聖体降福式(御復活節) Benediction (Paschal Time)

聖体降福式(御復活節)
Benediction (Paschal Time)
(御ミサの直後に聖体降福式が行われる場合)
・credence tableあるいは書簡側の椅子の上に準備しておくも
の:聖体降福式の燭台(3連×2)、聖体降福式のためのコルポ
ラーレを入れたブルサ(白で可)、肩衣(Humeral Veil)
・ミサが終わったら司祭は香部屋でChasubleからCopeに着替える。
・祭壇上の十字架・ミサ典書・書見台・祭壇カード・カリスを香
部屋に片付ける。
・聖体降福式の燭台を祭壇上に置き、順序に従いローソクに点火
する。ローソクは合計12本。
・聖体降福式のためのコルポラーレを入れたブルサと顕示器を祭
壇上の福音書側に置く。顕示器の下に敷く台を祭壇中央に置く。
・香炉係、侍者、司祭の順に入堂する。司祭は祭壇に表敬をする。
祭壇の中央にコルポラーレを広げ、その上に顕示器を置く。聖櫃
の扉を開き、聖櫃から御聖体の入ったルヌラを取り出し、顕示器
に入れ祭壇上に顕示し、表敬をする。
・司祭が祭壇からおりてきたら、香炉係は司祭に香炉を渡し、司
祭は献香をする(2振り3回)。献香の間、2人の侍者はCopeの端を
持ち、献香の前後に司祭と一緒に深く頭を下げる。
1
2
聖母の連祷
主あわれみ給え。キリストあわれみ給え。主あわれみ給え。キリストわれ
らの祈りを聴き給え。キリストわれらの祈りを聴き容れ給え。
天主なる御父、われらをあわれみ給え。
天主にして世のあがない主なる御子、われらをあわれみ給え。
天主なる聖霊、われらをあわれみ給え。
唯一の天主なる聖三位、われらをあわれみ給え。
聖マリア、われらのために祈り給え。
3
天主の聖母
童貞のうちにて
いとも聖なる童貞
キリストの御母
天主の聖寵の御母
いと潔き御母
いと操正しき御母
終生童貞なる御母
きずなき御母
愛すべき御母
感ずべき御母
善き勧めを賜う御母
創造主の御母
救世主の御母
いとも賢明なる童貞
敬うべき童貞
誉むべき童貞
力ある童貞
寛仁なる童貞
信実なる童貞
正義の鑑み
上智の座
われらが喜びの源
霊妙なる器
崇むべき器
信心のすぐれたる
器
4
くすしきばらの花
ダヴィドの塔
象げの塔
黄金の堂
契約のひつ
天の門
暁(あけ)の星
病人の快復
罪人の拠り所
憂き人の慰め
キリスト信者の
助け
天使の元后
太祖の元后
預言者の元后
使徒の元后
殉教者の元后
証聖者の元后
童貞者の元后
諸聖人の元后
原罪なく宿りし
元后
被昇天の元后
いと尊きロザリオ
の元后
平和の元后
5
世の罪を除き給う天主の子羊、主われらを赦し給え。
世の罪を除き給う天主の子羊、主われらの祈りを聴き容れ給え。
世の罪を除き給う天主の子羊、主われらをあわれみ給え。
(御復活節)
V 童貞マリア喜び給え。アレルヤ。
R 主まことに甦り給いたればなり。アレルヤ。
6
教皇のための祈り
Francisco.
7
われら祈らん、われらの教父フランシスコのために。
R 主、かれを守りたまえ、またかれをながらえしめたまえ、またかれを
世において幸いならしめたまえ。また、かれを敵の手にわたしたまわざれ。
V 御手は御身の右側なる人の上にあれかし。
R すなわち御身のため固め給いし人の子の上に。
Orémus
Deus, ómnium fidélium pastor et
rector, fámulum tuum Franciscum,
quem pastórem Ecclésiae tuae
praeésse voluísti, propítius réspice:
da ei, quaésumus, vérbo et exémplo,
quibus praeest, profícere: ut ad
vitam, una cum grege sibi crédito,
pervéniat sempitérnam. Per
Christum, Dominum nostrum. Amen.
