【参考】 ハイブリッドファイナンス(劣後特約付ローン)とは ハイブリッドファイナンス(劣後特約付ローン)は、普通株式(資本)に近い性格を持つ借入 金となり、格付機関より資金調達額の一定割合に対して資本性の認定を受けられる。 ⇒ 発行株式を増やす必要がないため、株式の希薄化(1株の権利内容が小さくなること)が なく、格付上の資本増強が実現可能なファイナンス。 【参考】 本ハイブリッドファイナンス(劣後特約付ローン)について 本ハイブリッドファイナンス(劣後特約付ローン)実行の目的 調達した資金を事業資金と有利子負債の返済に充てることにより、将来の収益力強化と 健全な財務体質の早期確立の両立を図る。 株式会社日本格付研究所により調達資金の50%である300億円の資本性が認められる 見通しであり、株式の希薄化なしに実質的な財務体質強化を図ることが可能。 第5次連結中期経営計画(2013~2017年度)の達成をさらに確実なものとする。 参画投資家である金融機関にも、当社の事業や将来性について評価いただいたため、 本件の実施に至った。 本ハイブリッドファイナンス(劣後特約付ローン)の主要条件 調達資金総額 契約締結日 実行日 最終弁済期限 資本性 投資家 適用利率 600億円 2015年3月30日 2015年4月1日 2075年3月31日 50%(日本格付研究所) みずほ銀行・三菱東京UFJ銀行・三井住友銀行 2015年4月1日から2020年3月31日(同日を含まない)までは6ヶ月ユーロ 円LIBORをベースとした変動金利、2020年3月31日以降は1.00%ステップ アップした変動金利 【参考】 バランスシートの変化イメージ <2014年3月末> <2015年3月末> <2015年4月1日 (調達時)> 減少 「有利子負債の圧縮」と 「在庫評価損による 自己資本減少」 負債 負債 負債 資産 資産 資産 会計上は負債。 格付け上は50%の 資本認定を受ける 劣後特約 付ローン 資本 資本 資本 ■2015年3月末 : 有利子負債の圧縮及び自己資本の減少(在庫評価損の影響)によりバランス シートは圧縮。 ■2015年4月1日: ハイブリッドファイナンス(劣後特約付ローン)により、調達額の50%が格付上の 資本認定を受けることにより、前期に減少した資本を増強。
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