的連携協力協定に関する覚書」等を
締結した各大学の中堅職員を対象とした
研修会を開催しました。
及び行員を講師として派遣しました。
イベントの開催
■北陸先端科学技術大学院大学での講義
「包括的連携協力に関する覚書」に基づく
連携強化の取組みとして、新入生進路ガイ
ダンスの特別公演に頭取を講師として派遣
金沢大学大学院での講義
■ エコノミクス甲子園石川大会
■ 夏休み親子銀行探検隊
NPO 法人金融知力普及協会が企画・主
子どもたちに健全な金銭感覚や銀行の社
催する高校生の金融経済クイズイベント
「エコノミクス甲 子 園 」の 石 川 県 大 会を
開催しました。
しました。
会的役割をクイズやゲームを通じて学んで
いただくイベント
「夏休み親子銀行探検隊」
を実施し、今年もたくさんの親子にご参加
いただきました。
行 員 の 声
金沢大学大学院自然科学研究科において、MOT コースの 1 コマとして「アカウンティングの基礎」と題
して講義をさせていただきました。 理系の学生さんにとっては、 専門外となる内容なので、 銀行実務の話
を交えて、あまり専門的になり過ぎず、 興味を持って聴いていただけるよう心掛けました。 私自身は今回
で 3 回目の講義となりますが、毎回「笑い」ありの楽しい講義を目標にさせていただいています・・・。
学生の皆さんのこれからの就活、社会人生活等にお役に立てればと思い講師を務めましたが、いかがだっ
経営支援課
中山
仁
たでしょうか? 最後に、金沢大学大学院関係者の皆さまに感謝申し上げます。
18
HOKKOKU BANK CSR REPORT 2015
詳しい情報は Web でご覧いただけます。 ➡
www.hokkokubank.co.jp/company/csr
HOKKOKU BANK CSR REPORT 2015
19
CSR 基本方針 ・ 重点項目
❷ 地域の子育て支援
確立を目指して
CSR 基本方針 ・ 重点項目
未来をになう子どもたちのための支援活動に取組んでいます。
「 Happy!コンサート2014 」の開催
❸ 地域にやさしい行動実践
自然環境保全や地球温暖化対策にかかわるさまざまな取組みを行っています。
企業の森づくり推進事業に参画
社会福祉への寄付
環境保全活動への評価
地域の子どもたちに「プロが演奏する素晴らしい音楽と出合う喜びを感じてもらいた
未 来 ある子どもたちの 成 長を支 援
石川県森林公園において下草刈り、ヤマ
当行の環境保全活動のう
い」という思いを込めて「Happy! コンサート2014」を開催しました。 平成 26 年度は
し、施設などの充実を図るため「社会
モミジ 等の植 樹や遊 歩 道 整 備を実 施し、
ち、特 に ペ ー パ ーレス 化
石川県・富山県の幼稚園、保育園、小・中学校など全 30 公演を実施し、各地でオーケス
福祉法人 石川県社会福祉協議会」へ
平成 26 年中に 1 . 2トンの二酸化炭素排
への取組み(資料簡素化・
トラ・アンサンブル金沢さまに本格的な演奏をしていただきました。
1 , 000 万円の寄付をいたしました。
出抑制に努めました。
PDF 化 に よる 見 える 化・
プリンターのカウンター設
置による個々の意識向上)
が 評 価され、石 川 県 環 境
上段:石川の森林整備活動 CO 2 吸収量
認証証書交付式
下段:平成 26 年 10 月18 日に行われた
「北國の森」植樹活動
部温暖化・里山対策室より
「 事 業 者 版 環 境 ISO 優 良
活動表彰」を受けました。
ジャンボ絵馬奉納
平成 27 年 1月15日、県内の受験生一人
一人の名前が記された「ジャンボ絵馬」を
学問の神様である菅原道真公を祀る金
澤神社に奉納しました。 高校・大学受験
を控えた学生の合格を願った絵馬奉納は、
地域の方々から毎年好評を博しています。
8 年目の今年は888 名の申込があり、
「8」
にちなんだ末広がりの縁起の良い数字が
並びました。受験生の皆さんにご利益が
ありますように。
上段左より:みはる幼稚園
(問屋町支店)/白嶺幼稚園
(粟津駅前支店)
ちゅうりっぷ保育園
(砺波支店)
下段:浜岡保育園
(和倉支店)
さまざまな地域貢献への取組み
地域の一員として地域に貢献していきます。
北陸新幹線開業 PR 活動
ステークホルダーの声
北 陸 新 幹 線 金 沢 開 業に向 けた PR 活 動として
① 現 金 封 筒に「 北 陸 新 幹 線 金 沢 開 業 」のロゴ
地域への子育て支援の取組みについてコメントをいただきました。
マークを印 刷、② 東 京 支 店で石 川 県の魅 力を
伝えるロビー展を開催、③全店のショーウイン
北國銀行さまの企画により、オーケストラ・アンサンブル金沢の皆さんが出町保育所に来てくださいました。 い
ドウにポスターを一斉掲示しました。
つもは元気いっぱい体を動かし、歓声が響き渡る遊戯室ですが、この日は柔らかで穏やかな弦楽器の音色が子ど
もたちを包み込みました。
初めにコンサートの話をいただいた時には、正直なところ小さな子どもたちが静かに聞くことができるのか心配で
したが、皆一様にじっとオーケストラの皆さんを見つめ、曲の美しさや弦楽器の音色に耳を傾け、心地よさを感じ
ていました。これは生の演奏を耳や目、肌で弦楽器の響きを子どもたちも感じることができたからこそだと思います。
また、曲の中には子どもたちと保護者の方も一緒に歌える曲やクイズなどもあり、子どもたちの興味をひきつけ
砺波市立出町保育所
園長
森 久見子 様
る内容や構成で、私たちが保育する上でも学ぶところがたくさんありました。
素晴らしい音楽との出合いは、子どもたちの心を豊かにします。この取組みは、地域の子どもたちに喜びや感
動を与え、 豊かな心を形成できるものだと思います。 北國銀行の皆さまには、 子どもたちの未来のために今後と
も子育て支援していただきたいと思います。
20
HOKKOKU BANK CSR REPORT 2015
全店で一斉掲示した開業 PR ポスター
詳しい情報は Web でご覧いただけます。 ➡
ロビー展(東京支店)
〜石川とつながって
「Happy!」展〜
www.hokkokubank.co.jp/company/csr
HOKKOKU BANK CSR REPORT 2015
21
従業員
満足度向上
への取組み
確立を目指して
目指すべき行員像
