ETERNUS ディスクアレイ ETERNUSmgr インストールガイド

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はじめに
本インストールガイドは、ETERNUS DX400/DX8000 series, ETERNUS2000, ETERNUS4000,
ETERNUS8000, ETERNUS3000, ETERNUS6000(以下、ETERNUS ディスクアレイ、または
装置という)の管理ソフトウェア "ETERNUSmgr for Linux" のインストール方法について説明し
ています。
本インストールガイドに従って、ETERNUSmgr for Linux をインストールしてください。
第4版
2009 年 10 月
本書の内容と構成
本書は、以下に示す 2 章と付録から構成されています。
● 第 1 章 ETERNUSmgr のインストール
ETERNUSmgr のインストールについて説明します。
● 第 2 章 ETERNUSmgr のアンインストール
ETERNUSmgr のアンインストールについて説明します。
付録として「Web サーバの設定方法」(代表的な Web サーバである apache の設定例)を記載
しています。
UNIX は、米国およびその他の国におけるオープン・グループの登録商標です。
Java およびすべての Java 関連の商標およびロゴは、米国およびその他の国における米国 Sun
Microsystems,Inc. の商標または登録商標です。
Linux は、Linus Torvalds 氏の米国およびその他の国における登録商標あるいは商標です。
Red Hat、RPM および Red Hat をベースとしたすべての商標とロゴは、Red Hat, Inc. の米国お
よびその他の国における登録商標あるいは商標です。
SUSE は米国 Novell, Inc. の一部門である SUSE LINUX AG. の登録商標です。
Microsoft は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標です。
Netscape、Netscape Communicator は、Netscape Communications Corporation の米国、およ
びその他の国における登録商標です。
その他一般に、会社名、製品名、サービス名は、各社の商標または登録商標です。
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ETERNUS ディスクアレイ ETERNUSmgr インストールガイド Linux 用
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目次
第 1 章 ETERNUSmgr のインストール.........................................................5
1.1
1.2
1.3
1.4
1.5
1.5.1
1.5.2
1.5.3
1.5.4
1.6
1.6.1
1.6.2
1.7
CD-ROM の構成 ................................................................................................. 5
インストールの概要 ........................................................................................... 8
サポート環境 ...................................................................................................... 8
必要なハードウェアとソフトウェアについて ................................................... 9
インストール時の注意点 .................................................................................. 10
Web サーバとメールサーバのインストールと設定 .................................................................. 10
"www" ディレクトリと配下のファイル ..................................................................................... 10
トップメニューファイルの編集 ................................................................................................ 11
ETERNUSmgr の再インストール .............................................................................................. 11
インストール手順 ............................................................................................ 11
ETERNUSmgr の rpm コマンドによるインストール ................................................................ 11
ETERNUSmgr の環境設定 ........................................................................................................ 13
デーモンの登録 ................................................................................................ 18
第 2 章 ETERNUSmgr のアンインストール ...............................................20
付録 A
Web サーバの設定方法 ...................................................................22
索引
.........................................................................................................26
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ETERNUS ディスクアレイ ETERNUSmgr インストールガイド Linux 用
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第1章
ETERNUSmgr のインストール
本章では、ETERNUSmgr のインストールについて説明します。
1.1
CD-ROM の構成
ETERNUSmgr の CD-ROM には以下の構成でファイルが格納されています。
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
./README_ja.TXT
./README_en.TXT
./bin/win/
./bin/sol/ETERNUSV20L30.PKG
./bin/hp/ETERNUSV20L30.HP
./bin/aix/ETERNUSV20L30.AIX
./bin/linux/FJSVgrmgr-V20L30-1.i386.rpm
./doc/install/win/
./doc/install/sol/
./doc/install/hp/
./doc/install/aix
./doc/install/linux/
./doc/share/
./doc/DX8000/
./doc/E2000/
./doc/E3000/
./doc/E3000M50/
./doc/E4000M80/
./doc/E6000/
./doc/E8000M700/
./doc/E8000M800/
それぞれのファイルとディレクトリについて説明します。
./README_ja.TXT
CD-ROM 一覧です。(日本語版)
./README_en.TXT
CD-ROM 一覧です。(英語版)
./bin/win/
