SpinFire - 株式会社 データ・デザイン

SpinFire
スタートアップガイド
SpinFire10.0 スタートアップガイド
スタートアップガイド
1
はじめに
2
ライセンスの登録
3
画面構成
4
基本操作
5
アセンブリの分解
6
寸法測定
7
断面抽出
8
ビューの追加
9
注釈の追加
10
外形、体積の測定
11
プラグインの操作
3
1
11.1
はじめに
概要
SpinFire は、簡単操作とマルチ CAD に対応したビューワです。CAD の3次元データや図面を、
普段 CAD システムに携わることのない営業部門や生産現場のユーザでも、簡単に閲覧して
業務に利用することができます。
アイコンを多用した操作画面により、CAD に関する知識や特別なトレーニングを行うことなく、
購入後すぐに使用できます。
11.2
.3D フォーマットの特徴
SpinFire は、あらゆる CAD システムのデータを SpinFire のオリジナルフォーマット「「.3D」」へ変換
します。
.3D データは、モデルのアセンブリ構造を継承します。SpinFire にてアセンブリ、パーツの寸法を
測定することができますが、フィーチャ情報や設計履歴は継承されません。そのため、機密性の
高い設計意図や設計ノウハウを第三者に参照されることはありません。
.3D データは無償ビューワでも参照することができます。
4
2
ライセンスの登録
【ステップ 1】SpinFire10.0 を起動します。
【ステップ 2】アクティベート画面を開きます。
起動画面から「ライセンス済み」をクリックして下さい。
【ステップ 3】ライセンスのアクティベートを行います。
①シート ID を入力後②「オンラインを有効化」をクリックします。
①
②
5
3
画面構成
3.1 ホーム
起動後、表示される画面です。
⑥
①
④
⑤
②
③
」
① ステータス
ライセンス、ユーザ情報の登録状況、及びメンテナンスの期間を確認します。
② オプション
アプリケーションの設定、インポータやプラグインの設定画面にアクセスします。
③ リンク
開発元 Actify 社の情報サイトに接続します。(英語)
④ メッセージ
ライセンスやインポータ、プラグインのアップデート情報、または警告などを表示しま
す。メッセージは【警告のクリア】ボタンで削除できます。
⑤ 最近のドキュメント
最近開いたファイルの履歴を表示します。【クリア】ボタンで削除できます。
⑥ メニューバー
アプリケーションウィンドウ上部がメニューバーです。これらのメニューを使ってコマンド
を呼び出します。
6
3.2 ライブラリ
ファイルにアクセスするフォルダを表示、変更します。この画面からファイルを開くことも
可能です。
①
③
②
① ライブラリツールバー
ローカルフォルダの追加
ハードドライブまたはネットワーク上にあるフォルダをライブラリに追加します。
開く
選択したファイルをワークスペースに表示します
プロパティ
選択したフォルダ、またはファイルのプロパティを表示します
削除
選択したフォルダ、またはファイルを削除します
② 接続一覧
接続一覧
ライブラリに追加したフォルダを表示します
③ ファイルリスト
ファイルリスト
選択したフォルダ内のファイルを表示します
7
3.3 ワークスペース
モデルや図面を表示し、ドキュメントのマークアップなどの操作を行うことができます。
①
⑧
②
⑦
③
⑤
④
⑥
① 一般ツールバー
一般ツールバー
下記のコマンドボタンを含んでいます。
新規ドキュメントの追加
新規ドキュメントをワークスペースに追加します。
開く
・
ワークスペースを開く
ワークスペースに.3D ファイルを開きます。現在ワークスペースで開いているドキ
ュメントは閉じます。
・
CAD ファイルをインポート
CAD ファイルやイメージファイルをインポートします。
8
保存
現在ワークスペースで開いているドキュメントを.3D ファイルとして保存します。
電子メール
新しい電子メールを開き、現在のワークスペースを.3D ファイルとして添付します。
印刷
開いているドキュメントを印刷します。
スナップショットメニュー
・
新規スナップショット
3D モデルのスナップショットを撮り、新しい 2D ドキュメントを作成します。詳細は、
3D モデルの 2D スナップショットを撮るを参照してください。
・
スナップショットを撮る
有効な 3D モデルのスナップショットを撮り、クリップボードにコピーします。
・
スナップショットを挿入
クリップボードから 2D ドキュメントにスナップショットを貼り付けます。
・
イメージデータメニュー
イメージ
Word、PowerPoint、および Excel のドキュメントにビットに画像を挿入できます。
(ただし、陰線は削除されます)
・
データ
Word、PowerPoint、および Excel のドキュメントにビットにアセンブリツリー、パ
