飯山由貴+remo[NPO法人記録と表現とメディアのための組織] 飯山由貴 1988年神奈川県生まれ。過去の歴史資料などの綿密なリサーチをもとに、個人/共同体の物語が作られ るメカニズムに焦点を当てたインスタレーションや映像作品を展開。主な個展に「APMoA Project, ARCH vol.16:飯山由貴 Temporary home, Final home」(愛知県美術館、2015年)「瀬戸内国際芸 術祭2016・アーティスト in 六区 2016 : Vol.1 飯山由貴:生きている百物語 」(直島、2016年)など。 remo[NPO法人記録と表現とメディアのための組織] 「文房具としての映像」というアイデアを手がかりに、表現活動や日常生活における“メディウム(媒 介)”のあり方を多岐にわたって実践・研究する非営利組織。事業の1つに、8ミリフィルムや写真など のプライベートな記録物のアーカイブプロジェクト、AHA!(アハ)がある。これまでに、住民参加型 アーカイブ「穴アーカイブ:an-archive」(世田谷文化生活情報センター 生活工房、2015年~) の企画 や、「カンバセーション_ピース:かたちを(た)もたない記録」(武蔵野市立吉祥寺美術館、東京、 2016年)などの展覧会に参加。取り組みごとに異なる手法を採りながら、国内各地の協働者とプロジェ クトを進めている。 カニエ・ナハ+大原大次郎 カニエ・ナハ 1980年神奈川県生まれ。2010年『ユリイカ』の新人に選ばれる。2016年詩集『用意された食卓』で第 21回中原中也賞を受賞、現在最も注目される若手詩人のひとり。装丁家として本の装丁や手製詩集のプ ロジェクトなども手がけ、現代美術家とのコラボレーションや朗読パフォーマンスも活発に行っている。 大原大次郎 1978年神奈川県生まれ。2003年武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒業。同年omomma設立。タイポグ ラフィを基軸としたデザインワークや映像制作に従事するほか、展覧会、ワークショップ、パフォーマ ンスなどを通して、言葉や文字の新たな知覚を探るプロジェクトを多数展開する。 クサナギシンペイ 1973年東京都生まれ。「nowhere now here」(タカ・イシイギャラリー、東京、2015年)、「so far so close」(アルトマン シーゲル ギャラリー、サンフランシスコ、2014年)、「project N 45 ク サナギシンペイ展」(東京オペラシティアートギャラリー、東京、2011年)にて個展を開催。書籍の装 丁画なども数多く手がけ、2013年求龍堂より清澄白河周辺を描いた画文集『清澄界隈』を出版。 ごはん同盟 ごはん好きの、ごはん好きによる、ごはん好きのための、炊飯系フードユニット。試作係(調理担当) のしらいのりこ、試食係(企画・執筆担当)のシライジュンイチの二人で活動。お米やごはんに関連す る料理教室、ワークショップ、イベントの企画運営、執筆活動、メニュー開発などを行っている。 佐野文彦 1981年奈良県生まれ。京都、中村外二工務店にて数寄屋大工として弟子入り。2011年佐野文彦studio PHENOMENON設立。日本の伝統的な意匠や素材、技法など数寄屋大工だった経験を生かした空間設計 やリノベーション、インスタレーションを国内外で多数手がける。2014年ELLE DÉCOR Japanヤング ジャパニーズデザインタレント賞受賞。2016年文化庁文化交流使。世界各国で現地の素材を使い、地域 に根差した空間を作る事で各地の文化を浮き上がらせるプロジェクトを展開している。 花代 1970年東京都生まれ。玉川大学文学部美術学科彫刻専攻在学中にパリへ留学、その後1989年に向島で 半玉修行を始める。1995年に花柳界を引退し渡英。現在、東京・ベルリンを拠点に、写真家、芸妓、 ミュージシャン、モデルとして多方面で活動を展開。自身の日常を幻想的な色彩で切り取る写真やコ ラージュ、またこれらに音楽や立体表現を加えたインスタレーションを発表。国内外での多数のグルー プ展・国際展に参加、ライブ・パフォーマンスも行う。主な個展に「ウツシユメク二」( PARCO GALLERY、東京、2000年)、「hanayo」( Palais de Tokyo、パリ、2002年)、「ベルリン」(タ カ・イシイギャラリー京都、京都、2013年)など。主な作品集に『ハナヨメ』新潮社刊(1996年)、 『MAGMA』赤々舎刊(2008年)、『berlin』月曜社刊(2013年)、『点子』CasePublishing刊 (2016年)など。主な音楽アルバムに「wooden veil」(dekorder、2009年)、「Gift /献上」 (DHR Geist、2000年)など。 ひがしちか 1981年長崎県生まれ。2010年に「Coci la elle(コシラエル)」を屋号にブランドをスタート。手描き の絵や刺繍を施した1点物の日傘には作品と商品の間の魅力があり、日傘の新たな価値観をつくりだす。 2012年にイラストレーターの塩川いづみ、前田ひさえとともに布にまつわるプロジェクト「meme (ミーム)」を始動。2014年に個展「日傘に辿り着く迄に-白から色へ」(gallery POINT、東京)にて 絵画を中心としたインスタレーションを発表。