平成 28 年 3 月 当院にて子宮内膜症でご加療中の方へ 当院では難治性稀少部位子宮内膜症(肺・胸膜子宮内膜症、尿管・膀胱子宮内膜症、腸管子宮内膜 症、臍子宮内膜症)の集学的治療のための分類・診断・治療ガイドライン作成に向けた研究に参加し ております。この研究は稀少部位子宮内膜症の治療ガイドライン作成を目指して多施設で行われる共 同研究で、東京大学医学部附属病院は主任研究施設です。 【対象となる方】 2006 年 1 月 1 日~2015 年 10 月 5 日の間に当院で肺・胸膜子宮内膜症、尿管・膀胱子宮内膜症、腸 管子宮内膜症、臍子宮内膜症と診断された患者さんです。 【研究の意義】 稀少部位に発生する子宮内膜症は以前より知られていましたが、その稀少性のために症例毎に担当 医により種々の治療が行われています。また、一般の子宮内膜症との合併や臓器の異なる稀少部位子 宮内膜症の合併など、産婦人科のみならず、消化器外科、呼吸器外科、泌尿器科、形成外科などの他 の診療科にまたがることもあります。このような稀少部位子宮内膜症も一般の子宮内膜症同様に増加 している可能性があり、その現状把握が必要となります。 【研究の目的】 肺・胸膜子宮内膜症、尿管・膀胱子宮内膜症、腸管子宮内膜症、臍子宮内膜症の症例数と行われて いる治療につき、全国調査を行います。 【研究の方法】 この研究は、これまでの診療でカルテに記録されている、病歴、血液検査や尿検査結果、画像検査、 病理検査などのデータを収集して行う研究です。特に患者さんに新たにご負担いただくことはありま せん。 【研究の期間】 臨床研究倫理審査委員会承認日から平成32年10月4日まで 【研究参加予定人数】 研究全体として約500人の参加を予定しています。当院からは8人の参加を予定しています。 【この研究に関する情報の提供について】 この研究に関して、研究計画や関係する資料をお知りになりたい場合は、他の患者さんの個人情報や 研究全体に支障となる事項以外はお知らせすることができます。 この研究のためにご自分のデータを使用してほしくない場合は主治医にお伝えいただくか、下記の 担当者まで平成 28 年 3 月 31 日までに御連絡ください。ご連絡をいただかなかった場合、ご了承いた だいたものとさせて頂きます。 研究結果は個人が特定出来ない形式で、学会等で発表されます。収集したデータは厳重な管理のも と、研究終了後 5 年間保存されます。なお研究データを統計データとしてまとめたものについてはお 1 平成 28 年 3 月 問い合わせがあれば開示します。下記までご連絡ください。ご不明な点がありましたら、下記担当者 へお尋ねください。 【研究機関名】 病院名 佐賀大学 医学部附属病院 産科婦人科 本研究に必要な資金は、平成27年度厚生労働科学研究費補助金(難治性疾患等政策研究事業(難 治性疾患政策研究事業))より拠出します。 尚、あなたへの謝金はございません。 【問い合わせ等の連絡先】 病院名 佐賀大学医学部附属病院 担当者名 中尾佳史 連絡先 0952-31-6511(代表) (研究統括医師) 東京大学医学部附属病院 産科婦人科 女性外科 教授 大須賀穣 (統括研究事務局) 東京大学医学部附属病院女性外科 講師 平田哲也 住所:東京都文京区本郷7-3-1 電話:03-3815-5411(内線 33407) FAX:03-3816-2017 メール:[email protected] なお、この研究内容は、佐賀大学医学部附属病院臨床研究倫理審査委員会で審議を受け、医学的、 倫理的に適切であることが承認されたものであります。 また、本委員会における審査の内容や委員会に関する情報は佐賀大学医学部附属病院臨床研究セン ターのホームページの「情報公開」のコーナーにおいてご覧頂くことができます。 臨床研究センターHP:http://www.hospital.med.saga-u.ac.jp/chiken/ 2
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