中西リスク学と津田疫学

月
日 土 第
中西
回被
学習会
学 津田疫学
女
男
理系女 理系男
似非科学
放射線問題 今
二大論客
田島直樹
1
中西準子
平成
語
憧
者
年度文化功労者 今年 流行
女
女性科学研究
鑑
先達
学
損益試算表
公害対策 構
想
学界 泰斗
福島 除染 復
興問題 大
矛盾 抱
環境
省
最後
投手
期待
守
護神
渾身
最新作
原発事故 放射線
学 日本評論社
2
中西 準子
独 産業技術総合研究所
年
専門 環境工学 環境
学
工学博士
大連市生
父 当時満鉄調査部 中西功 神奈川県立湘南高等学校卒業
年横浜国立大学工学部
工業化学科卒業
年東京大学大学院工学系研究科合成化学専攻博士課程修了 東京大学工学部都市工
学科 衛生工学
助手 汚水処理 下水道計画 研究
国 当時 下水道行政 誤
厳 指摘
後 行政
影響 与
都市工学科内
助手 地位
宇井純 都市工学科 万年
助手
田島付記
年 月
東大 始
夜間自主講座公害 原論
留学
年 東京大学環境安全
助教授
年 東京大学環境安全研究
教授 東京大学工学系
女性 教授
開学以来初
年 横浜国立大学環境情報研究院教授 環境
管理
評価
研究
年 産業技術総合研究所 化学物質
管理研究
発足 際
長
年 月 日 紫綬褒章
年 横浜国立大学 退任 記念講演等
羅針盤 日本評論社
年 毎日出版文化賞 受賞
年 月 日
部門長
年 文化功労者
年 月 部門長 退任
月
章
環境
較
危険性 騒 立
合理的 対策
主張
環境
学 不安 海
産総研安全科学研究部門 研究
年 瑞宝重光章受
程度 可能 限 定量的 評価 比
評価手法 確立 尽力
3

都市 再生 下水道 日本評論社

下水道 水再生 哲学 朝日新聞社

飲 水
岩波書店
水 読売新聞社

年
年
年
年

東海道 水 旅 岩波書店

水 環境戦略 岩波書店

環境

環境

環境
学 不安 海 羅針盤 日本評論社

食
学 氾濫

論 岩波書店
年
年
年
共編著 朝倉書店
向 合
安全 安心
年
年
視点 日本評論社
福島原発事故以後 中央公論新社
年
年
4
 神栖 素汚染 資料
集
 中西準子
 放射線
科学的 考
反公害運動 年 歴史
中西準子 池田信夫
女 西 鑑
坂東昌子
京大湯川研究室
人材派遣人材教育
主催 福島
支援 元日本物理学会会長 元日本原水協活動家 日本科学者会議会員
5
津田敏秀
疫学研究者 岡山大学教授 科学研究
者 多数 占
男
一人
月
日 環境省専門家委員会 長瀧重
信座長
人
皮肉 浴
切 返
一躍有名
福島第一原発
放射能
健康
影響
長瀧
真 向
批判
根拠 疫学
初歩原理
代表作 最新再刊
医学者 公害事件 何
岩波書店
6
津田 敏秀(つだ としひで、1958年 - )は日本の医学者、岡山大学大学院環境学研究科教授。
岡山大学医学部医学科卒業。岡山大学大学院医学研究科修了。岡山大学医学部助手、講師などを経て、現
在は岡山大学大学院環境学研究科教授。専攻は疫学、環境医学、因果推論、臨床疫学、食品保健、産業保
健。
川端裕人のブログのコメント欄において伊勢田哲治と「ヒュームの問題」の意味などをめぐって論争を展
開した

『医学と仮説―原因と結果の科学を考える』 岩波書店、2011年。

『医学的根拠とは何か』 岩波書店、2013年。
(岩波新書)

市民のための疫学入門―医学ニュースから環境裁判まで 津田 敏秀 (2003/10)

悪魔のマーケティング タバコ産業が語った真実 ASH (ACTION ON SMOKE AND HEALTH)、ASH (ACTION
ON SMOKE AND HEALTH)、津田 敏秀、 切明 義孝 (2005/1/20)