このフォルダには ETERNUSmgr for Windows のインストールに必要なファイルが格納され
ています。インストールの際には、このフォルダの "SETUP.EXE" を起動します。
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第 1 章 ETERNUSmgr のインストール
>
1.1 CD-ROM の構成
./bin/sol/ETERNUSV20L30.PKG
ETERNUSmgr for Solaris の本体です。pkgadd 形式のインストールパッケージです。
./bin/hp/ETERNUSV20L30.HP
ETERNUSmgr for HP-UX の本体です。ETERNUSmgr の動作に必要な各種ファイルをまとめ
て圧縮したファイルです。インストールはこのファイルを展開して作成されるインストーラ
"stxinst" を実行して行います。
./bin/aix/ETERNUSV20L30.AIX
ETERNUSmgr for AIX の本体です。ETERNUSmgr の動作に必要な各種ファイルをまとめて
圧縮したファイルです。インストールはこのファイルを展開して作成されるインストーラ
"stxinst" を実行して行います。
./bin/linux/FJSVgrmgr-V20L30-1.i386.rpm
ETERNUSmgr for Linux の本体です。rpm 形式のインストールパッケージです。
./doc/ ディレクトリには各種マニュアルが格納されています。ファイル名に「EN」がつくもの
は英語版、つかないものは日本語版です。
./doc/install/win/
『ETERNUS ディスクアレイ ETERNUSmgr インストールガイド Windows® 用』のディレク
トリです。ETERNUSmgr for Windows をインストールする手順について説明します。
./doc/install/sol/
『ETERNUS ディスクアレイ ETERNUSmgrインストールガイド Solaris™ Operating System
用』のディレクトリです。ETERNUSmgr for Solaris をインストールする手順について説明し
ます。
./doc/install/hp/
『ETERNUS ディスクアレイ ETERNUSmgr インストールガイド HP-UX 用』のディレクトリ
です。ETERNUSmgr for HP-UX をインストールする手順について説明します。
./doc/install/aix/
『ETERNUS ディスクアレイ ETERNUSmgr インストールガイド AIX 用』のディレクトリで
す。ETERNUSmgr for AIX をインストールする手順について説明します。
./doc/install/linux/
『ETERNUS ディスクアレイ ETERNUSmgr インストールガイド Linux 用』のディレクトリ
です。ETERNUSmgr for Linux をインストールする手順について説明します。
./doc/share/
『ETERNUSmgr ユーザーガイド 導入編』のディレクトリです。装置監視機能およびメール通
知機能について記載されています。
./doc/DX8000/
『ETERNUS DX400/DX8000 series ETERNUSmgr ユーザーガイド 設定/保守編』のディレ
クトリです。ETERNUS DX400/DX8000 series の構成表示、変更および設定、保守について
記載されています。
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第 1 章 ETERNUSmgr のインストール
>
1.1 CD-ROM の構成
./doc/E2000/
『ETERNUS2000 ETERNUSmgr ユーザーガイド 設定/保守編 モデル 50, 100, 200 用』の
ディレクトリです。ETERNUS2000 モデル 50/100/200 の構成表示、変更および設定、保守
について記載されています。
./doc/E3000/
『ETERNUS3000 ETERNUSmgr ユーザーガイド 設定/保守編 モデル 80, 100, 200, 200M,
300, 300M, 400, 400M, 500, 500M, 600, 600M , 700, 700M 用』の デ ィ レ ク ト リ で す。
ETERNUS3000 モ デ ル 80/100/200/200M/300/300M/400/400M/500/500M/600/600M/700/
700M の構成表示、変更および設定、保守について記載されています。
./doc/E3000M50/
『ETERNUS3000 ETERNUSmgr ユーザーガイド 設定/保守編 モデル 50 用』のディレクト
リです。ETERNUS3000 モデル 50 の構成表示、変更および設定、保守について記載されて
います。
./doc/E4000M80/
『ETERNUS4000 ETERNUSmgr ユーザーガイド 設定/保守編 モデル 80, 100 用』のディ
レクトリです。ETERNUS4000 モデル 80/100 の構成表示、変更および設定、保守について
記載されています。
./doc/E6000/
『ETERNUS6000 ETERNUSmgr ユ ー ザ ー ガ イ ド 設 定 / 保 守 編』の デ ィ レ ク ト リ で す。
ETERNUS6000 の構成表示、変更および設定、保守について記載されています。
./doc/E8000M700/
『ETERNUS8000, ETERNUS4000 ETERNUSmgr ユーザーガイド 設定/保守編』のディレク
トリです。ETERNUS8000 モデル 700/900/1100/2100, ETERNUS4000 モデル 300/500 の構
成表示、変更および設定、保守について記載されています。
./doc/E8000M800/
『ETERNUS8000, ETERNUS4000 ETERNUSmgr ユーザーガイド 設定/保守編』のディレク
トリです。ETERNUS8000 モデル 800/1200/2200, ETERNUS4000 モデル 400/600 の構成表
示、変更および設定、保守について記載されています。
ETERNUSmgr ソフトウェア、
『ETERNUSmgr インストールガイド』、
『ETERNUSmgr ユーザー
ガイド』が改版されている場合があります。最新版は、以下のサイトで公開されています。必要
に応じてダウンロードしてください。
• ETERNUSmgr ソフトウェア
日本語版:http://storage-system.fujitsu.com/jp/download/
英語版:http://www.fujitsu.com/global/support/computing/storage/system/
•『ETERNUSmgr インストールガイド』、『ETERNUSmgr ユーザーガイド』
日本語版:http://storage-system.fujitsu.com/jp/catalog/
英語版:http://www.fujitsu.com/global/support/computing/storage/system/
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第 1 章 ETERNUSmgr のインストール
>
1.2 インストールの概要
1.2
インストールの概要
ETERNUSmgr のインストールには以下の 2 つの段階があります。
(1) rpm コマンドによるインストール
(2) ETERNUSmgr の環境設定
手順については「1.6 インストール手順」(P.11) を参照してください。
インストールする前に、以下の点を確認してください。
•
•
•
•
ETERNUS ディスクアレイの IP アドレス(お客様にご用意いただきます)
装置の管理者のメールアドレス(メールによる通知機能を使用する場合)
ETERNUSmgr のメニューファイルを設置する、Web サーバ上のディレクトリ名
上記 Web サーバ上のディレクトリ名を、Web ブラウザで参照するための URL
インストール後は『ETERNUSmgr ユーザーガイド 導入編』に従い、必要な各設定を行い使用
してください。
複数の装置を監視する方法については、『ETERNUSmgr ユーザーガイド 導入編』を参照してく
ださい。
1.3
サポート環境
● 対応 OS
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
Red Hat Enterprise Linux AS (v.3 for x86)
