開設科目名 人間の尊厳と生命倫理 単位数(履修区分) 1単位(必修

開設科目名
責任者
人間の尊厳と生命倫理
単位数(履修区分)
井手 信
井手 信
担当者
牧山強美
1単位(必修)
開設期
前 期
授業区分
講 義
学習目的
建学の精神「カトリックの愛の精神」に基づく、人間の存在、いのちの尊厳への理解を深める。本科目では生命倫理の
主要概念を学ぶとともに、医療技術の進歩に伴い新たに派生してきた性と生殖に関する様々な問題を生命倫理的側面
から学ぶ。これらの学びによって、いのちの誕生に直接携わる専門職者としての倫理観の形成に資することを最終目的と
する。
学習目標
1.生命倫理の原則、主要概念を説明することができる
2.人工妊娠中絶と胎児の尊厳、出生に関する人為的関与の倫理的問題について考えることができる
3.助産の対象者が抱える倫理的問題解決のための専門職者として支援について考えることが出来る
4.専門職者としての倫理観を形成する
授業計画(授業単位)
回
授業項目・内容等
1 キリスト教における生命観と倫理(牧山)
2
3
生命倫理の原則、生命倫理の主要概念
1)人間の尊厳
自律尊重,無危害、善行、正義
2)パターナリズム
3)インフォームド・コンセント
4
胎児・新生児の生命の尊厳
1)母体保護法と人工妊娠中絶
2)ハイリスク障害児の生存権
5
出生に関する人為的関与と生命倫理
1)生殖医療がもたらす新たな問題
2)出生前診断における倫理的問題
3)生殖補助医療をめぐる倫理的問題
回
6
授業項目・内容等
リプロダクティブヘルス/ライツ
1)母親と胎児の生存権
2)生殖における女性の権利、自己決定
3)生命倫理の原則対立
7
助産師としての倫理的意思決定について
1)専門職の道徳的行為の規範
生命の尊厳 (グループデイスカッション)
1胎児の個としての生命の始まりとは?
2)専門職としての母児の尊厳を守る行為とは?
8
キリスト教における生命倫理(牧山)
準備学習の内容
テキストの精読のみならず、マスコミを通して得られた社会における倫理的問題にも関心をもつこと。
成績評価方法
レポート40%、定期試験60%
参考書
(◎=教科書指定)
メッセージ
連絡先・オフィスアワー
備
考
◎1)吉武久美子『産科医療と生命倫理』 昭和堂
2) 赤林朗 『入門・医療倫理Ⅰ』 勁草書房
テーマ毎に何が倫理的問題なのか真剣に考えること。日頃の自分の考え、行動を振り返る時間
にして下さい。
学院長室(2 号館2F)または井手信研究室(6 号館 2F)L628号室 16:30~18:00
科目名
人間の尊厳と生命倫理
担当者
井手 信
牧山強美
学習到達目標
□
知識・理解の観点
□
思考・判断の観点
□
関心・意欲の観点
□
態度の観点
□
技能・表現の観点
□
その他の観点
成績評価方法
到達目標等
知識・理解
成績評価方法
定期試験(中間・期末試験)
思考・判断
関心・意欲
態度
技能・表現
その他
評価割合
(%)
60
小テスト・授業内レポート
宿題・授業外レポート
20
授業態度・授業への参加度
受講者の発表(プレゼン)
演習
その他
合計
20