とういん子ども議会の質問および答弁

とういん子ども議会の質問および答弁
○1番議員
今から質問をします。1つめはごみ問題解決のための取り組みについて
です。僕達は、5年生で新道365号線のごみ拾いをしました。ごみを拾っていると、
お弁当のごみやタバコの吸いがらが落ちていました。僕達は、たくさんのごみをみん
なで拾って、ごみを捨てられないように注意の看板をたてました。でも、ちょくちょ
く通ると、またごみが落ちています。何回拾っても、またごみが出てくると思います。
東員町では、これから「ポイ捨てのごみ」を減らすには、どういう取り組みをしてい
くんですか。教えて下さい。
○町長
ご質問をいただいた「ごみ問題解決のための取り組みについて」お答えをい
たします。
ごみをきちんとゴミ箱に捨てることは当たり前のことですが、それが出来ない人が
います。自分の家ではごみのポイ捨てをしないのに、外ではポイ捨てしても気になら
ない。そう考える人の意識を少しでも変えていきたいと考え、月1回発行している「広
報とういん」に記事を出したり、ごみのポイ捨てをしないようにお願いをする看板を
立てています。
また、東員町では町民のみなさんから募集し、クリーン作戦委員会を作って月1回
会議で町をきれいにするための話し合いをして、ポイ捨てをしないでくださいとお願
いする活動をしたり、ポイ捨てされたごみの多い場所を年に1回、町民の皆さんにも
ご協力をいただいて清掃活動を行っています。
昨年は三和小学校の5年生の環境学習で、一緒に国道365号のごみ拾いも実施さ
せていただきました。道路にはトラック等が停車できる広いスペースがあり、ごみが
たくさん捨てられていましたので、県にお願いして停車できないようにガードレール
を設置していただきました。
この国道には三和小学校の皆さんが作った看板が立てられていますが、役場が立て
る看板よりもずっと効果があると思われます。
今後もどうすればポイ捨てを減らすことができるのかを考えて活動していきますの
で、どうぞご協力いただきますようにお願いをいたします。以上です。
○1番議員
2つめの質問は、新道365号線と県道いなべ四日市線の交差点に、歩
行者用信号機設置のお願いについてです。僕達三和小学校では、5年前に不審者が出
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てから、お父さんやお母さんや老人会の方々に、毎日パトロールしてもらっています。
おかげで、僕達は安心して学校に通うことができます。
しかし、最近新道365号線が開通してから交通量がすごく多くなり、安心して通
えるか不安です。特に、新道365号線の信号がない所は危険です。みんなが安全に
通えるようにしてほしいと思います。手を挙げたら、車は止まってほしいです。新道
365号線と県道いなべ四日市線の交差点に、歩行者用の信号機をつけてもらえば、
安心して渡れます。お願いします。
○町長
歩行者用信号機の設置についてお答えします。
国道365号は、四日市市方面といなべ市方面がつながってから特に、交通量が多
くなり、道路の幅も広いため、県道いなべ四日市線との交差点を歩行者や自転車が横
断するには信号機が必要だと水谷君と同じように私も思っております。この信号機は
三重県警察本部でつけることとなっており、東員町では毎年早くつけてもらうようお
願いしておりますが、まだ実現はしておりません。
これは、三重県内には信号機をつけなければならないところがたくさんあり、なか
なか順番が回ってこないためですが、水谷君が心配するように、交通事故が起きてか
らでは遅いですから、早く実現するように、これからも一生懸命お願いしていきたい
と思います。
また、地域の皆さんからの強い要望があれば、ひょっとすると信号機を早くつけて
もらえるかもしれませんので、三和小学校の皆さんをはじめとした地域の皆さんで、
東員町と一緒に警察署に働きかけていただきたいと思います。
先日も、8月18日でしたけども三重県の警察本部の方にお願いをさせていただい
たところでございます。これからも一生懸命お願いをしていきますので、よろしくお
願いを申し上げます。以上です。
○2番議員
防犯整備の設置について教えてください。私たちの通学路の途中にトン
ネルがあります。その場所は、5年前に不審者が出て、それ以降集団で登校すること
になりました。その後は不審者は出ていないのですが、夜になると、高校生がタバコ
を吸っていたり、花火をしていたり、ご飯を食べたりして、集まっているので、すご
く危ないし、ごみもタバコの吸いがらや花火の後のごみ、ご飯を食べた残し物などが
たくさん捨ててあり、すごく汚くなっています。
昼は、パトロールの人たちが立っていてくれるんですけど、夜になると、すごく暗
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くなり誰もいない状態になっているので、夜でも危なくないような工夫をして下さい。
例えば、トンネルの中に防犯カメラをつけたり、警察の人に何回かまわってもらっ
たり、防犯灯をつけて、トンネルの中を明るくしたりしてほしいです。
あと、トンネル周辺の空き地や草むらに集まっている可能性が高いので、そこに人
が入れないように対策をしてほしいし、草むら等で見通しも悪いので整備し、ゴミを
なくすために看板をたてたりする工夫等もして欲しいと思います。
○町長
ご質問をいただいた「防犯設備の設置について」お答えいたします。
学校では、皆さんが事件や事故にあわないように、集団登校を行ったり、下校時に
は、地域の方々のご協力による見守りを行っていただいています。
さて、ご質問の通学路途中のトンネルとは、三和小学校から養父川に沿って東に向
う通学路で、その途中にある国道365号の下の部分と思いますが、このトンネル内
には防犯灯を4ヶ所、出入り口に各1ヶ所設置し、トンネル内の防犯灯については、
通行者の安全を確保するため、昼夜を問わず1日中点灯しておりますし、警察による
パトロールについても、東員交番により東員町全体の危険箇所を重点的に巡回パトロ
