国内の法規・資料

資料編
国内の法規・資料
◎ 国内の法規・資料
§
子どもの参加・支援条例づくりの動き
A
総合条例__________________________________
神奈川県=「川崎市子どもの権利に関する条例」(2000 年 12 月 21 日公布)
北海道=「奈井江町子どもの権利に関する条例」(2002 年 3 月 26 日公布)
富山県=「小杉町子どもの権利に関する条例」(2003 年 3 月 17 日公布)
岐阜県=「多治見市子どもの権利に関する条例」(2003 年 9 月制定)
B 個別条例__________________________________
―1意見表明・参加
東京都=「中野区教育行政における区民参加に関する条例」(1997 年 3 月 27 日公布)
埼玉県=「鶴ヶ島市教育審議会設置条例」(2000 年 3 月 23 日公布)
長野県=「平谷村は合併するか合併しないかの可否を住民投票に付するための条例」
(2002 年 12
月 18 日公布)
−2権利救済
兵庫県=「川西市子どもの人権オンブズパーソン条例」(1998 年 12 月 22 日公布)
岐阜県=「岐南町子どもの人権オンブズパーソン条例」(2001 年 3 月 19 日公布)
埼玉県=「埼玉県子どもの権利擁護委員会条例」(2002 年 3 月 26 日公布)
神奈川県=「川崎市人権オンブズパーソン条例」(2001 年 6 月 29 日公布)
埼玉県=「さいたま市学校災害救済給付金条例」(2001 年 5 月 1 日公布)
−3幼保一元化
東京都=「千代田区こども園条例」(2001 年 12 月 10 日公布)
−4障害児童福祉
千葉県=「八千代市心身障害児童福祉手当支給条例」(1968 年 3 月 26 日公布)
C 原則条例______________________________________
−1子ども施策の総合的推進
大阪府=「箕面市子ども条例」(1999 年 9 月 30 日公布)
東京都=「世田谷区子ども条例」(2001 年 12 月 10 日公布)
岡山県=「新庄村子ども条例」
(2002 年 3 月公布)
高知県=「子ども条例」(2004 年7月制定)
−2健全育成・子育て環境整備
東京都=「東京都中央区の教育環境に関する基本条例」(1999 年 4 月 1 日公布)
石川県=金沢市「子どもの幸せと健やかな成長を図るための社会の役割に関する条例」(通称「金
沢市子ども条例」、2001 年 12 月 19 日公布)
佐賀県=「神崎町子ども条例」
(2002 年 7 月 1 日公布)
D その他―子ども条例化の動きのある自治体_______________________
東京都(目黒区、豊島区、日野市、小金井市、調布市)、札幌市、北海道幕別町、神奈川県
相模原市、滋賀県、富山県魚津市、福岡県志免町など
____________________________________ ________
* 2004 年 5 月現在(『三省堂新六法2003』別冊付録「新選【子
どもの権利】条例集より抜粋し、修正・追加したものである」
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資料編
§
国内の法規・資料
「子どもの権利条例」項目比較
川崎市・奈井江町・小杉町・多治見市における
「子どもの権利条例」項目比較
2004年10月現在 作成 喜多明人
︵
多治見市子どもの権利に関す
項目 る条例
2003年9月25日市条例27号
前 ・人間としての権利尊重
文 ・安心して自分らしく生きる
まち(意見を自由に言え
子 る)
・共に支え合うまち(自他の
旨ど
権利の尊重、いい関係作
等も
観 り)
・子どもが今と未来をつくる
・
・平和、環境、世界につなが
制
るまち
定
趣 ・児童の権利条約の理念
川崎市子どもの権利に関する
条例
2000年12月21日市条例72
・権利の全面的主体
奈井江町子どもの権利に関す
る条例
2002年3月26日町条例11
・一人の人間
小杉町子どもの権利に関する
条例
2003年3月17日町条例17
・権利の主体
・権利の学習・行使主体
・「未来からの使者」
・現在及び未来の社会をつく
る構成員
・他者尊重責任、相互尊重
・社会を構成するパートナー ・国際社会の一員
︶
・目的、定義
総
則
・社会を構成するパートナー ・
他者尊重責任
・権利の行使と自己実現
・地球市民
・次代を担う人間
・いじめや差別のない人間関
係
・児童の権利条約の理念
・環境、まちづくりと協働
・児童の権利条約の理念
・目的、定義
・目的、定義
・目的、定義
・市、親・保護者、子ども施 ・市、市民、育ち学ぶ施設設 ・基本理念(子どもの幸福追 ・町、親等、施設関係者、地
設設置管理者職員、市民の
置管理者職員、事業者の責 求権、子どもとの協働によ 域社会等の責務
責務
務
るまちづくり)
・子どもへの成長支援
・かわさき子どもの権利の日 ・町、町民の役割
・広報
・広報
・子どもの権利の普及
・子ども等への学習支援
・たじみ子どもの権利の日
・市民活動支援
・安心して生きる権利
子
ど
も
の
権
利
の
理
念
・子どもの生きる権利
・安心して生きる権利
・ありのままの自分でいる権 ・子どもの育つ権利
利
・子どもの守られる権利
