基礎資料 番号( ※) s0701001 年度 平成 17 年度 校種・ 教科等 学年または分野 単元・ 題材名 本時 小学校・ 図画工作科 1年・ 造形遊び 「 どんどん ならべて」 3 時間中 1・ 2 時間目 児童・ 生徒数 指導者 30名 給食のりんごゼリーのカップ・ 色紙・ ペットボトルのキャップ・ 模造紙 主な準備物 児童 生徒 ペットボトルのキャップ 教材( ワークシート等) ( 「 あり」 または「 なし」 と なし ご記入ください。) 学校名 京都市立大塚小学校 指導者 河野 鈴香 キーワード( 注) おすすめのひとこと 身近な材料を並べたり,積んだり,重ねた りして楽しい造形活動が繰り広げられま す。 図画工作科学習指導案 指導者 1.日 時 第1学年4組 3.題材名 「どんどんならべて」造形遊び 標 河野 鈴香 平成17年7月1日(金) 2.学年・組 4.目 京都市立大塚小学校 30名 ・材料の形や色などの特徴を感じとり,いろいろな並べ方や重ね方・組み合わせ 方を工夫しようとする。 ・友達と協力して楽しく活動しようとする。 5.題材における評価規準 発想や構想の能力 造形への関心・意欲・態度 創造的な技能 鑑賞の能力 材 料 や 場 所 を生 か し どのような材料をどん 場所や材料の特徴を生 自分や友達の並べ方・ て,楽しく並べたり, なふうに並べたり,重 かし,組み合わせ方や 重ね方・組み合わせ方 重ねたりして遊ぼうと ねたりするときれいか 並 べ 方 を 工 夫し て 表 の面白さに気付き,よ している。 考える。 す。 さを認める。 6.児童の表現活動の実態 本学級の児童は,明るく元気で休み時間には外で元気に遊ぶ姿がよく見られる。 図画工作科においては,4月当初よりどの子も積極的な取り組みができ,楽しく活動できてい る。特に造形遊びの「でてきた できた」で校庭で水を使って絵をかいたり,砂場でいろいろな ものをつくって遊んだりの活動では友達と楽しくかかわりながら活動する姿が見られた。 絵や立体に表すでは, 「ちぎったかみから・・」でちぎった紙の形や色から発想しておもいを広 げて絵に表した。偶然にできた形をいろいろなものに見立てて遊んだ子ども達も,そこからおも いを広げて,そのおもいを形や色で表現していくには抵抗のある子どももまだ見受けられる。色 の組み合わせ方,ものの形を意識して表現することなど,いろいろな活動を通して,子ども自身 の気付きを支援,指導していきたい。 今回の授業では,身近にあるものを並べるという活動であるが,組み合わせによる形の面白さ や,色に意識してその連続や繰り返しの美しさを感じて欲しいと思っている。 7.題材について この題材では,給食のデザートのりんごゼリーのカップ,ペットボトルのキャップ,色紙の3 つの材料を用意した。カップとキャップには色もつけている。これらの材料の色や形の特徴を生 かしたり,工夫したりして,様々な並べ方を思いついたり,活動する中でさらに並べかえ,自分 のおもいを広げることができるようにしていきたい。また,違う材料の組み合わせや並べ方から 生まれる形の面白さ,連続する色の面白さにも気付き,自分なりに工夫してつくるようにしたい。 どんどん並べたり,友達と協力しておもいを広げていくことが可能になるように,体育館とい う広い場所を活動場所とした。また,そこに模造紙を広げておくことで,活動のきっかけとなっ たり,色の美しさに気付きやすくなったりすると思われる。 子ども達のよさについては,デジカメやビデオで活動の様子やつくったものを映像化して残し, 活動後に話し合い,自分や友達の並べ方の面白さに気付き,認めることができるようにしたい。 8.指導計画(全3時間) 時 学習活動 留意点 評価の重点 関 発 ○ ○ 創 評価の視点 鑑 (評価方法) ○用意した材料を使っ 1 て,どんな並べる活動 ができるか考える。 ・ 2 ・3種類の材料を手に取 ・いろいろな色をつけた,りんご り,どんな並べ方がで ゼリーのカップ,ペットボトル ち,並べ方を考 きるか出し合う。 のキャップ,小さく切った色紙 える。 並べる・重ねる を広げ,材料との出会いを楽し (発言・活動) 形をつくるなど むようにする。 材料に関心を持 ○活動場所や約束を決め て,いろいろな並べ方 をして楽しむ。 ・ 楽しく活動するための 約束を知る。 ・一人でおもいを表現しても,友 達と協力して表現してもよい ことを知らせる。 ・ 組み合わせを考え工夫 ・どんどん並べて広がりのある活 ○ しながら 並べたり,重 動ができるように広い場の設 かし、いろいろ ねたりして表現する。 定をする。 な組み合わせ方 材料の特徴を生 ・並べ始めるきっかけをもちやす や並べ方を工夫 くしたり,並べた時の色の美し している。 さに気付きやすくしたりする (活動・記録) ため,白い模造紙を広げておく ようにする。 ・活動の様子を,ビデオテープや デジタル画像に記録しておき, 活動の様子を振り返ることが ・友達の表現 したものを 見合っ て並べ 方や組み 合わせ 方の面 白さやよ できるようにする。 ・自由に見てまわってよさを感じ とれるようにする。 さを感じる。 3 ○いろいろな表現活動の 様子を見合う。 ・自分や友達 の活動を振 り返る。 ・楽しかったことや面白かったこ ○ 自分や友達の並 と,自分や友達が工夫したこと べ方の面白さに などを話し合うようにする。 気付き,認め合 ・活動の様子を記録したもの(ビ う。 デオ・画像)を見ながら話し合う (発言・活動) ようにする。 9.本時のねらい 材料の特徴を生かし,組み合わせ方や並べ方を試しながら,表し方を工夫して活動している。 10.本時の展開 (本時 1・2/3) よさを生かす指導・支援 児童の活動 ■「おおむね満足にできる状況」に至 らない児童への支援 ○用意し た材料 を使っ ・いろいろな色をつけたカップ,キャ て,どんな並べ方がで ップ,色とりどりの色紙を広げ,材 きるか話し合う。 料との出会いを楽しみ,活動への意 1列に並べる 形をつくる 重ねる 学習活動における 具体的な評価規準 (評価の方法) 欲を高めるようにする。 ・材料を手にとって,試しながら考え など るようにする。 ○活動場所 や約束を決め ■1人の活動も,友達と協力しての活 て,いろいろな 並べ方 動も認めていく。 (おおむね満足できる状況) や重ね方,組み合わせ方 を工夫して楽しむ。 < 創 造 的な 技能 > ■友達の活動の様子を見てまわった り,友達と同じような並べ方をやっ てみたりすることで,活動のきっか けをつかめるように促す。 ・材料の特徴を生かし,い ろいろな組み合わせ方や 並べ方を工夫している。 (十分満足できる状況) 材料の特徴を生かし, ・並べる場の設定として,また,色の 並べ方・組み合わせ方 美しさに気付きやすくするため,白 の工夫をし,形の面白 い形の違う模造紙を用意しておく。 さ,色の美しさ,リズ ・活動の様子を,デジタル画像に記録 ム感 の面白さなどを しておき,活動の様子を振り返るこ とができるようにする。 感じ表現している。 (活動・発言・記録) ○友達の並べたものを見 ・グループごとに表現したものを見合 合って並べ方の面白さ, い,よさを見付けあって認め合うよ 組み合わせの工夫,色 うにする。 の美しさなどのよさに 気付く。 11.準備 給食のりんごゼリーのカップ・ペットボトルのキャップをできるだけたくさん 色紙1/4と1/8に切ったもの 模造紙横に2枚つないだもの7セット・1枚のもの数枚
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