広域沿岸海洋調査・9 月調査計画書(女川湾・雄勝湾) 平成 24 年 8 月 29 日 マリンサイエンス復興支援室 1. 日時 平成 24 年 9 月 24 日 2. 調査地点 図-1、2 に示す女川湾(12 地点)と雄勝湾(1 地点) 所定の位置での調査が困難と見込まれる場合には,近傍の場所に適宜位置をずらして調査する(特に St.17) 。 St.1 St.16 St.17 St.2 St.3 St.4 St.5 St.6 St.7 St.12 St.11 図-1 調査地点(女川湾) (赤丸で示した地点は全項目、緑丸は水質の一部の項目のみ行う) St.8 St.30 図-2 調査地点(雄勝湾) (調査は水質の一部の項目のみ行う) (雄勝湾) No. St.30 3. 緯度 (°) 38° (′) 30′20 経度 (°) 141° (′) 30′20 水深 (m) 30 調査項目 ・水質(多項目水質計、透明度、採水) ・プランクトン(ネット、採水) ・底質(採泥) ・底生生物(採泥) St.2、4,5,7 と雄勝湾では下線をつけた項目のみ実施する(図-1) 。 4. 方法 1)観測 水温,塩分,溶存酸素量,クロロフィルおよび濁度について、Rinko プロファイラーにより海面から 海底まで鉛直的に測定する。また、セッキー板を用いて、透明度を測定する。 2)採水 ①水質 表層はバケツ採水し,海面から海底まで一定間隔(St.6、8、12、16 は 10m,それ以外は 5m)でバ ンドーン採水器を用いて採水する。さらに、St.1、3、6、8 で水質計のキャリブレーションのため、塩 分と DO 測定用の海水を分取する。採取層は、St.1、3 では 5m 層と海底+2m 層、St. 6、8 では 10m 層 と海底+2m 層とする。 ②植物プランクトン 表層(海面下 0.5m)および中間層(水深 10m)でバンドーン採水器を用いて採水し,中性ホルマリ ンを 1%となるように添加する。 3)ネット採集 海底面上 2.0mから表層までノルパックネット(目合 0.1mm)の鉛直曳きにより試料を採取し,中性 ホルマリンを 5%となるように添加する。女川湾の St.1、3、6、8 では同様に試料を採取し、できるだ け水分を除去し、70%以上の濃度になるようにエタノールで固定する。 4)採泥 ①底質 スミスマッキンタイアー型採泥器を用いて採泥する。粒度組成については表層 5cm を、COD は表層 1cm を試料とする。 ②マクロベントス スミスマッキンタイアー型採泥器を用いて,採泥した泥を 1mm 目のフルイを用いて篩い分け,フル イ上に残った試料を容器に移し入れ,中性ホルマリンを 10%となるように添加する。また、上記の底質 採取において残った泥を同様に処理し、70%エタノールで固定する。 5. 連絡先 東北大学農学研究科マリンサイエンス復興支援室 金子 健司 E-mail:[email protected] Tel:022-717-8808
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