ールを行い、犯罪の未然防止に努めています。
防犯カメラの設置についても、決して安全が保障されるものではありません。犯罪
や事故に遭わないように一人で出かけたりしないなど十分注意するよう心掛けてくだ
さい。
次に、トンネル周辺の空き地の草むらについてですが、現在、人が入らないような
対策もゴミをなくすための看板もありませんが、その土地を管理している、北勢国道
事務所が、1年に2回程度の草刈りと、清掃を行っていただいておりますし、東員町
の広報紙などでゴミのポイ捨てをしないように注意を呼び掛けています。そして、人
が入らないような対策は、土地を管理している人と十分相談をさせていただきますの
で、よろしくお願いを申し上げます。以上です。
○2番議員
学校の安全について教えてください。
最近テレビや新聞をみると、食中毒の事や産地偽造のことが、たくさんありますが、
給食センターでは、そうならないために、毎日していることは何ですか。
また、もし誰かが食中毒になった時について、教えて下さい。
○教育長
「学校給食の安全について」のご質問にお答えいたします。
今年に入り、農薬が含まれていた外国産の冷凍食品による中毒事件や国内でも食品
の産地偽装など、私たちの食生活を脅かす事件が相次いでいます。
食べることは生活の基本ですから、このような事件の発生には、大変残念に思って
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います。
教育委員会も保育園・幼稚園から中学校まで3千人近い児童・生徒の皆さんに学校
給食を提供していますので、何よりも安全に力をいれています。
食材では、事前に成分表や検査表、また証明書で確認するとともに、試食を行い使
用する食材を決定しています。
当日使用する食材も発注表をもとに、食品の安全を確認して使用し、施設や設備は、
定期的な保守と毎日の点検を行い、清掃や消毒を実施していますし、食器や食缶も、
毎日、高温の蒸気で消毒しています。そして、皆さんに給食をお出しするまえには、
給食センターや学校の給食責任者が試食し、異常のないことを確認して、皆さんに提
供しています。以上のように、安全で栄養バランスの取れた学校給食の提供に、毎日、
全力であたっています。
最後に食中毒になった時は、とのご質問ですが、食中毒は、時には大変危険な場合
もあります。腹痛や下痢、おう吐や発熱など、食中毒が疑われる症状がある場合は、
軽く考えず重症になる前に、早めにお医者さんで受診して、治療を受け指示をあおぐ
ことが大切だと思います。私達は安全で美味しい給食の提供に全力であたっておりま
すが、みなさんも先生の指導に従って、手洗いなど安全に気をつけていただきたいと
思います。以上よろしくお願いを致します。
○3番議員
ごみ問題について、今、道や公園に、タバコの吸いがらが落ちているの
を見かけます。僕達は笹尾西の四丁目の公園でタバコの吸殻拾いをしました。そした
らこれほどのタバコが見つかりました。(袋に入ったタバコの吸殻を提示)
タバコの吸殻は取っても取ってもどんどん出てくるほど見つかりました。僕達の見本
となっている大人がこのような事でいいのでしょうか。この問題を解決するためにど
のような工夫をするのか教えて下さい。
○町長
ご質問をいただいた「ごみ問題について」お答えをいたします。
タバコの吸いがらを含め、ごみのポイ捨てについては、少し難しいですが、国の法
律や、町の条例にも「ごみを公園や道路などの公共の場所に捨てないように」と規定
されています。ごみのポイ捨てについては、町民一人ひとりのモラルによるところが
大きいわけですが、ポイ捨てをされない環境づくりも必要であります。
東員町では、町を「緑豊かで美しい町」にするために、平成 4 年から各自治会の代
表者で組織される「東員町クリーン作戦委員会」を設置いたしました。
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このクリーン作戦委員会では、毎月会議を開催して、どうしたら東員町が美しい町
になるかを検討しており、清掃作業やポイ捨て禁止等の啓発、毎月の「広報とういん」
への「クリーン作戦だより」の掲載等、町民の皆さまのモラル向上のため活動を実施
しております。
また、東員町を美しい町にするためには地域の皆さまの活動も不可欠であり、各自
治会でも一斉清掃活動にご協力をいただいています。
今後もどうすればポイ捨てを減らすことができるかを考えていきますので、どうぞ
ご協力いただきますようお願いいたします。
○4番議員
運転マナーについて。私は学校から帰る時、車がよく通る道を通ります。
その時、車を運転している人を見ていると電話、メール、本を読むなどをして運転し
ている人がいました。電話、メール、本を読むをして運転すると、そっちに意識をも
ってかれてしまい、前方への意識が消えてしまいます。前方への意識が消える事によ
って、事故につながってしまうかもしれません。事故は自分が怪我をするだけでなく、
周りの人を巻き込んで、最悪命を落としてしまうかもしれません。車を運転している
人はこのような危険と隣り合わせの行為をしています。そんな心のゆるみのせいで何
も悪く無い人の命が勝手に奪われてしまうのは、どうなのでしょうか。また、このこ
とについてこれからしていこうと思う対策があったら教えて下さい。
○町長
「運転マナーについて」のご質問にお答えいたします。
自動車の運転中に携帯電話を使ったり、雑誌等を見たりすることは、運転に集中が
できず、注意力が散漫になり重大な事故につながる大変危険な行為であり、絶対にし
てはいけない運転で、法律で禁止されています。
いずれの行為も、わき見運転による重大な事故が発生する可能性がありますので、
一人ひとりが交通マナーを守り、携帯電話を使用するなどは、車を安全な場所に停車
してから使用しなければなりません。
わき見運転などによる交通事故を防止するために、警察署、町、学校及び地域のみ
なさんが一体となって、パレードや街頭指導を行い、運転者に安全運転を呼びかけた