現在は清澄白河にアトリエを併設した「コシラエル本 店」を構える。 松江泰治 1963年東京都生まれ。 1987年に東京大学理学部地理学科を卒業後、1991年のイエメン旅行をきっか けに世界各地の地表を撮り始め、「地球の表面のサンプルを収集する」というテーマのもと、一貫した スタイルで撮影を続ける。2006年の『JP-22』以降は空撮を取り入れ、2010年からは「動く写真」と彼 が呼ぶビデオ作品も発表。無機質な俯瞰の中に豊かな細部を含んだ独自のスタイルを持つ写真は、国内 外で高い評価を集めている。 2002年、第27回木村伊兵衛写真賞受賞。東京国立近代美術館、東京都写 真美術館、横浜美術館、ヒューストン美術館、サンフランシスコ近代美術館ほかに作品収蔵。 mi-ri meter 宮口明子と笠置秀紀によるユニット。建築、フィールドワーク、プロジェクトなど、ミクロな視点と横 断的な戦術で都市空間や公共空間に取り組む。 日常を丹念に観察し、空間と社会のさまざまな規範を解 きほぐしながら、一人ひとりが都市に関われる「視点」や「空間」を提示する。近年ではアーツ前橋 交 流スペースのインテリア・デザインを手がけたほか(2013年)、鳥取藝住祭(2015年)、取手アー ト・プロジェクト(2007年)など、各地のアート・プロジェクトにも参加している。 毛利悠子 1980年神奈川県生まれ。現代美術家。2006年、エリック・サティをモチーフとした《vexation》で 「アルスエレクトロニカ オノラリー・メンション」、「トランスメディアーレ 銀賞」受賞。2012年 東京都現代美術館ブルームバーグ・パヴィリオンにて「サーカス」展を開催、2014年には「ヨコハマト リエンナーレ」、「札幌国際芸術祭」、「Festival/Tokyo」に参加。2015年「日産アートアワード 2015」グランプリ受賞。2016年には「六本木クロッシング」に参加したのち、ヴィクトリア・アン ド・アルバート・ミュージアムとカムデン・アーツ・センター(ロンドン)にて滞在制作。「コーチ・ ムジリス・ビエンナーレ」など国内外での発表を多数予定している。 吉増剛造プロジェクト(吉増剛造、カニエ・ナハ、高柳克弘 ほか) 吉増剛造は1939年東京都生まれ。1964年に『出発』でデビューして以来、現代史の最先端を疾走し続 けている。主な詩集に『黄金詩篇』(1970年)、『オシリス、石ノ神』(1984年)、『花火の入り口で』 (1995年)、『「雪の島」あるいは「エミリーの幽霊」』(1998年)などがある。2015年、日本芸術院 賞・恩賜賞、日本芸術院会員。2006年から映像作品「gozo Ciné」を発表する。朗読パフォーマンスの 先駆者としても知られ、1960年代から現在まで、日本各地およびフランス・イタリア・アメリカ・ブラ ジル・韓国などで詩の朗読を行っている。2016年国立近代美術館にて「声ノマ 全身詩人、吉増剛造 展」開催。 本プロジェクトでは、詩人のカニエナハ、俳人の高柳克弘らとともに深川の地を多層的に描き出す。 フェロー・プロジェクト 地域の特色あるオルタナティブな拠点と「MOTサテライト」との共催プロジェクト gift_+AS 清澄白河を拠点とし、「音」を入り口に活動してきた二組が、合同でプロジェクトを行います。 gift_ 空間からコンテンツまで広く「場をつくること」にまつわるさまざまなデザインをおこなうチーム 。そ の探求(lab)の「場」として、清澄白河にスタジオ、カフェ、セレクトショップ、ギャラリー、コミュ ニティサロンの機能を備えたgift_labを構え、モノやコトを超えて状況をつくりだすことを企図する。こ こを拠点に音楽のライブやワークショップを行うとともに、越後妻有に山ノ家cafe&dormitoryを構え、 都市/ローカルの複数の拠点を持つ新しいライフスタイルを提案する。 AS(アンドレアス・シュナイダー) ベルリン芸術大学卒業。江東区在住。1996年に多摩美術大学の情報デザイン学科設立に携わり、教鞭を とった後、2001年から2010年までIAMAS 国際情報科学芸術大学院大学・インタラクションデザイン研 究室で教鞭をとる。これまで、早稲田大学、ソウル(韓国)のアジアクリエイティブアカデミー、アー メダバード(インド)の国立デザイン研究所、イスタンブール(トルコ)の ビルギ大学 などの講師を務 めた。 デザイナーとして活躍する一方、デザイン開発のプロセス研究者である。清澄白河に居を構えて からは、ここを拠点にサウンド・アートのイベントを数多く企画している。 アートト 現代美術のゼミやスクールを展開する拠点が「MOTサテライト」を観察、リサーチし、地域と アート/美術館の関わりの可能性を探ります。 アートト/art to はキュレーター・小澤慶介が主宰する学びの場。社会人や学生、アーティストたちが 集まり、現代美術やヨガを通して、よりよく生きるためのヒントを探る。地元のアートファンたちも参 加している。 地域パートナー 地域の大きな魅力であるギャラリー、アトリエ、工房、ショップ、映画製作委員会などの拠点の皆様も 同時期にさまざまなプログラムを開催します。
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