Red Hat Enterprise Linux ES (v.3 for x86)
Red Hat Enterprise Linux AS (v.4 for x86)
Red Hat Enterprise Linux ES (v.4 for x86)
Red Hat Enterprise Linux AS (v.4 for EM64T)
Red Hat Enterprise Linux ES (v.4 for EM64T)
Red Hat Enterprise Linux 5 (for x86)
Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel64)
SUSE LINUX Enterprise Server 9 for x86
SUSE LINUX Enterprise Server 9 for EM64T
SUSE LINUX Enterprise Server 10 for x86
SUSE LINUX Enterprise Server 10 for EM64T
ETERNUSmgr は、カーネル版数に依存しません。
Red Hat Enterprise Linux AS (v.3 for Itanium), Red Hat Enterprise Linux AS
(v.4 for Itanium), Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel Itanium), SUSE Linux
Enterprise Server 9 for Itanium Processor Family, SUSE Linux Enterprise
Server 10 for Itanium Processor Family はサポート対象外です。
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第 1 章 ETERNUSmgr のインストール
>
1.4 必要なハードウェアとソフトウェアについて
● 対応機種
各装置仕様を参照してください。
1.4
必要なハードウェアとソフトウェアについて
ETERNUSmgr を使用するには、以下のようなハードウェア/ソフトウェアが必要となります。
• Web サーバ、Sendmail がインストールされている IA サーバ
- IA-64 はサポート対象外となります。
-「1.3 サポート環境」(P.8) の「● 対応 OS」に記載のないディストリビューションの
Linux での ETERNUSmgr の動作は保証されません。
- Web サーバがインストールされていない場合、ETERNUSmgr をインストールする前に
Web サーバのインストールを行ってください。
- Web サーバのソフトウェアは限定しません。ただし、Web サーバには、ETERNUSmgr
の HTML 形式のログファイルの一覧を表示する機能が必要です。そのため、使用する
Web サーバには任意のディレクトリ一覧を表示する機能をもつことが必要です。
- Sendmail は Linux ディストリビューションに添付しています。
• 以下のソフトウェアをインストールしたクライアント
- ETERNUS2000 の場合
区分
ソフトウェア名
備考
Web ブラウザ
• Microsoft® Internet Explorer 6.0 以降
• Mozilla Firefox™ 1.5.0.10 以降
• Netscape 7.1 以降(Windows® 環境)
左記のいずれ
か必要
Java Runtime
Environment
• Java Runtime Environment 5.0(Update 11 以降)
• Java Runtime Environment 6.0(Update 3 以降)
左記のどちら
か必要
- ETERNUS3000 モデル 50, ETERNUS GR series の場合
区分
ソフトウェア名
備考
Web ブラウザ
• Microsoft® Internet Explorer 5.5 + Service Pack 2 以降
• Netscape Communicator 4.5 以降
左記のどちら
か必要
- ETERNUS4000 モデル 80/100, ETERNUS3000(モデル 50 を除く)の場合
区分
ソフトウェア名
備考
Web ブラウザ
• Microsoft® Internet Explorer 6.0 + ServicePack 1 以降
• Netscape 6.0 以降(Windows® 環境)
左記のどちら
か必要
- ETERNUS DX400/DX8000 series, ETERNUS4000 モデル 300/400/500/600,
ETERNUS8000 の場合
区分
Web ブラウザ
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ソフトウェア名
備考
• Microsoft® Internet Explorer 6.0 + ServicePack 2
• Microsoft® Internet Explorer 7.0
• Netscape 6.0 以降(Windows® 環境)
左記のいずれ
か必要
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第 1 章 ETERNUSmgr のインストール
>
1.5 インストール時の注意点
- ETERNUS6000 の場合
区分
ソフトウェア名
Web ブラウザ
備考
• Microsoft® Internet Explorer 6.0 以降
• Netscape6.0 以降(Windows® 環境)
左記のどちら
か必要
古いバージョンの Web ブラウザや、上記以外の Web ブラウザを使用した場合、画面が正し
く表示されないことがあります。
1.5
インストール時の注意点
1.5.1
Web サーバとメールサーバのインストールと設定
Web サーバとメールサーバについては、それぞれのソフトウェアの手順に従いインストールを
行ってください。
Web サーバに関しては、次の 2 つの公開用ディレクトリを設定してください。
• ETERNUSmgr が出力するアラーム履歴ファイルの保存場所
• ETERNUSmgr のトップメニューの設置場所
また、設定したアラーム履歴ファイルの保存場所は、Web サーバの設定で一覧の表示も許可し
てください。アラーム履歴ファイルの保存場所名は、設定ファイル(インストーラが作成する最
初の設定ファイル名は "STXPOLL_1.INI")の HTML_ ALARMFILE_PATH パラメーターに記述し
ます。
アラーム履歴ファイルの保存場所は、ETERNUSmgr のトップメニューを
インストールしたディレクトリの直下にある必要があります。
なお、設定ファイルに関する詳細は、『ETERNUSmgr ユーザーガイド 導入編』を参照してくだ
さい。
1.5.2
"www" ディレクトリと配下のファイル
イ ン ス ト ー ル デ ィ レ ク ト リ 中 に 作 成 さ れ る " w w w " デ ィ レ ク ト リ の 配 下 の フ ァ イ ル は、
ETERNUSmgr の画面ファイル(トップメニュー関連ファイル)です。編集済みのトップメニュー
("menu.htm")と、その他の関連ファイルは、メニューを設置する Web サーバ配下の任意のディ
レクトリにすべてコピーしてご利用ください。
ただし、インストール時に指定したディレクトリをトップメニューの設置場所としてそのまま使
用する場合には、ファイルをコピーする必要はありませんが、トップメニューを編集する場合
は、必ず別名でコピーしバックアップとして保存してください。
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第 1 章 ETERNUSmgr のインストール
>
1.6 インストール手順
1.5.3
トップメニューファイルの編集
トップメニュー("menu.htm")は ETERNUSmgr 起動中に ETERNUSmgr 自身が装置の状態に
従ってその内容を変更しますので、ETERNUSmgr 起動中にトップメニューを書き換えたり、エ
ディタなどで開かないでください。トップメニューを修正する場合は、ETERNUSmgr を停止し
てから行ってください。
1.5.4
ETERNUSmgr の再インストール
ETERNUSmgr をインストールするサーバにすでに ETERNUSmgr または GRmgr がインストー
ルされている場合は、ETERNUSmgr または GRmgr をアンインストール後に、ETERNUSmgr
をインストールしてください。ETERNUSmgr は、V10L30 以降のバージョンの GRmgr と動作