行動規範 20 の心得
職場環境の整備、キャリア開発支援、
行内コミュニケーションの促進により
「 働くことに心から誇りを感じること
ができる銀行 」を目指しています。
北國銀行の人間力
企業理念・経営指針・倫理
早く退行できる体制を確立
憲章を行動に移し「目指す
し、家族との団欒を楽しん
べき行員像」として具体化
だり、知識や教養を深めた
したものが「行動規範 20
りすることで、豊富な経験
●相手を思いやる優しさや感動する心など人間性が豊かであり、仁徳
にあふれた誠実な心を持ち続け、育てていける人。
の心 得 」です。 北 國 銀 行
と鋭い感性、豊かな人間性
ではこの行 動 規 範を単な
を持った「 人 間 力(右 記)
」
る指標にとどまらせないた
を 身 に つ け、お 客 さま に
めに、毎 週 職 場 単 位で取
とって魅力的な行員となれ
組む項 目を決 め、毎 月の
るよう努めています。
職場会で自分の行動を振
●自分自身だけの立場や利益に執着せず、自分を律し、世のため人の
ために生きる覚悟をもって、銀行全体、社会全体の視点で物事を考
えることのできる人。
●現状に甘えず危機感を持ち続け、課題を見つけ、自ら学び自ら考え、
判断し、向上心とチャレンジ精神を持って行動できる人。
●好奇心旺盛で、時代や世界の潮流の変化を先んじてとらえる感性と
高いアンテナを持ち、あらゆる機会を通じて教養を高めることのでき
る人。
●たくましく生きるための健康と体力、精神力を保持している人。
り返る討議を行っています。
→ 詳しくは P. 38 へ
ダイバーシティ・マネジメント
個人の持つ能力を伸ばし、多様な人材を生かす取組み。
コミュニケーション
人材育成体制
女性が活躍できる環境整備
■ 若手・中堅交流会「北國ネクスト塾」
■ 研修体制
■ 地銀連携での取組み
次世代リーダーに求められるスキル習得、
「考え抜く力」を養
真のプロフェッショナル営業を実践するための人材育成を行うため、
昨 年 11 月、全 国 地 銀 64 行
成し、活動成果を経営施策へ反映させることを目標として平成
平成 27 年度は以下のような研修体制を実施していきます。
の頭取参加のもと、
「輝く女性
22 年 5 月に 発 足。 平 成 26 年 度 は、第 5 期メンバ ー 17 名 が、
3 班に分けられ、各班に設定された当行の課題解決に向けて毎
月の定例会議を経て、当行役員へ対して活動報告を行いました。
の活躍を加速する地銀頭取の
1
実践型研修の充実
3
第 5 期では、初の女性チームが編成され、
「当行の女性活躍支
援策」をテーマに活発な討議が行われました。
メンバーとして、行 動 宣 言の
◎ 模擬店舗を活用した実践的な研修を約 3 か月実施
【従来】大人数の集合研修
⇒
◎ 事務面のみならず、法人 / 個人営業戦略についても
1 年かけて浸透
【これから】少人数で複数開催、ケーススタディなど中心の実践型へ
2
会」が発足され、当行頭取も
新入行員研修の充実
4
マネジメントスキル強化
◎ 営業施策浸透や職場コミュニケーションをテーマに分科形式へ
◎ 管理職のみならず、対象を拡げ、多様性による組織力向上へ
成功事例を共有するとともに、
研修ルールの変更
輝く女性のネットワークを拡げ
◎ 研修の取得スキルを明確化し、研修前後のスキルチェックを実施
◎ 研修前の基礎知識習得のルール化
地銀内でも女性の活躍推進への取組みが活発化しています。
当行でも 4 月には女性管理職が 9 名となり、当行の発展に必要
銀行の業務知識のみならず幅広い知識習得の機会を提供しています。
ー
マ
今回の北國ネクスト塾では、初の試みとして、女性だけのチームが結成されました。 私はそのチームに参
行 員 の 声
加し、「当行の女性活躍推進策」を議題として取組みました。
さまざまな立場や年代の女性の声を聞き、当行の課題について考える中で、常に問題意識を持ち、改善策
を考えることの大切さを実感しました。
(人)
◎証券アナリスト
◎中小企業診断士
◎ロジカルシンキング
160
◎海外現地事情
◎日常・ビジネス英会話 など
140
管理職
役席
1
1
2
9
120
営業サポート課
100
遠藤 寛子
1
80
0
40
当行としては
「女性の活躍推進」
は今後も継続して取組むべき課題であります。 私もネクスト塾の経験を糧に、
20
当行の女性職員の活躍につながる活動に取組んでいきたいと思います。
0
研修施設
(模擬店舗)
詳しい情報は Web でご覧いただけます。 ➡
1
0
137
60
クなどを学ぶことができ、自分自身の成長にもつながったと思います。
HOKKOKU BANK CSR REPORT 2015
不可欠な経営戦略の位置づけとなっています。
◎人材育成
また、活動を通じて論理的に物事を考えること、さまざまな考えをもとに一つのものを作り上げるチームワー
22
ていきます。
■ 女性管理職の積極的な登用
(事前の課題実施やレジュメ配布)
テ
女 性 活 躍 推 進 研 究 会や女 性
リー ダ ー 育 成 部 会 へ 定 期 的
に参加し、情報交換を通じて、
■ 自主参加型勉強会の開催
北國ネクスト塾の経験で得たもの
策定に参加しました。
0
8
平成 17
0
10
0
11
18
19
72
93
98
22
23
142
151 144
25
26
40
20
21
www.hokkokubank.co.jp/recruit
24
27(年)
HOKKOKU BANK CSR REPORT 2015
23
確立を目指して
働きがいのある職場環境づくり
ワークライフ・バランス
メンタルサポート体制
生産性を向上するための取組み
ワークライフ・バランスの充実による質の高
W O R K
い仕事の実現を目指す「生産性向上への取
仕事のストレス、職場の人間関係、家庭
◎ 個々の意識改革
問題、経済問題などから発生する不安
◎ 組織としての
仕組みづくり
組み」を実施。 所定労働時間を超えること
や悩みの相談を行うメンタルヘルスの
◎ ITの活用
は恥ずべきことと考え、
「仕事の指針」に基
専門員(産業カウンセラー)が店舗に訪
生産性の向上
質の高い仕事
づき個々人の行動(働き方)を変え、また本
問、カウンセリング
北
國
銀
行
全
部の事務集中化など組織として効率化を進
! C
SR
!」
記
録
集
!
