RI 第2790地区第6分区茂原ロータリークラブ第59巻第30号通巻2978号平成27年3月3日(木) 会長鎌田俊郎幹事三谷徹会報委員会委員長米本重洋副委員長長谷川拓人委員西村國彦大多和正之例会報告 2月 2 5 日 ● 会長挨拶木会長鎌田俊郎皆様、こんにちは。先ほど佐藤信二会員が４つのテストを言いましたが、一言ずつ噛み締めながらおっしゃっていたのが印象的でした。「言行はこれに照らしてから」で始まりましたが、寺田会員さんによれば、あの言い方が正解だそうです。次回からは、「言行はこれに照らしてから」で始めていただきたいと思います。「ロータリーの友」は皆さんよりちょっと早く会長のところに届きますが、３月号の中で感じたことを４つほどお話しさせていただきます。まず最初に第2790地区のローターアクトの幹事さんが投稿したものですが、ローターアクトの問題が書かれています。この方も初めは例会に出席するのが嫌でわざと遅刻したりしたそうですが、地区外に出てみたら楽しくなったそうです。青少年委員会の方はローターアクトの例会には必ず参加していると思いますけれども、今後ローターアクトをどうしていくかというのは大きな問題で、一緒に話し合い、方向性を見つけていけたらいいなと思っています。次は、「ロータリーの奇跡」という記事で、国際ロータリー日本青少年交換委員会アドバイザーの近藤さんという方が書いたものです。東日本大震災が起こったとき、オーストリアから子供達を引き受けるという連絡が入り、2011年８月２日から８月25日まで、21名の高校生がオーストリアに行きました。帰国後この近藤さんが、吉田昴域という高校生を同行してオーストリア大使館にお礼に行ったそうですが、その高校生は大使と話していても無愛想で一言も言葉を発しない。どうしようかと思ったところ彼はピアノが弾けるということで、そこにあったピアノを弾いたそうです。その演奏に大使がいたく感激して、この子をオーストリアに留学させようという話が持ち上がり、結局17歳でオーストリアの一流音楽大学に２年の飛び級で入ってしまった創立昭和32年3月28日例会場真名カントリークラブ TEL.0475-24-5211 ２０１５年１０月より（ FAX.0475-24-5216 真名カントリークラブ（事務局 TEL.0475-22-3361 FAX.0475-23-7895 本日の例会点鐘会長鎌田俊郎ソング君が代・奉仕の理想会長挨拶・幹事報告本日の例会ロバーツ君担当教授平島岳夫様次回の例会地区職業奉仕委員会川原勝壽様そうです。その２年後、19歳で、カラヤンや古い人ではシューベルトやブラームス、ヨハンシュトラウスが先輩にいる世界最高峰の音楽大学であるウィーン国立音楽大学に入ってしまったということです。ロータリーの縁で実現した夢のような出来事です。３つめは、カナダのロータリークラブに入会したある日本人ロータリアンの話ですが、点鐘の後、各円卓で地域社会の問題やそれに対する活動の提案など真剣な会話が続き、突然意見を求められてしまい、ためらっていると、君は何のためにロータリーに入ったのかと不思議がられたということです。海外のロータリーでメイクアップするときは、心して行かれたほうがいいというようなお話でございました。最後はガバナーの所信です。第2790地区の櫻木英一郎ガバナーのそれは他の人とは非常に違っていて、「ロータリーは奉仕団体か」、「ロータリーはボランティア団体か」、「“Ideal of Service”の日本語訳は現行で十分か」というような質問が30個挙げてあり、それに対して「私は全部NOです。」と書いてあります。これも考えるきっかけの１つになるので、皆さんぜひ読んでみたらどうでしょうか。ここでは８名のガバナーが書いていますが、４名の方が不動産業でした。お一人のガバナーは、「行く先々で丁寧なお迎えがあり、大きなホテルの前には立て看板があり、ガバナー公式訪問歓迎などとあるので恐縮というよりむしろ恥ずかしくも思った。」というようなことを書かれていたので、ずいぶん謙虚な方だなと思ってご職業を見たら「印刷」と書いてありました。なるほど。以上で会長挨拶と致します。幹事三谷徹 ●幹事報告１．ＲＩより・3月ロータリーレートのお知らせ２．ガバナー事務所より・第5回日台ロータリー親善会議のご案内３．茂原ローターアクトクラブより・2月例会のお知らせ４．茂原市美術協会より・茂原市市民美術展ご協力のお願い＊台湾地震義捐金は今月末まで茂原商工会議所事務局で受け付けます。