論理や各種データファイル、ログファイルなどの互換があります(V10L20 以前のバージョンの
GRmgr とは互換がありません)。V10L30 以降の GRmgr の設定ファイルをそのまま利用するこ
とが可能です。必要があれば GRmgr の設定ファイルおよび各ログファイルをバックアップして
ください。詳細は『ETERNUSmgr ユーザーガイド 導入編』の「第 5 章 ETERNUSmgr の注意
点」の「ETERNUSmgr と GRmgr の互換性」を参照してください。
1.6
インストール手順
ETERNUSmgr の新規インストールの手順を説明します。
ETERNUSmgr をインストールする前に、以下の書式に従って ETERNUSmgr がインストールさ
れていないかを確認してください。すでに ETERNUSmgr がインストールされていた場合は、
ETERNUSmgr をアンインストール後、インストールしてください。
書式:rpm -qi FJSVgrmgr
1.6.1
ETERNUSmgr の rpm コマンドによるインストール
CD-ROM に含まれているインストールパッケージ "./bin/linux/FJSVgrmgr-VxxLxx-1.i386.rpm" を
以下の書式に従って実行してください。また、インストールは、必ずスーパーユーザーで行って
ください。インストールディレクトリを指定しない場合はデフォルトで "/opt/FJSVgrmgr/" ディ
レクトリ配下にインストールされます。インストールディレクトリ指定の方法は以下の 2. rpm
コマンドの入力を参照してください。
書式:rpm -ivh FJSVgrmgr-V20L30-1.i386.rpm
VxxLxx はバージョン/レベル番号を示します。
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第 1 章 ETERNUSmgr のインストール
>
1.6 インストール手順
1
2
スーパーユーザーになり、インストールパッケージが存在するディレクトリに
移動します。
上記の書式に従い "rpm" コマンドを入力します。
• ETERNUSmgr V20L30 をデフォルトの "/opt/FJSVgrmgr/" ディレクトリ配下にインス
トールする場合
(例)# rpm -ivh FJSVgrmgr-V20L30-1.i386.rpm
インストールディレクトリを指定する場合は以下のような書式に従い rpm コマンドを入
力してください。
書式:rpm -ivh --prefix インストールディレクトリ FJSVgrmgr-V20L30-1.i386.rpm
• ETERNUSmgr V20L30 を "/usr/share/" ディレクトリにインストールする場合
(例)# rpm -ivh --prefix /usr/share FJSVgrmgr-V20L30-1.i386.rpm
3
rpm によるインストールを完了します。
インストールが正しく終了すると、以下のようなメッセージが表示されます。
(表示されるメッセージ)
# Install of FJSVgrmgr completed.
この後は ETERNUSmgr の環境設定スクリプトを実行して環境設定を行ってください。環境設定
を行わないと ETERNUSmgr を正しく起動することができません。
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>
1.6 インストール手順
1.6.2
ETERNUSmgr の環境設定
rpm によるインストール完了後、インストールディレクトリ(デフォルトでは "/opt/FJSVgrmgr")
に "stxpollset.sh" という ETERNUSmgr の環境設定スクリプトのファイルが生成されます。イン
ストールディレクトリに移動し、"stxpollset.sh" を実行してください。
また、"stxpollset.sh" の実行は必ずスーパーユーザーで行ってください。
これ以降、ETERNUSmgr の環境設定スクリプト "stxpollset.sh" との対話で各種パラメーターを
入力します。
1
装置の種別を選択します。
ここで入力した値に従い、設定ファイル("STXPOLL_1.INI")の "TARGET_TYPE" パラ
メーターに文字列が、"TARGET_FLAG" に装置の種別フラグ(1=ETERNUS3000, GR710,
GR720, GR730、2=ETERNUS6000, GR740, GR820, GR840、4=ETERNUS DX400 series,
ETERNUS DX8000 series, ETERNUS2000, ETERNUS4000, ETERNUS8000)が設定さ
れます。
ETERNUS DX410/DX440 は 1=ETERNUS DX400 を選択してください。
ETERNUS DX8100/DX8400/DX8700 は 2=ETERNUS DX8000 を選択してください。
(表示されるメッセージ)
# Select target type.
# 1=ETERNUS DX400
2=ETERNUS DX8000
3=ETERNUS2000
4=ETERNUS3000
5=ETERNUS4000
6=ETERNUS6000
7=ETERNUS8000
8=GR710
9=GR720
10=GR730
11=GR740
12=GR820
13=GR840
([1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11, 12, 13] default: 1=ETERNUS DX400)
2
URL を入力します。
ETERNUSmgr のトップメニューファイルがあるディレクトリ(デフォルトでは "/opt/
FJSVgrmgr/www" となります。)に対応する URL を入力します。
(URL は、Web サーバの
設定で「ETERNUSmgr のトップメニューファイルがあるディレクトリ」と対応づけを行
います。)
ここでは、"http://" からエイリアス名までを入力してください。
(表示されるメッセージ)
# Input your www server URL.
# (default: http://)
3
装置のアドレスを入力します。
a 装置に割り当てたアドレス(IP アドレスまたはホスト名)を入力します。
ここで入力した値は、設定ファイル("STXPOLL_1.INI")の "TARGET_ ADDR" パラ
メーターに設定されます。ETERNUS6000 で SVP を使用している場合は、SVP の IP
アドレスを指定してください。
(表示されるメッセージ)
# Input target address (TARGET_ADDR).
# (default: 0.0.0.0)
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1.6 インストール手順
4
ETERNUSmgr のメール通知機能を設定します。
ETERNUSmgr のメール通知機能を使用する場合は、以下の操作を行ってください。
a ETERNUSmgr の管理者のメールアドレスを入力します。
ETERNUSmgr は、ここで入力したメールアドレスに対して、装置でなんらかの状態変
化が発生した場合にメールを送信します。
ここで入力した値は、設定ファイル("STXPOLL_1.INI")の "ADMIN_MAIL" パラメー
ターに設定されます。
(表示されるメッセージ)
# Input ETERNUSmgr administrator mail address (ADMIN_MAIL).
# (default: root@domain-name)
ETERNUSmgr のメール通知機能を使用しない場合は、以下のことに注意してください。
ETERNUSmgr では、設定ファイルの "ADMIN_MAIL" パラメーター
を省略することで、メールによる通知機能を無効にすることができ
ます。ただし、インストールの際にメールアドレスの入力を省略し、
メールによる通知機能を無効にすることはできませんので、設定
ファイルを編集し、"ADMIN_MAIL" パラメーターを無効にする必要
があります。設定ファイルの編集方法については、
『ETERNUSmgr
ユーザーガイド 導入編』の「第 2 章 設定」を参照してください。
なお、ETERNUSmgr のメール設定が正しく行われている場合、ETERNUSmgr は起動時
に以下の内容のメールを管理者宛に通知します。
"ETERNUSmgr VxxLxx - HTTP Polling engine was started."
