デジタルカメラの活用

いわて善隣塾
デジタルカメラの活用
デジタルカメラの活用
1
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デジタルカメラの基礎知識
1.1
デジタルカメラと普通のカメラの違い
1.2
メモリ(メディア)の種類
1.3
デジタル写真のパソコンへの取り込み方
1.3
デジタルカメラの購入
デジタルカメラを使う
2.1
とりあえず撮影してみる
2.2
構図を考えてみる
2.3
センスのある構図?
2.4
明るさの調整
2.5
大きさを変えて撮ってみる
2.6
逆光で写真をとる
1 デジタルカメラの基礎知識
参考:オリンパス(http://www.olympus.co.jp/jp/support/cs/DI/QandA/Basic/index.html)
1.1 デジタルカメラと普通のカメラの違い
(1)記録方法
・普通のカメラ
撮影⇒フィルムに保存
・デジタルカメラ
撮影⇒CCD⇒メモリに画像を記録
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(2)画質
・普通のカメラ
フィルムに粒子の形で記録して画像を表現
・デジタルカメラ
画素によって画像を表現
(3)見る
・普通のカメラ
フィルムに記録した画像を現像後,印画紙に焼きつけ写真とし
て人が視覚的に見られる
・デジタルカメラ
液晶モニタを使って画像を再生し,撮影した写真をその場です
ぐにチェックすることができる.メモリ (メディア) にデジタルデ
ータとして書き込まれた画像を,パソコンに取り込んで見ることが
できる.
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(4)電池
デジタルカメラは液晶モニタを使用した撮影・再生・消去・編集や,画像データをメ
モリに書き込む動作等を電気的に行う分,普通のカメラ (銀塩カメラ) に比べて消費電
力が非常に大きくなる.電池は,家庭用コンセントで充電可能なタイプが主流である.
1.2 メモリ(メディア)の種類
デジタルカメラで撮影した画像を記録する部分をメモリ(メディア)と呼ぶ.メモリには,
「xD ピクチャーカード」
,
「スマートメディア」
,
「コンパクトフラッシュ」など,いくつか
の種類がある.デジタルカメラの機種によって,どのメディアを使うのか決まっており,
決められた種類のメディア以外を使うことはできない.
メモリは,湿度が高く,結露が発生する場所,静電気や電気的ノイズが発生する場所での
使用,保管は避けなければならない.
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1.3 デジタル写真のパソコンへの取り込み方
メモリに記録された画像は,デジタルカメラとパソコンをケーブル接続することによって,
パソコンに取り込むことができる.
①デジタルカメラとパソコンをケーブル接続
②カードリーダー/ライターなどを使う
メモリに記録された画像は,カードリーダー/ライターや PC カードアダプタを使って,
パソコンに取り込むことができる.
③フォルダを開いて画像を表示
パソコンに接続して認識されたデジタルカメラのメモリやカードリーダー/ライターの
メモリは,[リムーバブル ディスク] として表示される.フォルダをダブルクリックし
て開いていくと,撮影した画像ファイルの一覧が表示される.これらのファイルをパソ
コンにコピーして利用する.
1.4 デジタルカメラの購入
価格.Com(http://kakaku.com/camera/digital-camera/)などを参照し,事前に勉強を
してから店頭にて手に持って選ぶのがよいです.
画素数,焦点距離,ズーム,手ぶれ補正機能の有無など,用途に応じて選びます.
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2.デジタルカメラを使う
参照:
「eo 光りフル活用講座」デジタルカメラの上達法
URL
http://eonet.jp/furukatu/lec08_uesyo/lec08_01.html
*初心者向けにデジカメ操作を説明してくれている非常によいページです
下記資料はこのホームページを要約させていただいています.
2.1 とりあえず撮影してみる
(1)撮影手順
基本的な撮影順序は次のようになります.
(手順1)撮りたいモノを決め
(手順2)シャッターボタンを半押ししてピントを合わせる
(手順3)シャッターボタンを全押しすれば OK
意味
(2)シャッターボタン半押しの
ポイントは,半押し(オートフォーカス,フォーカスロック)を使いこなすことです.
①オートフォーカス:デジタルカメラが自動的にピントを合わせてくれることです.ピ
ントが合ってないと写真がボケてしまいます.シャッターボタンを半押しすることに
自
よりピントを 動であわせてくれます.
