平成28年度 社会福祉法人東栄町社会福祉協議会 事業計画 基本方針 近年の社会環境は、少子・高齢化の進展や家族形態の多様化、コミュニティ機能の低下 など進むなかで、公的制度だけでは解決できない様々な福祉課題が発生しています。 こうした状況の中、本協議会では、高齢者、障がい者、児童等、地域で生活する町民一 人ひとりを支え、住み慣れた場所で支えあい、安心して暮らせる福祉のまちづくりの実現 を目指すため、様々な事業を町民の方々のご協力をいただきながら推進し、地域の福祉を 高めて参ります。 また、介護保険制度における指定事業所として訪問介護事業、居宅介護支援事業所を実 施しているところですが、いずれの事業においても利用者個々の意向にできるだけ沿う形 で運営を心がけ、町民から信頼されるサービスの展開を図って参りたいと考えています。 本年度は、行政の「東栄町地域福祉計画」策定にあわせ、地域の人々が、住み慣れたま ちで安心して生活することができる福祉のまちづくりの実現を目指し、 「東栄町地域福祉活 動計画」の策定に取り組みます。 本協議会は地域福祉を推進する中核的団体として、誰もが安心してくらすことができる 福祉のまちづくりを推進するために、地域住民、ボランティア、福祉関係者、行政機関の 協力を得ながら、 本来果たすべき使命と役割の実現に向け各種事業に取り組んで参ります。 1 法人運営事業 (1) 理事会、評議員会の開催 定款、諸規定等の改正、予算、決算、事業計画及び事業報告等法人の業務の決定 のため、理事会、評議員会を開催する (2) 会員募集、会費徴収 当会の福祉活動に対する理解と協力、趣旨に賛同いただける町民・団体から会費 を納めていただき会員登録をする。 会費:個人会員・500 円以上、賛助会員・1,000 円以上、団体会員・2,000 円以上 (3) 会費使途計画内訳 ① 福祉活動専門員事業の資金に充当 ② 介護予防・生きがい支援事業の資金に充当 ③ 家庭介護支援事業の資金に充当 2 福祉活動専門員事業 民間社会福祉活動の推進方策について調査、企画、連絡調整を行うとともに広報活 動の推進をする。また、誰もがいつでも住み慣れた地域で必要な時に必要な福祉サー ビス等を受けることができるように町と連携を取り、住民福祉の総合的なバックアッ プを実施する。 (1) 事業内容 ① 福祉活動の調査・企画・連絡調整 ② 広報活動の推進 1 ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨ 福祉ニーズ・情報の収集 在宅福祉サービスの説明 児童福祉活動の推進事業 福祉車両・福祉用具の貸出 世代間交流事業 講演会の開催 介護職員初任者研修課程修了者支援事業 3 基金運営事業 (1) 寄附金、福祉基金の管理・運用 4 福祉団体助成事業 町内各福祉団体の事務局として、その活動の指導と助成を行う。 (1) 老人クラブ連合会助成 <会の目的> 自らの生きがいを高め、明るい地域づくりの推進や世代間の交流を含めた積極 的な社会活動等を目的とする。 <会員数及びクラブ数> 316名 7単位クラブ <実施事業> * ゲートボール・グランドゴルフ・クロリティ大会開催・参加 * 健康づくり事業 * 社会奉仕の日(奉仕作業) * 交通安全啓発 * 愛知県老人福祉大会参加 * 愛知県老人スポーツ大会参加 (2) 身体障害者福祉協議会助成 <会の目的> 団結力により身体障害者の自立と福祉増進に努め、 もって社会福祉に寄与する。 <会員数> 68名 <実施事業> * 郡、町身障研修会参加 * 愛知県身体障害者福祉大会参加等 (3) 遺族会助成 <会の目的> 会員の連絡調整と遺族の福祉増進を図ることを目的とする。 <柱数・会員世帯数> 244柱、195世帯 <実施事業> * 護国神社参拝 * 県追悼式参加 * 県戦没者遺族大会参加 2 5 介護予防・生きがい支援事業 町内在住の高齢者等に対し、要介護状態に陥らないための介護予防施策の福祉サー ビスを提供し、高齢者の生きがいと社会参加を促進するとともに、家に閉じこもりが ちな一人暮らし高齢者等に対し、社会的孤立感の解消及び自立生活の助長を図ること を目的とする。 (1) 介護予防事業 高齢者になってもできる限り自分らしくいきいきと暮らしていくために、生活機 能の低下を予防することを目的に様々な介護予防事業を実施し、要介護、要支援状 態になることを予防する。 ① 社協介護予防ふれあいサロンの実施 高齢者等を対象に、社会的な孤立の防止と社会参加の機会を創るため、社協多目 目的ルームでふれあいサロンを開催する。 ② 介護予防出前講座「簡単筋力トレーニング」の実施 概ね65歳以上の住民で構成される5人以上の団体へ健康づくりリーダー等が 伺い、転倒・骨折を予防するための簡単な筋力トレーニングやレクリェーション 等を行う。 6 家庭介護支援事業 要援護高齢者・障害者等を介護している家族のさまざまなニーズに対応し、高齢者・ 障害者を介護している家族の身体的、精神的負担の軽減を図るとともに、要援護高齢 者・障害者の在宅生活の継続、向上を図ることを目的とする。 (1)家庭介護用品支給事業 在宅高齢者・障害者を介護している家族に対し、介護用品を支給することにより、 介護している家族を支援し、高齢者・障害者の保健福祉の向上を図る。 <対象者> 介護認定、要介護3,4,5に認定された方を在宅で介護している家族 身体障害者手帳1級または2級に該当する方を在宅で介護している家族 <実施内容> 紙おむつ、尿取りパットの支給 7 ボランティアセンター運営事業 地域に住む住民が、相互に助け合い協力して連帯意識を持ち、福祉意識の向上を図 る。 (1)事業内容 ① ボランティア活動に関する調査及び研究 ② ボランティア活動に関する情報提供及び啓発 ③ ボランティア活動をする個人及び団体の登録 ④ ボランティア受入希望団体等へのボランティアの紹介 ⑤ ボランティア活動に関する講座、研修会及び交流会の開催 ⑥ ボランティアに関する相談及び支援 ⑦ ボランティア活動推進機関との情報交換及び連携 ⑧ ボランティアグループへの活動助成、協力 ⑨ 東三河ボランティア集会参加 3 ⑩ 町内美化運動等援助 ⑪ 東栄中学校生徒の福祉体験学習 ⑫ 健康づくりリーダー養成研修 8 日常生活自立支援事業(県社協委託事業) 認知症高齢者、知的障害者、精神障害者等のうち判断能力が不十分な方が地域にお いて自立した生活が送れるよう、利用者との契約に基づき、福祉サービスの利用援助 等を行う。 (1)福祉サービスの利用援助 (2)日常的金銭管理サービス (3)書類等の預かりサービス 9 居宅介護支援事業 介護保険法令の趣旨に従い、契約者がその居宅において、その有する能力に応じ、 可能な限り自立した日常生活を営むことができるように支援することを目的としたサ ービスを提供する。 (1)事業内容 ① 介護サービス計画(ケアプラン)の作成 ② 介護保険サービス事業者との連絡調整等 ③ 介護保険要介護認定・要支援認定の調査 ④ 福祉用具のレンタル・購入の相談・援助 ⑤ 住宅改修の相談・援助 10 訪問介護事業 介護保険制度のもと、利用者が可能な限り自宅で自立した生活を送ることができる るよう、訪問介護員(ホームヘルパー)が利用者の自宅を訪問し、食事・排泄・入浴な どの介護(身体介護)や、掃除・洗濯・買い物・調理などの生活の支援(生活援助) をし、高齢者に対し適切な指定訪問介護・指定介護予防訪問介護を提供することを目 的とする。 11 居宅介護事業 障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するため法律のもと、障害のため日 常生活を営むのに困難な身体障害者、知的障害者、障害児、精神障害者のいる家庭等 に訪問介護員を派遣し、利用者の心身の状況等に応じて適切な家事、介護等のサービ スを提供することを目的とする。 12 共同募金配分金事業 町民の皆様から寄せられた共同募金の配分金をもとに、高齢者、障害者、園児、児 童をはじめ、すべての人々が健やかに安心して生活ができる社会づくりを目指して各 種事業を行う。 (1)老人福祉活動事業 ① 東栄町老人クラブ連合会助成(助成金交付) ② 高齢者健康づくり事業の推進 ③ 介護予防・生きがい支援事業資金充当 ④ 愛知県老人福祉大会等参加費助成 4 (2)障害児・者福祉活動事業 ① 身体障害者福祉協議会助成(助成金交付) (3)児童・青少年福祉活動事業 ① 委嘱した福祉協力校の事業に対し助成(活動助成金交付) ② 保育園助成(活動助成金交付) (4)福祉育成援助活動事業 ① 遺族会助成(助成金交付) ② 愛知県追悼式参加費助成 ③ 家庭介護支援事業資金充当 ④ 町内の学校等に対し高齢者疑似体験セット等の貸し出し ⑤ 福祉用具の整備 ⑥ 講演会の開催 (5)ボランティア育成活動事業 ① ボランティアセンター運営事業資金充当 ② 福祉体験学習への協力 (6)歳末たすけあい配分金事業 歳末たすけあい運動にて集められた募金は、広く住民を対象とした事業等の財 源の一部として有効活用する。 13 生活福祉資金貸付事業(県社協委託事業) (1)総合支援資金 失業者等、日常生活全般に困難を抱えており、生活の立て直しのために継続的 な相談支援(就労支援、家計指導等)と生活費及び一時的な資金を必要とし、貸 付けを行うことにより自立が見込まれる世帯に貸し付けを行う。 (生活支援費、住宅入居費、一時生活再建費) (2)福祉資金 低所得世帯、障害者世帯又は高齢者世帯に対し、貸し付けを行う。 福 祉 費・・日常生活を送る上で、又は自立生活に資するために一時的 に必要であると見込まれる費用 緊急小口資金・・緊急かつ一時的に生計の維持が困難となった場合に貸し付 ける小額の費用 (3)教育支援資金 低所得世帯に対し、貸し付ける資金。 教育支援費・・高等学校・大学又は高等専門学校に就学するのに必要な経費 就学支度費・・高等学校・大学又は高等専門学校への入学に際し必要な経費 (4)不動産担保型生活資金 不動産担保型生活資金 要保護世帯向け不動産担保型生活資金 (5)臨時特例つなぎ資金 住居のない離職者で生活に困窮する者に資金交付までのつなぎとして当面の生 活費の貸付けを行う。 14 くらし資金貸付事業(県社協委託事業) 生活の不安定な低所得者に対して、日々のくらしの維持に必要なつなぎ資金及び不 時の出費のため必要とする小口資金を貸付け、その生活を保全し経済的自立を助長す 5 ることを目的とする。 <対象者> 低所得のため不時の出費等によってくらしの維持が困難な世帯 <資金の種類> 生活費、医療費、その他暮らしを営む上に必要と認められる資金 6
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