氏 名 細越響子 留 学 先 国(地域)名:アメリカ合衆国 機 関 名

氏
名
留 学 先
細越響子
国(地域)名:アメリカ合衆国
機
関
名:カリフォルニア大学デービス校
H18 年
留学期間
留学時の本学在籍身分
文学部
研究科
留学費用
9 月~ H19 年
6 月(合計
人文社会
学科
文化人類学
1. 奨学金は受けましたか。
(
10 か月間)
3年
専攻
○はい
前期・後期
いいえ
年
)
2. 受けた奨学金名:東北大学研究教育振興財団
海外留学奨励賞
奨学金額:
3.
志望動機
100,000 円(渡航費として)
留学にかかった総費用:約
1,500,000
円
1. あなたがこの大学を選んだ理由は?
カリフォルニア大学は交換留学に際し、スタディーセンター
の方が事前に勉強会を開いてくださるなど、留学準備のサポー
トがしっかりしていたから。
デービス校は自分の専門である人類学や、興味のある言語学
の授業が充実していたから。
留学前の語学力
1.どのような準備をしましたか。
大学入学時から英会話教室に通っていた。また国際交流サー
クルに入り、留学生の友達ができ、その中の何人かとは
Conversation Partner となり英語でも話すようにした。
2.TOEFL等の公的試験の最終得点は、何点でしたか。
TOEFL 560 点
TOEIC 780 点
3.現地到着時に、語学力は十分と感じましたか。
聞き取ること、文章を読むことは大体できたが、自分の意思
を伝えること(話す・書く)はまだ不十分であったと思う。
留学先のセールスポイント
あなたが感じた留学先の
勉強に適した環境であること。毎日天気が良くて暮らしやす
大学のセールスポイント く、また田舎町なので緑も多くのどかである。総合大学であり、
は?
あらゆる分野の授業が充実しており、交換留学生はその中から
自由に授業を選択し履修することができる。農学部が有名で、
広大なキャンパス内には牛や馬、羊なども飼育されている。大
学の施設も新しく、図書館やジムなどは利用しやすい。なによ
り都会の変な誘惑がないので、落ち着いて勉学に励めると思う。
留学時に関しての質問
履修登録・単位認定
1. 出発前の履修登録は出来ましたか。
(
○はい
いいえ
)
2. 到着後の履修科目の変更・追加はできましたか。
(
○はい
いいえ
)
「はい」の場合、どのような方法で変更・追加しましたか。
(
電話
FAX
○インターネット
郵送
3. 一学期あたりの履修科目・単位数は:
(
多すぎた
○ちょうど良かった
その他:
4科目
少なかった
)
15単位
)
4. 履修登録に関するカウンセリング等はありましたか。
(
はい
○いいえ
)
5. 留学先での単位認定はありましたか。(○はい いいえ
)
「はい」の場合、認定された科目・単位数:
授業内容
9科目18単位
1. あなたが履修した科目の概要・内容などを具体的に教えて
ください。また、語学面の習得で努力した点を記述して下
さい。
Anthropology:文化人類学概論、言語人類学概論、言語と社会、
現代日本社会
Linguistics:世界の言語、応用言語学、発達言語学、ESL、
初級スペイン語、日本語クラスでのインターシップ
Sociology:ポピュラーカルチャー
たとえば文化人類学では、
『自分が「文化」と感じるものを写
真に撮り授業で学んだ理論を用いて考察せよ』など、全体的に
レポートの課題が、授業で学んだ理論を自分で設定したトピッ
クで実証するようなものだったので、意欲を持って取り組めた。
語学面は、1学期目で ESL をとり、英語論文の書き方、プレ
ゼンテーションの仕方などを学んだ。
2. 学年暦(学期・休暇)と現地での授業スタイル、予習・復
習、試験等の準備について具体的に教えてください。
学年暦:クォーター制(1学期10週間)。週休2日制。
授業スタイル:基本的に1つの科目につき1週間で1時間半の
講義2回とTAによる50分の復習の演習が1回ある。
予習・復習:予習は、初回に渡されるシラバスを元に教科書を
読んでおく。中間テストやレポートが頻繁にあるので、それ
にむけて勉強することが自然と復習になる。
試験:1学期(10週間)のうち、1ヶ月後に中間テスト、2
ヶ月後にレポート提出、期末にテストという流れが多い。