・よりよく育つ権利
・自分らしく生きる権利
・自分を守り、守られる権利 ・子どもの参加する権利
・表現の自由の権利
・自分を豊かにし、力づけられ
る権利
・仲間と集う自由の権利
・意見を表明する権利
・支援を受ける権利
・自分で決める権利
・参加する権利
・個別の必要に応じて支援を
受ける権利
・親・保護者等における子
どもの権利保障
・市の子育て支援
・家庭、親等における保障
(第一義責務、権利行使支援
者)
・養育の支援
・養育の支援、親の虐待、
体罰禁止
・虐待の禁止、救済、回復
・虐待、体罰の禁止、救済、
回復
・子ども施設における子ど
もの権利保障
・育ち・学ぶ施設における
保障
・虐待、体罰・いじめの禁止 ・安全管理体制の整備
・開かれた学校、幼稚園、保 ・育ち・学びの施設における
育園
保障
・救済、防止の連携
・虐待、体罰の禁止、救済、
回復、いじめ防止
・不登校対応への連携
・本人文書の管理、作成チェ
ック、開示等
・情報開示・説明責任
・地域における保障
・地域における子どもの権
利保障
・育ちの場としての地域
・市の市民活動支援
・居場所の理念、確保
、
権
利
保
障
の
方
法
・家庭、親等における保障
・生育環境保全
(第一義責任、権利行使支援
者、権利代行者)
・子育て支援
主
体
・物的人的環境整備、災害い
じめ防止、虐待体罰禁止、
文書管理
・地域における保障
・市民による子どもの居場所 ・自治活動の奨励」
支援
・安全で安心して心豊かに過
ごせる場、社会参加機会等
の確保
・事業者の雇用への配慮責任
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資料編
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・子どもの意見表明・参加
・子ども参加促進
・意見表明・参加の促進
・川崎市子ども会議
・子どもの社会参加
・たじみ子ども会議の開催
・市政への意見提出
・学校などの子ども会議
・会議の意見提出・その尊重 ・参加の拠点づくり
・自主的活動の支援
・子ども施設での意見表明・ ・自治活動の奨励
参加の奨励
・まちづくりの相互支援
・子ども、親、職員等の意見 ・より開かれた育ち、学ぶ施
を述べ合う場の提供
設
・子ども利用施設の設置運営
・権利侵害の救済と回復
参加
・子どもの権利擁護委員
制
度
・
施
策
・権利侵害の相談、救済
(人権オンブズパーソン制
・任用、職務、勧告の尊重、 度)
・子どもの権利行動計画
連携、支援協力、報告
・子ども施策の推進・検証
・権利侵害の救済、回復と救 ・権利侵害の相談、救済
・子どもの権利委員会
(子ども施策の調査、検証、 済委員会
答申等)
・多治見市子どもの権利委
員会
・
・相談窓口の設置
・子ども施策の調査、審議、
提言等
・救済のための機関連携
・
・総合的推進体制
・子どもの権利施策の推進
・推進計画と子ども施策
・施策推進の配慮事項
・子どもの権利委員会(第
三者機関、調査、検証、
答申等)
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資料編
国内の法規・資料
日本国児童憲章
全文(1951)
われわれは、日本国憲法の精神にしたがい、児童に対する正しい概念を確立し、すべての児童の幸福
をはかるために、この憲章を定める。
児童は、人として尊ばれる。
児童は、社会の一員として重んぜられる。
児童は、よい環境のなかで育てられる。
1 すべての児童は、心身ともに健やかにうまれ、育てられ、その生活を保障される。
2 すべての児童は、家庭で、正しい愛情と知識と技術をもって育てられ、家庭に恵まれない児童に
はこれにかわる環境が与えられる。
3 すべての児童は、適当な栄養と住居と被服が与えられ、また、疾病と災害からまもられる。
4 すべての児童は、個性と能力に応じて教育され、社会の一員としての責任を自主的に果たすよう
に、みちびかれる。
5 すべての児童は、自然を愛し、科学と芸術を尊ぶように、みちびかれ、また、道徳的心情がつち
かわれる。
6 すべての児童は、就学のみちを確保され、また、十分に整った教育の施設を用意される。
7 すべての児童は、職業訓練を受ける機会が与えられる。
8 すべての児童は、その労働において、心身の発達が阻害されず、教育を受ける機会を失われず、
また、児童としての生活がさまたげられないように、十分保護される。
9 すべての児童は、よい遊び場と文化財を用意され、わるい環境から守られる。
10 すべての児童は、虐待・酷使・放任その他不当な取扱いからまもられる。あやまちをおかした児
童は、適切に保護指導される。
11 すべての児童は、身体が不自由な場合または、精神の機能が不十分な場合に、適切な治療と教育
と保護が与えられる。
12 すべての児童は、愛とまことによって結ばれ、よい国民として人類の平和と文化に貢献するよう
に、みちびかれる。
<了>
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児童虐待防止等に関する法律 (平成 16 年 4 月一部改正)
70
厚生労働省のホームページから
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