り、交通ルールやマナーを守っていただくために、プラムチャンネルや広報紙などを
利用して、交通安全の P・R 活動に取り組んでおります。
人の心に訴える地道な活動ですが、今後も一生懸命取り組んで交通事故のない町に
していきたいと思います。以上です。
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○5番議員
プラムチャンネルの廃止についてお聞きします。私の家には、寝たきり
のおばあちゃんがいて、プラムチャンネルで運動会、大社祭、フェスティバル、敬老
会の様子などを楽しみに見ています。近い将来プラムチャンネルがなくなってしまう
という話を聞いたのですが、今までのような楽しい番組は見れなくなってしまうので
すか。
○町長
「プラムチャンネルの廃止について」のご質問にお答えをいたします。
プラムチャンネルは、平成10年1月に放送を開始し皆様に愛されて10年が経過
しましたが、3年後にデジタル放送に変わることが決まっております。
プラムチャンネルの放送設備は、このデジタル放送に対応できないため来年3月で
閉局することにしました。
終るわけでございますけども、閉局後は、ケーブルテレビ会社に放送を委託するこ
とになりますが、おばあさんが楽しみにしてみえる大社祭や、運動会、フェスティバ
ル、敬老会などの番組は、これまでどおり放送しますので、これからも楽しんでいた
だきたいと思います。以上です。
○5番議員
生ごみのリサイクルについてお聞きします。「生ごみリサイクル思考の
会」というところで、ごみをたい肥にリサイクルしたり、廃油を石けんにリサイクル
したりして、ごみの減量、資源のリサイクルに取り組んでいると広報8月号に書いて
あったのですが、そのリサイクルした物は、どういうところで使われているのですか。
○町長
ご質問をいただきました「生ごみのリサイクルについて」お答えいたします。
早川さんもご存知のように、広報とういん8月号に掲載の家庭用廃食油、油でござ
いますけれど、油を回収し作った石鹸は、肌にもやさしく、水への環境負荷も少ない
のであります。廃食油の石鹸は、現在試作の段階でありますが、将来、バザーやエコ
イベント等への出品が予定をされおります。
また、今後食廃油を車の燃料として利用することにも取り組んでいきたいと考えて
います。生ごみの堆肥化については、各家庭から出た生ごみを各家庭で透明な衣装ケ
ースに入れ一次処理を行います。ケースが一杯になったら生ごみリサイクル思考の会
が回収し、東員町資源ごみストックヤードの東にある堆肥舎で堆積し、数ヶ月かけて
発酵させ、完熟した堆肥を作っています。できた堆肥は各家庭の衣装ケースに入れる
床材として使用したり、希望される方に配布しプランターに入れて花を栽培したり、
畑に入れて野菜づくりに利用されています。
生ごみや廃食油はごみとして出されるものでありますが、堆肥化したり石鹸にした
りすることにより、ごみとして出されなくなりますので、ごみの削減に結びついてい
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きます。生ごみ、廃食油以外にも新聞、雑誌、ダンボール、飲料用紙パック、布、び
ん、缶を資源ごみとして収集し、それぞれリサイクルを行い、ごみ減量の推進を図っ
ています。ごみの削減につきましては、皆さんのごみ減量に対する意識が大切になっ
て参りますので、ご協力をいただきますようよろしくお願いをいたします。
○5番議員
学校の電気代の流用について。学校で去年1年間に使った電気の使用量
を12ヶ月で割って1ヶ月の平均を出し、その1ヶ月の平均を100%とすると、今
年は90%、80%になるようにエアコンをつけるのをがまんして、窓を開けたり、
教室を出る時は必ず電気を消したりして、その節約した10%、20%のお金で、ボ
ールを買ったり、本を買ったりする費用に使っていただけないでしょうか。
○教育長
「学校の電気代の流用について」のご質問にお答えいたします。東員町で
は、業務の見直しなどにより、継続して安定した財政運営の実現に努力をしておりま
して、学校に対してもこの考え方に沿って、電気や水道、消耗品などの節約をお願い
しております。
役場の予算は、節約などにより発生した残額は、他の費用に流用することなく、当
初に想定した予算を減額するのが、基本的な予算運用のシステムになっています。従
いまして、たとえ節約して残した予算であっても、余った分を他に回す、といった発
想はないわけです。早川さんからは素直な疑問から発展した、たいへん興味深いご意
見をいただきました。しっかりと目的意識を持って、経費の節減やリサイクルなどに
取り組もう、というご提案のように受け止めました。教育委員会でも、今後も更に改
革を進めていかなければならないと考えていますし、そのような中で、常々、メリハ
リのきいた予算編成ができないものかと、思っているところです。
教育委員会としましても、関係する部署に働きかけて、柔軟な財政運営について研
究していきたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。
○5番議員
東員町の特産物等についてお聞きします。桑名のはまぐり、伊勢の伊勢
エビといった特産物は、東員町にもあるのですか。もしあるのなら、東員町の事を、
もっとたくさんの人に知ってもらうために、キャラクターなどを作ってはいかがです
か。
○町長
東員町の特産物等について、お答えします。
東員町には、今のところ全国的に有名な特産物は、残念ながらありませが、大社祭
で有名な流鏑馬をかたどった最中の『やぶさめ最中』や『大社まめ』、町内で採れた梅
で作った『梅あられ』があります。これら特産品は、大社祭や農業商工祭の時などで
販売していただいていますが、まだまだ目に留まる機会が少なく、みなさんに知られ
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ていないかも知れません。これからは、町外のイベントなどでも東員町の特産品とし
