青森県立保健大学看護学科 授業紹介 キーとなる考え方は 「療養と生活

青森県立保健大学看護学科 授業紹介
成人看護援助論Ⅲ(3年生前期科目)
糖尿病や腎臓や心臓の疾患は、ほとんどが生涯治ることはなく、
療養(治療)が必要です。その療養を毎日の生活の中で行わなけ
ればなりません。これまで通りの生活を営む中で療養を組み込む
ことは簡単ではありません。そのような方々に看護師としてどの
ように関わったら良いのかを、患者さんが実際行う療養のほんの
一部の体験を通して、深く感じ、考える授業です。
糖尿病の人は、インスリン注射を
自分で行う必要があります。
インスリン注射を安心して生活の
中で行えるようになるために、
看護師としてどのように関わったら
良いか、学生同士が患者さん役と
看護師役になり、傾聴や説明をして
います。
患者さんに寄り添っていますか?
糖尿病の人は、血糖測定を自分で
行うことがあります。指先に細い針を
刺してごく少量の血液を使用して
血糖値を測る方法です。
学生は、実際に血糖を測定する
体験を通して、患者さんの大変さを
共有し、看護師としてどのように
関わったら良いかを考えます。
科目担当者:井澤美樹子・織井優貴子・伝法谷明子
演習は、成人看護領域の教員全員が担当します。