て、プライベートの時間を確保し、自己啓発、
健康管理、地域貢献、家族サービス、育児
などにより仕事に役立つ体験やヒントを得て、
仕事に役立つ
体験やヒントを
得る
地 域 の た め に ど こま で 汗 を 流 せ る か
プライベートの
時間を確保
L I F E
仕事との相乗効果を高めていきます。
北國銀行では、創業当時より地道な地域貢献活動を営業店やエリア単位で自発的に行ってきました。
こうした地域貢献活動の意義を行内全体に浸透させるため、平成 19 年度より「やってく ! CSR!」と銘
仕事と子育ての両立支援
打ち、活動の 🅐 全体像の把握 🅑 行内外への紹介 🅒 内容の評価 を実施した結果、行員の間に目的
■ 職場参観日
■ 育児短時間勤務者推移
■ 育児休業取得者推移
夏休み期間中に、行員・ビジネススタッフの
(人)
子どもたちを銀行に招待し、お父さんお母さ
んが働いている姿を見ていただく「職場参観
日」を開催しています。 お子さまからは「お
40
さんを格好よく思った」との感想が聞かれま
した。平成 26
35
15 名 の 参 加
20
がありました。
10
19
0
16
0
平成 19
辰口支店
31
11
1
19
20
1
18
21
23
1
1
12
13
22
8
47
36
25
23
課題
30
19
1
10
24
5
4
33
5
2
0
15
7
3
0
1
7
0
26(年)
1
課題の提起
6
32
25
STEP
7
平成
1
0
24
25
26
STEP
2
解決策の提示
27(年度)
STEP
結婚・妊娠・出産などの事情により退
職した行員を一定の条件のもとに行
平成 26 年 3 月 31 日現在
総合計 または 総平均
員として再雇用する制度「ウエルカ
男
女
高年齢行員の再雇用
事 務 員
合計
または
平均
庶務行員等
C
活動の価値に
気づかない
活動に対して
行内の関心が低い
報告・連絡体制を構築
個別の活動に
スポットを当てる
インセンティブを設ける
実施計画書と報告書を制定
行内外へ情報を発信
頭取表彰を実施
行内ネットワークで「各店
舗 の CS R 実 施 状 況」を
ニュース形式で発信。年度
ごとの 社 会 参 加 活 動を
ホームページに掲載。
年間を通して優れた活動を
したエリア・店舗は、頭取よ
り表彰を受けます。行内で
の関心が高まり、行員の意
識高揚につながりました。
1,187 人 42 歳 08ヵ月 17 年 11ヵ月 443,864 円 1,151 人 42 歳 11ヵ月 18 年 09ヵ月 439,973 円
626 人 34 歳 10ヵ月 12 年 02ヵ月 226,744 円
611 人 35 歳 06ヵ月 12 年 08ヵ月 226,360 円
1,813 人 39 歳 11ヵ月 15 年 11ヵ月 368,896 円 1,762 人 40 歳 04ヵ月 16 年 08ヵ月 365,900 円
15 人 53 歳 07ヵ月 22 年 09ヵ月 288,437 円
女
5 人 59 歳 00ヵ月 14 年 09ヵ月 263,942 円
3 人 59 歳 10ヵ月 12 年 04ヵ月 163,467 円
22 人 54 歳 07ヵ月 19 年 04ヵ月 275,272 円
18 人 54 歳 08ヵ月 21 年 00ヵ月 267,609 円
合計
む中、北國銀行では、技能・経験が
嘱託・ビジネススタッフ
海外現地採用者
再雇用する制度を設けています。
課題
1,835 人 40 歳 02ヵ月 16 年 00ヵ月 367,773 円 1,780 人 40 歳 06ヵ月 16 年 08ヵ月 364,906 円
17 人 53 歳 04ヵ月 20 年 08ヵ月 278,604 円
または
置づけ、定年退職後臨時雇員として
平成 27 年 3 月 31 日現在
男
少子高齢化と労働人口の減少が進
豊富な高年齢行員を重要戦力と位
B
従業員数 平均年齢 平均勤続年数 平均給与月額 従業員数 平均年齢 平均勤続年数 平均給与月額
ムバックプラン」も導入し、当行で
再び活躍する機会を広げています。
活動の全体像が
分からない
CSR 活動を行うにあたって、
実 施 計 画 書・報 告 書 の 提
出を義務づけ、活動場所・
内 容・担 当 店 舗 を把 握し、
全体像を明らかにしました。
雇用について
雇用状況
課題
3
具体的な取組み
ウエルカムバックプラン
A
(人)
40
32
意識ややりがいが生まれ、楽しみながら行員自ら企画・運営する活動に成長しています。
※平成 27 年度は、4 月〜7 月
46
44
30
年 度 は2 店 舗
( 介護短時間勤務含む )
■ 産休後育休取得
■ 産休のみ取得
■ 出産を理由に退職
50
金の数え方教室ではうまく数えられた」
「お母
HOKKOKU BANK CSR REPORT 2015
取
貢 献 活 動 「 やっ
てく
を実施しています。
め、生産性向上を実現していきます。 そし
24
店で
地域
組む
平均
530 人
496 人
地 域と
◎ 興味や関心が高まることで、モチベーションが向上
興味や関心が
高い状態
◎ 行員自ら、企画し、運営するスタイルも定着
◎ 地域の Happy ! が、自分自身の Happy ! に
※従業員数には、
「嘱託、ビジネススタッフおよび海外の現地採用者」を含んでおりません。
※平均給与月額は、3 月の時間外手当を含む平均給与月額であり、賞与を除くものです。
※従業員の定年は満 60 歳です。
詳しい情報は Web でご覧いただけます。 ➡
www.hokkokubank.co.jp/recruit
詳しい情報は Web でご覧いただけます。 ➡
www.hokkokubank.co.jp/company/csr/news
HOKKOKU BANK CSR REPORT 2015
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38 件
未来に
私 たち の 知 識を役 立 てて ほしい
金融経済教育活動
みどり支店 | 緑中学校「わく・ワーク体験」
1
2
3
4
5
6
7
8
9
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11
12
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14
15
地域の子どもたちへ
みどり支店では、 地域社会の一員として、 地域社会に
貢献できるように、毎年中学生を対象に「わく・ワーク体験」
として職場体験の場を提供させていただいております。
職場体験では、 実際に窓口やロビーでお客さまの応対
を体験したり、端末操作やお金を取り扱うなど、日々行員
が行っている仕事に挑戦していただいており、生徒の皆さ
んにとって新鮮な経験になっていると思います。また、 金
融犯罪への対応や資産形成の重要性が社会的な課題と
なっていく中で、子どもたちに健全なお金の使い方や金融
のしくみを伝える貴重な機会だと感じております。
今後も地域金融機関として長年積み上げてきた経験を
生かして、金融教育をはじめとして地域社会に貢献できる
取組みを積極的に行っていきたいと考えております。
(
みどり支店
森
学生の職場体験
崇)
海支店|小松商業高校「職場体験」 ⓽ 門前支店|門前高校「模擬面接」 ⓾ 小松支店|小松明峰高校「職場体験」
「ライフプラン学習」への講師派遣
略セミナー」を開催
26
HOKKOKU BANK CSR REPORT 2015
♳ 額支店|額小学校「町探検」 ♴ 円光寺支店|富樫小学校「職場体験」 ♵ 問屋町支店|港中学校「職場体験」 ♶ 川北支店|川北
中学校 「わく・ワ-ク体験」♷ 泉支店|錦丘中学校 「わく・ワ-ク体験」 ♸ 松任支店|松任中学校「職場体験」 ♹ 小立野支店|紫錦台中学校「職場体験」 ⓼ 軽