て宣伝したり、商工会や製造いただいている方々と相談しながら特産品を広める方法
や販売について話し合っていきたいと思います。
次に、特産品のキャラクターを作ってみてはどうかということですが、それもなか
なかいいアイデアと思います。そういうことも含めて関係者の方と話し合いを行って
いきたいと思います。
最後に、東員町をPRするために特産品を活用したよい意見をいただきありがとう
ございます。これからも東員町をよくしていくためにどうかご協力をお願い申し上げ
ます。以上です。
○6番議員
高速道路の完成についてお聞きします。長深には、高速道路の下の部分
の柱が、結構前からあるのですが、いつごろ高速道路ができる予定なのでしょうか。
○町長
高速道路の完成についてのご質問にお答えいをいたします。長深地区には、
随分前からコンクリートでできた大きな柱がいくつも建っていますが、これは、東海
環状自動車道への自動車の乗り降り用のインターチェンジの橋を支える柱で、平成1
2年から13年に作られたものであります。ご質問の完成する時期ですが、仮の名称
の東員インターチェンジから東海環状自動車道が直結する新名神高速道路までの区間
の開通時期は、新名神高速道路の完成時期とあわせて平成27年度に完成する予定で
あります。あと7年後でございます。できるだけ、そうは言うもののもっと早く完成
してもらうように、これからも国、県に一生懸命お願いに上がってまいりますので、
よろしくお願いを申し上げます。以上です。
○7番議員
町の図書館の予算について質問します。本を借りにいくと、たくさんの
本があります。そのたくさんの本の金額を合計すると、相当大きな金額になると思い
ます。そのような大きなお金はどうやって出しているのか教えて下さい。
○教育長
質問にお答えします。
町の図書館の本を買うお金は、町民のみなさんが一生懸命働いて得たお金の中から、
町へ納めていただいた税金から出ています。
そして、そのお金で毎年たくさんの本を買うことできます。また、皆さんが図書館
を利用することで、いろいろな物語に出会ったり、調べものをしたり、自分の家では
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なかなか出来ないようなことが図書館ではできるわけです。
そして、図書館の本を利用する人が多ければ多いほど、また、図書館の本を大切に
する人が多ければ多いほど、本を買うのに使ったお金の値打ちが出てきます。
町の図書館に本を借りに行ったときにたくさんの本があったということですが、現
在図書館では、倉庫、裏の閲覧室の奥にあるわけですけど、その倉庫の7万冊を合わ
せますと約10万冊の本があります。図書館は、今年で20年を迎えました。長年の
積み重ねがあって、今の図書館があります。
みなさんも、図書館をどしどし利用してください。図書館はみなさんがたくさん利
用をしていただくのを待っています。
○7番議員
2つめに、東員町のホームページについて質問があります。他の市や町
のホームページのTOPページはカラフルで写真も多く掲載してあります。見た目が
カラフルだといろんな人が見てみようと思うのではないでしょうか。
文字ばかりではなく、町の出来事や、町の景色などの写真を掲載するとよいと思い
ます。その点について質問をします。
○町長
「東員町のホームページについて」お答えします。
はじめに、いつも東員町のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
東員町のホームページにつきましては、これまでも住民の皆さんからもいろいろご
意見をいただいており、現在、新しいホームページへの変更作業を進めているところ
でございます。9月になりますと新しいホームページに変わります。
また、
「ホームページのトップ」についても、これまでのものとは大きく変わること
となり、写真なども掲載できるように見直しを行っていますので、更新後のホームペ
ージを是非ご覧をいただきたいと思います。以上です。
○8番議員
笹尾東幼稚園の建設について質問します。私達の運動場が狭くなり、遊
具も少なくなったので運動場で遊ぶ事が少なくなりました。前の幼稚園の方が広かっ
たのに笹尾東小学校に移動したのはどうしてですか。教えてください。
○教育長
「笹尾東幼稚園の建設について」のご質問にお答えいたします。
東員町では、それぞれの地域の子どもの数が少なくなりまして、同じ年齢の子ども
たちはもちろんのことですが、違う年齢の子どもたちとの交流が少なくなってきてい
ます。そこで、多くの子どもたちのみなさんが、交流を深め健やかに成長できる環境
整備としまして、平成10年から小学校区ごとに、小学校内やあるいは小学校の近く
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に幼稚園と保育園が一体となった施設を整備してきました。
笹尾地区につきましても、保育園の老朽化に伴いまして建て替えをしなければなら
なくなりました。そこで笹尾西、笹尾東の小学校区ごとに幼稚園と保育園が一体とな
った施設を整備することとしました。笹尾東小学校区では、小学校の運動場内に笹尾
第二保育園と笹尾東幼稚園を建設させていただきました。これは、小学校へとつなが
る育ちや学びの連続性を大事にしたことと、今までの保育園には駐車スペースが少な
く、これまでご近所のみなさんに、たいへんご迷惑をおかけしてきたことによるもの
です。運動場は、園舎の敷地の分だけ少なくなったわけですが、それでも野球ができ
るスペースも十分確保されています。幼稚園,保育園の園児のみなさんは、小学校のお
兄さんやお姉さん達の毎日の元気な姿を見て、自分達も早く小学校へ行きたいなと思
っています。
遊具については、古くなって危険な木製の遊具は撤去しましたが、運動場の西にあ
った遊具については移設をさせていただきました。今後の遊具整備については、学校
の先生方と相談しながら進めていきたいと思っていますので、よろしくお願いいたし
