ご 挨 拶 「第 16 回本会開催にあたって」 このたび、第 15 回に続き、第 16 回本会を開催させていただくことをたいへん光栄に 存じます。 今年度は 「女性医師が生涯いきいきと輝ける教育」に焦点を当てたシンポジウムを 企画させていただきました。 女性医師の数は、近年、全医師数の3割を超えており、特に女性医師が多い診療科で ある当科においては、上記のテーマは、避けては通れない大切な課題であると存じます。 Gender-gap の大きい本邦では、育児中・後の女性医師の勤務状況や待遇、キャリアア ップについては、先進諸国の後塵を拝しながら、ようやくクローズアップされ始めて参 りました。その背景では、女性を男性と類型化するべきか、女性医師ならではの特性を 生かしたキャリアアップを考えるかなど、根本的な論理について話が進んでおりますが、 未婚や子どもを持たない女性医師の勤務状況・待遇・キャリアアップについては、まだ まだ遠く議論は及んでいないように思われます。このシンポジウムでは、今をときめく 4人のそうそうたる面々の女性医師の方々にお話をいただき、聴衆の男性・女性医師の 先生方に忌憚のない御意見を頂戴しながら進めていけたらと思っております。 特別講演では、鈴木康之教授のご尽力で、ジョンス・ホプキンス大学の医学教育のエ キスパートでいらっしゃる Barone 先生にアメリカの小児医学教育の最先端のお話を頂 戴するまたとない機会に恵まれました。 少しでも多くの先生方にご参加をいただき、未来ある小児科医の先生方に明るい希望 を持っていただけるような話し合いの場になることを心より願っております。 平成 28 年 12 月 永田 智 東京女子医科大学 小児科 ご参加の先生方へ 1. 当日、研究会前には下記を予定しております。 ◍ 11:00-12:00 【幹事会】 於:E会議室(弥生記念講堂 B1) ◍ 12:00-13:00 【全国小児科チェアマン協議会】 2. 参 加 費 3. 研究会受付 A会議室ご案内 3,000 円 於: A会議室 (同上) 当日受付にてお支払下さい。 会場入り口にて 12:30~ 開始致します。 弥生記念講堂地下1F です。 入口は糖尿病センター正面入口,又は糖尿病センター建物裏、噴水広場より 地下への階段入口をご利用下さい。 <弥生記念講堂 B 1> <交 通> ○都営大江戸線 若松河田駅より 徒歩5分 都営新宿線 曙橋駅より 徒歩 10 分 ○都バス女子医大下車 JR 新宿駅西口駅より 東京女子医大行(宿 74,75) JR 市ヶ谷駅より高田馬場駅行(高 71) 第 16 回日本小児医学教育研究会 -女性医師が生涯いきいきと輝ける教育とは- プログラム 13:10~13:15 開会の辞 永田 智(東京女子医科大学 小児科教授) 第 16 回日本小児医学教育研究会 当番幹事 13:15~14:30 【シンポジウム】 ―女性医師が生涯いきいきと輝ける教育とは― (各発表時間 15 分 + 総合討論 15 分) 座長:赤木美智男(杏林大学医学部医学教育学 教授) 宮田 章子(さいわいこどもクリニック 院長) 1. 女性医師が活躍できる条件とは~キャリアモデルを通して~ 竹下 暁子 (東京女子医科大学小児科助教) 2. 休職明けの女性医師の再教育の現状と課題 三石知左子 (葛飾赤十字産院 院長) 3. 女性医師のキャリア支援〜厚生労働省の取り組みについて〜 惠谷 ゆり (大阪府立母子保健総合医療センター 消化器・内分泌科部長) 4. 日本小児科学会の取り組み 松原 知代 (獨協医科大学越谷病院小児科 教授、 日本小児科学会理事) 14:15~14:30 総合討論 14:30~14:45 ブレイク 14:45~15:45 【特別講演】 Chair: Prof. Yasuyuki SUZUKI (Gifu University、MEDC) “Navigating the medical education assessment system in the US: Milestones to EPA's” Michael A. Barone, MD, MPH (Associate Professor of Pediatrics, Associate Dean for Faculty Development in Education, Johns Hopkins University School of Medicine) 15:45~15:50 閉会の辞 金子一成(関西医科大学 小児科教授) (第 17 回日本小児医学教育研究会 当番幹事)
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