ワンさんから小豆島の友人へ贈る手紙

親愛なる小豆島の友人へ二
皆さんこんにちは!
会場へ赴いて私の心からの感謝を表すことはでき
ませんが、またお会いできることを心待ちにしてお
私達は小豆島の短期住民になりました。その後8月
にここでシンポジウムが開かれ、10月31日には閉
会式が行われました。私は、この温かさと友情に満
ちた第二の故郷に帰ってくることができ、とても嬉
しかったです!住民、学生そしてボランティアの皆
さんの協力を得て、私達は100人余りの汗を結集で
ります!
きました!
まず初めに3月11日、日本の地震による劇変に対
して、私は深く哀悼の意と敬意を表します。今回不
幸にも被災し亡くなられた方々がすべて天使にとな
って、天国から日本の土地と人々を守ってくださる
ことを希望しています!今回の災難において日本の
民衆が平静を保ち、落ち着いて対応している振る舞
いは、全世界の人々が突発的な災難に対処する際、
十分に学ぶべき模範となるものです!
私は台湾から来ましたが、日本と同様に海に浮か一
ぶ1つの島国です。長年にわたり、台湾と日本は文
化、経済、政治の上でも多くの交流経験があります、
台湾で日本語を話すことができる民衆もかなり多い
です!今回の地震に対する台湾から日本への寄付金
はすでに新台湾ドルで20数億元に達しました1過
去、台湾の1999年九二一地震、2009年八八水害で
は日本からの寄付を受けました。これは人類が互い
に助け合うという友好の象徴です!
2009年、2010年と続いて日本の新潟市そして小豆
島の芸術祭に参加し、私自身はたいへん興奮しまし
た!私は日本の民衆が自然を愛し竹材を使ったもの
を好むと聞きました。しかし私の表現方法が皆さん
50日の制作期間中、スタッフが怪我をして何回か
病院へ行ったり、スタッフが家の事情で先に帰国す
るということもありました。雨が降った時には、期
限どおりに完成できないのではないかと私はとても
心配しました!しかし、すべての心配や気がかりは、
最後には観衆の皆さんの楽しい笑顔の中で消え去り
ました!芸術家の私にとって、皆さんから愛される
作品を完成させることは私の責任です!制作スタッ
フにも歯を食いしばって任務を完了するよう言い続
けてきました!改めて神様と村民の皆さんのご協力
に感謝いたします!当初、皆さんの期待にお応えで
きないのではないかと心配しましたが、小豆島の
段々畑、村の人達そしてこの地の文化が受け容れて
くれたことに感謝します!また立花律子さんの食堂
視野とブログの記録で、私達に長期にわたり「小豆
島の家」を鑑賞する機会を提供して下さったことに
も、この場で御礼を言いたいと思います!
皆さんは私に多くの学習の場を提供してくれまし
た。特に住民の方々の情熱、友好と勤労の精神1小
豆島はこのように人の心を動かし、懐かしい想いに
させてくれます!北川先生のご招待に感謝します。
そしてArtFrontスタッフの専門的なサポート、彼
らは勤勉に、一生懸命勤め、この困難の多い任務で
ある芸術祭を当初の予想に比べて何倍もの成功を収
めることができました!私は彼らに対しても深く敬
意と感謝を表します1
親愛なる小豆島の友人の皆さん、私は日本人が満
開の桜を最高のきわみして鑑賞する姿をとても賞賛
しています!私達はここで神様に、その恵みと、私
達に力を合わせて作品を創る機会を与えていただい
ワンさんから小豆島の友人へ贈る手紙
に受け入れられないのではないか心配していまし.
た!2009年末に初めて小豆島に到着し、中山と肥土
山の歌舞伎の場所を見学して、私はとても驚かされ
感心させられました!小豆島は完全な文化伝統が保
存され、その優美な精神を引き継ぐ努力がなされて
たことに感謝したいと思います!8月のシンポジウ
ムで、神戸芸術工科大学学長・一斎木崇人先生は、鉄
筋のある基礎を使えば、ワンさんに毎年竹の材料と
造型を変えてもらって、「小豆島の家」の命をつない
でいくことができると提案してくださいました。も
し私達が再度協力し合うことができるならば、きっ
とその機会をとらえて、永久不変のr小豆島の家」
を引き続き創造できると信じています!
またお会いしましよう!私の友達!
一日も早く再会できることを望んでいます!
コ
います!その時ヤダさんは根気よく2時間にわたっ
て解説してくださり、手本となる伝統を崇拝するヤ
ダさんの精神は感動せざるを得ませんでした!私は
2村を融合することができ、その中で住民が活動で
きる作品を思索し始めました。最終的には、2村の
住民と私の制作スタッフと一緒に材料用の竹を伐採
して、輸送し、心を一つにしてこの作品が完成しま
した。今回の大きな災害で団結する気持ちのように、
r小豆島」独自の寄り集う場所を協力し合って創り
上げました。r小豆島の家」は皆さんの手で心を一つ
にして創り出すことで、この精神はすでに生まれて
いました!私と一緒にこのすばらしい経験を、皆さ
んにも大切にしてもらうと共に、このような協力し
あう気持ちを私達は努力して伝えていきましょう!
2010年6月1日から,50日間の肥土山での生活の
問、近所の人達が私達15人の制作スタッフに、玉葱、
じゃが芋、青菜等の野菜や素麺を届けてくださり、
大変温かいお持て成しを受けました!毎朝6時に起
き、7時にここへ着き、私たちは農民の方と一緒に
千枚田の中で仕事をしました。この2ヶ月近くの間、
神様が小豆島を、日本を、そして地球をお守り
下さいます様に1
みんなを懐かしむワンさんより
2011/4/2