ます。
○8番議員
笹尾東4丁目の交差点に信号機の設置のお願いについて質問します。笹
尾東4丁目の交差点は、車が四方からたくさん来ます。私達が登校するときに通学班
も三方から来るし、その時間帯が同じになってなかなか進まないから困っています。
毎朝、交通当番のお母さんお父さん方にお世話になっていますが、ぜひ、信号機をつ
けて欲しいと思います。その点について質問します。
○町長
ご質問のありました、笹尾東小学校西側進入路である笹尾東4丁目地内の通
学路になっている交差点は、朝夕は特に通勤等の自動車の交通量が多く、子供たちの
通学時間と重なると、交差点を横断する時に危険な状況となっていることから、保護
者や地域ボランティアの方々が登下校時に街頭指導を行い、皆さんの交差点での安全
確保にご協力を頂いています。
通学路は、皆さんが登下校時に一番安全に通行できる道路でありますので、可能な
限り安全でなければなりませんが、必要な安全対策を全て行うことは大変難しく、そ
れぞれの状況を見て、必要な安全対策を計画的に行うようにしております。
そこで、この交差点も含めて、皆さんが通学する上で注意しなければならない所や
危険な所を点検し、皆で話し合いをすることも大切なことだと思います。
そして、危険な所は注意を促す事故防止看板などを設置するなど、皆さんと一緒に
通学の安全について考えていきたいと思いますので、ご理解をいただきたいと思いま
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す。以上です。
○9番議員
僕は、体育施設の使用料について聞きたいと思います。僕は、スポ少の
野球チームに入っていて、普段は稲部小学校のグランドで練習をしています。練習試
合をするときは小学校ですることもありますが、他の町内小学校や、いなべ市の学校
ですることもあります。また、公式大会などでは、本格的な広い芝生のある球場で試
合ができるのでとてもやる気が出てくるし、うれしいです。東員町にも球場がいくつ
もあり城山球場や中央球場で試合をしたこともあります。そこで思ったことは、こん
ないい球場で野球をするのはお金がかかるだろうなということです。中央球場は、5
時間で5000円と聞きました。また、夏に友達同士でよく行く町民プールの使用料
も100円かかります。
そこで、僕からの質問ですが、町民プールの料金はとても安くていいなあと思って
いるし、泳いだ後のアイスクリームも楽しみなのですが、5、6年生からしか深いプ
ールに入れないので4年生以上にしてもらえないかなあと思っていることと、広くて
芝生の球場の使用料がもう少し安くならないかなあと思っています。
○教育長
体育施設の使用料についてのご質問にお答えします。
先ず、町民プールの深いプールを4年生以上から使えるようにとの質問でございま
すけれど、深いプールとは、50m の競技用プールのことと思いますが、あのプール
の一番深い所は、1.4mあります。プールの遊泳に関しましては、全国で、大変、
悲しい、痛ましい事故が多く起こっております。皆さんのように、将来、この東員町
を担っていただく、大切な子ども達が、そういう事故に遭わないように願っておりま
す。ですから深いプールは、大きくなってから泳いで欲しいと思います。
次に、中央球場の使用料についてお答えします。
中央球場の電気代やグランドの整備などに、1年間で約880万円程お金がかかっ
ています。球場を利用される皆さんからの一年間の使用料の合計は、約100万円で
す。従いまして、残りの780万円は球場を利用しない方も含めて、町民の皆さんが
町へ納めていただいた税金で賄われているわけです。ですから、球場を利用する人も
利用しない人も同じように、公平に負担していただきたいと思います。そのために使
用料が決められておるわけです。
中央球場だけでなく、東員町には、ほかにもたくさんのスポーツ施設があります。
施設を維持・管理していくためには多くの費用がかかっておりまして、その費用の多
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くは町民の皆さんからの税金が使われていることを分かっていただきまして、これか
らも今まで以上に大切に使ってほしいと思います。以上です。
○9番議員
2つめに、年金問題についてお聞きします。
今から2年前の冬頃に年金問題についてテレビでよく言われるようになりました。
僕のおじいさんも年金をもらっているので、このことについて質問します。おじい
さんは、
「年金はきちんともらっているよ。」
「その年金でほしい物を買ってあげるんだ
よ。」と言っていましたし、年金特別便も手元に届いたと言っていました。家の人に聞
いたところ、年金記録の記入漏れは、5000万件あって、未だにきちんと分かって
いないものも多く、以前の担当の人が入力ミスしたり、証拠となる手書きの年金台帳
を捨ててしまったりしたと聞きました。僕のおじいさんもそうですが、お父さんお母
さん、そして僕や友達などの将来の年金はどうなっているのかと不安になります。
年をとれば仕事もできなくなるだろうし、家の畑で取れている物だけでは生活でき
ないと思います。なので、これから先きちんと年金はもらえるのだろうかと言うこと
と、東員町の人で実際に年金記録が消えた人は何人くらいいるのか知りたいと思いま
した。また、年金記録を調べている人がいるのなら、どれくらいいるのか教えて下さ
い。
○町長
年金問題についてのご質問にお答えいたします。
先ず、年金とは皆さんも知っているように若いときから、一生懸命働いてきた人達
にとって老後の生活を支えてくれるための大切なお金であり、おじいさん、おばあさ
んにとって楽しみのひとつでもあります。年金は貯金とは違い、仕事をしている人達
が払った保険料で高齢者世代の生活を支える、世代と世代の支え合いの仕組みで成り
立っています。日本国内に住所がある20歳から60歳までの方は、全員が何かの年
金に加入しなければなりません。これから先きちんと年金はもらえるのだろうかとい