� 杜の里支店|南砺福野高校「進路セミナー」への講師派遣
講座の開催
� 武蔵ヶ辻支店 |武蔵地区「まちゼミ」に参加し「投資信託運用について」講義
詳しい情報は Web でご覧いただけます。 ➡
講師の派遣
� 珠洲支店|飯田高校
� 魚津支店|堤谷税理士事務所「経営戦
� 金沢市役所支店| 「資産運用の基礎知識講座」の開催
www.hokkokubank.co.jp/company/csr/news
HOKKOKU BANK CSR REPORT 2015
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65 件
環境に
きれ い に することで 地 域 へ の 愛 着 が 一 層 深まる
環境への取組み
金石支店 | 金石海岸 海浜一斉清掃
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
地域の一員として
金石支店では、多くの地域団体と関わりを持ち、地元神社の春祭りから始まり、「大野湊神社の夏季大祭」
など多彩な行事へ参加をさせていただいております。
当地では特別のことではなく、 地域の行事に参加することが、 当たり前。 古くから金沢の海の玄関口とし
て栄えた当地では地域のみなさまの地元に対する強い思いが感じられます。
環境への取組みは「地元を良い姿で維持する活動」と「より良くする活動」が重要で
あると考えますが、当地ではどちらも盛んに行われております。 その中で、年 2 回の
「プランター花苗植替え」はより良くする活動の一例です。
また「金石海岸 海浜一斉清掃」は地域のみなさまと一緒に地元を良い姿で維持
する活動の最たるものと言えます。
さまざまな CSR 活動がありますが、 地域行事への参加は特別なことでなく、
地域の一員として当たり前な行動だと思います。これからも環境への取組み
をはじめ、地域に貢献できる活動に参加していきたいと考えております。
(
金石支店
北野 光一 )
自然環境の保全活動
♳ 高松支店
ある、市主催の「かほく市海岸一斉清掃」に参加
♸ 浅野川支店|浅野川河川敷ボランティア除草
フェア」にあわせたボランティア清掃に参加
大野湊神社の夏季大祭
「米上げ」と「華みこし」
28
HOKKOKU BANK CSR REPORT 2015
い運動」に参加
♴ 宇野気支店
♶ 粟津駅前支店|「日用苔の里里山づくり体験」イベント参加 ♷ 美川支店|「手取川クリーン大作戦」に参加
街をきれいに
♹ 山代支店|「菖蒲湯祭」にあわせ清掃活動を実施
⓼ 砺波支店|「となみチューリップ
⓽ 金津支店|「金津祭」にあわせ清掃活動を実施 ⓾ 杜 の 里 支店|「山側環状の美しい景観を創る会」主催「花いっぱ
� 富山東部支店|「町内一斉清掃」に参加
島前)
」花壇植樹活動
♵ 七塚支店|石川県の海岸線 583 km を守る海岸愛護運動「クリーン・ビーチいしかわ」の一環で
� 金沢西部支店|「西インター大通り」清掃活動
� 本店営業部|「武蔵商店街」花壇植樹ボランティア活動
詳しい情報は Web でご覧いただけます。 ➡
グリーンカーテン
� 中能登支店|「鹿島バイパス(アルプラザ鹿
� 根上支店|ゴーヤのグリーンカーテン
www.hokkokubank.co.jp/company/csr/news
HOKKOKU BANK CSR REPORT 2015
29
地 域 の 皆 さまとの 絆を深 める
元気に
さ ま ざ ま な 貢 献・交 流 活 動
◎ 企業情報
北國銀行は、昭和 18 年 12 月 18 日、加能合同銀行・加州銀行・能和銀行の 3 行が合併して誕生しました。
地域のリーディングバンクとして、
「豊かな明日へ、信頼の架け橋を ~ふれあいの輪を拡げ、地域と共に豊かな未来を築きます~」の企業
理念のもと、地域のさまざまな活動のリーダーシップをとることによって、地域の皆さまに信頼され、愛される銀行を目指してまいります。
コーポレートデータ
1
2
北 國 銀 行について
3
名
称
き め 細 か な ネ ット ワ ー ク
株式会社 北國銀行
証 券 コード
8363 (東証第一部)
本店所在地
石川県金沢市広岡 2 丁目 12 番 6 号
設 立 年 月日
昭和 18 年 12 月 18 日
全 103 店舗中、北陸 3 県に 100 店舗と
充実した店舗網を設けています。
249
資
本
金
26 , 673 百万円 (百万円未満切り捨て)
上海
249
石川県
249
店舗
シンガポール
103 店 (うち出張所 1 店)
店
4
5
6
従 業 員 数
♳ 大桑橋支店|末保育園「あさがお展」 ♴ 鳴和支店|岡島昭彦氏「風流竹灯籠 新作発表会」 ♵ 小松中央支店|大和保育園「北陸新幹線塗り絵」展
( 平成
2
27
年
1
海外駐在員
事務所
2 海外駐在員事務所(上海、シンガポール)
さまざまな社会貢献活動
♳ 宇野気支店|宇ノ気小学校児童の交通安全、挨拶運動
♴ 魚津支店|「カーター記念 黒部名水マラソン」ボランティア参加
♴ 富山東部支店|ベビーマッサージ開催
♵ 小松中央支店|「お旅祭り」に参加
♵ 輪島支店|一人暮らしのお年寄りに暑中見舞いを
♶ 鳴和支店|「なるわ夏祭り盆踊り大会」に模擬店を出店
♶ 杜の里支店|特殊詐欺未然防止活動
HOKKOKU BANK CSR REPORT 2015
詳しい情報は Web でご覧いただけます。 ➡
www.hokkokubank.co.jp/company/csr/news
27
6
30
日現在
♳ 40 部課店所|「金沢百万石まつり(百万石踊り流し)
」に参加
14
件
月
30
件
4
年
お祭り・イベントへの参加
83
3
日現在 ) ※但し店舗数は平成
31
4
(2ヵ所)
1 , 780 名 (嘱託、ビジネススタッフおよび
海外の現地採用スタッフを除く)
8
8
発行済株式総数
314 , 601 千株
株
11 , 137 名
主
数
156
富山県
店舗
8
88
7
379
160
福井県
ローンセンター
北國銀行 ATM
2
1
3
店舗
ローンセンター
北國銀行 ATM
10
4
24
ATM ネットワークも充実の展開
自己資本 比率
11 . 18 % (単体ベース・国内基準)
格
付
け
A (S&P: スタンダード・アンド・プアーズ)
A+ (R&I : 格付投資情報センター)
総
資
産
4 兆 1 , 605 億円
貸
出
金
2 兆 3 , 553 億円
シ
月
3
3
北國銀行 ATM
159
ローンセンター12 店
♶ 野々市支店|若菜野 新春書道展 ♷ 高岡支店|高岡第一学園付属第二幼稚園「大好きな海」展 ♸ 犀川中央支店|「北國銀行ハンドボール部国体優勝」ロビー展
2
数
186 件
ロビー展の開催
1
舗
ローンセンター
ン
ボ
ル
マ
ー
ク
北國銀行のイニシャル “H” をモチーフに、
預
金
3 兆 1 , 423 億円 (含む譲渡性預金)
〈リース業務〉
北国総合リース 株式会社
● 透明感のあるブルーの楕円は、北國銀行の創造性と
信頼性を表したものです。
〈クレジットカード業務〉
株式会社 北国クレジットサービス
連結子会社
● グリーンの楕円は、豊かな自然と文化を持つ地域社
会を意味しています。
〈信用保証業務〉
北国保証サービス 株式会社
〈事業再生ファンド運営業務・子会社経理集中業務〉
北國マネジメント 株式会社
〈不良債権の管理・回収業務〉
北國債権回収 株式会社
詳しい情報は Web でご覧いただけます。 ➡
積極性と未来への発展をダイナミックに
表現したシンボルマークです。
● そして、2 つの楕円を結ぶ大きな「架け橋」は、北國
銀行と地域社会との豊かな関係の象徴であり、北國