ロック:シャッターボタンを半押ししている間は,カメラを動かしてもピ
②フォーカス
ントがずれないようにするための機能です.
(3)カメラの構え方
ロ
も
は,次の基本姿勢を保ちましょう.
①両手で支えて持つ
②指がレンズにかからないようにする
③脇をしめる
時
フォーカス ックがあって ,やはり手ぶれが生じてしまいます.デジカメを持つ に
(演習1)先生と学生さんをモデルにしてデジカメ撮影をしてみましょう!
2.2 構図を考えてみる
対象を明確にする
(手順 2)カメラの向き(縦・横)を決める
(手順1)とりたい
(手順 3)ピントを合わせてから構図を整える
体で半押しするのではなく,撮りたいものを中心にして半押しでピントを
合わし,撮りたい構図に戻ります.
(手順4)角度を変えて撮影してみる
構図全
(演習 2)同じ被写体を違った角度から撮影してみましょう!
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2.3 センスのある構図?
自分の撮りたいものを写真の真ん中に置いて撮る構図を「日の丸写真」といい,センスの
ない構図のように言われます.決して「日の丸写真」をしてはいけないとは言いませんが,
やはり少し面白みに欠けます.
次に代表的な構図のテクニックについて述べます.
(1)三分割法
画面を縦・横に三分割して自分の撮りたいものを線の交わるところに置く方法です.
(2)三角構図
撮りたい物を三角形に置いて撮る方法です.三角構図で撮ると安定した写真になるので,
安定感を出したいときは,画面に三角形を描くように意識して撮りましょう.
(3)対角線構図
撮りたい物を画面の対角線上に置いて撮る方法です.対角線上が画面で一番大きく撮り
たい物を置くことが出来ます.ビルや木をこの方法で撮ると、空に向かって伸びる感じを
強く表せます.
2.4 明るさの調整
オ
面 体 占
割 判断してい
ます.例えば,画面全体が明るく白い色が占めている場合,「画面全体が明るすぎる」と
デジタルカメラは判断し,
「暗くしよう」とします。そのため出来上がった写真は思って
いたより暗くなってしまいます.この逆で,画面全 体の色が濃く、黒い色が占める場合,
「画面全体が暗すぎるから明るくしよう」とします.そのため明るくなりすぎてしまいま
デジタルカメラの ート機能は,明るさを画 全 に める明るさの 合で
す.
出 自 設定できるようになっています.0 を標準
としてプラス補正とマイナス補正に分かれていて,数値をプラスにすると画面全体は明る
く,マイナスにすると暗くなります.
デジタルカメラには基本的に,露 を 分で
2.5 大きさを変えて撮ってみる
便
性
大きさを変えて撮るには,ズーム機能を使うと 利です.ズーム機能の 能が高ければ
ほ
値段も高くなります.
デジタルズームは,データの拡大・縮小をしているので画像が粗くなります.デジタル
ズームは使ってはいけないとはいいませんが,自分が近づいて撮れるときはズームに頼ら
ないほうがキレイな写真に仕上がります.
高い どデジタルカメラの
(演習 3)ズーム機能を使って撮影をしてみましょう!
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2.6 逆光で写真をとる
状況は無限にあり,部屋の中や外,晴れの日,曇りの日,雨の日,昼間や夜
間,また写真を撮るアングルによっても変化していきます.できるだけいろいろな状況に
対応できるよう AUTO モードは設定されています.
最近では,かなり AUTO モードの性能は良くなりましたが,思い通りの仕上がりにする
には,手動で設定を変えて撮影しましょう.
写真を撮る
太陽の光は非常に強く,AUTO モードのまま逆光で撮ってしまうと,撮りたいモノに光
が当たらなく暗くなり,全体が暗くなります.
逆光での撮影は避けたほうがよい思われている方が多いと思いますが,強制的にストロ
ボ(フラッシュ)を発光させるることによって明るい写真をとることができます.
ロ
も
~
スト ボの光がとどく距離は,デジタルカメラの機種に よりますが,2 3 メートルぐ
付
だ
また,露出補正とストロボを組み合わせて使うことで,よりきれいに撮影ができます.
らいなので気を けてく さい.
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