ーツリスト、注釈、および寸法の値のデータを挿入できます。
ヘルプ
ヘルプファイルを開きます。
中止
選択したコマンドの実行をキャンセルします。ドキュメントツールバーのボタンがロッ
クされた場合に復元する機能もあります。
② ドキュメントツールバー
・
3D ドキュメントツールバー
3D モデルファイルを開いた場合に表示されるメニューです。ビュー、断面図、注
釈コマンド等が含まれます。
9
・
2D ドキュメントツールバー:
ドキュメントツールバー
特定の 2D CAD フォーマット、イメージファイル(.bmp、.jpg、.gif、.png、.tiff、
.wmf、.emf)、および 3D モデルのスナップショットが 2D モードで開き、2D ドキュ
メントツールバーが表示されます。
③ エクスプローラ
・
3D ファイルの場合
・
アセンブリ
モデルの要素の情報をツリーで表示します。
・
マークアップ
モデルに追加された寸法と注釈ラベルが一覧表示されま
す。また、それらを作成したユーザ名と最後に更新された
日付も表示されます。
・
注釈
シーン内の PMI 注釈がリストされます。
・
ビュー
ビューを一覧表示します。等測投影法か遠近投影法、あ
るいはスタンダードビューの内のいずれかを選択できま
す。自分の"ユーザビュー"を保存することも他のユーザが
保存したユーザビューを選択することもできます。
・
2D ファイルの場合
·
図面
2D シーン内の全ての図面を一覧表示します。
·
マークアップ
2D シーンに追加されたすべてのマークアップを一覧表示
します。 また、それらを作成したユーザ名と最後に更新さ
れた日付も表示されます。
10
④ ステータスバー
デザインについての情報とコマンドの使用法のヒントを表示します。
⑤ マウスモード
・
ページモード
ビューポート内のコンテンツを、パン、ズーム、回転させることができます。
・
図面モード
図面を選択することができます。
・
マークアップモード
マークアップを選択することができます。
⑥ 背景色変更
背景色の選択や、背景のグラデーションの ON/OFF を切り替えます。
※2D ドキュメントでは、ページの色が変わります。
·
カラーバー
変更したい色の上をクリックします。
·
色選択ダイアログボックス
クリックしてダイアログボックスを表示させます。
任意の色に変更します。
·
グラデーションの切り替え
ON のとき
OFF のとき
⑦ ビューポート
モデル、または図面を表示します。
⑧ ドキュメントタブ
ワークスペース内で開いた状態の全てのドキュメントが表示されます。タブをクリック
すると、ドキュメントを参照できます。
11
3.4 オプション
オプションには、ライセンスの登録状況、デフォルト設定の変更などのページが含まれて
います。
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
① アプリケーション設定
アプリケーションのデフォルト設定を指定します。
② 3D ビューア設定
3D ドキュメントのデフォルト設定を指定します。
③ 2D ビューア設定
2D ドキュメントのデフォルト設定を指定します。
④ インポーター
インポータの一覧を表示します。アップデートの情報、インストール、設定の変更を
行います。
⑤ プラグイン
プラグインの一覧を表示します。アップデートの情報確認、インストールを行います。
⑥ 有効化
ライセンスのアクティベーションを行います。
⑦ 登録
ユーザ情報を登録します。
12
4
基本操作
SpinFire の基本の操作を説明します。
4.1 ファイルを開く
一般ツールバーより、「開く」アイコンをクリックします。
エクスプローラが表示されますので、ファイルを選択し、開きます。
ワークスペースにファイルが表示されました
※フォルダ名またはファイ
ル名に日本語、全角文字
を含んでいる場合、正常
にファイルが開けない場
合があります。
半角英数字のファイル名
に変更し、C ドライブ直下
等にファイルを移動してご
確認下さい。
13
4.2 モデルの移動
モデルの移動/ズーム/回転
移動/ズーム/回転
モデルの移動(パン)、ズーム、回転は、マウスモードの切り替え、またはマウスの操作で
行います。
・
マウスモードの切り替え
画面下部のマウスモードの文字の上をクリックして、変更したい機能に切り替え
ます。
この文字上をクリックします
変更後は、マウスの左ボタンを押しながら操作します。
【パン】
移動したい方向にドラッグします。
【回転】
回転したい方向にドラッグします。
【ズーム】
ズームインは下へ、ズームアウトは上へドラッグします。
·
マウス、キーボードでの操作方法
【パン】
① Shift キー + マウスを左クリックしてドラッグします。
② (ホイールつきマウスの場合)ホイールボタンを押しながらドラッグします。
【ズーム】
① Ctrl キー + マウスを左クリックしてドラッグします。
