限られた資材で力を合わせ 重力に挑む!!

平成 24 年 6 月 29 日
学ぶ!創る!競う!
限られた資材で力を合わせ 重力に挑む!!
「第 6 回ジャンピングマシンコンテスト」開催
ものづくりに興味のある高校生・高専生必見!
概要
大阪大学工学部/大学院工学研究科創造工学センターは、8 月 6 日(月)~10 日(金)の日程で、高
校生と高専生を対象とした夏期公開セミナー「第 6 回ジャンピングマシンコンテスト」を開催します。
工学設計の一連のプロセスを体験しながら、乾電池・モータ・輪ゴム等の規定の材料から上に飛び
跳ねるマシンをグループワークで製作し、その高さを競い合います。今回は、大阪大学ロボット製作
団体 Robohan の学生もグループで特別参加の予定です。これまでの最高記録は 182cm!今年はこの記
録を超えられるでしょうか。以下に詳細を記載しますので、積極的なご周知および当日の取材をお願
いいたします。
セミナー開講の背景と意義
創造工学センターは、実践的で創造性豊かな技術者や研究者の育成を目指して平成 16 年度に開設さ
れた施設です。科学技術が高度に発達した今日、工学を含む全学問領域で要求される創造性は、個人
の能力に加えて、異なる背景や専門性を持つ人達とのグループワークにより、構想を共有し具体的な
形へと展開していくプロセスを通じて発揮され磨かれます。そのような創造性を養うための設備を提
供し、ともに学び合う場を創っていくことが本センターの趣旨です。そして、本学で展開している上
述の創造性教育と中等教育との連携を図る目的で開催しているのが、この夏期公開セミナーです。
全 5 日間の日程のうち、マシンの設計・製作期間は 4 日間ですが、セミナー期間中には大阪大学教
授による「飛ぶ」ことをテーマとした講義や、工学部のオープンキャンパスに参加して、大阪大学で
の研究活動やキャンパスライフを体験することができます。大学に進学・編入してから何を学び、何
を研究し、どんなキャンパスライフを送るか。実際に阪大生とともに時間を過ごし、将来の進路をイ
メージしながら、ものづくりの面白さを体験できる貴重な 5 日間になるはずです。
限られた材料をもとに・・・
グループワークでマシンを作り・・・
競い合う!!
(過去最高記録のマシン)
セミナーの内容
日程:2012 年(平成 24 年)8 月 6 日(月)~10 日(金)10:00~17:00
場所:大阪大学 工学部/大学院工学研究科 創造工学センター
(〒565-0871 大阪府吹田市山田丘2-1 21 世紀プラザ 4 階)
スケジュール:
8 月 6 日(月) オリエンテーション・工学設計に関する講義・マシンの設計
8 月 7 日(火) マシンの製作
8 月 8 日(水) マシンの製作・発表資料作成
8 月 9 日(木) 大阪大学教授による講義(テーマ:「飛ぶ」)・工学部オープンキャンパス
8 月 10 日(金)プレゼンテーション(発表)・競技会・表彰式・懇親会
対象: 高校生・高専生(学科・学年は問いません。高専インターンシップとしての受け入れも可。)
参加定員:30 名
参加費: 無料(交通費・食事費は自己負担でお願いします。本センター負担の傷害保険に加入。)
参加方法:参加申込書(※)にご記入の上、郵送・Fax・E-mail のいずれかの方法にて申し込み。
※ 参加申込書は以下からダウンロード可
URL http://creatio.eng.osaka-u.ac.jp/event_data/h24seminar3.pdf
応募締切: 2012 年 7 月 6 日(金)[必着]
宿泊施設:遠方よりご参加の皆様向けに、大阪大学内の宿泊施設をご紹介いたします。
※部屋数に限りがございますので先着順にさせていただきます。
・春日丘ハウス(吹田キャンパス近辺 3,000 円/泊)
・待兼山会館(豊中キャンパス内 1,500 円/泊 + 洗濯料 700 円/3 泊ごと[1 室のみ])
・箕面会館(箕面キャンパス内 600 円/泊 + 洗濯料 700 円/3 泊ごと)
材料:単三乾電池、モータ、輪ゴム、木材、アルミ材、ネジ類等のみ(本センターで全て用意)
競技ルール:コンテスト形式で開催します。製作したマシンの跳躍の高さのみを競い合います。
マシン寸法は 30cm×30cm×30cm 以内。競技では開始時にマシンのスイッチを入れる
こと、もしくは電池を接続することのみ可能です。競技開始から 2 分以内に跳躍を開
始しなければなりません。跳躍の高さの測定はマシンの最下部の到達高さとします。
例えば、跳躍しない発射台がある場合の記録は 0m となります。
これまでの参加校
・高校(17 校)
:大阪府立北野高校、大阪府立茨木高校、大阪府立豊中高校、大阪府立槻の木高校、大阪府立
天王寺高校、大阪府立生野高校、雲雀丘学園高校、甲南高校、清教学園高校、三田学園高校、清風高校、明
星高校、大阪星光学院高校、関西大倉高校、奈良市立一条高校、兵庫県立芦屋国際中等教育学校、大分県立
大分上野丘高校
・高専(7 校)
:大阪府立高専、神戸市立高専、新居浜高専、香川高専、和歌山高専、豊田高専、津山高専
昨年度の様子
ブレインストーミング・スケッチ、設計を経て、実際の制作
※各グループには、工学研究科大学院生がファシリテータ役として入り、全体を見渡し、調整します。
※共同作業でのものづくりでは、人の意見を聞くこと、自分の考えを述べることも重要です。
※限られた材料で、いかに効率的なマシンをつくるか、ものづくり(創造力)の手腕が試されます。
実際のコンテスト!高く飛べ!!
工夫した点などのプレゼンテーションも行います。
※高さの順位が全てではなく、プレゼン能力の涵養や、仲間づくりにもなります。
※なにがうまくいったのか、どこで失敗したのか、振り返りもしっかりと行います。
参加者の声(抜粋)
・普通科からの参加でしたが、とても楽しむことが出来ました。(高校・2 年生)
・自分が学校で勉強していた分野とは違ったが、試行錯誤し、どうやったら飛ぶか考えるのは面白かった。
(高専・4 年生)
・こんなに 5 日間楽しめるとは思わなかったです。このセミナーで学んだことをこれからいかせるようがんば
っていきたいです。(高校・1 年生)
・当初は、うまくやれるか心配で緊張していましたが、打ちとけた後はあっという間に終わってしまいました。
ソフトウェアに携わってきた私は、ハードウェアの製造知識が乏しかったのですが、各種工作機械や、
SolidWorks などのソフトウェアの使い方を学べたのが一番の利益でした。高専というのはかつて全く知らな
い未知の世界だったので、そういった人々と触れることができて良かったと思う。(高専・4 年生)
・ゼロの状態からマシンを作っていくことで創造力がついたり他の人と深くはなし合うことでよりよい物を
つくれるので良い機会だったと思う。(高校・2 年生)
本件に関する問い合わせ先
国立大学法人大阪大学 工学部/大学院工学研究科 創造工学センター
助教 津田和俊