猛暑が続く8月中旬、第12回東三河サッカーフェスティバルが開催され

猛暑が続く8月中旬、第12回東三河サッカーフェスティバルが開催されました。県内外65
チームが東三河地区に集まり、各地で熱い闘いが繰り広げられました。本校も、来るべき選
手権大会に向け、チーム力のアップとともに攻守の戦術確認の場としました。試合前のポジ
ション別のミーティングでは、積極的な意見交換をし、試合ごとのテーマを確認して試合に挑
みます。DF陣のテーマは「ラインコントロール」、MF陣は「シンプルなプレー」、FW陣は「深い
位置で起点となる、得点にこだわる」です。また、チーム全体のテーマとして、「失点をした後
のメンタルの立て直し」です。選手諸君は、そのテーマを頭に入れながら試合をすることがで
きました。大きな成果が現れた東三河フェスティバルでした。
対戦相手
スコア
寸評
岡崎工業高校(愛知県西三河地区)
2-3 本校
何が原因で失点したのか?再度チーム全体で考える必要あり。
DFラインを上げた後、裏スペースのリスクマネジメントができているか?
新居高校(静岡県)
2-2 本校
豊田工業高校(愛知県西三河地区)
0-3 本校
早い判断でパスを回すことができた。いいリズムであった。
東三河地区指導者講習会として、ゼムノビッチ・ストラブゴ氏(元清水エスパルス監督
(2000 年~2002 年)、現千葉県サッカー協会テクニカルアドバイザー)を招聘し、豊川高校
グランドで行われました。テーマは「攻守の切り替え」です。本校も、この切り替えが遅く、ピン
チになってしまうこともあるため、何かヒントがあればと思い参加しました。グリッドを使い、そのス
ペースでの4対4+フリーマン2人の形での攻守の切り替えのトレーニングをしました。その
後、人数を増やしながら最終的には2/3コートでのゲームを行いました。
「ボールを奪ったら一番安全なところにボールを運ぶ」「早くスペースを使う。そして全体で動
く」「深さと広さを意識しないとトータルフットボールとは言えない」「グランドの広さだけスペース
を使わなければフットボールとは言わない」「トレーニングの中で厳しくやらないとゲームではできない」「1対1を簡単に突破されてしまう
選手は、次のゲーム以降出番はない」「個の集中力、チームの緊張感がないとダメ」などの指導が印象に残りました。翌日本校サ
ッカー部の練習でも取り組みましたが、切り替えのスピードとともに、プレッシャーの甘さが気になりました。日々の練習から高めていか
なければと痛感させられました。
2年生選手の成長が著しく感じる今日このごろ。そんな2年生
を紹介します。河合利基選手(豊城中:写真左)と藤澤聡史
選手(本郷中:写真右)です。河合選手は中学校でもサッカ
ー部で活動し、運動量の多いFW選手として活躍しました。ス
タミナがあるため、サッカー部を引退した後、駅伝部に勧誘を
受け、「走る」事に目覚めたそうです。高校入学後、サッカー
か陸上か迷っていたところ、当時同じクラスの後藤選手(牟呂中)に声をかけられサッカーを選
んだそうです。最近では本人の強い希望もあり、小学校の時に経験したGKにポジション変更し
ました。ボールに対する執着心とともに、ボールを怖がらずに飛び出すスピードは、今後に期待
が持てます。練習後に残って練習をしていくほど、真面目で情熱がある選手ですので、開花す
る日も案外近いかもしれません。また、趣味はギターとの事なので、いつか部員の前で披露してほしいものです。もう一人は、豊商サ
ッカー部の盛り上げ役藤澤選手です。サッカーは小学校から始め、そのガッツあふれるプレーはチーム全体の雰囲気を上げてくれま
す。本人曰く、「練習は日々充実している」との事で、その言葉通り真剣に集中して取り組んでおり、見ていて大変気持ちの良い選
手の一人です。中学校では、サッカー部がなく他の部で活動をしていました。高校入学してどうしようか迷っていたところ、入学式の
時に3年生の市橋選手(豊橋南部中)から勧誘を受け、サッカー部に決めたそうです。趣味はサイクリングで、練習がオフの時には
伊良湖岬まで自転車で往復約80KMを走破するそうです。その途中にある、蔵王山頂上のかき氷がすごくおいしいそうです。本人
の活発な行動力はサッカー部だけにとどまらず、後期生徒会の立候補も考えているそうです。2人の今後に注目です!