また千葉銀行、千葉興業銀行、京葉銀行、房総信用組合のロータリークラブの口座へお振り込みいただくことも可能です。１人5 0 0 0円が目安ですのでご理解ご協力宜しくお願い致します。 ●地区大会表彰＊クラブ表彰例会出席優秀クラブ前年度出席委員長山田則彰会員増強優秀クラブ前年度会員増強委員長秋葉幸男＊個人表彰長寿ロータリアン木内勝敏 ● 会員卓話渡辺智志初めての卓話ですので、自己紹介をさせていただきたいと思います。私は昭和 5 5年、新潟県長岡市の生まれです。長岡出身の代表的な人には山本五十六、田中角栄、米百俵の故事にまつわる小林虎三郎などがいます。私は地元の長岡高校を卒業して、学習院大学文学部を卒業しました。卒論は、三島由紀夫の最後の作品「春の雪」について書きました。2003年に卒業し、飲食業に就職をしましたが、ちょうどその頃、司法試験の合格者数を増やすという時期だったので、目指してみることにして平成18年に司法試験に合格しました。そして弁護士になるための研修を終え、平成20年に弁護士登録をさせていただきました。趣味は３∼４年前に始めた空手で、去年黒帯を取ることができました。また歴史に興味があるので、史跡巡りや旅行が好きです。私が司法試験を目指し始めた平成15年当時は、古い制度と新しい制度が並立しかけている状況でした。古い方は旧司法試験といいますが、これは平成23年で終わってしまった制度です。平成18 年からは新しい司法試験が始まり、これはロースクールを出た方に受験資格を与えるというものです。旧司法試験の受験資格は大学の教養課程を終えていれば、お金がなくても誰でも受けられる制度でした。そのかわり合格率はかなり低い状況でした。新司法試験の方は、法律家を増やしていきましょうという社会の中でできた制度で、受験資格は２年ないし３年間ロースクールに通って卒業しなければいけません。ロースクールは授業料もすごく高いようで、卒業するまでに一千万近くのお金がかかるし、奨学金を使えば借金が残るというような状況でした。しかし合格率はその分高いものでした。私としてはそんなお金はなかったので、一か八かで旧司法試験を選び、何とか合格することができたわけです。司法試験合格後は、１年４ヶ月の司法修習という研修を受け、そこで初めて裁判官とか検察官とか弁護士になる資格を与えられます。司法試験に受かっただけでは何の資格もありません。１年４ヶ月の間に裁判所、検察庁、弁護士事務所で実務の勉強をさせてもらって、最後はさらに卒業試験があり、それに受かれば資格が与えられることになります。私は検察官になりたくて目指し始めたわけですが、当時は検察官や裁判官は本当に人気が高くて、それに余った人が弁護士になるような状況でした。平成20年９月から千葉市内の弁護士事務所で研修を積み、千葉市内の法律事務所に就職しました。その後上総一宮で独立開業し、平成25年９月に茂原に移り現在に至っております。せっかくですので法律に関する話もしたいと思います。刑事事件というのは、警察が絡んで刑事裁判になる事件のことですが、これはある日突然警察がやってきて逮捕というようなことになるわけです。こういう場合は本当に時間のない状況で、逮捕されてすぐに無理矢理自白の調書を作られてしまいます。まず身に覚えのない疑いで警察に捕まったらどうするか。任意の取り調べだったら、ちょっと弁護士に相談するという余裕はあると思いますが、いきなり逮捕されてしまうと、逮捕期間中の48時間というのは弁護士しか会えないので、誰にも相談できないし、助けを呼べない状況になります。捕まってしまった人にどんな権利があるかと言うと、有利・不利問わず話さなくてもいいという黙秘権があります。それから署名押印拒否権。調書訂正申立権といって、調書に誤りがあるときはそれで訂正を申し立てる権利もあります。この中で１番覚えておいてほしいのが、署名押印拒否権です。捕まると供述調書をすぐに取られます。たくさんの供述調書があると中には自己矛盾も起こってくるので、なるべく供述調書はないほうがいいです。署名押印を拒否しても、裁判で不利になる事はありません。こういう事は頭に置いておいていただきたいと思います。まとまりのない話になってしまいましたが、最後までありがとうございました。例会付記 ☆スマイルバック（敬称略）鎌田俊郎三谷徹今朝、車に雪が積もっていて心配しましたが、例会開催でき、よかったです。出席状況会員数（6５名）２月２５日例会２月４日例会出席 52 54 欠席 8 7 4 Ｍ・Ｕ出席免除会員９（3） 9（5）出席率 88.13% 98.33％