② (ホイールつきマウスの場合)ホイールボタンを回転します。
14
4.3 ファイルを保存する
一般ツールバーより、「保存」アイコンをクリックします。
エクスプローラが表示されますので、保存先を指定し、ファイル名を入力後、保存しま
す。
※既に存在している.3D ファイルを開いている場合、上書き保存されます。
15
5
アセンブリの分解
SpinFire のアセンブリの分解の操作を説明します。
5.1 パーツの変形
パーツの変形
【ステップ 1】変形を選択
操作したいパーツを右クリックし、【変形】を選択します。
【ステップ 2】変形の種類を選択
操作の種類を選択します。
・ 回転 : 角度を入力して、パーツの位置を決めます。
・ 平行移動 : 距離を入力して、パーツの位置を決めます。
・ From/To リファレンスフレーム : ある座標系から別の座標系へ、座標に対するパ
ーツの相対的な位置を保持して移動します。
・ 反転 : 平面を中心にして、パーツを反転します。
・ ハンドル : マウスをドラッグして、パーツを自由に移動、回転できます。
16
※「平行移動」のダイアログ
【プレビュー】ボタンをクリックすると、変形内容を確定前に確認することができます。
【ステップ 3】変形の確定
変形を確定する場合は、【適用】ボタンをクリックし、【OK】ボタンをクリックします。
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5.2 アニメーションの作成
前述のパーツの回転、平行移動またはハンドルと、ユーザビューを利用して、アニメーシ
ョンを作成することができます。
アニメーションを作成する前に、現在のビューの状態をユーザビューとして、作成(例:ス
タートアップビュー)することをお勧めします。
ビューの追加の詳細手順は、「8. ビューの追加」を参照してください。
【ステップ 1】パーツを選択
アセンブリからパーツを選択して、右クリックします。
これにより、パーツの操作メニューが開きます。
複数のオブジェクトを選択したい場合は、エクスプローラ上で、Ctrl+クリック、または
Shift+クリックで複数のオブジェクトを選択します。
【ステップ 2】変形を指定
変形を選択すると変形のメニューが開きますので、変形の種類(回転、平行移動また
はハンドル)を選択します。
変形の種類の詳細は、前述(5.1 パーツの変形)を参照してください。
注意 : ステップ 1 で複数のパーツを選択した場合、ハンドルの操作はできません。
18
【ステップ 3】変形を実行
ステップ 2 を実行して、パーツの回転、平行移動、反転、ハンドルなどを実行します。
19
【ステップ 4】ユーザビューの作成
【新規ビュー】ボタンをクリックします。
名前を入力して、【OK】ボタンをクリックします。
※既に作成済みのビューに、変形を追加したい場合は、以下の手順で操作を行います。
1. パーツの変形を実行します。
2. 追加したいユーザビューを展開します。
3. [ジオメトリ]を右クリックし、【ジオメトリの更新】を選択します。
注意 : ユーザビューの展開は、選択ではなく展開をしてください。選択すると、
ビューが切り替わってしまいます。
手順を 1~4 を繰り返すことにより、パーツのアニメーションを作成できます。
「分解 1」を選択
「スタートアップビュー」を選択
20
6
寸法測定
SpinFire の寸法測定の操作を説明します。
6.1 寸法測定の種類
ドキュメントツールバーより、寸法測定のボタンをクリックします。
寸法測定には、下記の種類があります。
・ 線形 : 距離全般の測定
・ 半径 : 円の直径、半径の測定
・ 角度 : 角度全般の測定
・ マスプロパティ : 体積、表面積、重心の測定
・ 外形寸法
それぞれアイコンからサブメニューを選択し、測定することができます。
6.2 寸法測定の手順
寸法測定の手順
【ステップ 1】寸法ボタンを選択
ツールバーの寸法から▼をクリックすると、寸法メニューが表示されます。
21
【ステップ 2】寸法の種類を選択
寸法メニューから測定したい寸法をクリックします。
【ステップ 3】モデルの頂点やエッジを選択
選択した寸法によって、モデルの頂点やエッジがハイライトされますので、測定したい
個所をクリックします。
例:エッジ長さを選択
※手順 2 までを行った後、測定をキャンセルしたい場合は、【中止】ボタンをクリックしてく
ださい。
同じ寸法種類を連続して測定する場合は、ロックツールにチェックを入れてください。連
続して測定することができます。
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7
断面抽出
SpinFire の断面作成の操作を説明します。
7.1 断面作成
ドキュメントツールバーより、「断面の有効化」ボタンをクリックします。
【ステップ 1】断面の有効化ボタンを選択
ツールバーの【断面の有効化】ボタンの▼をクリックすると、断面メニューが表示されま