銀行が未来へさらに大きく伸びていく姿をイメージし
ました。オレンジの力強いストロークはシャープな感
性であり、夢を実現していく北國銀行の全行員の意
志でもあります。
www.hokkokubank.co.jp/company
HOKKOKU BANK CSR REPORT 2015
31
◎コーポレート・ガバナンス
◎コンプライアンス
北國銀行では株主さまをはじめとするステークホルダー(利害関係者)との円滑な関係を維持するため、また経営の透明性向上とコンプライアンス重視
北國銀行ではコンプライアンスを経営の最重要課題と位置づけ、健全な業務運営を保持するため、
の経営を徹底するため、コーポレート・ガバナンスの充実に努めています。
「倫理憲章」において、
「信頼の確立」
「法令等の遵守」
「地域社会への貢献」「反
コンプライアンス態勢の確立のためのさまざまな施策を実施しています。
北 國 銀 行について
社会的勢力との対決」
「経営の透明性の確保」の 5 つを掲げ、これを尊ぶ企業であることを行内外にコミットし、役職員が実践することを徹底しています。
専務取締役(代表取締役)
専務取締役(代表取締役)
杖村 修司
安宅 建樹
コンプライアンス態勢
役 員・監 査 役・執 行 役 員
取締役頭取(代表取締役)
専務取締役
前田 純一
中山 良一
■コンプライアンス態勢の徹底
コンプライアンス
コンプライアンス
研修プログラム
意識の向上
銀行の社会的責任と公共的使命を強く
法令等遵守意識の一層の向上を目的と
本部・各営業店にコンプライアンス責任
して、
「 コンプライアンス 研 修 プログラ
者を配置するとともに、コンプライアン
ム」を階層別研修に盛り込み、コンプラ
ス教材の提供など、役職員のコンプラ
イアンスの徹底を図っています。
イアンス意識の向上に取組んでいます。
認識し、役職員のコンプライアンスに対
する意識の向上・改善を図ることを目的に
「コンプライアンス・マニュアル」を制定し、
企業倫理の確立に日々努めています。
常務取締役 兼 執行役員
(営業統括部長)
常務取締役 兼 執行役員
(融資部長)
浜崎 英明
中西
(経営管理部長 兼 法務室長)
取締役 兼 執行役員
(総合企画部長 兼 人材開発室長)
取締役 兼 執行役員
取締役 兼 執行役員
取締役 兼 執行役員
山本 英博
中村 和哉
中田 浩一
坂井 健一
顕
(東京支店長)
(本店営業部長)
本 部
各部コンプライアンス
責任者
木島 正博
取締役(社外)監査等委員
鳥 越 伸 博 (総合事務部長 兼 システム部長)
角 地 裕 司 (市場金融部長 兼 国際部長)
佐々木 一郎
取締役(社外)監査等委員
大砂 雅子
赤 沢 信 秀 (小松中央エリア統括店長 兼 小松中央支店長)
多 田 隆 保 (高岡エリア統括店長 兼 高岡支店長)
取締役会
指示・伝達
コンプライアンス関連の
質問・相談
報告・通報
店
長
コンプライアンス
責任者
指示・伝達・研修
行員相談
窓口ホットライン
支
実務・事務面の
質問・相談
通報・質問・相談
業務諮問委員会
を構築しています。 業務の適正を確保するための体制は以下の通りです。
結果報告
顧客保護等の社会的使命を果たしたうえで、行内外のリスク管理を強化し適切な企業統治を図ることを目的に内部統制システム
経営管理部
コンプライアンス課
通報等にかかる
事実関係の
調査・改善の指示
指導・助言
リスク管理体制
北國銀行では、コンプライアンスを経営の最重要課題として位置づけ、企業理念に基づき制定した 「倫理憲章」 の実践を徹底し、
結果報告
行
通報・相談
員
【監査等委員会設置会社への移行】
平成 27 年 5 月 1 日施行の改正会社法に対応し、監査等委員会設置会社に移行いたしました。 監査・監督機能の強化とともに、
値の向上を図っております。
監査等委員会
内部統制システムの基本方針
取締役会
監査・監督
監査部
助言・指導
経営会議/各種委員会
経営会議規程/各種委員会規約
経営管理部
業務諮問委員会
( 主管委員会 )
内部報告体制
ALM委員会
リスク管理委員会
信用リスク管理委員会
内部監査体制
統合的リスク管理規程/コンプライアンス管理規程
コンプライアンス
統合的リスク管理
オペレーショナルリスク
経営管理部
オペレーショナルリスク管理細則
法務リスク 顧客保護等
信用リスク
市場リスク
流動性リスク
事務リスク
システムリスク
その他リスク
(法務リスク・人的リスク・有形資産リスク・経営リスク・風評リスク)
経営管理部
融資部
市場金融部
国 際 部
総合企画部
市場金融部
総合事務部
システム部
経営管理部
信用リスク管理細則
市場リスク管理細則
流動性リスク管理細則
事務リスク管理細則
システムリスク管理細則
営業店・本部各部
HOKKOKU BANK CSR REPORT 2015
子会社等統括規程、
「統合危機管理マニュアル」
コ ン プ ラ イ ア ン ス 充 実・強 化 へ の 取 組 み
社外取締役の経営参画により業務執行プロセスの透明性と効率性を向上させ、コーポレート・ガバナンスの一層の充実と企業価
32
コンプライアンス
委員会
コンプライアンス状況の報告
コンプライアンス関連の提案
小 西 利之 (富山エリア統括店長 兼 富山支店長)
西田
章 (小松エリア統括店長 兼 小松支店長)
岩室
洋 (金沢中央エリア統括店長 兼 金沢中央支店長)
取締役(社外)監査等委員
指示・回答
相互牽制
中島 秀雄
指示
執行役員
取締役(社外)監査等委員
山田 宗人
報告・協議
日現在 )
26
取締役 監査等委員
承認
月
伊田 知弘
相談・報告
取締役 監査等委員
指示・伝達
年
6
営 業 店
■コンプライアンス管理体制図
( 平成
27
コンプライアンス
マ ニュア ル
コンプライアンスに関する職場内研修を実施し
ています。 またコンプライアンス違反を発見し
たときの通報・その他相談・質問窓口として行内
平成 27 年度 コンプライアンス・プログラム
に行員相談窓口ホットラインを設けています。
法令遵守方針およびコンプライアンス管理規程に沿って、内
● 法令遵守テーマに基づく職場内討議の実施
ンス・プログラム」を毎年策定しています。
● 各種チェックリストによる
コンプライアンス状況の点検
● 研修によるコンプライアンス意識の浸透
部規程の整備や、行員周知などに関する計画「コンプライア
平成 27 年度の主な新規・強化項目
【法令等遵守体制の強化策】
● 外部弁護士 2 名を含めた
行員相談窓口ホットラインの設置
● 不祥事件防止のための研修・教育の周知徹底
● 金融コンプライアンス・オフィサー認定試験
の推奨
● リスク性金融商品販売時のお客さまへの
● 反社会的勢力排除のための事後検証の実施
説明プロセスの周知徹底
連結子会社
詳しい情報は Web でご覧いただけます。 ➡
www.hokkokubank.co.jp/company
HOKKOKU BANK CSR REPORT 2015
33
◎ 業績ハイライト
北 國 銀 行について
※計数は、原則として、単位未満を切り捨てて表示しています。
決算の概要
経営の健全化の指標・不良債権削減への取組み
前年同期比 23 億円増加の171億円となりま
した。当期純利益は、不動産の減損・処分費
用や実効税率変更に伴う法人税等調整額の
増加もあり、前年同期比 2億円増加の74 億円
となりました。
【用語解説】
●コア業務純益:預金や貸出金、為替業務など、銀行本来の業務
から生まれる利益を表した業務純益から「一般貸倒引当金繰入額
」および「国債等債券の損益」を除いたもので、より純粋な銀行本
来の業務による利益を示しています。● 経常利益:業務純益に株
式の売却損益・償却および不良債権処理に要した費用等を加減し
たものです。● 当期純利益:経常利益に特別損益および税金等を