VxxLxx はバージョン/レベル番号を示します。
ETERNUSmgr 起動時にメール通知がされない場合はメール設定に問題があります。設定
ファイルの設定が正しいか、通信経路に問題がないかを確認してください。
ETERNUSmgr の起動方法は『ETERNUSmgr ユーザーガイド 導入編』の「第 3 章 起動と
停止」を参照してください。
5
設定を確認します。
• 設定が正しい場合
"y" を入力して [Enter] を押します。
• 設定に間違いがある場合
"n" を入力して [Enter] を押します。
→ 手順 1 装置の種別選択 に戻ります。
• インストールを中断する場合
[Ctrl] を押しながら [C] を押します。
→ インストール処理を中断します。
(表示されるメッセージ)
#
#
#
#
#
#
P2U3-0022-04Z0
WWW Server URL= "http://domain-name/ETERNUSmgr"
Target Type= "ETERNUS3000"
Target Address= "0.0.0.0"
ETERNUSmgr Admin Mail Address= "root@grmacm2"
Configuration OK?
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第 1 章 ETERNUSmgr のインストール
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1.6 インストール手順
6
ETERNUSmgr の環境設定を完了します。
環境設定が正しく終了すると、以下のようなメッセージが表示されます。
(表示されるメッセージ)
Setup of FJSVgrmgr succeed.
上 記 の 手 順 で、指 定 し た イ ン ス ト ー ル デ ィ レ ク ト リ に 必 要 な フ ァ イ ル を コ ピ ー し ま す。
ETERNUSmgr の稼働に必要な設定に関しては、
『ETERNUSmgr ユーザーガイド 導入編』の「第
2 章 設定」を参照してください。
• 装置の種別
# Polling Server Type
TARGET_TYPE = 手順 1 の装置の種別(名称)
ETERNUS DX410/DX440 の TARGET_TYPE は ETERNUS DX400 となります。
ETERNUS DX8100/DX8400/DX8700 の TARGET_TYPE は ETERNUS DX8000 とな ります。
TARGET_TYPE はインストール後に編集することができます。
• 装置の種別フラグ
# Polling Server Flag
TARGET_FLAG = 手順 1 の装置の種別フラグ(1=ETERNUS3000, GR710, GR720, GR730、
2=ETERNUS6000, GR740, GR820, GR840、4=ETERNUS DX400 series, ETERNUS DX8000 series,
ETERNUS2000, ETERNUS4000, ETERNUS8000)
• 装置のアドレス
# Polling Server Address
TARGET_ADDR = 手順 3 の装置のアドレス
• 管理者のメールアドレス
# Admin Mail Address
ADMIN_MAIL = 手順 4 のメールアドレス
• アラーム履歴ファイルの参照用 URL
# HTTP Server URL
HTML_ALARMFILE_URL = 手順 2 の URL/html_1
• ログファイルの保存場所
# Log File Saved PATH
LOGFILE_PATH = インストールディレクトリ /log_1
設定ファイルのパラメーターは、環境設定スクリプト実行後に編集することができます。
ETERNUSmgr のトップメニューがあるディレクトリ(デフォルトでは "/opt/FJSVgrmgr/www")
は、Web サーバで公開する設定を行ってください。設定方法に関しては、Web サーバのマニュ
アルを参照してください。
rpm によるインストール後およびETERNUSmgr の環境設定を行った後のインストールディレク
トリには以下のファイルが格納されています。
•
•
•
•
P2U3-0022-04Z0
stxpolld
stxchk
_STXPOLL.INI
STXPOLL_1.INI
ETERNUS ディスクアレイ ETERNUSmgr インストールガイド Linux 用
15
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第 1 章 ETERNUSmgr のインストール
>
1.6 インストール手順
•
•
•
•
•
stxpoll
stxpollset.sh
www/index.htm
www/menu.htm
www/fujitsu.gif, www/eternus.gif
それぞれのファイルおよびディレクトリについて説明します。
stxpolld
ETERNUSmgr のデーモンプログラムです。
stxchk
ETERNUSmgr の設定ファイルチェックプログラムです。
_STXPOLL.INI, STXPOLL_1.INI
STXPOLL_1.INI は ETERNUSmgr の設定ファイルです。
環境設定スクリプト実行により生成されます。
必要に応じて、テキストエディタなどで内容を編集してください。
_STXPOLL.INI ファイルは雛形ファイルです。
設定ファイルの編集を行うには、『ETERNUSmgr ユーザーガイド 導入
編』を参照してください。また、『ETERNUSmgr ユーザーガイド 導入
編』で解説されているパラメーター以外は修正しないでください。イン
ストール時に設定ファイル内に記述されているコメントや空行を削除
したり、パラメーター以外の記述を追加したりしないでください。これ
ら の こ と を 行 う と、思 わ ぬ 不 具 合 の 原 因 に な る 場 合 や、将 来
ETERNUSmgr の更新(レベルアップ)が行えなくなることがあります。
設定ファイルのファイル名は次の書式です。
書式:STX~.INI
上記書式以外の場合、ETERNUSmgr は設定ファイルとはみなしませんのでご注意ください。
設定ファイルの保存場所は、インストールディレクトリのみとなります。インストールディ
レクトリ以外のディレクトリに保存されている設定ファイルは、ETERNUSmgr が認識する
ことができません。
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ETERNUS ディスクアレイ ETERNUSmgr インストールガイド Linux 用
16
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第 1 章 ETERNUSmgr のインストール
>
1.6 インストール手順
設定ファイル以外でファイル名が上記書式に合致するものが存在した
場合、ETERNUSmgr はそれを設定ファイルとみなして読み込もうとし、
予期せぬ障害を引き起こすことがあります。設定ファイル以外は上記書
式に合致したファイル名としないようご注意ください。また、バック