う心配ですが、年金制度については、国が責任を持って運営していきますので、君た
ちが生涯に渡り安心してもらえることができます。保険料を払う方、また、年金をも
らう方がみえますので、そのバランスを保っていかなくてはなりません。
年金を支えるために、国もお金を出しています。今は基礎年金として支払われるお
金の3分の1を負担しています。
次に、年金記録に関するご質問ですが、年金の事務を取り扱っている国の機関であ
る社会保険庁に聞きますと「年金記録が消えた」という表現は正しくないようです。
年金加入者、年金受給者の方、一人ひとりに基礎年金番号があり、この基礎年金番
号にまだ登録されていない年金記録も大切に保管されているとのことです。これらま
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だ登録されていない年金記録について、年金加入者、年金受給者の皆さんの記録とつ
きあわせをし、まとまっていない記録があると思われる方には「名寄せ特別便」とし
てお知らせをしているとのことであります。東員町の方で対象者がどれぐらいいるの
かとのご質問ですが、東員町だけの人数としては公表されておりませんが、全国では、
年金受給者が約300万人、年金加入者が約730万人の方に対しまして「名寄せ特
別便」としてお知らせをされたとのことです。
また、東員町、桑名市、いなべ市の年金受給者の中で、本人の記録が登録されてい
ないと思われる方が約4900名みえるそうです。今後も引き続き年金記録を確認し
ていただくために、きめこまやかな取組みをおこなうとのことでしたので、みなさん
も安心していただきたいと思います。以上です。
○10番議員
オレンジバスは、3年前の平成17年4月から、私の家の近くを通る
ことになりました。員弁街道を走っているバスよりも小さく、道が細い稲部小学校の
校区の中も走ることができる位の大きさのバスでした。また、色もオレンジ色なので
目立つ色なので、遠くからもよく目立ち「あっ、オレンジバスだ。」と思わず口に出し
てしまいました。以前は、二中校区で1年間を通してネオポリスから役場までの東員
町循環バスが走っていましたし、私たちの一中校区では、夏休み期間だけでしたが、
町のプールや図書館まで利用できるバスがありました。しかし今は、私たちの所も一
年中走ってくれてうれしいです。また、町の図書館やプールだけでなく、東員駅やサ
ンシパークにまで行けて便利だと思います。私は自転車を使うことが多いので、あま
り利用する機会はありませんが、おじいさんやおばあさんが病院へ行ったり買い物に
行ったりするのに利用すると聞きます。また、北勢中央公園口駅までは通学に使う高
校生もいるようです。そんなオレンジバスを考えた人は誰なのか?また、一日にどれ
くらいの人が利用しているのか質問します。
○町長
ご質問いただいきました「オレンジバスについて」お答えします。オレンジ
バスは、皆さんの日常生活を支える交通になるように、また、みんなが愛着を持って
もらえるように、病院や買物へ行っているかなど、町民の皆さんからインタビューや
アンケート調査などいろいろな意見をお聞きし、どうしたらみんなが利用しやすいバ
スになるかを考え、現在のコミュニティバスが出来ました。バスのデザインも、町中
に広がる緑色の景色の中を走るのに、よく目につくようオレンジ色にしようと考え、
皆さんに愛称を募集し、
「オレンジバス」という愛称を決めました。今では「オレンジ
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バス」は誰でも知っている存在になり、毎年、利用される人も増えてきまして、今で
は1日に280人の人たちに利用してもらっています。これは1年間にすると約10
万人の利用になります。
これからも、多くの皆さんに利用していただけるよう考えていきますので、ご家族
やお友達と利用していただきますようお願いします。以上です。
○10番議員
税については分からないことが多いのですが、この前、テレビで
7400万円脱税というニュースを聞いてびっくりしたので質問しようと思いました。
税と聞くと、私は消費税がまず頭に浮かんできます。消費税は昔は3%だったと聞き
ました。100円の物を買うと100円だけでなく、税として3円払わなければいけ
ませんでした。今は、5%です。そして、このごろは税も含んだ値段なのであまり税
という意識もなく慣れてきた気がします。
普段の私たちの生活を見てみると、小さいときまではお医者さん行っても東員町か
ら補助があって無料でお医者さんにみてもてもらったり、図書館で本を自由に借りら
れたり、安い値段でプールに入れたりできます。また、学校で教科書をもらって友達
といっしょに勉強したり、ドッジボールをすることができます。これらのことは、み
んなから集めた税を使っているおかげだと聞きました。それなのに、その税をうまく
逃れて、払わずにいる人がいるのはびっくりするし、何か信じられない気がします。
そこで、東員町で実際に脱税している人はいるのですか。そして、もしいるのなら、
どんなことで脱税しているのか教えて下さい。
○町長
「脱税について」のご質問にお答えいたします。
一般的に「脱税」といいますのは、所得を隠したり、 税金の申告をごまかすことをいいます。
当然、これは法律違反になりますから、税金のほかに、罰金のような加算税を付けて支払わ
なければなりませんし、警察に捕まる場合もあります。幸い、東員町にはそのような方はいらっ
しゃらないと聞いております。『国民の三大義務』という言葉を聞かれたことはあるでしょうか。
日本の憲法で「国民は、法律の定めるところにより、納税の義務を負ふ」と決められております。
これは「納税の義務」といいまして、勤労の義務、教育の義務と並んで、国民の三大義務の一
つとされています。皆さんが納めた税金は、地域の安全を守るために、警察や消防、教育や
福祉などに使われており、みんなで社会を支えるための「会費」ともいわれております。もし、こ