学内施設・環境等
1. 留学先大学の International Office 等のサポート体制
(充実している
○普通
充実していない)
具体的に:
第一学期がはじまる前に新留学生向けのオリエンテーション
があり、履修登録のしかた、ESLクラスの紹介などの詳しい
ガイダンスがあった。また平日には Office が開いているので、
困ったことがあればいつでも相談しに行くことができた。
2. 図書館
(○充実している
普通
充実していない)
普通
充実していない)
普通
充実していない)
24時間利用できる自習室がある。
3. 学内通信環境
(○充実している
学内ではほぼ無線 LAN が使える。
4. 運動施設
(○充実している
新しいジムがあり、豊富なトレーニング機器、バレー、バド
ミントンなどがすべて無料で楽しめる。
5. 学生食堂
(○充実している
普通
充実していない)
東北大の学食に比べると食堂の食べ物は高い。
6. クリニック
(○充実している
普通
充実していない)
7. 大学内は安全ですか。
(
○はい
注意をすれば安全
よく事件がある
)
8. 安全に付いて特に気をつけていたことはありますか。
Davis は格別に安全なので、その分ほかの都市に行くときは
油断をしてしまわないように基本的なことに気をつけていた。
交通事情と留意点
1. 通学などに関しての交通事情や留意点について記述して下
さい。
Davis は自転車の町として有名で、自転車で通学する人が圧
倒的に多い。また、平日は大学から市内いたるところにバスが
走っており、学部生は無料で乗れるが、土日や長期休み中は便
数が減るので、やや不便である。基本的にアメリカは車社会な
ので、車を持っている友達を見つけるのが得策のようである。
医療事情
1. 渡航前、海外留学生保険には加入
( ○した
しなかった )
加入した保険名:AIU 海外旅行保険
保険料:約
100,000 円/10 ヶ月
2. 渡航先の医療保険には ( ○加入した
保険料:約
加入しなかった )
30,000 円/学期
留学先の医療情報:キャンパス内に保健センターがあり、加入
必須の Campus 保険が適用され安価で治療が受けられた。
居住環境
寮: 人部屋(1 日
食)
、○民間アパート、その他(
)
1. 住居はどのようにして探しましたか。
インターネットの掲示板を通じて、ルームメイトを探した。
生活費(月額)
宿舎費:約
60,000
円
食
費:約
30,000
円(宿舎費の以外の外食等で)
通信費:約
10,000
円
1,000
円
交通費:
通信事情
日本への主な通信手段について (複数回答可)
( ○E-メール
○電話
Fax )
お薦めできる日本への通信方法はありますか。
スカイプや MSN の音声チャットを使うと無料で通信できる。
治安状況
渡航先の治安は
(
○良い
普通
やや悪い
悪い
)
特に近づかない方がよい、危険な場所はありましたか。
Davis 市内は極めて安全。アメリカ一般では、狭い路地や落書
きが多いところ、物乞いが多いところは避けるようにした。
その他
1. 課外活動・学外交流などについて実践したことがあれば、記
述して下さい。
日本語クラスにチューターとして参加した。
帰国後に関しての質問
留学の感想
1. 留学したことによる成果と課題を教えてください。
大きな収穫は、人類学を履修したり、さまざまな文化背景を
もった友人と関わったりしたことから、ものごとをより多角的
に見る視点が得られたことである。また、興味のあった言語人
類学や応用言語学の授業を受けられたので、そこで得られた知
識をこれからの東北大での勉学に生かしていきたい。
2. これから留学する方にアドバイスをお願いします。
留学は、1 度外に出てみることによって新しい知識を手に入
れることはもちろんであるが、振り返って自分や日本を相対化
して見つめ直すこともできる貴重な機会であると思う。
少し難易度の高い長期的な目標と、例えば教科書を 10 ペー
ジ読む、などの短期的な目標とをうまく並立させ、大きな志の
もとで一歩一歩確実に進んでいけば、ひどいホームシックにも
かからず、留学生活を充実させていけるのではないだろうか。
今後の進路予定
大学院進学を希望