ア ッ プ な ど の 目 的 で 設 定 フ ァ イ ル の 複 製 を 保 存 し、そ れ を
ETERNUSmgr に認識させないようにする場合は、上記書式に合致しな
いファイル名として保存するか、インストールディレクトリ以外に保存
してください。
ETERNUSmgr は、上記書式に合致した複数の設定ファイルをインス
トールディレクトリに保存することで、それぞれの設定ファイルに記述
された装置の障害監視を行うことが可能となりますが、同一の装置に対
して重複して障害監視を行うことはできません。
設定ファイルを複製しただけの状態で ETERNUSmgr を起動しようとす
ると、ETERNUSmgr は警告を表示し、起動されませんのでご注意くだ
さい。詳細については、『ETERNUSmgr ユーザーガイド 導入編』の
「2.5 複数装置の監視」を参照してください。
stxpoll
ETERNUSmgr を起動・停止する実行制御スクリプトです。
stxpollset.sh
rpm によるインストール後、環境設定を行うシェルスクリプトです。ETERNUSmgr の設定
フ ァイ ル "STXPOLL_1.INI" を 作 成し ま す。"stxpollset.sh" は 何度 で も 実行 可 能で す が、
"stxpollset.sh" を実行した時にすでに "STXPOLL_1.INI" が存在すると、その設定ファイルを
上書きしてしまいますので十分ご注意ください。2 回目以降、"stxpollset.sh" を実行する場合
は、必要に応じて ETERNUSmgr の設定ファイルをバックアップしてから実行してください。
www/index.htm
ETERNUSmgr のトップメニューへジャンプする初期表示画面です。5 秒経過すると、トップ
メニューへジャンプします。
トップメニューを設置するWebサーバ配下の任意のディレクトリにコピーしてご利用くださ
い。
ただし、インストール時に指定したディレクトリをトップメニューの設置ディレクトリとし
てそのまま使用する場合、コピーする必要はありません。
www/menu.htm
ETERNUSmgr のトップメニューです。
トップメニューを設置するWebサーバ配下の任意のディレクトリにコピーしてご利用くださ
い。
ただし、インストール時に指定したディレクトリをトップメニューの設置ディレクトリとし
てそのまま使用する場合、コピーする必要はありません。その場合、必ずトップメニュー
("menu.htm")を別名でコピーしバックアップとして保存してください。
www/fujitsu.gif, www/eternus.gif
ETERNUSmgr の各画面で使用する画像ファイルです。
トップメニューを設置するWebサーバ配下の任意のディレクトリにコピーしてご利用くださ
い。
ただし、インストール時に指定したディレクトリをトップメニューの設置ディレクトリとし
てそのまま使用する場合、コピーする必要はありません。
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ETERNUS ディスクアレイ ETERNUSmgr インストールガイド Linux 用
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第 1 章 ETERNUSmgr のインストール
>
1.7 デーモンの登録
setup/
環境設定スクリプトが ETERNUSmgr の環境設定のために使用するファイルが格納されてい
るディレクトリです。
• ファイル "www/index.htm", "www/menu.htm", "www/fujitsu.gif",
"www/eternus.gif" は、必ずメニューを設置する Web サーバ配下の同
一ディレクトリにコピーしてください。
• 上記コピー作業は、必ず ETERNUSmgr が停止している状態で行っ
て く だ さ い。ま た、フ ァ イ ル "www/index.htm", "www/menu.htm",
"www/fujitsu.gif", "www/eternus.gif" をインストール時と異なる場所
にコピーする場合、これらのファイルを必ず同一の場所にコピーし
た 上 で、す べ て の 設 定 フ ァ イ ル(" S T X ~ . I N I " )を 編 集 し、
"HTML_ALARMFILE_ PATH" がコピー先の場所を指すよう、あわせ
て修正してください。さらに、トップメニュー("menu.htm")の
"Show hardware error dtect log list" 以下に記述されている各装置の
アラーム履歴ファイルへのリンクも設定ファイルの
"HTML_ALARMFILE_PATH" と同一のものとなるよう修正してくだ
さい。
それぞれのファイルの編集方法については、『ETERNUSmgr ユーザーガイド 導入編』を参照し
てください。
1.7
デーモンの登録
ETERNUSmgr のデーモンの登録の方法を説明します。デーモンの登録場所や登録方法などは、
サーバの設定によって異なることがあります(ランレベルによって登録場所が異なります)。デー
モンの登録については、サーバ管理者と相談の上、行ってください。
1
スーパーユーザーになります。
2
実行制御スクリプトを /etc/init.d/ ディレクトリにコピーします。
# cp /opt/FJSVgrmgr/stxpoll /etc/init.d/
3
適切な rc*.d ディレクトリへのリンクを作成します。
# ln -s /etc/init.d/stxpoll /etc/rc5.d/Snnstxpoll (nn は数字 )
Snnstxpoll の nn は優先順位を示します。任意の優先順位を設定してください。優先順位の値の
設定についてはサーバ管理者に相談してください。
(例)# ln -s /etc/init.d/stxpoll /etc/rc5.d/S98stxpoll
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第 1 章 ETERNUSmgr のインストール
>
1.7 デーモンの登録
次回のサーバ起動時から、デーモンとして自動的に起動します。サーバ起動後、ETERNUSmgr
が装置との通信を開始できているかログファイルの内容を確認してください。
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第2章
ETERNUSmgr のアンインストール
本章では、ETERNUSmgr をアンインストールする手順を説明します。
ETERNUSmgr をアンインストールする前に、ETERNUSmgr が起動中であれば必ず停止させて
ください。
ETERNUSmgr の停止方法については、
『ETERNUSmgr ユーザーガイド 導入編』の「第 3 章 起
動と停止」を参照してください。
アンインストールは、"rpm" コマンドを使用します。
書式:rpm -e FJSVgrmgr
1
スーパーユーザーになります。
2
上記の書式に従い "rpm" コマンドを入力します。
# rpm -e FJSVgrmgr
3
アンインストールを完了します。
アンインストールが正しく終了すると以下のようなメッセージが表示されます。
(表示されるメッセージ)