加減した最終的な利益です。
H27年
3 月末
増減
459
524
64
400
408
8
61
59
△1
297
303
5
コア業務純益
166
168
2
経常利益
147
171
23
72
74
2
3 月末
業務粗利益
うち資金利益
うち役務取引等利益
経費
(△)
当期純利益
有価証券関係損益
実質不良債権処理額(△)
1株当たり配当額
3
80
77
16
76
60
7円00銭
■ コア業務純益と当期純利益の推移
(億円)
200
当期純利益
経常利益は、有価証券関係損益の増加により、
(億円)
H26 年
コア業務純益
本業の利益を示すコア業務純益は、前年同期
比 2億円増加の168億円となりました。
平成 26 年3月末から新しい自己資本比率規制(バーゼルⅢ)が適用されています。
自己資本比率は、単体で11.18%と、国内基準の 4%を大きく上回る高い水準を維持しています。
150
バーゼルⅡ
170
168
166
50
63
0
H25 年
3 月末
74
72
H26 年
3 月末
H27年
3 月末
12.46 %
(億円)
2,000
お客さまの資産運用ニーズにお応えし、商品
の充実や資産運用相談、フォローアップ体制
を強化した結果、平成 27年 3月末の個人預り
資 産 は 前 年 同 期 比 282 億 円 増 加 し、2 兆
5,043 億円となりました。
30,000
25,000
30,165
1,674
7.557
30,541
1,994
7,298
公金・金融
2,107
一般法人
7,121
20,000
15,000
0
■ 個人預り資産残高
12.29 %
26,000
25,000
24,000
23,000
22,000
21,000
24,492
24,760
1,614
1,784
874
1,069
672
1,054
561
投資信託 1,130
20,933
21,249
21,620
H25年
H26年
H27年
3月末
3月末
19,000
18,000
0
その他
3,100(13.12%)
609(2.58%)
23,631億円
34
23,586
20,000
5,326
5,280
15,000
5,704
6,104
地公体公社
5,262
消費者ローン
6,675
H25年
H26年
H27年
3月末
3 月末
H27年
17,468
5,000
12,287
12,201
11,694
H25年
H26年
H27年
石川県:
(73.92%)
HOKKOKU BANK CSR REPORT 2015
0
事業性
3月末
3月末
3月末
332
6,500
6,250
6,104
6,000
288
5,500
5,250
0
5,704
215
5,489
H25年
3月末
5,816
H26年
3月末
A+
安
全
性
CCC
CC
当行の格付け
D
低い
3 月末
金融再生法に基づく開示債権および保全状況
要管理債権 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11 億円
6,675
6,750
5,750
10,000
富山県
総貸出金
H26 年
3 月末
AAA
AA
A
BBB
BB
B
格付投資情報センター
(R&I)
■ 金融再生法に基づく開示債権および保全の状況(平成 27 年 3 月末)
21,620
(億円)
株式会社
うち
住宅ローン
6,342
H27年
3月末
正常債権
合計 915 億円
総与信残高
96.32%
2兆4,860億円
保全状況等
純資産の部:2,361億円
保全率
86.24 %
貸倒引当金
217億円
担保・保証等
による保全額
454億円
■ 不良債権比率の推移
(億円)
(%)
1,000
5
900
3.44%
3.34% 3.23% 3.34%
3.15%
4
800
3
700
2
600
813
786
770
809
779
H25年
H25年
H26年
H26年
H27年
金融再生法開示債権比率(不良債権比率)
(平成 27 年 3 月末)
23,319
23,631
低い
高い
金融再生法開示債権(部分直接償却後)
■ 総貸出金残高の地域別内訳
25,000
R
平成 27年3月末の金融再生法に基づく開示債権額(部分直接償却前)は、平成 26 年3月末に比べて171億円減少し915億円となりました。
また、開示債権のうち、担保・保証等および貸倒引当金による保全率は86.24%となっており、将来のリスクに十分対応できる水準です。
■ 個人向けローン残高の推移
(億円)
CC
SD、D
0
危険債権 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 634 億円
個人向け貸出が順調に推移したことから、前
年同期比 45 億円増加の2 兆 3,631億円とな
りました。
2,452(10.38%)
8
破産更生債権およびこれらに準ずる債権 270 億円
■ 貸出金末残
性
CCC
当行の格付け
7
H25 年
貸出金の状況
福井県
1,881
9
金融再生法開示債権(部分直接償却前) 3.68%
貸出金については、住宅ローンを中心とした
全
個人預金
21,249
3月末
安
国債等
20,933
3月末
3月末
1,862
1,710
年金保険等 1,731
20,000
個人
1,824
(Tier1)
0
A
12
10
114
1,500
A
BBB
BB
B
11
(Tier2)
1,600
25,043
(億円)
11.18 %
Tier1比率
1,900
プアーズ(S&P )
13
自己資本比率
AAA
AA
スタンダード・アンド・
14
13.11%
1,700
30,848
(%)
自己資本比率
預金の状況
35,000
バーゼルⅢ
15
100
7円00銭 0 円00銭
※譲渡性預金(NCD)を含まない。
高い
※自己資本の額は、Tier1+Tier2より控除項目を減算して表示しています。
1,800
預 金については、個人 預 金 が 順 調に推 移し、 ■ 預金等末残
前年同期比 307億円増加の3 兆 848 億円と
(億円)
なりました。
■ 格付け
■ 自己資本・自己資本比率の推移(単体ベース)
1
金融再生法開示債権
(部分直接償却後)
合計
779 億円
0
3月末
9月末
3月末
9月末
0
3月末
【用語解説】
● 要管理債権:3 ヵ月以上延滞しているか、もしくは貸出条件に一定の譲歩を行った債権。● 危険債権:経営破綻には至っていないが、財政状態や経営成績が悪化し、契約通りに返済がで
きない可能性が高い債権。● 破産更生債権およびこれらに準ずる債権:経営破綻に陥っているお取引先に対する債権。
詳しい情報は Web でご覧いただけます。 ➡
www.hokkokubank.co.jp/company
HOKKOKU BANK CSR REPORT 2015
35
◎ 新中期経営計画「NEXT QCS
◎「北國ウェルカムキャンペーン2015」(新社会人・新生活応援)
バンコク」開催
◎「2015上海ビジネスセミナー」開催(TSUBASA(翼)連携)
★「広域連携 お取引先交流会
◎ 第5回コーポレート・アート展開催(金沢アートグミギャラリー)
◎ 株式会社イトーヨーカ堂との個別商談会開催
」の絵馬奉納
◎ 北國マイカーローン「ハッピードライブキャンペーン」
◎ 受験生合格祈願「ジャンボ絵馬で合格祈願
年度「一般財団法人北國銀行産業振興財団」助成実施
ポスター全店掲示
回「エコノミクス甲子園石川大会」開催
◎ 北陸新幹線開業
◎「北國 冬の資産運用Happy! キャンペーン」
◎ 平成
◎「いしかわ事業者版環境ISO優良活動表彰」受賞
◎ 新基幹系システム「BankVision(バンクビジョン)
」稼働
!!
