平成27年大阪府警察重点目標推進結果 【平成27年大阪府警察重点目標】 少年の健全育成を図る諸対策の推進 推 進 結 果 1 非行を未然に防ぐ活動の強化 大阪府、教育委員会等と連携し、小学校高学年を中心とした非行防止、犯罪被害防止教室を 開催したほか、再非行を防止するため、少年の規範意識向上と立ち直り支援に向けた活動を 推進しました。 2 非行少年グループの検挙・解体対策の強化 学校等関係機関との連携を図り、情報収集に努めることで、ひったくり、路上強盗等の街 頭犯罪等を敢行する悪質な非行少年グループの検挙・解体対策を強化しました。 3 犯罪等から少年を保護するための活動の強化 インターネットを利用した児童ポルノ事犯をはじめとする悪質な福祉犯の取締りを強化し たほか、児童虐待事案については、迅速に児童相談所へ通告等の措置を講じる等、少年の保 護対策を推進しました。 4 地域社会が一体となった少年非行防止に向けた取組の推進 自治体、事業者、地域ボランティア等と連携し、学習支援や各種体験活動を行う等、対象 少年個々の特性に応じた実効性のある再非行防止活動を推進しました。 ◆ 事 例 非行少年グループによるオートバイ盗等事件の検挙 中学校教師からの情報提供を端緒に、オートバイ盗等を連続して敢行していた非行少年グ ループを割り出し、同グループ構成員17人を検挙補導した上で、15件のオートバイ盗等事件 を解決するとともに、同グループの解体を図りました。 ◆ 低年齢児童ポルノ愛好者グループによる児童ポルノ等提供事件の検挙 6県警察と共同捜査を実施し、低年齢児童ポルノ愛好者グループによる、インターネット 電話サービスのファイル送信機能を利用した、全国広域にわたる児童ポルノ相互提供事件を 検挙・解決しました。 ◆ 立ち直り支援活動の一環としたフットサル教室の実施 大阪府青少年課と協働した少年の立ち直り支援活動の一環として、大学生ボランティア等 の協力を得て、「フットサル教室」を実施し、練習等を通じて、少年に協調性を養わせ、達 成感や自信を持たせるための活動を行いました。 ◆ 学校・警察相互連絡制度の拡充及び協定締結に向けた取組の推進 少年の非行や犯罪被害の防止を図るため、学校・警察相互連絡制度の協定締結に向けた取 組を推進し、更なる連携強化に努めています。 刑法犯少年の検挙・補導人員 参 福祉犯の検挙人員・被害少年数 5000 4000 26年 700 26年 27年 600 27年 500 考 3000 2000 指 400 4386 300 3586 1000 1553 題 491 検挙人員 補導人員 被害少年数 福祉犯とは、少年の心身に有害な影響を与え少年の福祉を害する 犯罪をいう。 ○ 低年齢層による非行の割合が高く、再非行を犯す少年の存在も認められることから、引 続き少年の規範意識の向上と立ち直り支援に向けた活動に取り組む必要がある。 ○ 街頭犯罪で検挙・補導された少年は、グループで犯行を行っているケースが多いことから、 引続き非行少年グループの検挙・解体対策に取り組む必要がある。 ○ 悪質な児童ポルノ事犯を敢行するグループの存在が認められることから、取締りを強化し、 潜在する被害児童の保護を図る必要がある。 【平成28年大阪府警察重点目標】 少年の健全育成を図る諸対策の推進 実 施 項 目 546 0 検挙人員 ※ 課 604 100 1222 0 標 603 200 1 2 3 4 非行を未然に防ぐ活動の強化 非行少年グループの検挙・解体対策の強化 犯罪等から少年を保護するための活動の強化 地域社会が一体となった少年非行防止に向けた取組の推進
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