の税金が無かったら、学校も、警察も、消防署も全て有料になってしまいます。東員町では毎
年、小学6年生を対象に、授業の一つとして「税金教室」を開催しております。また、夏休み期
間中は、プラムチャンネルで税金についての教育番組を毎日放送しております。是非、この機
会に税金の大切さについて、お家の人や学校で一度、話し合ってみて下さい。以上です。
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○11番議員
一般質問をさせていただきます。3点について町長からのご答弁をお
願いしたいと思います。
さて近年、多くの自治体で様々な地域独自の活動が進められています。例えば、宮
崎県の東国原知事がマスコミを利用して、宮崎県の特産物などをPRする積極的な活
動や、大阪府の橋下知事のように、莫大な負債を府民に知らせ、意識を高く持っても
らい改善を図るような取り組みなど、他県ではまねのできない独自の活動が見受けら
れ、結果は少なからず成果をみることができています。
そこで、知事と町長との立場は違うとは思いますが、東員町でも他の自治体がまね
をすることのできない独自の活動を考えておられるのでしょうか。おたずねします。
○町長
町長の活動についてのご質問にお答えいたします。
最近、知事さんに、元タレントさんとか弁護士さんが当選され、持ち前のユニーク
さや新しい発想に話題を集めています。その知事さん達は、自分の県や府のおかれて
いる状態を一生懸命勉強され、県のリーダーとして何をすべきかを考えられ、行動さ
れてみえます。どの知事さんも自分の県が元気よく、県民の皆さんの幸せな生活を願
ってみえます。知事さんと町長では受け持つ仕事の範囲が、町長の方が狭くなります
が、住民の皆さんに身近で難しい課題が多いと私は考えています。
現在の日本は、大きな変化を迎えており、国から町へもらえるお金も減っています
し、東員町でも段々とお年よりの方が増えてきます。その反面、税金を納めていただ
く働き盛りの方が減っています。そこで、これからは、少し皆さんにもお願いできる
ことは、お願いしていきたいと考えています。今の東員町は財政的にも苦しい状態で
はありませんが、苦しくなる前の足腰のしっかりしたこの時期に、行政と住民の役割
を見直し、将来に備えていきたいと考えています。そのためには、皆さんにも助けて
もらわなくてはならいこともあります。例えば、ゴミの減量等です。
皆さんの、ちょっとしたアイデアや取り組みでゴミは必ず減ります。生ゴミの水切
りを心がけていただきますと重さが減り、処理にあまりお金がかからなくなります。
どうかご協力いただくようお願いします。このように私の活動と言いますか、役場の
運営は、決して華やかではありません。しかし、地道に一歩一歩前進することが、将
来的には東員町の発展に繋がることと信じております。よろしくお願いを致します。
以上です。
○11番議員
2点目についておたずねします。7月に北海道で洞爺湖サミットが開
かれました。そこで大きな問題として取り上げられた「地球温暖化」についておたず
ねします。世界だけでなく、日本中でもエコロジーとして様々な運動や活動をしてい
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ます。私たちも学校で、環境問題について学んでいますし、自分たちでできる地球温
暖化防止について実践しています。東員町でも何か具体的な活動に取り組んでいるの
でしょうか、お教え下さい。
○町長
「地球温暖化における東員町の具体的な活動について」お答えいたします。
地球温暖化は、温室効果ガスが原因で引き起こされます。この温室効果ガスを代表す
るのが二酸化炭素ですが、この二酸化炭素は特に物を燃やしたときに多く発生します。
このため、現在では大気汚染防止法という法律で野焼きの禁止をしたり、勝手にごみ
を焼いたりしてはいけないようになっています。
東員町では、普段の生活の中で出されるごみは燃えるごみ、燃えないごみ、容器包
装プラスチックごみ、資源ごみ。ビン、缶、紙、布等でございますけれど、に分けら
れていて、この燃えるごみを焼却するのではなく、RDF化し固形燃料として発電に
利用しています。また、役場内では地球の環境を守ったり、地球に負担をかけないよ
うにと「ISO14001」という取り組みを行っています。この取り組みの一部を紹介し
ますと、省エネルギーの一環として、毎月第1第3水曜日に職員のノーカーデーの実
施や、事務所内の冷暖房時の温度設定の適正化、電気の点灯時間を始業開始時行うな
ど節電にも努めているところでございます。さらに、資源を有効に使うために、両面
コピーや不用となった紙の裏面を、うら面でございますけれど、利用したり、工事な
どで使用する材料も再生された材料を使用するなどの取り組みを行っています。
地球温暖化を防止するには、一人ひとりが省エネルギーを心掛けたり、資源の有効
利用を実践することが大切であると思いますので、みなさんもご協力いただきますよ
うお願いします。
○11番議員
3点目についておたずねします。学校施設の事故防止についてです。
今年の6月18日に東京の小学校で天窓からの転落事故がありました。東員町では、
そのような事故が起こらないように、学校施設や地域の様子を調べ、どのような対応
を検討されているのでしょうか、教えて下さい。
○教育長
「学校施設等の事故防止について」のご質問にお答えいたします。まず、
建物では、強い地震に耐えられるかどうかを調べました。そして、補強工事が必要な
建物には、全て補強工事を行いました。設備では、電気設備や防火設備、遊具などを
毎年、定期的に点検をし、緊急に修理が必要な場合は、直ちに修理することとしてい
ます。
その他にも、先生方が定期的に点検していただき、ご報告いただいています。
地域に関しましては、学校や地域から要望のあった通学路などに対して、その状況
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を確認して、県の関係機関などに対して、横断歩道設置などの要望をしております。