年度版カレンダー配布開始
◎ ウォームビズ(WARMBIZ)実施
◎ 平成
上海2014秋」開催
◎「輝く女性の活躍を加速する地銀頭取の会」発足
◎「チャイナビジネス・セミナー&交流会
年
月決算発表
◎ 入行式( 名)
◎「北國フレッシャーズセミナー2014」開催
◎ TSUBASA(翼)プロジェクト参加行による
「災害時相互協力に関する協定書」締結
◎ 平成
◎「北國Happy! コンサート2014」開催
◎ 北陸先端科学技術大学院大学へ頭取を講師派遣
◎「いしかわ産業化資源活用推進ファンド
(活性化ファンド)活用セミナー」の開催
◎ クールビズ(COOLBIZ)の実施
◎ 第8期北國銀行「エグゼクティブカレッジ」開講
◎「北國 夏の資産運用 Happy! キャンペーン」
◎ 投資信託ラインナップの入替
★「ものづくり商談会 @ バンコク2014」開催
◎「厚生年金基金加入企業向けセミナー(野々市支店)
」開催
◎ 今江支店廃店
◎「北國の森」森林整備活動
◎「テレホンバンキング」サービス終了
◎「シンガポール食品商社招聘商談会」開催
◎ 北國マイカーローン「ハッピードライブキャンペーン2」
◎「夏休み親子銀行探検隊」開催
◎「職場参観日」開催
★「和倉支店」新築移転オープン
★「FBC上海 2014(日中ものづくり商談会)」開催
◎「日本航空株式会社との個別商談会」開催
◎ 火災保険のタブレット販売開始
◎「合同インターンシップ」実施
◎「市場・国際業務の連携協会に関する協定書」締結
(TSUBASA
(翼)連携)
★「大徳支店」新築移転オープン
★「中能登支店」新築移転オープン
◎「中能登ローンセンター」新設
◎「北國マネープラザ金沢西部」開設
◎「大学中堅職員向け研修会」実施
◎「北國の森」植樹活動
★「本店営業部・金沢中央支店」新築移転オープン
◎「石川県機械金属企業タイ商談会」開催
in
37
HOKKOKU BANK CSR REPORT 2015
」発表
第 回日本ハンドボールリーグ優勝
★ 北國銀行女子ハンドボール部
◎ 富山県に店舗外ATM新設
(氷見プラファ・イオンモール高岡・アピタ富山店)
S
in
◎ 北國教育ローン「青春応援キャンペーン」
◎ 第
PR
www.hokkokubank.co.jp/other/news
詳しい情報は Web でご覧いただけます。 ➡
HOKKOKU BANK CSR REPORT 2015
36
3
54
北國銀行ハンドボール部は第 39 回日本ハンドボールリーグプレーオフを制して 4 年ぶり2 回目の優勝を果たしました。 多くの方々のご声
日本と外国の企業を結ぶ商談会を開催しました。
39
26
9
27
26
日本ハンドボールリーグ優勝
海外ビジネス商談会の開催
3月
2月
平成 27 年 1 月
12 月
11 月
10 月
9月
8月
7月
6月
5月
平成 26 年 4 月
本店営業部・金沢中央支店
中能登支店
大徳支店
和倉支店
北 國 銀 行について
(平成 26 年 4 月 〜平成 27 年 3 月 )
◎ 北國銀行の 1 年
店舗新築
平成 26 年度は本店営業部をはじめ、5 店舗を新築(新築移転)しました。 LED 照明、昼光センサーなど省エネに優れた店舗設備を採用しました。
援、ありがとうございました。
◎ 北國銀行の企業理念と行動規範
企業理念
豊 かな 明 日へ、
信頼の架け橋を
ふれあいの輪を拡げ、地域と共に豊かな未来を築きます
1958 (昭和 33 年)
3月
1965 (昭和 40 年)
3月
1971 (昭和 46 年)
12 月
1972 (昭和 47 年)
9月
為替オンライン実施
1974 (昭和 49 年)
2月
東証、大証一部に上場
1975 (昭和 50 年)
9月
総預金 5,000 億円を達成
私たちは、法令やルールを遵守し、誠実かつ
公正な企業活動を遂行します。
1978 (昭和 53 年)
2月
全店オンラインシステム完成
③ 地域社会への貢献
1979 (昭和 54 年)
4月
外貨預金取扱開始
私たちは、多様で良質な金融サービスの提供
を通じて、地域社会の発展に貢献します。
1981 (昭和 56 年)
9月
総預金 1 兆円を達成
④ 反社会的勢力との対決
1982 (昭和 57 年)
11月
◎ 地域の社会運営、経済、文化、生活などに対する高い見識に基づいた、
◎ 総合的な情報と金融サービスの提供と
◎ 地域のさまざまな活動の推進のリーダーシップをとることによって、
◎ 信頼を獲得し、地域の豊かな未来への架け橋
① 信頼の確立
私たちは、地域金融機関の社会的責任と公共
的使命を認識し、健全な業務運営を通じて、
信頼の確立を図ります。
② 法令等の遵守
地域経営のリーダーとして
経営指針
② 総合的な金融サービス機能の
拡充に努めます。
③ 人材の育成と組織の
活性化に努めます。
倫理憲章
私たちは、地域社会の秩序や安全に脅威を与え
る反社会的勢力とは、断固として対決します。
⑤ 経営の透明性の確保
私たちは、広く地域社会とのコミュニケー
ションを図り、経営の透明性を確保します。
4月
1983 (昭和 58 年)
1985 (昭和 60 年)
行 動 規 範﹁
の心得 ﹂
20
お客さま
満足度向上
に対して
行員
に対して
1 お客さまや、上司・部下・同僚に対して気持ちの良い挨拶をし、感謝の気持ちを忘れません
2 行内美化に目を配り、職場内の清潔感を常に保ち、自ら整理整頓、掃除に努め、
1987 (昭和 62 年)
3 お客さまとの約束は必ず守り、曖昧な回答により、誤解をまねく言動はとりません
4 お客さまとは積極的にコミュニケーションを図るとともに、お客さまのニーズを汲み取るよう行動します
5 業務上のミス・トラブル・苦情等について速やかに相談・報告し、放置したり、独断で処理しません
6 短期的な利益拡大のために、お客さまとの長期的な関係構築を犠牲にしません
7 できない理由を言う前に、できるためにどうすれば良いのか、常に考えます
8 お互いに対する気遣いを忘れずに、協力により組織が成り立っていることを理解します
9 後進の成長なくして企業の発展がないことを十分に理解し、後進指導に取組みます
q お互いを仕事のパートナーとして尊重し、セクハラ・パワハラなどは、
に対して
社会
に対して
38
HOKKOKU BANK CSR REPORT 2015
w 虚偽の報告や不実の記載、書類の改ざん等を行いません
e 上司の指示・命令といえども、法令・規定を逸脱した行動をとりません
r 情報管理の重要性を理解して、取扱には十分留意するとともに、整理整頓に努めます
t 決して華美にならず、身の丈に応じた生活をします
y お客さまのお金や銀行の公費を決して流用しません
u 飲酒運転は社会悪であり、これらの行為を決して許しません
i 反社会的勢力に対しては、毅然とした態度で対応します
o 銀行業務のみならず、幅広い方面に興味を持ち、自己啓発に励むとともに、自己研鑽に努めます
p 銀行員および個人として地域行事に積極的に参加し、地域社会とのコミュニケーションを図ります
a エネルギーと資源を節約して環境保全に努めます
1995
12 月
ダイレクトセンター開設
10 月
生命保険の窓口販売開始
4月
12 月
2004 (平成 16 年)
2005 (平成 17 年)
2006 (平成 18 年)
2007 (平成 19 年)
4月
証券仲介業務開始
7月
コンビニ ATM サービス開始
3月
普通社債および劣後特約付社債を
各 150 億円(計 300 億円)発行
医療保険・がん保険の取扱開始
北國ダイレクトバンキング
Happy! ラインの取扱開始
TSUBASA(翼)プロジェクト開始
4 月 (北國銀行、千葉銀行、第四銀行、
中国銀行、伊予銀行)
受託業務の免許取得
新オンラインシステム稼動