# Uninstall of FJSVgrmgr completed.
ETERNUSmgr をデーモン登録した場合、作成したリンクと、コピーした実行制御スクリプトも
忘れずに削除してください。
アンインストールを行う前に、ETERNUSmgr のインストールディレクトリにある設定ファイル
("STX~.INI")を必要に応じて保存してください。設定ファイルには装置の IP アドレスや管理者
のメールアドレスなどが記録されており、将来再び ETERNUSmgr をインストールする際の参考
にすることができます。また、ETERNUSmgr を起動した際に生成されるログファイルやアラー
ム履歴ファイルには、ETERNUSmgr の動作状況や装置の履歴が蓄積されています。これらも必
要に応じて保存してください。
アンインストールでは、インストールされたファイルを削除しますが、いくつかのファイルおよ
びディレクトリは削除されません。
削除されずに残るファイルおよびディレクトリには以下のようなものがあります。
• ETERNUSmgr の設定ファイル("STX ~ .INI")
• ETERNUSmgr によって作成された各種ログファイル
• ETERNUSmgr によって作成されたディレクトリ
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20
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第 2 章 ETERNUSmgr のアンインストール
>
削除するには手作業でファイルやディレクトリを削除する必要があります。
(ETERNUSmgr のインストールディレクトリが "/opt/FJSVgrmgr" であった場合)
# rm -r /opt/FJSVgrmgr
ETERNUSmgr をアンインストール後、同じディレクトリに再びインストールする場合は、イン
ストール前にそのディレクトリが存在しないこと、またはそのディレクトリ上にファイルやディ
レクトリがないことを確認してください。以前の ETERNUSmgr のファイルが存在する状態で再
びインストールすると、インストールが不完全な状態になったり、正常に動作しないことがあり
ます。特に、以前の設定ファイル("STX~.INI")が残っていた場合、ETERNUSmgr はそれを検
知して動作してしまいますので、十分ご注意ください。
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付録 A
Web サーバの設定方法
ETERNUSmgr をインストールし、Web ブラウザを用いて装置の障害監視や状態表示を行うに
は、別途 Web サーバの設定が必要となる場合があります。
ここでは、ETERNUSmgr のインストール方法と代表的な Web サーバである apache の設定方
法について、その例を紹介します。
ここでは、Web サーバとして "apache 1.3.20" を例に紹介しています。apache はそのバージョ
ンの差や各 OS 向けのものによって、インストールされるディレクトリ構成や設定方法、また設
定ファイルの名称や内容などが異なる場合がありますので、お使いの apache がこの例で示すと
おりの設定ではない場合は、当該箇所を適宜読み替えてください。
ETERNUSmgr は Web サーバの種類には依存しません。ただし、使用する Web サーバには HTML
形式のログファイルの一覧を表示するため、任意のディレクトリ一覧を表示する機能をもつこと
が必要です。また、ETERNUSmgr は Web サーバに apache の使用を推奨・保証するものでは
ありません。
Web サーバのインストール方法や設定方法などについては、当該の資料(お使いになる Web
サーバの取扱説明書など)を参照してください。
■ 例1
ETERNUSmgr をデフォルトの設定のままインストールし、ETERNUSmgr のトップメニューを
インストールしたディレクトリを Web サーバの公開用ディレクトリ(ルート)として設定する
場合。
[ 前提 ]
• apache が以下のディレクトリ構成でインストール済みである。
apache の HTML ドキュメントのルートパス
:"/home/httpd/html"
apache の設定ファイルのフルパス
:"/etc/httpd/conf/httpd.conf"
• ETERNUSmgr が以下の設定でインストール済みである。
トップメニューのディレクトリ
:"/opt/FJSVgrmgr/www"
上記ディレクトリに対する URL
:"http://(Web サーバ名 . ドメイン名 )/"
[Web サーバの設定手順 ]
1
apache の設定ファイル "httpd.conf" を任意のエディタ(vi など)で開く。
2
"httpd.conf" の中の "DocumentRoot" が記述されている行を検索する。
("httpd.conf" の例)
#
# DocumentRoot: The directory out of which you will serve your
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ETERNUS ディスクアレイ ETERNUSmgr インストールガイド Linux 用
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付録 A Web サーバの設定方法
>
# documents. By default, all requests are taken from this directory, but
# symbolic links and aliases may be used to point to other locations.
#
DocumentRoot "/home/httpd/html"
3
"DocumentRoot" で記載されるパスを ETERNUSmgr のトップメニューのディレ
クトリに修正する。(下線部を変更)
("httpd.conf" の例)