これからも安全で快適な学習環境の整備に努めてまいりますので、よろしくお願い
いたします。
○12番議員
一般質問をさせていただきます。3点について町長からのご答弁をお
願いしたいと思います。まず、財政についてをおたずねします。2007年に夕張市
が財政再建団体になりました。他の自治体でも同様な所もあると聞こえています。学
校が統廃合されたり、福祉予算や除雪費が削られたりして、住民が将来に向けて不安
を持っている報道がなされています。
そこで、現在の東員町の財政をお聞きしたいと思います。東員町の財政現状や、財
政面の活性化について、どのようなお考えを持っておられるのかお教え下さい。
○町長
東員町の財政状況や財政面の活性化についてのご質問にお答えいたします。
ご存じのとおり夕張市は財政再建団体となり、非常に厳しい財政状況の中、再生に向
けて市民の皆様が一生懸命に努力さています。
また、国においても、多くの借金があり厳しい財政状況となっておりますが、東員
町は、借金が少ないことや税金の収入が安定していることから、今は健全な財政を維
持しています。平成20年度の予算につきましては、笹尾西小学校のプール改修工事、
子どもの医療費の無料化、消防車や防災倉庫の購入などを中心に予算を作っておりま
す。しかしながら、近い将来、少子化による人口の減少と、高齢化により労働者人口
が少なくなり、これに伴い税の収入も少なくなることから決して油断はできません。
少子化対策として、子供を育てやすい環境の整備を行っていくことや、財政面の活
性化として、将来、安定した税金の収入の確保をするために企業誘致に取り組んでい
るところでございます。町の仕事の中で、町民の皆さんや自治会でしていただけるこ
とは、地域にお願いをするなど、町の財政や仕事の内容を見直すことにより、お金の
節約や仕事の改善に取り組んでいます。節約したお金につきましては、子供やお年寄
りの方のためにも使っていきたいと考えております。
今後も健全な財政の維持に努め、皆さんが安心して、楽しく暮らしていただけるよ
う、魅力のあるまちづくりを行っていきますので、皆さんも協力していただきますよ
うにお願いをいたします。
○12番議員
次に、オレンジバスについておたずねします。近年、各地域でコミュ
ニティバスが運営されています。この東員町でもオレンジバスを運営していただき、
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地域の子どもや高齢者の方々等の交通手段としてたいへん重宝しています。
そこで、このようなオレンジバスを増発することは考えておられるのでしょうか。
また、なぜ1時間おきでの運営なのか教えて下さい。
○町長
ご質問をいただきましたオレンジバスの増発についてお答えをします。オレ
ンジバスは、ネオポリスから役場を経由し南北に走る南北線、中上から穴太駅を経由
してネオポリスへ走る東部線、稲部地区を巡回する稲部線の3つのルートがあります。
現在、可能な限りの時間で運行していて、これ以上増発するにはバスの台数を増やさ
ないと難しいですが、毎年、運行ルートやダイヤを見直して、町民の皆さんに便利に
利用していただけるように考えています。
また、オレンジバスの運行時間帯や運行本数、料金についても、運行を開始すると
きに、町民の皆さんへ、インタビューやアンケートを行い、要望や意見を参考に決め
させていただきました。これから多くの皆さんに利用していただける様に、たくさん
のバスを走らせることもできると思いますので、家族の人やお友達とオレンジバスを
利用していただきますようにお願いをいたします。以上です。
○12番議員
3点目についておたずねします。先月、岩手県や宮城県で震度6を超
える大地震が起きました。この東海地方でも大地震の発生率は高くなっています。そ
こで、三重県や東員町の地震対策の取り組みをお教え下さい。
○町長
地震対策の取り組みについて、お答えいたします。
近年、世界で、また日本の各地で大規模な地震が発生し、大きな被害が報告されて
います。世界中で発生する地震の約10%が日本や、その近くで起こっています。
ご質問の中でもありましたとおり、この東海地方で大規模な地震が30年以内に発
生する確立は、60%〜70%とも言われています。三重県では、地震対策アクショ
ンプログラムを作成し、三重県の風土に合わせた、例えば、津波や、がけ崩れや孤立
地域の対策などを含め、県全体の災害時の被害減少に取り組んでいます。
次に東員町ですが、東員町地域防災計画を作成し取り組みを行っています。皆さん
の学校施設については、耐震補強も行いましたし、カンパンや水などの保存食の蓄え、
毛布や避難所でのプライバシーを保護する間仕切りなども計画的に購入しています。
全自治会には既に設置してありますが、今年度各小中学校に防災倉庫を設置し、避難
所で必要な災害対策用品の購入も進めていきます。昨年度は、災害情報を出来るだけ
早く皆さんにお伝えするための防災ラジオの配布も行いました。また、定期的な防災
に関する講演会の実施、城山小学校では年3回実施されているそうですが、東員町で
も総合防災訓練を毎年9月の第1日曜日に実施しています。今年は三和小学校で行い
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ます。皆さんの学校で行う時は、ぜひ参加をしてください。
大規模地震が発生すると、役場や消防署など災害救助機関も、すぐには皆さんのと
ころへ行くことが、非常に難しくなります。まず、みなさん自身で安全に避難してい
ただかなくてはなりません。そのためには非常持出袋、保存食の蓄え、家具が倒れな
いような対策、避難経路の確認など、普段の備えが大切です。
今後も「安全で住みよい、災害に強いまちづくり」を進めて参りますので、みなさ
んのご協力をよろしくお願いいたします。以上です。
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