食中毒の疫学講座 (食品安全叢書シリーズ) 津田 敏秀、鹿嶋 小緒里、山本 英二、 槌田 浩明
(2012/1/20)
7
中西準子さんと津田敏秀さんの共通項
 数学音痴はダメよ
 研究室に篭ってはいない
 科学的データに基づいて対策を!(数字をどう扱うか)
 どちらも岩波文化人
で違いは?
 甲状腺問題評価
 関心軸の違い
(経済的に見た優先順位)vs(緊急対策の必要)
 <御用有無>
8
どちらも「リスク」をテーマにしているが 似て非なるものらしい
津田先生からお知らせがあって急遽とりよせたら、学習会の日の朝にとどいた、
津田先生による中西先生批判の文章
「予防原則・リスク論に関する研究」
日本科学者会議・日本環境学会編 2013.6
第6章
予防原則と疫学の意義
本の泉社
津田敏秀 p87-97
9
田島の関心
津田さん『医学者は公害事件で何をしてきたのか』は、私たちが傍聴している
環境省・長瀧会議を理解する前例、
「歴史は繰返す」を記述しているのるのではな
いかと、手に取りました。
疫学が患者や住民を無視した学問だと煙たがれているのは、可笑しいのではな
いか?
緊急対応にこそ疫学を。
中西さん『原発事故と放射線のリスク学』は、今の環境省に指針を与えている
水先案内人だといううわさを聞いて、読みはじめました。まさにそのとおりでし
た。いや期待以上でした。
「ああ多くの行政マンは、この本を読んで心を落ち着けてるんだな」と思いま
した。今のご時勢では、読んで批判に回る人よりも納得していく人の方がきっと
10
多いだろうな、と思いました。
知らないことを書いてあります、除染や帰還の方法と困難、除染の経済学、そ
れらと放射線防護との関連など。非常に勉強になります。
そして何よりも、この本を読むと長瀧会議が背負っている背景。使命もわかっ
てくるような気がします。
中西さんは、ICRP の線量原則の問題から説き起こしているので、そこで気にな
ることを指摘することからはじめます。
11
先に、津田さんの本から。
前書きを読み進めることと、
第 1 章「疫学とは何か」の出だしにコメントします。
第 2 章の、環境省御用の専門家の皆さんの行状はまるで松本清張の
「昭和史」を読むような面白さなので、皆さんの個人的な楽しみに
取って置くことにします。
12
医学者
公害事件 何
疫学
疫学
学問
考
水俣病
悲劇
拡大
食中毒処理
認定問題 昭和
年判断条件
昭和
年医学専門家会議
平成
年中公審答申 和解
国
代弁
繰 返
学者
学説 検証
悲劇
13
必用 制度
見直
政策 学者
学者製造機構
医局
学者 官僚
対策
参考文献
文庫版
代
14
読
15
疫学
学問
疫学
汚染物質
薬剤
研究方法論
疫学
人体
影響 関
証拠
我
得
疫学
人体実験
疫学方法論
生物学者
日本
知
実験
国
科学 信
人
医学
多
16
疫学
科学的方法論
結果 原因
事件
図
発端
原因
結果
不明
原因不明 症状
多発
暴露
疾病
17
結果 原因
事件
図
終
原因
結果
環境汚染
原因食品
薬剤
暴露
公害病
食中毒症状
副作用
疾病
18
疾病
定量的表現
暴露
人口集団
暴露人口集団
人
人
19
重要
白 黒
暴露
人口集団
区別
暴露人口集団
人
人
20
疫学的影響
指標
引 算
割 算
21
食中毒事件
処理
水俣病
食中毒事件 知
下痢嘔吐
共通食摂取
多発
下痢嘔吐
顕微鏡 覗
便
腸
食中毒以外
細胞
見
起
区別
22
発
性分類 疫学
応用範囲
23
発
性分類 疫学
病因物質
表
表
応用範囲
原因食品 原因施設
表
24
定量的表現
表
実際 暴露 非暴露患者 観察結果
暴露
患者数
人口集団
暴露
人
人
人 年
人 年
25
定量的表現
表
実際 暴露 非暴露患者 観察結果
暴露
患者数
人口集団
暴露
人
人
人 年
人 年
実際 暴露 非暴露患者 観察結果
暴露
患者数
患者
人
人口集団計
暴露
人
数
人
人
人
人 年
人 年
26
暴露
有無
分類 関
表
病気
有無
分類 関
表
診断結果
実際 病気
実際
病気
計
陽性 判断
陰性 判断
計
27
偽陽性例
偽陰性
見逃
感度 真陽性割合
特異度 真陰性割合
偽陰性割合
感度
偽陽性割合
特異度
有病割合
陽性反応的中割合
陰性反応的中割合
28
身
統計的思考法
第
部 知 勇気
不確実性
悪夢
副作用
最初
検査
病気
確率的
確率 医療現場
分
世界
誤解
29
最初
問題
歳
乳
乳
女性
乳
患者
確率
線検査 乳
人
診断
検査 陽性
検査結果 陽性 出 人
確率
確率
本当 乳
確率
30
31
表 作
診断結果
答
出
実際 病気
実際
病気
計
陽性 判断
陰性 判断
計
ホワイトボードへ
32
100 人の集団で考える
診断結果
実際 病気
実際
病気
計
陽性 判断
陰性 判断
計
陽性 出 人
陽性
本当 乳
確率
本当 乳
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感度と特異度(診断学の基礎)
感度と特異度はトレードオフ
検査の線引き
暴露有症者と食中毒患者数
病因論的病名(病因基準)と症候論敵病名(外徴基準)
診断と原因検証の取り違え
他の影響はどうするんだ」
「バイアスはどうするんだ」
34
要素還元主義
変わらない「学問が邪魔をする」現状
研究テーマと研究方法論ー縦の糸と横の糸
35
第二章以降は、皆さんの個人的な楽しみに取って置くことにします。
第二章に登場する人物で、長瀧専門家会議に出席した人は
ただ 1 人、秋葉澄伯 鹿児島大学医学部教授
休憩
36