「スリー・ステップ・アップ 2009」
スタート
3月
担保附社債信託法に基づく
三行業務提携締結
(北國銀行、福井銀行、富山第一銀行)
中期経営計画
4月
12 月
2008 (平成 20 年)
創立 60 周年
上海駐在員事務所を開設
第 1 回無担保転換社債
100 億円を発行
中期経営計画
「MUST DO 2006」スタート
6月
9月
包括承認銀行認可
1月
4月
2003 (平成 15 年)
基幹システムをアウトソーシング
損害保険の窓口販売開始
外国為替コルレス契約
総預金 2 兆円を達成
1月
1993 (平成 5 年)
ファームバンキングサービス開始
9月
4月
2002 (平成 14 年)
デビットカードの取扱開始
4月
(財)北國銀行産業振興財団設立
債券ディーリング業務開始
10 月
2001 (平成 13 年)
国債の窓口販売取扱開始
6月
6月
1992 (平成 4 年)
新電算機センター完成
3月
12 月
(旧)本店別館完成
資本金 165 億円に増資
1988 (昭和 63 年)
1990 (平成 2 年)
総預金 1,000 億円を達成
4月
7月
2000 (平成 12 年)
(旧)本店完成
地区センター設置
3月
1989 (平成元年)
(加能合同、加州、能和の三行合併)
6月
気持ち良くお客さまをお迎えします
人間の尊厳を傷つける行為であることを認識して、これらを職場から排除します
自分自身
7月
12 月
1984 (昭和 59 年)
基本原則
北國銀行設立
12 月
となることを目指します。
① 健全経営を維持し、
お客さま・株主・従業員の
幸福実現に努めます。
北 國 銀 行について
1943 (昭和 18 年)
私たちは
企業理念
◎ あゆみ
12 月
シンガポール駐在員事務所を開設
中期経営計画
2009 (平成 21年)
4月
CI 導入
2010 (平成 22 年)
3月
北國マネジメント(株)設立
電算機センター新事務棟、
2011 (平成 23 年)
9月
北國債権回収(株)設立
2012 (平成 24 年)
4月
スタート
サンデーバンキング開始
メール棟完成
新端末機システム導入
「スピード & クオリティアップ 2012」
中期経営計画
「QCSʼS(Qシーズ)」スタート
11月
信託代理店業務開始
2013 (平成 25 年)
12 月
創立 70 周年
12 月
創立 50 周年
2014 (平成 26 年)
11月
本店ビル移転
(平成 7 年)
3月
北國ファイルセンター完成
1997 (平成 9 年)
4月
資本金 266 億円に増資
1998 (平成 10 年)
12 月
投資信託の窓口販売開始
詳しい情報は Web でご覧いただけます。 ➡
1月
2015 (平成 27 年)
4月
新基幹系システム(BankVision)移行
中期経営計画
「NEXT QCSʼS(Q シーズ)
」スタート
www.hokkokubank.co.jp/company
HOKKOKU BANK CSR REPORT 2015
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◎ステークホルダーダイアログ
北 國 銀 行について
企業としての社会的責任を果たし、
継続していくために
1
信頼される『 地域の広間 』
2 『 金沢の風土 』を感じる建物
■ お客さまが訪れる場
■ 建物全体が「温かみのある灯篭」のように見える夜間照明。
所は「明るく開放感の
ある空間」
。
平成 26 年 11 月、北國銀行は金沢駅金沢港口前に本店を新
たくさんの人が訪れ、
築移転いたしました。 北國銀行本店ビルは省エネをはじめと
信頼関係が生まれる
した環境への配慮、安心と安全の確保、金沢らしさを追求し、
「広間」
。
「お客さま、地域社会に貢献する広間のような空間」といた
しました。 われわれは本店の移転を「新たな挑戦と成長のは
じまり」と考えており、新たな地で役職員一丸となり、地域の
皆さまの「豊かな未来への架け橋」として地域を盛り上げてま
いります。
エントランスホール
■ 県産材を主とした内装は温かみのある素材とし、
《 コンセプト 》 ♳ 信頼される『地域の広間』
「地産地消」へこだわり。
♴『金沢の風土』を感じる建物
♵ 環境へ配慮(省エネ)とバリアフリー
♶ 安心と安全
第三者意見
株式会社三菱地所設計の飯田様に「 北國本店ビル 」の環境におけるコンセプトと当行の CSR 活動にについてご意見を伺いました。
ロビー
ルーバー
天板
サイン
北國銀行の環境への取組みについて
3
2014 年 11 月、当社が設計を拝命した新しい北國銀行本店がオープンを迎えました。
北國銀行さまの目指す 「開かれた銀行」 ・・・ 通りに開き、 地域から親しまれる “ まちの広間 ” をコンセプトとし、
■ 敷地や空間の特性を活かし、
「総合的な環境性能」の向上。
環境面でも地域の発展と活性化を担うリーダーとしての役割を果たすべく、 敷地の持つ特性を利用し 「環境
は、自然光の積極的な取り込みと LED 照明との効率的なバランスを実現しました。 けやき通り側の北面
に透明感あるガラスを大きく利用したことと、大きな空間の天井面には照明は極力設置せず、居住域に近
い場所に間接的な光を置くことで、どの時間帯でも優しい光のあふれる空間となっております。
風
水
株式会社三菱地所設計
建築設計四部 部長
飯田 隆弘 様
4
安心と安全
■ 安心・安全な本店として建物基礎免震や発電機電源の確保
など、信頼性の高い BCP ※ 対応としました。
光 全館 LED 照明、床・壁・天井の反
(光・風・水)」 をテーマとして建築を共に計画しました。
光
環境配慮(省エネ)とバリアフリー
射光、自然光の積極的な取込によ
る効率的な照明バランスを実現
※ BCP(Business Continuity Plan)事業継続計画
風 建物の特性を活かした自然換気
地震計/最上階・11階床
水 既存の井水の活用
地震計/1階床
は、BCP を意識した開口できる窓と階段室を利用した効率的な自然換気、免震ピットを利用した風の道
地震計/免震ピット床
を活用し、エネルギーロスの軽減をしています。
は、既存の井水を利用しました。 雑用水、外構植栽への散水など、水の持つポテンシャルを最大限に利
■ 本店ビル全体をバリアフリーとしてお客さまと従業員にも優しい建物。
用しております。
建物における環境の取り組みについて、いくつかお話しさせていただきましたが、まずは北國銀行本店に足を運
んでいただき、空間を体験していただきたいと思います。 そして、空間の快適さ、心地よさを体感していただく
HWC(ハンディキャップトイレ)
行員
通用口への
アプローチ
ことで、「開かれた銀行」
、すなわち地域と密につながる金融機関を体感できると考えています。
北國銀行さまは、従来から「環境への取組み」として森林整備事業やペーパーレス化など、地域にやさしい行動
を実践しておられます。 今般の北國本店ビル建設計画においても環境への意識の高さを感じました。
今後とも地域のリーディングバンクとして、 金融面での支援はもちろんのこと、 環境をはじめとした社会貢献へ
案内設備
金沢駅からの
アプローチ
行員用
エレベーター
営業室ロビー
エントランスホール
お客さま用
エレベーター
既存立体
駐車場からの
アプローチ
1階平面図
免震ゴム
免震用オイルダンパー
の活動を期待しております。
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HOKKOKU BANK CSR REPORT 2015
HOKKOKU BANK CSR REPORT 2015
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