祈願
すべての信者を司り、みちびき給う神よ、御身が、全教会の最高牧者と
してえらび給うた主のしもべなる教皇フランシスコをかえりみ、御慈悲を
垂れ給え。願わくは、かれを、その言葉と模範とによって、信者に益ある
ものとなし、かれに託された羊のむれとともに、永遠の生命に至らせ給え。
われらの主キリストによりて。アメン。
8
黙想(数分間)
Tantum ErgoのVeneremur cernuiの箇所を聖歌隊が歌う時、司祭と侍者は頭を
下げる。Genitori Genitoqueの箇所で司祭は2度目の献香をする(2振り3回)。
V. Pánem de caélo praestitísti éis. Alleluia.
R. Omne delectaméntum in se habéntem. Alleluia.
V. 御身は、天のパンを彼らに与え給えり。アレルヤ。
R. すべての楽しみを、そのうちに含ませ給えり。アレルヤ。
9
V. Orémus. Oratio
V. 祈願せん。祈願
Oremusの箇所で司祭と侍者は深く頭を下げる。
Deus, qui nobis sub sacraménto
mirábili passiónis tuae memóriam
reliquísti:† tríbue quaésumus, ita
nos córporis et sánguinis tui sacra
mystéria venerári; ut redemptiónis
tuae fructum in nobis júgiter
sentiámus. Qui vivis et regnas in
saécula saecrórum.
たえなる秘蹟のもとに、我らに御苦難の記念を残し給いし天主、願わくは、
我らが御体と御血の聖なる玄義を、ふさわしき心もて崇め尊ぶことを得しめ
給え。そは主のあがないの御恵みを我らのうちに常に感ずるを得んがためな
り。とこしえに生き且つ統治し給う主に願い奉る。
R. Amen.
R. アメン。
・第1侍者は跪かずに肩衣(Humeral Veil)を取りに行き、跪いた司祭の肩
にかける。
・司祭は顕示器に入れられた御聖体に表敬をし、肩衣で包んだ両手で顕示器
を奉持し、会衆の上に十字架の印をして祝福する。祝福の間、香炉係は書簡
側で御聖体に2振り3回の献香をし、第2侍者は3回鈴を鳴らす。
・司祭はコルポラーレの上に顕示器を置き、表敬をし、祭壇の下に戻る。第
1侍者は司祭の肩から肩衣を外し、折り畳んでcredence tableに置く。
10
御聖体による祝福後の償いの祈り
V. R. 天主は讃美せられさせ給え。
V. R. 天主の聖名は讃美せられさせ給え。
V. R. まことの天主、まことの人なるイエズス・キリ
ストは、讃美せられさせ給え。
V. R. イエズスの聖名は讃美せられさせ給え。
V. R. イエズスの至聖なる聖心は讃美せられさせ給え。
V. R. イエズスのいと尊き御血(おんち)は讃美せら
れさせ給え。
V. R. いと尊き聖体の秘蹟にましまし給うイエズスは、
讃美せられさせ給え。
V. R. 慰め主なる聖霊は、讃美せられさせ給え。
V. R. 天主の御母聖マリアは讃美せられさせ給え。
V. R. 聖マリアの原罪の汚れなき御宿りは讃美せられ
させ給え。
V. R. 聖マリアの栄えある被昇天は讃美せられさせ給
え。
V. R. 童貞にして母なる聖マリアの御名は讃美せられ
させ給え。
V. R. 聖マリアの浄配なる聖ヨゼフは讃美せられさせ
給え。
V. R. すべての天使と聖人とにおいて、天主は讃美せ
られさせ給え。
11
・償いの祈りの中で司祭がイエズスの名を唱えた時、司祭と侍者
は頭を下げる。
・詩篇116でGloria patriの箇所を聖歌隊が歌う時、司祭と侍者は頭を下げ
る。
・司祭は祭壇へ行き表敬をし、御聖体の入ったルヌラを顕示器より外し、聖
櫃の中に入れ、表敬をしてから扉を閉める。
・司祭は顕示器を福音書側に置き、コルポラーレをブルサの中に入れる。
・聖櫃の扉が閉められたらすぐに侍者は立ち、最後の跪きの後で第1侍者は
司祭にビレッタを渡す。
・香炉係、侍者、司祭の順に並んで退堂する。
四線譜はLiber Usualis 1953, Liber Usualis 1962, Liber Brevior 1953より引用した。また、
ラテン文及び日本文は公教会祈祷文、公教典礼聖歌集より引用した。
(参考文献)
How To Serve, TAN Books, Charlotte, NC
A Handbook for Altar Servers, Mary immaculate Queen Center, Spokane, WA
The Altar Servers' Handbook, The Archconfraternity of Saint Stephen
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