す。
【ステップ 2】断面の抽出方法を選択
断面メニューから断面の抽出方法を選択します。
・ 位置合わせ : 断面平面の中心点を選択し、YZ 平面、XZ 平面、または
XY 平面を作成できます。
・ 配置 : 2点または3点を通る断面平面を作成できます。
・ 定義 : X、Y、Z 座標を入力して断面平面を指定できます。
23
7.2 断面平面を移動
断面作成後、正方形で半透明な断面平面が表示されます。
断面メニューから、[定義] > [移動] を選択すると、「断面の定義」ダイアログが表示さ
れます。
ステップの値を入力し、[<<]または[>>]をクリックすると、断面平面が移動します。
断面作成(ZX 平面)
断面の移動後
24
8
ビューの追加
SpinFire のビューの追加の操作を説明します。
8.1 ビューの追加
画面上のビューは、“ユーザビュー”として、保存することができます。
ユーザビューには、視点のほか、そのパーツの回転や移動の情報も保存し、再現するこ
とができます。
【ステップ 1】ビューの状態を作成
保存したいビューの状態に、モデルを操作します。
【ステップ 2】ビュー名を入力
[ビュー]タブを選択後、【新規ビュー】ボタンをクリックします。
25
ビューの名前を入力し、【OK】をクリックします。
これで、「新規ビュー作成 1」というユーザビューが作成できます。
【ステップ 3】作成したビューを選択
ビューポートのパーツビューがどのような状態にあっても、作成した「新規ビュー作成 1」
を選択すると、パーツは登録したビューで表示されます。
26
9
注釈の追加
SpinFire の注釈の追加の操作を説明します。
9.1 注釈の追加
ドキュメントツールバーより、「注釈」ボタンをクリックします。
【ステップ 1】注釈ボタンを選択
ツールバーの【注釈】から▼をクリックすると、注釈メニューが表示されます。
【ステップ 2】注釈の種類を選択
注釈メニューから注釈の種類をクリックします。コメントの入力画面が表示されます。
【ステップ 3】コメントの入力
27
タイトル : 注釈のラベルに表示される文字を入力します。
ハイパーリンク : 注釈にファイルをリンクできます。
ファイルは、LAN 上の任意のファイルを指定できます。
コメント(D) : 補足として、ラベルに表示される文字です。
コメント(M) : マウスを注釈上に合わせると表示される文字を入力します。
【ステップ 4】注釈の配置
パーツ上または空間の任意のポイントをクリックし、配置したい位置を指定します。
※注釈の配置の途中で、配置をキャンセルしたい場合は、【中止】ボタンをクリックしてく
ださい。
28
10
外形、体積の測定
SpinFire の外形、体積などの測定の操作を説明します。
10.1
外形寸法を測定
アセンブリツリーまたはモデル上のパーツを左クリックして、測定対象となるパーツまた
はアセンブリ全体を指定します。
【境界ボックス】ボタンをクリックします。モデル上に注釈で測定結果が表示されます。
29
10.2
体積、表面積、重心の測定
アセンブリツリーまたはモデル上のパーツを左クリックして、測定対象となるパーツまた
はアセンブリ全体を指定します。
【計算】から、[体積]、[表面積]、[重心]のいずれかを指定すると、計算が開始され、モ
デル上に、注釈で測定結果が表示されます。
30
あるいは、アセンブリツリーまたはモデル上のパーツを右クリックして、測定対象となるパ
ーツまたはアセンブリ全体を指定します。
右クリックと同時に表示されるメニューの【計算】ボタンをクリックします。サブメニューから、
体積、表面積、重心のいずれかを指定すると、計算が開始され、モデル上に、注釈で測
定結果が表示されます。
31
11
11.1
プラグインの操作
プラグインについて
SpinFire は様々なプラグインを追加することにより、機能拡張が可能です。
プラグインの多くは無償で提供されており、Professional ライセンスで利用可能です。
プラグインは「オプション」タブの「プラグイン」にて管理します。
【インストール済みのプラグイン】
ビルドの確認、プラグインの有効/無効をチェックボックスで切り替えます。
新しいビルドのプラグインがリリースされると、プラグイン情報が更新され、インストール可能
になります。
【インストール可能なプラグイン】
インストールされていないプラグインは、ページ下部に表示されています。「インストール」をク
リックすると、プラグインのダウンロード、インストールを開始します。
32
11.2
Automatic Parts Labeling(自動パーツラベリング
自動パーツラベリング)
自動パーツラベリング
このプラグインは、全てのパーツ、アセンブリにラベルを着けることが可能です。ラベル付
けするパーツは選択することもできます
メニューバーより【ツール】→【Auto Note】から起動します。