#
# DocumentRoot: The directory out of which you will serve your
# documents. By default, all requests are taken from this directory, but
# symbolic links and aliases may be used to point to other locations.
#
DocumentRoot "/opt/FJSVgrmgr/www"
4
ディレクトリオプションの設定を追加する(ディレクトリ一覧を表示する設
定)
。
<Directory "/opt/FJSVgrmgr/www">
DirectoryIndex index.htm
Options Indexes MultiViews
AllowOverride None
Order allow,deny
Allow from all
</Directory>
5
apache を再起動する。
■ 例2
ETERNUSmgr をデフォルトの設定のままインストールし、ETERNUSmgr のトップメニューを
インストールしたディレクトリを Web サーバの公開用ディレクトリ("/ETERNUSmgr")とし
て設定する場合。
[ 前提 ]
• apache が以下のディレクトリ構成でインストール済みである。
apache の HTML ドキュメントのルートパス
:"/home/httpd/html"
apache の設定ファイルのフルパス
:"/etc/httpd/conf/httpd.conf"
• ETERNUSmgr が以下の設定でインストール済みである。
P2U3-0022-04Z0
トップメニューのディレクトリ
:"/opt/FJSVgrmgr/www"
上記ディレクトリに対する URL
:"http://(Web サーバ名 . ドメイン名 )/ETERNUSmgr"
ETERNUS ディスクアレイ ETERNUSmgr インストールガイド Linux 用
23
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付録 A Web サーバの設定方法
>
[Web サーバの設定手順 ]
1
apache の設定ファイル "httpd.conf" を任意のエディタ(vi など)で開く。
2
"httpd.conf" の中の "Alias" が記述されている行を検索する。
("httpd.conf" の例)
#
# Note that if you include a trailing / on fakename then the server will
# require it to be present in the URL. So "/icons" isn't aliased in
this
# example, only "/icons/"..
#
Alias /icons/ "/home/httpd/icons/"
<Directory "/home/httpd/icons">
Options Indexes MultiViews
AllowOverride None
Order allow,deny
Allow from all
</Directory>
3
ETERNUSmgr のトップメニューのディレクトリを apache の Alias に追加する
(下線部を追加)。
("httpd.conf" の例)
#
# Note that if you include a trailing / on fakename then the server will
# require it to be present in the URL. So "/icons" isn't aliased in
this
# example, only "/icons/"..
#
Alias /icons/ "/home/httpd/icons/"
<Directory "/home/httpd/icons">
Options Indexes MultiViews
AllowOverride None
Order allow,deny
Allow from all
</Directory>
Alias /ETERNUSmgr/ "/opt/FJSVgrmgr/www/"
<Directory "/opt/FJSVgrmgr/www">
Options Indexes MultiViews
AllowOverride None
Order allow,deny
Allow from all
</Directory>
4
P2U3-0022-04Z0
apache を再起動する。
ETERNUS ディスクアレイ ETERNUSmgr インストールガイド Linux 用
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付録 A Web サーバの設定方法
>
■ 例3
ETERNUSmgr をインストールする際、すでに設定されている Web サーバの公開用ディレクト
リ配下に ETERNUSmgr のトップメニューを配置する場合。
[ 前提 ]
• apache が以下のディレクトリ構成でインストール済みである。
apache の HTML ドキュメントのルートパス
:"/home/httpd/html"
apache の設定ファイルのフルパス
:"/etc/httpd/conf/httpd.conf"
• ETERNUSmgr が以下の設定でインストール済みである。
トップメニューのディレクトリ
:"/home/httpd/html/ETERNUSmgr"
上記ディレクトリに対する URL
:"http://(Web サーバ名 . ドメイン名 )/ETERNUSmgr"
[Web サーバの設定手順 ]
ETERNUSmgr のトップメニューのディレクトリが apache の HTML ドキュ
メントのルートパス配下に作成され、かつルートパス配下のディレクトリ
名と URL のディレクトリ部分の名称が一致する場合、apache 側での設定
の変更や再起動などの対処は必要ありません。
上記で紹介する例 1 および例 2 の場合、Web サーバの再起動が必要となります。
たとえば、apache が OS 起動時に自動起動されるよう設定され、そのシェルが "/etc/init.d/httpd"
である場合、apache の再起動は以下の方法で行うことができます。
/etc/init.d/httpd restart
詳細は、お使いになる Web サーバの当該の資料を参照してください。
P2U3-0022-04Z0
ETERNUS ディスクアレイ ETERNUSmgr インストールガイド Linux 用
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索引
C
い
CD-ROM の構成
....................
インストール時の注意点 ..............
5
...................
11
インストールの概要 ..................
8
インストール手順
E
ETERNUSmgr のアンインストール .......
20
ETERNUSmgr のインストール ..........
11
ETERNUSmgr の環境設定 .............
13
10
か
.....................
17
管理者のメールアドレス ..............
15
画像ファイル
R
さ
rpm コマンド
.....................
11
サポート環境
S
......................
8
し
..........................
..........................
stxpoll ..........................
stxpolld .........................
stxpollset.sh ......................
_STXPOLL.INI ....................
STXPOLL_1.INI ....................
setup/
18
stxchk
16
実行制御スクリプト .................
17
17
初期表示画面
.....................
17
装置のアドレス ....................
15
装置の種別 .......................
15
..................
15
16
17
そ
16
16
W
装置の種別フラグ
www/eternus.gif ....................
17
www/fujitsu.gif .....................
17
....................
www/menu.htm ....................
17
www/index.htm
た
17
対応 OS..........................
8
.........................
対象 Web ブラウザ ............... 9,
9
10
デーモンの登録 ....................
18
デーモンプログラム .................
16
対応機種
あ
て
...............
10
アラーム履歴ファイルの参照用 URL ......
15
アラーム履歴ファイル
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ETERNUS ディスクアレイ ETERNUSmgr インストールガイド Linux 用
26
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索引
と
トップメニュー ....................
17
......
10
トップメニューの設置ディレクトリ
ひ
必要なハードウェアとソフトウェアについて
.
9
ろ
ログファイルの保存場所 ..............
P2U3-0022-04Z0
15
ETERNUS ディスクアレイ ETERNUSmgr インストールガイド Linux 用
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ETERNUS ディスクアレイ ETERNUSmgr インストールガイド
Linux 用
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発行日 2009 年 10 月
発行責任 富士通株式会社
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