第1号 - 広島県立三原高校

広島県立三原高等学校全日制広報紙 平成 28 年度 第1号
平成 28 年 4 月 22 日
堅 けん
志し
り
力 ょっ
行 こう
敬 けい
心 しん 校
愛 あい 訓
知ち
その正しさが,ひょんなことから実証され,世界から賞賛を受けています。誰が何と
言おうと,ごまかしをせず,正しく生きるということの大切を教えてくれているよう
な気がします。開発にあたって人見さんたち開発グループは,困難でも「答えは必ず
ある」と信じて,工夫に工夫を重ねたそうです。
この一年間,またその先,皆さんもいろいろな困難な状況に出会うと思います。ぜ
ひ,「答えは必ずある」と信じて,自分の道を進んでください。人見さんは著書の中
でこう言われています。「答えがあると信じる人に答えはやってくる。あきらめた人
には,やってこない。」
平成28年度の始まりにあたり
「答えは必ずある」
校長
三次 至和
今年の春は少し気温が低かったせいか,入学式まで桜
の花が散ることなく新入生を迎えることができました。
入学や新年度の始まりにはやはり桜が似合います。
さて,平成 28 年度がスタートしました。皆さん,新た
な目標に向かって自分の行動目標を立てていることと思います。その達成に向けて全
力で邁進する一年間にしてください。その際に心に留めておいてほしいことがありま
す。それは,始業式や入学式でも話したことですが,「答えは必ずある」ということ
です。
これは,広島にある自動車会社マツダの常務取締役である人見光夫さんが書かれた
本のタイトルです。その内容は,今マツダが販売しているディーゼルエンジンの開発
物語です。自動車会社としては決して大きくないマツダが,世界に誇れるディーゼル
エンジンを開発しました。世界では,環境問題から排気ガスに含まれる有害物質の量
が厳しく制限されています。人見さんたち開発グループは,その基準値をクリアする
とともに動力性能も優れたエンジンを開発しました。大きな会社なら 1000 人の開発
者が携わるところを,マツダはたった 30 人で成し遂げたそうです。
これだけならどうということのない話ですが,実はこの続きがすごいのです。昨年,
ドイツの自動車会社のディーゼルエンジン車が,アメリカで基準値を超えた有害物質
を排出していることが判明しました。これは,今アメリカで大問題になっています。
そのため,ドイツだけでなく,日本のディーゼルエンジンも検査されることになりま
した。その結果が,3月4日の新聞に載りました。驚いたことにマツダ車だけが基準
値をクリアしており,他社の車は基準値の5倍から 15 倍といった有害物質を排出し
ていたそうです。世界中の会社がきちんと基準を守っていると信じ,自社もそれに負
けまいと精一杯の努力を積み重ねたマツダでした。正直に,どこに出ても恥ずかしく
ない物を作ろうとする「物づくり日本」の心を込めたディーゼルエンジン開発でした。
第70回入学式挙行
4月 7 日(木)
厳粛な雰囲気の中で,第70回入学式が挙行されました。新入生200名が入
学し,これからの新しい三原高校の伝統を作り上げていきます。
対面式
4月 8 日(金)
この日はじめて1年生と2・3年生が顔を合わせました。生徒会長挨拶,新入
生代表挨拶に続き,器楽部による新入生歓迎の演奏が行われました。
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