設定ウインドウが表示されます。
ラベルを付けるパーツ、ラベルのフォント等を設定します。
① Select Parts
ラベル付けするパーツを選択します。
①
・
All parts
全てのパーツに振り分けます。
②
・
All Subassembly
③
全てのサブアセンブリに振り分けます。
・
Select Part(s)/ Subassembly(ies)
選択されたパーツまたはサブアセンブリに振り
分けます。
この項目を選択すると、全てのアセンブリ・パ
ーツがウインドウに表示されます。
② Specify Content
・
Name
パーツ名を振り分けます。
33
・
Number
パーツ番号を振り分けます。
③ Appearance
注釈のフォントと色を設定します。変更した内容は中央のプレビューで確認します。
·
Font...
文字のフォント、スタイル、大きさを変更します。
·
Color...
文字の色を変更します。
·
Reset to defaults
デフォルトの設定に戻します。
設定後【
【Apply】
】をクリックして実行します。
34
11.3
Minimum Distance(最小距離測定
最小距離測定)
最小距離測定
2 つ以上のパーツまたはサーフェス間の最小距離を検出します。
メニューバーより【ツール】→【Compute Minimum Distance】から起動します。
設定ウインドウが表示されます。
①
③
②
① Compute Set #1、
、Compute Set #2
選択したパーツまたはサーフェスがボックス内に表示されます。
② Parts/Surface
選択する要素を選びます。要素を指定してから③のボタンをクリックします。
35
③ Select/Remove
・
Select
このボタンをクリックして測定する要素を選択します。クリックすると、「Stop」ボタ
ンに切り替わります。「Stop」をクリックするまで選択モードを継続します。
・
Remove
要素の選択を解除します。リスト内に要素が選択されている時のみ有効となりま
す。
設定後【
【Create】
】をクリックして実行します。
36
11.4
Minimum Thickness(最小厚み測定
最小厚み測定)
最小厚み測定
選択したパーツの最小の厚みを検出します。
メニューバーより【ツール】→【Compute Minimum Thickness】から起動します。
設定ウインドウが表示されます。
①
②
① Selct Set
・
Parts/
/Surfaces
選択する要素がパーツまたはサーフェスか指定します。
・
Select
このボタンをクリックして測定する要素を選択します。クリックすると、「Stop」ボタ
ンに切り替わります。「Stop」をクリックするまで選択モードを継続します。
37
・
Remove
要素の選択を解除します。リスト内に要素が選択されている時のみ有効となりま
す。
② Parameters
・
Draft Angle
このパラメータは、反対の面が平行でない部分を補います。 平行な面の場合、
0.0 に設定します。キャストやプラスチック型、注入部分を測定する場合は、0 以
外の値を設定して下さい。
・
Modeling Tolerance
最小の厚みを計算する際の精度を設定します。
設定後【
【Compute】
】をクリックして実行します。
38
11.5
Weight Calculator
選択された材料の種類に基づいて、部品のおおよその重量を計算する機能です。
ドキュメントツールバーの Weight Calculator Parameter をクリックします
パラメータ設定画面が表示されます。
・
Materials Table
①
②
③
④
① 材料リスト
・
Current
選択された材料で計算します。
・
Material
材料名
・
Specific Weight
1立方デシメータの重さ(Kg)
② Add new Material
新しい材料の名前、重さを追加します。
③ Remove Material
リスト内で選択した材料を消去します。
39
④ Modify Material
リスト内で選択した材料の名前、重さを編集します。
·
General Settings
②
①
③
⑤
④
① Weight Visualization
・
As a Message Box
メッセージボックスのみに表示。
・
As a Markup
マークアップのみで表示。
・
Markup and Message Box
マークアップ、メッセージボックスともに表示。
② Markup
マークアップに表示する内容を Weight(重量)/Material(材料名)/PartName(パー
ツ名)より選択できます。
③ Caluculs Precision
計算の精度を設定します。「Maximum」になるほど精度は高くなります。
④ Calculate weight on...
計算対象を Selected Parts(選択したパーツ)/Visible Parts(表示されているパー
ツ)より選択できます。
40
⑤ Reference Points
マークアップを付けるポイントを Automatic(自動)/User selection(任意のポイント)
より選択できます。
設定完了後、【Exit】ボタンで閉じます。
計算の実行は、ドキュメントツールバーCalculator Weight!をクリックします
計算結果が表示されます。
41
11.6
Model Compare (モデル比較プラグイン
モデル比較プラグイン)
モデル比較プラグイン
設計変更前と変更後のモデルをビューポート上に読み込んで、変更部分を色分けで確
認することができます。
【ステップ 1】モデルを読み込みます。
1. 変更前のモデルを【開く】コマンドで読み込みます。
2. 変更後のモデルを【ファイル】 -> 【インポート】コマンドでインポートします。
【ステップ 2】Model Compare コマンドを起動
【編集】 -> 【Compare Models】コマンドを選択します。
42
「Model Compare 2.0」ダイアログが表示されます。
【ステップ 3】変更前と変更後のモデルを指定
1. Compare Set #1 の[Add]ボタンをクリックし、変更前のモデルをエクスプローラ上で
選択します。
2. Compare Set #2 の[Add]ボタンをクリックし、変更後のモデルをエクスプローラ上で
選択します。
43
【ステップ 4】変更箇所の確認
1. [Compare Sets]ボタンをクリックします。
変更後に追加された部分が青色で表示されます。
2. [Display Removed Material]ボタンをクリックします。
44
変更後に削除された部分が赤色で表示されます。
【ステップ 5】保存、終了
[Finish]ボタンをクリックすると、「Compare Result」ダイアログが表示されます。
View Name を入力して、[OK]ボタンをクリックすると、ユーザビューとして登録されま
す。
[Close]ボタンをクリックすると、コマンドは終了します。
45
11.7
Automated Excel(パーツリスト作成
パーツリスト作成)
パーツリスト作成
Automated Excel は、Microsoft Excel 上に、パーツ情報と一緒に部分リストの要約を迅速
かつ簡単に書き込む方法を提供します。
新規作成する手順を、以下に説明いたします。
【ステップ 1】Automated Excel の起動
【ツール】 -> 【Automated Excel】を選択します。
【ステップ 2】作成するモードの選択
[Create]を選択して、[Next]をクリックします。
46
【ステップ 3】テンプレートの選択
[Browse]ボタンを用いて、下記のフォルダにある「Template Create.xlsx」ファイルを指
定します。
C:\Program Files\Actify\SpinFire\10.0\kernel\plugins\AutoExcelTemplates
指定後、[Next]をクリックします。
【ステップ 4】各項目の設定
「Sort On」、「Sort Order」、「Include Hidden Components」の設定を行い、[Next]をクリ
ックします。
47
【ステップ 5】保存先を指定
保存する Excel を指定し、[Next]をクリックします。
【ステップ 6】テンプレートの選択
作成結果の一覧が表示されます。
[Finish]をクリックすると、コマンドは終了します。
48
[Results]をクリックすると、作成した Excel ファイルが開きます。
49
Spinfire V10.4 スタートアップガイド
2013 年 5 月
初版発行
発行所
株式会社データ・デザイン
本社
〒460-0003 名古屋市中区錦 3-4-6 桜通大津第一生命ビルディング 12F
TEL 052-953-1588(代)
FAX
052-953-1502
ソリューションズセンター
〒222-0033 横浜市港北区新横浜 2-5-5 住友不動産新横浜ビル 8F
TEL 045-478-0588(代)
FAX
URL http://www.datadesign.co.jp
048-478-0581